彼とは何度かラブホに行ってたけど、心の準備ができてなくて、ずっと触るだけだった。






24歳の秋、思い切って一緒にお風呂に入ってみた。



ラブホのお風呂はシャワーもジャグジーもテレビも付いててすごかったけど、そんなこと構ってられないくらい恥ずかしかった。



彼のちんこも見れなかった。






「やっぱ無理、いや、でも、もう我慢できない。でも恥ずかしい」






なんてダダをこねていたらひょいっとお姫様抱っこでベッドまで運ばれた。



胸を触ってくる彼の手を必★で払って抵抗していたけど、キスしてるうちに、(何で私、抵抗してるんだろ?)って何も考えられなくなってきた。



気付いたら胸を揉まれてて、(あっ、抵抗しちゃいけない)と思考が変わった。



けど、乳首を吸われたら恥ずかしさがピークに達してしまい、思わず彼をビンタ。



謝りながら訳も分からず、「せめて暗くして」とお願いする。



私の頭を飛び越えてパネルを弄る彼の脇毛を見ていると、(何でこんなことしてるんだろう・・・?)と、一瞬我に返ってしまった。






ぼけっとしていたら、彼の指が私のあそこを触り始めた。






「濡れてる」と言われて恥ずかしくて、また彼を蹴ってしまった。






そしたら、その足を掴まれて引き寄せられた。



(わっ!???)と思ってるうちに両手を頭の上でまとめて押さえ付けられてパニックになってると、視界の端にチェック柄が。



トランクスなんて初めて見た。






(けど、中に何か入ってるの?・・・あっ、勃起してるんだ!)






そう気付いた私はふと、「人体の不思議だ」って呟いてしまった。



彼に「せやなー」と軽く流され、「今日は最後までする?」と訊かれて、まごまごしながら頷いたら、急に体の上から彼が退いた。



彼がパンツを脱いで、何かゴソゴソやってる・・・。






(ああ、コンドームを付けてるんだ)






そう気付いた途端、居た堪れなくなって枕に抱きついて、何も聞こえない何も見えないフリをした。



正常位で、あそこに初めて指より太いものがあてがわれた時の素直な感想は・・・。






(そんなの入るわけない!)






案の定、1mm進んだかその程度で、「痛い痛い!」と腰が逃げてしまった。






「鼻から500円玉を出すくらい!」と力説しても、「意味分からんw」と彼は苦笑するだけ。






「一気にいった方が痛くないかも」



「無理、★ぬ」






「じゃあペペ使ってみる?」



「何それ?」






「ローション」






「じゃあ」と頷いたら、彼はよいしょっとベッドから下りて部屋の隅の自販機みたいな所からローションを取ってきた。



その光景を見ながら、(私、何してんだろ・・・?)と、また我に返りかけたけど、素になる前に彼が戻ってきた。






でも、私とあそこと彼のモノにローションを塗っても、やっぱり入らない。



とにかく痛い。



何度試しても無理。



横からも後ろからもやったけど無理。



四つん這いは、お尻にコンプレックスのある私にはとても屈辱的な体勢に思えた。



テンションを維持するため(らしい)に、彼が私のあそこにちんこを擦り付けてくる。



いちいちその動きにびっくりしながら、「もう、お前が自分で入れるしかないで」という彼の呆れの混じった言葉に、その日一番の衝撃を受けた。






「いやいや、無理むり!」






そう慌てふためいたところまでは覚えているけれど、そこから先のことはあまり記憶にない。



気付いたら彼の下腹部に乗って、初めて触るちんこの弾力に、(ウインナーみたいだな)とか考えてた。



入り口にあてがっても、やっぱり痛い。






(でも、今頑張らないと一生処女だ!)






私は決意を固めて、ぐっと腰を下ろした。



立てた膝がプルプルしてる。



ゆっくり下りてるつもりなのに、まだ先っぽも入ってないらしい。






(男の人のって、なんでそんなに長いの?ひどい!)






私がよっぽど酷い顔をしていたのか、彼は腰を撫でたり、声を掛けたりして励ましてくれた。



膝が自分の体重を支えきれなくなってきた頃、「全部入ったで。おめでとw」と彼が教えてくれた。



触ってみると確かに隙間が指1本分もなかった。






(やっとだ!・・・でもこれからどうしよう?)






と考え始めた矢先、彼が起き上がってあっという間に正常位になってた。



ゆっくり出し入れされて、まず最初に感じたのは、(うんこが出そう)だった。



痛くはなかった。






「出そう!止めて!トイレに行く!」






息絶え絶えに訴えても、「ダメ」と却下されて、突かれた。






恥ずかしい!



もし漏らしたらどうしよう?



でも、初めてを楽しまないと!






色々と混乱して、正直快感とは程遠かった。



でも、声は勝手に出る。



何あれ?怖い!






そのまま彼がイクまで10分くらい突かれ続けた。



私には1時間くらいに感じた。



でも、夢中になってる彼はそれまでで一番可愛く見えた。






結局、私はイケなかったけど、今ではいい思い出です。



あれで良かったんだと思う。



大して痛くなかったし。



彼とは今も仲良くしてます。



下手くそな長文失礼しました。