「ふわぁ~、んだぁ?もうこんな時間か」






まだ寝たいのにと思いつつもしぶしぶ起きる。






あ、自己紹介が遅れた。



俺、啓(仮名)。



普通の平凡な高校1年生だ。



お母さんとお父さん、あと兄妹が1人いる。



はっきりいって普通の家庭だ。






起きたのは7時。



はっきり言って眠い。






「お~い啓、起きた~?」






名前を呼び捨てしているが、彼女じゃありません。



母でもなく父でもない。



じゃあ誰かって?



双子の妹です。



名前は香織(これも仮名)。



やさしい子です。





そして可愛いです。






「お兄ちゃん」って言ってくれると嬉しいんだけど、「だって同い年じゃん」って言われて却下された。



俺が先に生まれたから兄だそうだ。






「目は覚めたよ。まだ着替えてないから出てってくれないか?」






パジャマの第1ボタンを外しながら言う。






「はいはい。もうご飯出来ているから早く来ないと当たらないよ」






「へいへ~い」






上着を脱ぎながら言う俺。






っつうわけで夕方。



帰っても誰もいない。



そりゃそうだ。



親は共働きだから。



しかも何だ?



この机の上にある紙は?






(まさか・・・)






ピラッ。






『啓へ。◯日まで帰れないから、よろしく~!2人っきりだからといって香織に変なことするんじゃないよ!』






◯日って・・・。






(はっ!!いっしゅうかん!?まじか!?1週間もあいつと2人っきり!?やばいよ!耐え切れないよ!俺の欲望が!じゃなかった腹が!俺、料理できねえって!・・・ま、なんとかなるか)






なんとかなる!が俺のモットー。



意外と便利だ。






ガチャッ。






「ただいま~!」






「お帰り~」






帰ってきたから親のことを言った。






「啓と2人っきり?ヤッター!!」






(・・・ヤッター?)






「啓、あのね、私、料理できるようになったんだよ!今準備するから待ってて!」






嬉しそうに台所へ向かう香織。



料理の出来ない彼女を持つ気分ってこんなんかな・・・、と考える。



不安だ・・・。






美味い。



びっくりするほど美味い。



って言ったら小突かれた。



香織がこんなに料理ができるとは思わなかった。



夕飯食べている時、香織の顔がずっと笑っていた。



そういや、2人っきりになったのって初めてだな~。






「ごちそうさま。美味かったよ、ありがとな」






褒めると、ちょっと頬を赤くして嬉しそうに照れるんだ。



もう可愛すぎる。



ぎゅっと抱き締めたくなるような可愛らしさ!



(兄バカだ)



そういう感情を抑えて、一緒に皿を洗う。






「なんか夫婦に見えるよね。私たち」






って隣で言うんだよ。



俺なんか照れながら、「バカ、何言ってんだよ」って言うと、「あ、照れてる照れてる~!」ってからかうんだよ。



兄の威厳なし・・・。



まあ、いいんだけどね。






あの夜、飯を食い終わった後、リビングで小説を読んでいた。



香織はダイニングキッチンでテレビを観てたかな?



小1時間ぐらい経った時、キッチンにいた香織が、「お兄~ちゃ~ん♪」とか言いながらソファーに座っていた俺に後ろから抱きついてきた。



抱きついたのよりも、いつも「啓、啓」としか言わなかった香織が、いきなり「お兄ちゃん」にランクアップ!






(これは来たか!?)






・・・と思いきや、なんか酒臭い。






「お前、酒飲んだのか?」






聞くと、片手に持ってたアルミ缶を差し出しながら・・・。






「これ、冷蔵庫の中にあったから飲んでた~!」






『ギュギュッ!と絞ったグレープフルーツ』って印刷してあるのがわかった。



ちなみに、これはアルコール度4%と弱いけど、ちゃんとしたお酒だ。






「おい!これ、酒だぞ!」






「い~じゃんい~じゃ~ん。飲んじゃったもんはしょうがないし~」






わかっているのかいないのか・・・。






「ね~お兄~ちゃ~ん。お兄ちゃんは私のこと好き?」






隣に座ってきていきなり言われた。



心臓が飛び出しそうになった。






「んな!?何言ってるんだよ!」






「私は好きだよ」






爆・弾・発・言!






