去年のクリスマス、俺は友達の男女5人と近くの居酒屋で飲み会をしていた。






その中の有希という子に俺は惚れていた。



有希は少し顔が幼いけど、すごく真面目で優しくて、頭も良い子で、でも何故か彼氏はいなかった。



だから、俺はずっと有希に想いを寄せていた。



多分、自分では手が届かないと思いながらも・・・。






その日も特に何もなく飲み会は終わってしまって、俺と有希はみんなの介抱をしていた。



俺と有希はみんなより酒が強く、この介抱もまたいつもと同じで、俺は水をもらってきてやったり、背中をさすったりしていた。



それが一段落すると、集めておいた会費を払っておく。



そこまでがいつもの仕事。






その後、みんなの目が覚めたり、回復するまでそばにいるのも仕事なのだが、俺は会計を済ませた後店の外に出て有希の携帯にメールをしてみた。






「この後、二人で飲み直さない?」






送ってしばらくすると「いいね」と返事が来た。






そして、俺は有希と飲み直す事にした。



飲み直すと言っても貧乏な学生の身分だから、コンビニで缶チューハイと缶ビールを何本か買って、俺のアパートでという到底オシャレとは言えない「飲み直し」だ。








部屋で有希が2本目のチューハイの缶を開けた頃、酒の強い有希の顔色がほのかに赤くなり始めた。



俺は有希が酔いつぶれたら元も子もないと思って、有希にこう聞いた。






「有希って、彼氏とか好きな人いるの?」






すると、有希は少し俯いた後こう呟いた。






「いるよ」



「そっかー、残念だな。実は俺、有希の事好きでさ」






「え?・・・その、私もトオル君の事・・・好きだよ」



「え?」






「私の好きな人は、トオル君だよ」






「・・・マジで?」



「マジで」






じっと有希が俺を見つめる。






「俺も、有希が好きだよ」






「さっき聞いた」



「・・・うん」






「・・・ね、そっち行ってもいい?」






有希はそう言うと俺の返事を聞かずに隣に座った。



俺が見つめると有希はすごく嬉しそうに微笑むから、俺はたまらなくなって有希を抱きしめてディープキスをした。



キス自体初めてなのにいきなり舌を入れたのは酔ってたのとAVの知識。



AVの知識は有希の服を脱がさないでブラジャーを外すのにも役立った。



そして、服の上から有希のを揉んでみると幼い顔とは裏腹に結構なボリュームがあった。






「おっぱい大きいね」






と俺が言うと・・・






「顔は幼いのにね?・・・最近Cになったの。トオル君は巨乳好き?」



「有希のなら、BでもCでもいいよ。っていうかおっぱいは大事だけど、俺はおっぱいで有希が好きなわけじゃないし。有希の真面目なところとか、いろいろ・・・とにかく好きなんだよ」






「うん。私もトオル君のいろいろなところがとにかく好き。・・・バカップルだね、私たち」






「そうだね。ね、有希・・・俺、有希とエッチしたい」



「うん・・・いいよ」






それから、俺は有希の服を捲り上げて胸を揉んだ。



直に触る有希の胸は柔らか過ぎて、俺はズボンの上から見てもわかるくらい勃起してしまった。



それを見て有希が笑った。






俺は無性に恥ずかしくなって、有希から見えないように股間を手で隠したんだけど、有希はそれを払いのけて、俺のズボンのファスナーを降ろしてそこに手を突っ込んで勃起した俺のを取り出した。






「うわ・・・」






有希は驚いたような、引いたようなリアクションをした後、俺にこう言った。






「男の人は・・・クチでしてもらうと気持ち良いんだよね?」






そして、俺の返事を待たずに有希は俺のをペロリと舐めた。



そして2、3度舐めた後、パクッと頭の部分を口に入れた。



有希の舌が俺のを形に沿って大きな動きで舐める。



1回、2回、3回、4・・・っ・・・4回目が終わりかけた頃、俺は絶頂を迎えて有希の口の中に射精した。






「んー・・・」






有希は口を閉じたまま俺を見る。






そんな彼女に俺は「飲んでみたら?」と提案した。






すると彼女は少し顔をしかめた後、苦い薬を飲み込むような感じで口の中のものを飲み込んだ。



有希の小さな喉がごくんと動き、そこを自分の分身が通って行った・・・。



そう思うと俺の一度はおさまった性欲がまた沸いて来てしまって、俺は有希をその場に押し倒してディープキスをした。



恐ろしく変な味と臭いがしたが、そんな事より有希が愛しくて、ひたすらに彼女の唇を貪った。



俺の唾液と彼女の唾液を混ぜ合わせて彼女の口に流し込む・・・またAVの知識だ。



でも、初めてだから仕方ない。






その後、俺と有希は体を起こしてお互いに服を脱いで生まれたまんまの姿になった。



そして、俺はあぐらをかいて座り、有希は俺の前に座った。



その状態から俺は有希の胸とあそこを手で触りながら、耳元で「好きだよ」とか「気持ちいい?」と囁きながら耳たぶにキスしたり甘噛みしたりしていた。



やがて、有希が俺を受け入れる態勢が整うと、俺は有希と向かい合い、対面座位で挿入した。



有希の乳首に吸い付きながら俺は夢中で腰を動かした。



だけど一向に射精感が起こらず、しまいには俺のは有希の中で通常サイズに戻ってしまった。






「・・・ごめん」






挿入をやめて同じ布団にくるまりながら、俺は有希に謝った。






「うーん・・・初めてだし、お酒入ってるし、一回出ちゃったからうまくいかなかったのかな?」



「多分。・・・有希、怒ってる?」






「怒ってる、かな。せっかく好きな人とこんな風になれたのに、こんな結果じゃね」



「・・・面目ない。・・・俺の事、嫌いになった?」






「まさか。セックスが上手そうだから好きになったわけじゃないし」



「そりゃまぁそうだけど・・・」






「・・・ね、明日はバイトとかあるの?」



「明日?バイトは12時から18時までだけど」






「じゃあ、19時くらいに来てもいい?・・・晩ご飯作ってあげる」



「マジで?え、何作ってくれんの?」






「ヒミツ。楽しみにしてていいよ。あ、それから・・・コンドーム用意しといてね?」



「え?あ、あぁ・・・。わかった」






「ふふ・・・じゃあ、おやすみのチューしよ?」



「うん」






俺と有希はキスをして、その日は仲良く抱き合って眠った。