僕が高校2年生の頃の話です。



高校2年生の春、初めて僕に彼女ができました。



彼女の名前は、なつき(ということにします)と言います。






彼女の身長は170センチくらいあり、スタイルも抜群でまるで芸能人のような可愛さでした。



顔は北川景子さんに似ています。



当然、彼女はモテまくりました。



同じ学年だけではなく、学校中に彼女のことを狙っている男達がいたのです。






僕は1年生のときは彼女とは違うクラスだったので話したことはありませんでした。



当然彼女に特別な思いもありません。



ただ、きれいな人だな、程度に思っていました。






2年生になり、僕は彼女と同じクラスになりました。



席も近かったせいもあり、僕は彼女と話すようになりました。



僕は身長も163センチしかなく、顔も至って普通だったので、彼女のような女の子と付き合えるとは思っていなかったのですが、意外にも僕となつきは話が合い、よく話すようになりました。



僕はあっという間になつきを好きになりました。



女性経験のない、普通の男がなつきのような美人と仲良くなれば、当然なのかもしれません。






僕は彼女と一緒に学校を出た日に思い切って家に誘ってみました。



なつきは快く承諾してくれました。



とは言え、こんな僕に何か踏み込んだことをする勇気などあるはずもなく、特に何もしないまま、彼女が帰る時間になったのです。






なつきは男友達も多く、自分だけが特別じゃないんだと自分に言い聞かせていた僕ですが、その裏で、彼女も僕に好意を持っていてくれているのではないだろうか、そう思ってしまうほどなつきは僕と楽しそうに話してくれる。






この日、僕は自分でもびっくりするような行動に出た。



僕は、なつきが帰るとき、思い切って告白したのだ。



その結果は信じられないものだった。



なつきはしばらく僕の目を見つめた後に、小さな声で「いいよ」と言ってくれたのだ。



そのときの僕は天にも昇る気持ちだった。



親には怒られたが、なつきが帰った後、僕は自分の部屋で雄叫びをあげてガッツポーズした。






なつきが僕と付き合ってくれた理由としては、「話が合うし、優しいから」。



本当に嬉しかった。



まあ、自分としては優しいと言うよりは優柔不断で、自分の意見も声に出して言えないだけの甲斐性なしなのだが。






とにかく僕は、あのなつきと付き合うことになったのだ。



僕は有頂天になった。



あまり、自分から積極的に話をするタイプではないので、彼女ができたことを人に自慢したりはしなかったが、なつきと2人で帰るときの他の男達の反応が見ていて楽しかった。



優越感に浸っていた。






なつきの両親は仕事が忙しいらしく、大抵は彼女は家に1人でいるらしい。



週末に彼女の家に泊まりに行くことになった。



僕の心臓は破裂寸前だった。



まさか、高校生のうちに童貞が捨てられるとは、しかも相手はあのなつきなのだ。



まるで夢のようだと思った。






付き合って2ヶ月になるが僕たちはセックスはおろか、キスさえまだだった。



自分からそういう雰囲気に持ってくることなんて僕には不可能だった。



しかし、今夜は2人きりでお泊まりなのだ。



なんとかキスまでは持っていきたかった。






僕は心臓をバクバクさせながら彼女の家に向かった。



僕となつきは家でゲームなどをしながら楽しく過ごした。



もう夜中だ。



僕は緊張のあまり口数が少なくなっていた。



何度なつきのことを想像してオナニーをしたことか。



僕の下半身はすでに勃起していた。






僕はなつきと見つめ合っていた。



すると彼女の方から顔を近づけてきた。



なつきは僕とキスをしながら、優しく下半身を擦ってきた。



僕は気持ちよさのあまり、「あぁ・・・」と、情けない声を出してしまった。



僕となつきはお互いに服を脱ぎ、キスをしながらお互いの性器を触っていた。



なつきの細い指が僕のチンポを握り、ゆっくりと上下に動かし始めた。






「あ、あぁぁぁ~~~!」






ドピュ!






何ということか。



僕はなつきに軽くチンチンをしごかれただけで、大量の精子をぶちまけたのだった。



なつきはびっくりした顔をしていた。



しかしその後、「よっぽど溜まってたんだね」と、半ば呆れたような声で笑いかけてきてくれた。



僕は泣きたくなるほど落ち込んだ。






なつきはそんな僕を慰めるように再び、僕のチンポをしごき始めた。



僕のチンポはさっき射精したばかりにも関わらず、すぐにマックス状態になった。



僕となつきは立った状態だった。



なつきの方が背も高く、おまけに足の長さが全然違ったので、彼女が普通に立っている状態だと僕は彼女に挿入することができなかった。



なつきは後ろを向いて、僕が挿入するのを待っている。



しかし僕のチンポは彼女のマンコまでは届かなかった。



彼女は気がついていないのか、『まだ?』という表情で僕を見た。






「と、届かないんだけど・・・」






僕は情けない声で言った。



なつきは僕を見て一瞬、馬鹿にしたような笑みを浮かべた。



次の瞬間にはなつきは「ごめんね」と言って屈んでくれたので、そのときは僕は気のせいかと思ったのだが、あの表情は頭の中から消えなかった。






しかし、なつきが屈んでくれたにも関わらず、僕はうまく彼女に挿入することができなかった。



なんせ今日が初めてなのだ。



まるで分からなかった。






(彼女は慣れているのだろうか?)






