稲が青々と生長し初夏の風になびいている。



そんな田んぼの中の国道を一人、車を運転し、ふる里の墓参に向かった。






あれこれ思いに耽って運転していると、過ぎ去った想いが甦る。



まだ高校生だった頃の彼女を思い出した。



あれから30年が過ぎている。



すると彼女は48歳となっている。






無性に気になってきた。



あの頃の彼女はセーラ服がよく似合う高校3年生だった。



襞のある紺のスカートに包まれたヒップ・・・。



その豊かに膨らむヒップが男心を惹きつけ、いつの間にか彼女に恋をしていた。






毎朝7時38分発の列車で通学する彼女に一目会いたくて、自転車で家を出て、歩いて駅に向かう彼女に駅近く竹藪のある曲がり角で追いついた。



姿を見て「おはよう・・・」と交わすたったその一言・・・。



顔を合わすだけだったが、それで心は和んだ。






卒業した彼女は、その頃、僕が勤める農協に採用されるという。



それを聞いてビックリした。






二人一緒に働ける。








それを思うだけで心が弾んで嬉しかった。



しかし、それはほんの束の間、僅かに二週間だけのことに終わった。



その頃の僕は、公務員採用の知らせを待っていた身だったが、心弾んでいたそんな時に、採用の知らせが届いたのだった。






出発の前日、階段を下りていく彼女を呼び止め、「これ・・・」と、そっと二重封筒を渡した。






今のようにメールもない時代。



僕の気持ちを綴ったラブレターだった。






出発の日、職場の人が駅まで見送ってくれた。



その中に混じっていた彼女は、駅のホームの片隅で見送ってくれた。



汽笛が鳴って、SL列車はゆっくりと動き出した。






見送ってくれた人の姿がだんだん小さくなっていく・・・。



ホームの片隅で手を振る彼女の姿も小さくなっていく・・・。






列車がカーブすると駅も見送る人も、もう見えなくなった。



見えなくなると、急に切なくて胸が張り裂ける思いに駆られた。



見慣れ親しんだ懐かしい景色が、後へ後へ流れ去っていく。






その朝、彼女がくれた手紙・・・。



ポケットから出して封を切った。



彼女も秘かに僕を慕っていてくれたことを知った。



胸にこみ上げてきた。



その後何通か手紙を出したが、家族に見られるのを恐れて、その文通は次第に遠のいていった。






月日が流れて、僕も結婚し、子育てや仕事に追いまくられ、初恋の彼女を思い出すこともなくすっかり忘れていた。






あれから30年・・・。



子供も成長して手から離れ、職務も管理監督の地位になって余裕ができていた。



春の河原で水の流れを眺めていると、ふと過ぎ去った彼女が思い出された。



同窓会名簿で彼女の住所を知り、農家に嫁いでいることを知った。






胸が騒ぐ。



会ってみたい・・・。






墓参を済ませたその帰り道・・・、激しい胸の動悸を抑えて、思い切って電話してみた。



受話器の向こうから女の声が聞こえてきた。






「まぁ!本当・・・!お久しぶりで・・・」






突然の電話に彼女はビックリしていた。



それもそのはず、30年もの間、なんの音沙汰もしなかったのだから・・・。






30年ぶりに会った。



主人は出張で、帰りは深夜になるという。



居間に通され、座卓を挟んで昔話に花が咲き、時の経つのを忘れていた。



ふと時計を見ると、なんと二時間も話し込んでいた。






「そろそろ失礼します・・・」






「えっ!もう帰るんですか・・・?」






「・・・」






別れる侘びしい気持ちがお互いの顔に表れていた。






立ち上がり、手を差し伸べた。



彼女も手を出してくれて、二人は握手した。



柔肌を通して女の温もりが伝わってくる。



暫くそのまま握っていた・・・。



柔らかい女の感触が伝わる。



その温もりが男心を目覚めさせ、男が膨らむのを覚えた。



上目遣いに見つめた彼女の瞳は涙で潤んでいた。



切ない愛しさがこみ上げてくる。






そのまま抱き込んだ。



彼女は僕の胸にうずくまった。



