私は以前、兄と性的な関係を持ってました。



でも、それは親の知るところとなり、最後は一家離散みたいな結末になっちゃった。



なんだか変な表現ですが、あの当時、(せめて兄が従兄だったらな~)なんて、よく思ったものです。






その当時の我が家は経済的に恵れず、オンボロの借家住まい。



平屋に小さなキッチン、バス、トイレ。



それ以外は襖1枚で仕切られた隣り合わせの部屋が2つ。



両親がそのひとつ。



私たち兄妹が、もうひとつの部屋を使っていました。






両親は真夜中になると、よくセックスをしていました。



それに気がついたのは私が8歳の時。



襖1枚隔てただけの隣の部屋・・・。



リアルに聞こえる母の喘ぎ声を聞きながら、14歳の兄はオナニーに耽っていました。



自分の掛け布団を捲りあげ、パジャマとパンツを脱いで下半身は剥き出し。






(痛いんじゃないかな?)と心配になるほど、大きく膨れ上がったペニスを、もの凄いスピードで激しく上下していました。






消灯はしてましたが、外からの光でそれははっきり見てしまった。



幼い私が受けた、これまでにない異様なショックな風景でした。








そんな風景を週に何度か見るようになって半年も過ぎたでしょうか。



ある日、兄のそれまで仰向けだった姿勢が変わりました。



身体の全体が、私の方へ向き始めたのです。



真横の布団で眠っている(ふりだけど)私に、痛いほどの熱い視線を浴びせ、ペニスを激しくしごきたてる兄。



イク時の荒い鼻息と、ペニスから精液が飛び出す音は、私の耳に嫌でもリアルに聴こえてきます。



私はただただ何事も知らないようにやり過ごすのが精一杯でした。






兄の真夜中の行為は、日に日にエスカレートしてきました。



掛け布団を捲りあげ、パジャマの上から私の股間の辺りを触るか触らないかの感覚で、指を使ってなぞり出したのです。



左手の指は私の股間の周囲を走らせ、右手で自分のペニスをしごいています。



私はというと、それでも相変わらず必★で眠ったふり。



少し怖かったのですが、兄が「ウッ」とうめいて果てるまで、私はされるがままの状態でした。






親のセックスと兄のオナニーを身近に感じて始めてちょうど1年。



本当に恥ずかしい話なのですけど・・・。



兄の行為に恐怖を覚える一方で、女としての好奇心が目覚めてしまったのだとしか言いようがありません。






親のセックスは週に2、3日。



兄もそれに合わせてオナニーをしていました。



隣の部屋で親がセックスしてる間は私たちに気が回らない・・・と兄は思ったのでしょう。



なおかつ私に対しては、一度寝たら起きないと確信してしまったようです。






ある夜から兄は私のパジャマのズボンから手を入れ、ショーツの上から私の股間を撫で回してきました。



それはパジャマの上からの行為よりも、遥かに違う性的な感覚・・・。



上手く言えませんが、くすぐったいというよりも、“痒いところを掻いてもらっている”感じといえばいいのかな?