そんなことを思うと嫉妬の気持ちも湧きあがってきた。



しかし常識的に考えて、僕が彼女にとって初めての彼女だとは思えなかった。



それほどなつきはきれいだった。






しばらくすると、なつきは僕のチンポを手に取って挿入させてくれた。






「あ、ご、ごめん」






僕はまた情けない声を出した。



僕はゆっくりと腰を動かした。



なつきのマンコが程よく締め付けてくる。



なつきの中はとても温かく、気持ちがよかった。



僕は3回ほど腰を動かしたところで我慢の限界が来た。






「あ、あーーーー!イ、イク」






「え?!」






なつきがそう言って振り向いた瞬間に僕の精子がコンドームの中に出た。






「うっそ、さっきイッたばっかなのに・・・」






しばらく沈黙が続いた。



気まずかった。



自分が早いのかどうかも分からないほど子供だったので、僕はどうしていいか分からなかった。



ただ、なつきの不満そうな顔だけははっきりと覚えている。






僕はその後も2回ほどなつきとセックスをしたが、2回ともなつきの手で果ててしまい、本番行為までに及ばなかった。



なつきはそのときは不満そうな顔をするのだが、学校で話すときなんかは普通だったので、僕は大して気にしていなかった。






そして、僕にとって忘れることのできない悪夢のような日がやってきた。



その日、アルバイトを終えた僕は週末だったのもあり、なつきに連絡を取った。






「もしもし~」






なつきはすぐに電話に出たので、僕は今から会いたいというようなことを伝えた。






「いいよ~、家にいるからおいでー。光司もいるからー」






(え!?)






僕は一瞬訳が分からなくなった。



光司とは同じクラスの男子なのだが、僕と違い身長は180センチオーバー、顔もジャニーズにいそうな超イケメンだ。






「え、な、なんで」






僕は消え入りそうな声でなつきに聞いた。






「だって、あたし光司と仲いいし。Yは来るの?」






僕は迷ったが行かないわけにはいかなかった。



どうやら光司は1人でなつきの家にいるようだ。



他に誰かいるのかと聞いたところ、「いない」となつきは答えたのだ。






僕は憂鬱な気分になりながら、なつきの家に向かった。



僕は彼女の家のインターホーンを鳴らした。



なつきはすぐにドアを開けてくれた。



そのときのなつきの姿に僕は驚愕した。



なつきはパンツ一枚で上にシャツを羽織っているだけなのだ。



もちろんブラもしていない。






「な、なんでそんな格好してるのさ!」






珍しく僕は大きな声を出した。






「え?暑いからに決まってるじゃん。入りなよ」






なつきは特に表情を変えずに二階へ上がっていった。



僕は彼女の後から階段を上り、なつきの部屋に入った。



分かってはいたが、そこには見たくない人物が座っていた。



光司は軽く頭だけ下げ、後は僕には興味はないと言わんばかりに、なつきとおしゃべりを始めた。



僕は元来嫉妬深く、学校でクラスの男子がなつきと話しているのを見るだけで嫉妬の感情が抑えられなかった。



今の状況は地獄そのものだ。



なつきと光司は、今にもキスをしそうな距離まで顔を近づけ、楽しそうに話をしている。



僕は一人寂しく、プレステ2のコントローラーを握っていた。






しばらくしてなつきが、「ねむい」と言い出した。



そう言うとなつきは僕に言った。






「ねえ、Y、あたし達お酒も入ってるし、もう眠くなっちゃったから寝るね。Yはゲームでもやっていてよ」






なつきはそう言い終わると、光司とともに隣の部屋に入っていった。



そして襖をピシャリと閉めた。



僕はなつきと光司のことが気になってゲームどころではなくなった。






5分くらい過ぎただろうか。



僕は隣の部屋に近づいた。



何も音は聞こえない。



ちなみに隣の部屋は、ベッドが1つ、ソファが1つある。



なつきがベッドを使うとして、ソファは光司が使うのか?



僕はいったいどこで眠れというのだ。






僕は2人の様子が気になったので、寝床のことを聞くという理由付けをして隣の部屋に入った。



そこで目の前に飛び込んできた光景は、ベッドの中で絡み合ってキスをしている光司となつきだった。






「な、なにしてんだよ!」






僕は怒鳴った。



しかし2人は全く気にする様子もなく、僕の方を見向きもせずに行為を続けている。



僕の足はガクガク震えていた。



それ以上の言葉も出てこなかった。






<続く>