「だからお兄ちゃんはどう思ってるんかな~って思ったの~」






エヘヘッって言いながら肩に香織の小さい頭が乗った。



こっからは俺の思い。



いや、確かに嫌いじゃないが・・・っていうか、むしろ好きな方だ。



しかし、だからといって、そう言ってしまうと、いっそう甘えてくるしな~。



でも、「嫌い」と言ったら泣いちゃいそうだし・・・。



やっべ~、どうしよう。



・・・まあ、酒が入ってるし、ただ言ってるだけかも。



そうじゃなくても、次の日には忘れるだろう。



じゃあ、いいかな?






「う・・・ん。俺も、まあ、その、す、好き、だよ・・・」(赤面)






やっぱり恥ずかしい・・・。






「本当!?」






目を輝かせながら俺の顔を見る。






「あ、ああ・・・」






嬉しそうに言われると、なんか嬉しくなってしまう。



今度は俺の腕を抱き締めた。



香織の胸(Bかな?)が俺の腕にモロ触れる。



そして・・・。






「じゃあ、キスして?」






核降下発言!!






「はあ!?」






いきなりの発言に俺の頭は混乱した。






「何よう、好きだって言ったのは嘘だったの~?」






いや、「好き」って言葉は嘘ではない。



だから抱きつかれても何も言わない。



でも、キスはやりすぎだろ!






やっぱ兄妹だから止めておこう・・・。(←表向き)






やばい、キスしたくてたまらん!



この可愛らしい唇に触れてみたい!



兄妹なんて関係無しでやりたい!!(←本音)






すんません。



本音が勝ちました。






「わ、わかった・・・。キスするから、ちょ、ちょっと目ぇ閉じてくれないか?」






いくらなんでも目を開いたままじゃ出来やしない。






「うん!わかった!」






素直に上向き加減に顔を上げ、目を閉じた。



少しずつ顔を持っていく。



だんだん顔が近づいてくる。



もう吐息がかかる距離。



俺も目を閉じて、香織の唇に軽く触れた。



なんか浮いたような感覚に襲われた。



ちなみにキスは初めて。



実際は2分だが、俺には10分ぐらいに思えた。



ぱっと離れた。






「こ、これでいいか?」






返事がない。






「香織?」






くぅ~~~~・・・。






キスした状態で寝ていやがった。



俺は拍子抜けて、ソファーにもたれて長い溜息を吐いた。



少し気持ちが落ち着くと、香織をお姫さま抱っこで自室のベッドに運んで寝かした。



リビングに戻ろうとした時、ズボンを掴まれた。






「お兄ちゃん、一緒に寝て?」






泣きそうな声で言った。






「わかった。一緒に寝てやるから、ちょっと待ってろ」






俺はしょうがないなって顔でそう言うと、「うん・・・」ってすぐに返事した。






俺はぱっぱと全部の電気とストーブを消して、香織の入っているベッドに潜り込んだ。



入ると、すぐに、「お兄ちゃん、腕枕して?」って言われた。



やる気はなかったが、なんかここで香織を泣かしたら後々後悔しそうだったから、「ハイハイ」って感じで腕枕をしてやった。



香織は俺に近づいて、腕に頭を乗せたら、すぐに眠った。



俺もすぐに眠った。






両親は、あと3日は帰って来ない。



勉強は一応しているが、基本的にはだらだら生活の俺。



(はっきり言って俺は真面目ではありません)






今度は自室で昼寝をしようとしてた時のこと。



ベッドに横たわる。



寝たかったのに、部屋に入ってきた香織が隣に横たわった。



だいぶ慣れてきたが、やっぱりまだ恥ずかしい。






「香織、頼むから眠らしてくれ・・・」






そう頼んでみたが、「や~だ!」と案の定否定。






「ねえ、キスして?」






普通、こんなん言われると否定しまくるが、「ああ、いいぞ」って普っ通にオーケー。



軽いけど、ちゃんとしたキス。



朝起きて1回、学校に行くのに自宅の玄関で1回、帰って来て1回、飯食い終わってからしばらくして1回、んで、フィニッシュに寝る時に腕枕しながら1回。



1日に計5回もキスをしている。



キス魔かも・・・。



だから、キスするのになんも違和感がない。






「ねえ、お兄ちゃん」






家ではこう言っています。






「ん?なんだ?」






俺は仰向けになりながら言った。






「・・・ううん。なんでもない。おやすみ」






ちょっと顔を赤くして目を閉じた。






「(?)うん。おやすみ」






訳がわからないまま俺も目を閉じた。



目は閉じてるけど、意識は起きている。






「・・・んっ」






どうやら香織は起きているらしい。






「・・・あっ!」






(・・・え?)






「んっ、はぁ、はぁ、んぁっ!」






っちょ、ちょっと、ちょっと待てい!