兄の指がクリトリスの辺りを弄ると、じわっとした快感みたいなものを覚えてしまったのです。



相変わらず恐怖心は拭い去れないものの、芽生えてしまった好奇心を消せない私でもありました。






私が10歳になる少し前のこと。



親がセックスを始めると、兄はしばらくの間、“いつものこと”をしていました。



ところがその日は、なぜだか突然、ピタッとその動きを止めたのです。






(なに?)と思って薄目を開けてみると、兄の顔が目の前にあります。






私はキスをされました。



生まれて初めてのキスです。



それは今にして思えば本当に軽いものでしたが、でも兄の唇の感触がハッキリ伝わるもの。



股間を撫でられることには寝たふりの出来た私でしたが、その当時はキスをするという行為のほうが遥かに衝撃的な出来事・・・。



ショックで思わずカッと目を見開いてしまった私でした。






突然のキスに驚き、思わずパッチリと目を見開いてしまった私。



それに気づいた兄は慌てて自分の布団に潜り込むしかありませんでした。



そんな出来事も知らずに親はセックスの真っ最中・・・。



隣の部屋から漏れ聴こえるのは畳がきしむ音。



小刻みな振動。



そして母の喘ぎ声。



私たちの部屋には、なんとも言えない重苦しい空気が流れていたと記憶しています。






その日の夕方。



私が学校から帰ると、兄のほうが先に家に着いてました。



数年前から両親は商売を始め、いつも夜の8時か9時頃までは帰ってきません。



私が寂しい思いをしないよう、兄は何かとお世話をしてくれている環境だったのです。






兄は私の顔を見るなり傍に来て、「昨日はごめんな。怒ってる?」と尋ねてきました。






正直、私はまだキスされたショックが残ってましたが、兄と気まずくなるのが嫌で、「ううん。全然・・・」と言ってしまったのです。






その答えを兄は勘違いしたのでしょうか。



私をぎゅっと抱き締め、今度は堂々と、まるで恋人がするようなキスを私に仕掛けてきました。



舌こそ入れてはきませんでしたが、唇と唇の重なりは、(今、私はキスをしている)ということを自覚するのに十分なものでした。



全身がカッと熱くなり、心臓の高鳴りは激しくなるばかり。



顔が真っ赤になっているのは自分でも分かってました。



でも不思議と嫌悪感なく、拒否もせず、実の兄のキスを受け入れた私。



いけないことだとは思いながらも柔らかい唇の感触に翻弄され、(私、お兄ちゃんのことが好きだったんだ)と幼い私は考えてしまったのです。






兄とのキスはその日、延々と続きました。



それからというもの、学校が終わってからの兄との性的な行いは毎日のように繰り返されました。



しばらくの間は唇へのキスだけでしたが、やがてそれはディープなものに変わり、私は兄を恋人だと思い込むようになったのです。






でも、裸になるのはまだ嫌でした。



胸や性器に直接触れられるのも、拒否を続けていました。



キスをしながら兄の剥き出しになったペニスをしごくことはしてあげましたが、私の服を脱がすのは絶対にダメだと言い張っていたのです。



あの頃、それを許してしまうのは、やはりどうしても怖かった。






兄に裸を見せることになったのは12歳になってから。



きっかけは、やはり隣室で親がセックスしてる時でした。



10歳の頃の私はクラスでも長身のほう。



ヒョロっと痩せてはいるけれど、スポーツが大好きで健康的。



自分で言うのもあれですけど、長い髪の毛がキレイでハーフっぽい顔立ちに似合う・・・と周りの人によく褒められる少女でした。



兄はその逆で、どちらかと言えば小柄で太り気味。



母に似たのだと思います。



友達は少ないほうだったのかも知れません。



でも私にはいつも優しく、ずっと仲は良かったですね。






私が12歳の頃になると、親のセックスの回数は明らかに少なくなりました。



それでも週に一度ぐらいはあって、その時は私も兄のオナニーを手伝ってあげていました。



兄は夕方、何度か私の手によって射精しているのに・・・です。



スリルを感じていたのでしょうね。



それは私も理解出来ました。



でも親には私たちがしていることは絶対に知られてはいけない。



キスもペニスをしごくのも、音を立てないよう慎重に行いました。






その音を立てないをいいことに、兄は私のパジャマのボタンを外し、いきなり胸に口づけをしてきたのです。



私はバタバタと抵抗も出来ず、兄の愛撫を受け入れざるを得ません。



胸へのキスは、くすぐったさもあるけれど、想像以上の気持ちよさ・・・。



言いようのない快感で力が抜けている私を見ると、兄はパジャマとショーツを一気に引き下ろしました。



私が性器を兄の目の前に曝け出した、初めての夜です。



兄に初めて裸を見られた夜。



食い入るように性器を眺め、少しの時間、指でなぞってきましたが、それ以上のことはしてきませんでした。



私が思わず、「あぁ」と声を出してしまったから。



兄は驚いて自分の布団に潜り、その夜はオナニーすらせずに眠りました。






ただ、翌日の夕方からは、明らかに2人の“秘密の時間”の過ごし方が変わりました。



一度許してしまうとダメなもので、いつも私は裸にされました。



兄も下半身だけ露出していたものが、やはりすべて脱ぎ捨てるようになりました。



胸を吸って揉まれ、性器を指で弄ばれました。






1週間もすると、兄は執拗に性器を舌で舐め回してくるようになりました。



私は幼いながらも、性器へ愛撫されることの快感を覚えてしまう。



兄が性器にキスの雨を降らせると、勝手に「あ~ん」と甘い声を漏らすように。






