去年の夏休み、あたしは女友達の夏美と2人で海に出かけていました。



彼女とは親友で、大学時代はよくドライブに行ったり、海辺で色々と悩みを相談しあったりしていました。






その日は海開きの日ということで、暗くなりかかっているにも関わらず大勢の人で賑わっていました。



あたし達はいつものように泳ぐわけでもなく話をしていたのですが、2人の男の子が声を掛けて来たんです。



彼らが言うには、あたし達の車は砂の柔らかい部分に入り込んでいて出られなくなっているから、彼らの持っているフックで牽引してくれるということでした。



試しに出してみると、彼らの言う通り、車はすっかり砂にはまってしまっていて、出られそうにありません。






あたし達は彼らに車を出してもらって、お礼に近くの焼肉屋で夕食をごちそうすることにしました。



その後、お酒も結構飲んだあたし達はとても盛り上がり、カラオケに行くことになりました。



今思えば不用心すぎたかも知れません。



あたし達が着いた時には広すぎる特別室がすでに予約してありましたが、あたしは何の疑問も持たず彼らについていきました。






カラオケボックスであたし達は初めの1時間は普通に楽しんでいました。



その後、彼らが友達が来てるから合流しても良いかと言うので、何の疑いも持たずOKし、気付いた時には一部屋に男7人と女2人という状況になってしまっていました。



そして2、3時間、みんなで楽しみ、あたし達の酔いも覚めてきたのでそろそろ帰ろうと思い始めた頃・・・。






「そろそろ始めるか?」






彼らの1人が言いました。



何のことだろうと振り向くと、いきなりあたしの胸を触ってきたのです。








「やめてよ!どうしたの急に!?」






あたしはまだその状況が呑み込めず、夏美の方を振り返りました。



彼女の引き攣った表情からようやく彼らの言った意味を理解しました。



夏美はすでに2人の男の子に胸を触られ、喋ることもできずにあたしの方を見ていました。






「綺麗なお姉さんたちをこのまま帰すわけないじゃん」



「でもまだ効いてきてないみたいだけど?」



「待てねだろー」






訳の分からないことを言いながら、あたしと夏美を捕まえ、ソファーに無理やり座らせました。



あたしは、「ふざけんな!」「出てってよ!」などと怒鳴ったのですが、彼らはニヤつくばかりです。



大声を出せばなんとかなると思っていたのですが、彼らの余裕の態度から、それが無駄なことだと分かりました。






彼らはあたし達をソファーに押し付けてはいたものの、何もしてこずに、ただニヤついているだけでした。



一体どうしたいのか分かりませんでしたが、少し時間が経つとあたしの体は急に熱くなってきて、首を掴まれただけなのに、体がビクッと反応してしまいました。



その時になってようやく気づきました。



媚薬を飲まされ、その効果が出るまで彼らは待っていたことに。






「あう、うんっ!」






声がして振り返ると、あたしの隣では夏美が胸を触られていました。



泣きながら快感に耐えているようでした。






「ああんっ、いやああっ」






薬で敏感になった下半身を刺激され、夏美は激しく声をあげ、悲しそうな目であたしを見ました。



普段のクールで気の強い性格の彼女からは想像もできない声色でした。



あたしは初めて聞いた親友の色気のある声になぜか激しく動揺して言葉を失いました。



しかし、急に胸を強く揉まれ、今まで感じたことのない快感に体を反らせました。



男の子達は「すげー」とか「たまんねー」などと言いながらあたしの服を脱がせ、体中を触ってきました。






「助けて!」






そう叫んだつもりなのに、恥ずかしいことに口からは喘ぎ声しか出ませんでした。



悔さと憎しみの心とは裏腹に、あたしは彼らに犯されながら、自分から腰を使っていました。






彼らに命令され、夏美のあそこを舐めさせられたりもしました。



普段は本当にクールで、女の子からも人気があり、下ネタもほとんど言わない彼女が喘ぎ声をあげるたび、なぜか悲しい気分になりました。



にも関わらず、あたしは感じてしまったのです。






彼らは犯されている夏美を見ているあたしの反応が面白かったらしく、夏美ばかりを辱めました。



夏美の口から、「お願い、もっと入れて」という言葉が漏れた時、あたしの中でも理性が完全に飛び、自分から求め、大声で喘いでしまいました。






全てが終わり、彼らが帰った後、あたし達はふらふらと家に帰りました。



悔しくて涙が止まらなかったけど、訴える気分にはなれませんでした。



たとえ薬のせいだとしても、最後には自分から望んでしまったことは本当にショックで、自分が許せませんでした。






夏美とは、「もう忘れよう」と話をしました。



もちろん、今でも親友です。



でもあたしは彼女の喘ぎ声と顔が忘れられず、つい普段のクールな表情を見つめてしまう時があります。