なんや?この押し★したような声は?






「ああっ!あっ!お、お兄、ちゃん・・・!」






待て待て待て待てぃ!!



もしかしてもしかするとぉ?






香織の声で一気に脳が覚醒した俺は、薄っすらと目を開けた。



そこには、なんかエロっぽい顔をした香織の顔が映った。



下半身辺りで、いやらしい音を立てるのとほぼ同時に声を上げていた。



そう、香織はオナニーをしていたのだ。






「お兄ちゃん、んぁ!あっああああああっ!!」






結構早くからしていたのか、もうちょっと見たかったのにイッてしまった。






「はあ・・・はあ・・・」






ぐったりしている。



俺はゆっくり目を開けた。






「・・・」






完全に目を開いたのに、香織はまだ気づいていない。






「・・・!!」






やっと気づいたのか、肩をビクッとさした。






「おはよ」






「お、おはよ・・・」






顔を真っ赤にしながら言い返した。






「何してたの?」






本当は知ってたけど、あえて聞いてみた。






「な、何って・・・、その・・・」






「オナってた?」






赤い顔を一層赤くして、俺の胸に顔を押し付けた。



目が合わせられないのだろう。



俺は香織を優しく抱いた。



しばらくして香織が顔を上げて俺を見た。



それと同時に俺はキスをした。



いつもの軽いキスじゃなく、ディープキスをしてやった。



最初は驚いていたが、ちょっとしたら受け入れてくれた。






「して欲しいか?」






香織は無言で頷いた。



ここまできたら俺はやめられません。



香織が嫌って言わない限り止めません。






「いいのか?」






「お兄ちゃんじゃないと嫌なの。だから、お願い・・・」






俺は頷いて香織の上に覆い被さった。



まずはディープキス。






「ん・・・んふ・・・」






だんだん息遣いが荒くなってきた。



ここで、ちょっと身体を浮かせて服越しに胸を揉んだ。



正直、とても柔らかかった。






「あっ!・・・」






ちょっと揉んだだけで香織は感じていた。



香織の服を脱がそうとしたら・・・。






「ごめん。お兄ちゃんも脱いで。1人じゃ恥ずかしいから・・・」






「ん、わかった」






ということで俺と香織は丸裸になった。



香織の身体は綺麗だった。



もうそれしか言いようがないくらいに。



胸はやっぱりBカップだそうで、あそこの毛は薄っすらとだが生えていた。



今度は片手で胸を揉んで、もう片方の胸を口でしてあげた。






「あっ!んぁっ!はぁっ!ああっ!」






どうやら、すごく感じているようだ。



残った手で香織のあそこに持っていく。



案の定、びしょびしょに濡れていた。



指をあそこの下から上へと撫でていくたびに・・・。






「あっ!だ、駄目!そこは!あ!ひゃあ!」






なんて可愛く叫んでいた。



もう俺のあそこはびんびんのガチガチで、入れたくてたまらなかった。



俺は、胸から手も顔も離して、俺のモノを香織のあそこに持って行った。






最後の問い。






「本当に、いいんだな?」






「う、ん・・・。入れて、お兄ちゃんのが欲しいの」






それを聞いた瞬間、俺は自分のモノの先端を入れた。






「ひう!?」






痛かったのか、香織は信じられないぐらい強く俺に抱きついた。






「香織?大丈夫か?止めるか?」






「ううん、大丈夫。我慢するから、最後までやって」






俺が少しずつ入れるたびに香織は我慢して耐えた。



最後まで入ると・・・。






「・・・入った」






「ああ・・・」






「繋がっているんだね。私たち・・・」






「うん。そうだよ。嬉しいか?」






「うん、とても・・・」






確かこんな会話をした。






「動かすよ」って言ったら頷いたので、ゆっくり動かした。






香織の中は熱くて気持ちが良かった。



射精感が来ても休みながら耐えていった。






どんどん動くスピードを速くしていくと、「お兄ちゃん・・・。お兄ちゃん・・・」って言っていた。






しばらくして香織が叫びながらイッた。



ほぼ同時だったが、中で出すのはやばいと思って出す寸前に引き抜いたら、香織の腹に大量の精子がかかった。



俺は力尽きたように香織の隣に倒れ込んだ。



香織のあそこからは、少しだが血が出ていた。






「大丈夫か?」






「うん。ありがとう。大好きだよ、お兄ちゃん」






「俺もだ」






そのまま2人して抱き合って寝た。



ちょっと前まで寝ていたのに、今はとてつもなく眠たかった。