そして・・・。



私は中学生、兄は大学生になっていました。



春から夏に季節が移ろうとする、ある日の夕方。



毎日のように裸で抱き合ってた私たち。



この頃になると私の性器は兄の人差し指ぐらいなら痛みを感じず受け入れることが出来ていました。






いつものように指での愛撫が始まりました。



兄の指が性器の入り口辺りをくすぐり、やがてそれは中へ。



いつもならくすぐったさが先に来るのですが、その日は違っていました。



頭のてっぺんから爪先まで、言葉では言い表せない“電流”のようなものがビンと走ったんです。



私は思わず、「はぁ~ん!!」と、自分でもセクシーだと思う喘ぎ声を出してしまいました。



たぶんその声は、母の声と似ていたと思います。






すっかり興奮した兄は、さらに性器を攻めてきました。



舌でクリトリスを舐めながら人差し指を性器の中で掻き回すような・・・。



自分でも昇り詰めていくのが分かりました。



誰に教わることもなく、「イキそう」という言葉が脳裏を横切りました。






兄の舌と指は容赦なく私の性器を甚振りました。



それはまるで生き物のようで、特に舌の動きには、自分でも異常じゃないかと思えるほど反応せざるを得ませんでした。



快感と言い切れるその気持ちよさが性器を軸にして、徐々に身体の隅々を支配していったんです。



やがて股間がピクピクと勝手に痙攣を始め、頭はカッカと熱くなってきました。






(“絶頂”がいよいよ来たんだ・・・)と思いました。






「お兄ちゃん、イキそう」






私は訴えました。



でもその瞬間、兄は身体を起こし、信じられない行動を取ったんです。



兄は私の性器めがけてペニスを突きつけてきました。



イク寸前ですっかり気を許していた私の両脚を広げ、兄は大きなペニスを宛てがいました。



私はとっさに腰を引き、身体をよじりましたが、またすぐ引き戻されます。



そんなことを何度か繰り返してるうちに、とうとう兄は私の“入り口”を探り当てました。



兄のペニスの先の部分が、ぐいっと侵入してきました。



バージンを喪失した瞬間です。






私は首を振りながら「痛ぁぁぁぁぁい!」と絶叫し、「嫌ぁぁ!やめてぇぇ!!」と懇願しながら号泣するしかありませんでした。






兄の侵入から逃れたくって、腰を上下や左右に振ってみました。



それでも兄のペニスはずんずん奥へと入ってきました。



一瞬、身体の中で壁のようなものを感じましたが、それすらも突き破られてしまいました。



鉄棒みたいな硬くて太いモノが、私のおへその下辺りで、さらに大きさを増したような気がしました。



そして、とうとう私の胎内の一番深いところにペニスの到達を感じた時・・・。



兄は、もう我慢出来なくなっていました。






「くうっ!」と呻くと同時に、慌ただしく抜き挿ししながら射精を始めたんです。



熱湯のような精液が身体の中にまんべんなく降り注がれているのを自覚しました。






私は泣いて泣いて、泣きました。



いつまで経っても涙は止まりませんでした。



射精が終わりペニスが引き抜かれた後、バージンの鮮血で染まったシーツを見て、また泣きました。



・・・こうして中学1年の夏前、私は兄によってロストバージンをしました。






キスや裸になる時もそうでしたが、一度許してしまうと、痛くてたまらないセックスも、また毎日のようにすることになりました。



やはり兄を異性として好きと思ってたからこそ出来たことなのでしょう。






その年の夏休みは、特に激しかったです。



親が商売に出掛けた後の昼過ぎから6時間ぐらいは、べったり兄と過ごすことになります。



きちんと歩けないほどズキズキしていた性器も、2週間もすれば痛みは消ました。



こうなると、また私の好奇心が目を覚ますんです。



私も積極的に兄とのセックスを楽しむようになりました。



ひと月もすれば、セックスでイクことも知りました。






夏休みが終わって登校した時、担任の先生に、「恵・・・。えらく雰囲気が変わったなぁ。大人っぽく・・・」と半分曇った表情で言われたことをよく覚えています。






こうして私は兄の“恋人”として6年間を過ごしました。



でも幸せなゴールはなく、切ない思いだけが残る結果になりました。






19歳の時、親によって兄との関係は引き裂かれました。



私も、もう連絡を取らないという約束をして、未だに会っていません。



最初に書きましたが、どんなに(兄が、せめて従兄だったら・・・)と思ったことでしょうか。



兄との別れから1年。



新たな出逢いを求めつつ、何事にも臆病になっている私です。






発覚した経緯について書きます。



大学を卒業した兄は就職し、私は専門学校へ進学。



兄はすでに親元の近所で1人暮らしを始めていて、私も高校卒業後は一緒に住むようになりました。



前に書きましたが、私たちが生まれ育った家はとても古くて狭かったので、親としても好都合だったようです。



結果的には短い期間でしたが、本当に幸せな生活でした。



兄の奥さんとして・・・。



でも長続きはしなかった。






ある日の日曜日。



私たち2人は、すっかり寝込んでしまい、目覚めた時は、もうお昼前になっていました。



そこへ突然、合い鍵を持っていた親が入ってきたのです。



いつも親が用事で来る時は、事前に電話か何かで連絡してくれるのですが・・・。



残念なことに、その日は電話の着信に気がつきませんでした。






親に見られてしまった私たちの光景・・・。



それはなんの言い訳も出来ないものでした。