しかしすぐその後、彼女は逃れようとして抗った。



逃さまいと強く抱き締める。






「ダメです・・・」






拒否されても男の昂ぶりは止まなかった。



そのまま抱き込んで彼女の唇に・・・。



顔を左右に振って、拒み、逃れようとする彼女・・・。






「イヤッ!やめてください・・・」






止めなかった。



さらに強く抱き締める。



股間の男が彼女の太腿に触れた。



それの硬さを彼女は感じたのだろう・・・。



暫く続いた口づけ・・・。



やがて、そのまま転げ込んだ。



覆い被さったが、彼女は足をばたつかせ激しく抗う。






「ダメです、あたし主人が・・・」






激しく抵抗される。



諦めようか・・・と思った。



しかし、ますます硬くなる男の本能がそれに勝っていた。



太腿の間に手を忍ばせ、女の昂ぶりを誘う。



足をばたつかせる抵抗を抑え込んで、5分、6分と・・・。



股間一体を弄り続けると次第に抵抗が弱まってきた。






ジーパンのチャックに手が触れた。



それを下げ、そこに手を忍ばせ、薄い布の上から愛撫し続ける。



薄い布を通して陰毛の茂みが・・・、更に手をずらすと柔らかな肉襞に触れる。



指は彼女の急所を掴んでまさぐる。



次第に彼女の抵抗が弱まった。



そのうち全く、抵抗しなくなった。






すると彼女が・・・。






「ちょっと待って・・・、ここでは・・・」






抱いていた手を緩めると彼女は起き上がって、襖を開けて次の間に・・・。



押し入れからお客用の布団を出そうとした。



手伝って敷く。



布団に転げ込んで、48歳熟女の股間の肉襞に手が触れる。






再び本格的なキス・・・、股間を愛撫する。



上半身は早くも意のまま、触られ揉まれるままになっている。



やがてジーパンを下げ、白く薄い布の上から擦り、そして布をずらそうとすると腰を上げて協力してくれた。



すべて脱ぎとる・・・。






48歳とは思えない滑らかな肌・・・。



股間に拡がる黒い陰り・・・。



極度の興奮で焦っていた。



そこは十分に潤んでいた。



覆い被さり、そこに触れ、肉襞に埋め込んでいく。



案外、すんなりと迎えてくれた。



律動を繰り返す。



極度の興奮のあまり、5~6回突いたら白濁は飛び出し、奥に注ぎ込んだ。






あまりの早さに取り残され、まだ達していない彼女・・・。



射精した後の気怠さに、暫く放心状態となる・・・。






数分して、再び指先で彼女の急所を愛撫し続けた。



カラダを捩り、次第に昂ぶる女の表情・・・。



それを見て、男は再び硬くなり完全に甦った。






妻と違う女の感触に興奮し、急所を愛撫し続けていると、何度か体がビックッ!・・・ビックッ!・・・と反応し、硬直していた。



その時、何回か静かにイッていたのだろう。






「いい?」






「・・・」






彼女は無言で頷いた。






グッと腰に力を入れると、柔らかく温もりのある肉襞に包まれる。



浅く・・・深く・・・急所を掠めながら・・・力を込めて奥も掻き回す・・・。



上から彼女の表情を見つめながら、深浅強弱を繰り返す・・・。



一度射精しているので、今度は律動が続けられる。



声こそ出さないが必★に耐えているようだ。






深浅強弱を30回、イヤ50回は突いたろうか・・・。



その間、数回彼女の顔が引き攣った。



イヤイヤするように顔を左右に振りながら強く絞り込まれた。



それに堪えられず、ついに吐精。



彼女も力尽きて体を投げ出した。






放心状態の彼女・・・動かない。



果てた彼女の顔の表情が愛おしい・・・可愛いい。



妻とは違う女の感触を知った・・・。






愉悦して彷徨う彼女の顔を眺めながら思った。



田舎のことで、おそらく彼女は、主人以外の男性を初めて迎入れたのだろう。



失神して投げ出す彼女の太腿を拡げてテッシュで拭いた。






また会いたい・・・。






そう思いつつも堅い職業柄が強いブレーキとなって、あれから再び会うことはない・・・。