3年ちょっと前に、最初で最後の乱交体験をした。



俺と妻を入れて、女2人に男7人で。



異常シチュって言うの?



嫁さんと1泊旅行に行ったんだけど、台風のせいで帰れなくなって、緊急で泊まった民宿で。



酒に媚薬混ぜて飲んだら皆ハイになって、その流れで・・・。



停電だし、することないしさ。



かなりボーとなってたんだけど、嫁さんがAV嬢みたいにアンアン言いながら腰振ってたり、おっさんにフェラしてるのは強烈に覚えてる。



俺ももう1人の女としたし、お互いあの日だけのことと割り切っているので、妻とは今でも仲良くやってます。



たまにはあの日の妻を思い出して密かにしごいてはいるけどね・・・。






生でした。



ゴムなんか無い状況だったので・・・。



でも、お互いその後も妊娠や性病とかなかったので問題なしです。



妻に中出しは俺だけ、後の人は定番の、飲ませたり顔や尻に出してた。






うまく言えませんが、興奮7割、嫉妬3割ってところでしょうか?



その時は、酒と薬のせいで正常な状態じゃなかったけど、次の日も不思議と妻に怒りは湧かなかった。



妻は、それからしばらく落ち込んでいましたが・・・。



今は大丈夫、というか俺が言葉責めで使う時もあるのですが無茶苦茶濡れます。






妻は大人しくて特に男の人とは初対面でもあまり話できないんだけど、その妻が俺以外の男を相手に悶えているのは非日常すぎてえらい興奮だった。





特にバックでおっさんに後ろから突かれて喘ぎながらもう1人のおっさんにフェラしている場面は鮮烈に記憶に残っている。






あ、ちなみに当時俺は31歳で妻は27歳、子供1人の結婚3年目です。






付き合ってる頃に痴漢に遭って「最悪!」とか言っていた嫁さんが、エロ親父達に攻められて悶えているのは異常な興奮だった。



普段は恥ずかしがり屋なのに、男達のリクエストをなんでも受けて、M字開脚とか異物挿入(酒の摘みのソーセージ)とかしちゃって。



後日談として妻に聞いたら、「ボーっとして気持ちよくて、何でも言うことを聞いてしまう感じ」だったらしい。



まあ普段の夫婦の営みも、俺がSで妻がMなので、そのM気質が増大した感じだったのかもしれません。



その後、妻が夫婦生活でさらに色んなプレイを受け入れてくれるようになったので、俺としてはそういった意味では満足しています。






では、乱交になった経緯をお話しようと思います。



ちなみに、おさらいがてら・・・。



当時、俺30歳、妻27歳。



妻と出会って2年ほど交際して結婚。



その1年後に男の子が生まれた。



俺はF県でサービス業界の中堅企業に働く至って普通の男。



妻は結婚してからは専業主婦です。



俺の恋愛経験は人並みだと思う。






妻は出会った当時は幼稚園で働いていた。



よく痴漢に遭ったり園の父兄に口説かれたりしたこともあったみたいなので、ルックスは並み以上はあると思う。



身長は157センチで体重は45キロ。



スリーサイズは覚えていないが、胸はDカップ。



あと脚が長い。



子供好きだが、男性に対しては非常に人見知りが激しくて大人しいMな性格。



っていうのもあって、経験人数は俺以外で2人だけ。






で、子どもが生まれてからは全然旅行とかも行けなかったし、俺も仕事で疲れまくっていたので、有給を使って妻と2人で隣の県にある穴場的なホテルに1泊で出かけた。



のんびりしたかったので、車じゃなくてJRやローカル線を使って移動。



子供は妻の実家に預かってもらった。






翌日、台風が予想以上に早く接近して、隣町までは行けたがそこで帰れなくなる。



俺は翌日まで休みを取っていたので、実家に電話して事情説明。



観光案内所で紹介してもらった先が民宿。



タクシーで到着してみると、あまりのボロさに妻と2人で唖然。



大きいんだが、築半世紀は経っているような木造2階建て。



実際、階段もギシギシ鳴るし、部屋の壁は薄いし、10年以上前の少年ジャンプやサンデーが置いてあるわで、1泊3000円の料金が高く感じるほどだった。



海沿いの立地で、近くにアダルト系の無人販売所があったから、どれくらい田舎か想像がつくと思う。



なお、後で記すが、このアダルト販売所も関係してくる。






タクシーから降りて民宿の玄関を開けると、すぐにそこが食堂になっていた。



すると、ボロ民宿には場違いな2人がいた。



1人は俺と年が近そうな30歳過ぎくらいの化粧の濃い女性。



黒のミニスカートに白のTシャツ。



島崎和歌子がスレンダーになって色気がアップした感じ。



美人だが、もろお水系というのが第一印象。



和歌子似だから、仮名で『和子』とする。



もう1人は和子の子供と思われる保育園児位の男の子。



後で聞いたら5歳だった。



この2人が、和子はビールを、男の子はジュースを飲んでいた。






民宿のおばちゃんに料金を前払いで払って、和子に会釈して上にあがる。



階段はギシギシ鳴るし暗いし、幽霊出るんじゃないかと本気で思った。



2階に上がると、すぐにエロビデオの音声と男たちの騒ぐ声が聞こえた。



飲んでる感じだった。






部屋は予想通りの感じだった。



4畳ほどの部屋に安っぽいパイプベッドが2つにテレビとエアコン。



ベッドシーツは、洗濯はしているんだろうがキャラクター物のタオルケットなどを使っており、どう考えてもホテルみたいにちゃんとしたリネンなどされていない感じ。



俺の中では最悪だった。






俺「いくら田舎とは言え、よくこんなボロ宿で商いをしようと思うな?」






俺が愚痴ると、「しょうがいないよ。急だったしさ」と俺の好きな笑顔で返す妻。






(夜になったら声に気をつけてエッチしようかな?)






妻の笑顔を見ながら考えた。



とりあえず台風で出かけることも出来ないし、部屋に居てもすることもないしで、妻は服が皺になるからと下着姿になるとベッドで寝始めた。



外はごうごうと風が鳴り、ボロ宿はガタガタと揺れて不安になった。



俺は暇潰しに週刊誌を読み始めた。






妻が「うーん」と起きて、「今、何時?」と聞かれて初めて2時間以上も漫画を読んでいたことに気づく。






俺「ああ、もうこんな時間か」






妻「ずっと漫画読んでいたの?」






俺「ごめん。懐かしくてはまってしまった」






妻「特にすることもないしね。考えようによっては貴重な時間かもね」






優しい妻はフォローしてくれる。






俺「結構寝たな」






妻「うん、久しぶりに昼間にゆっくり寝た。まだ5時だもんね」






俺「それにしてもすることがないな。・・・喉も乾いたし」






妻「暑いし、湿気が凄いもんね」






俺「下に行って何か飲む?」






妻「そうだね。そうしよっか」






下におりると、和子と子供がまだいた。



和子はチビチビやりながら携帯を弄ってて、子供はチラシの裏にお絵かきをしている。



俺達は少し離れた所に座り、俺はビール、妻はジュースを宿のおばちゃんに頼んで飲み始めた。



妻と他愛もない会話をしながらローカル番組を観ていると、ふいに和子に話しかけられた。






和子「どちらからいらしたんですか?」






俺はちょっと驚いたが・・・。






俺「あ、F県です」






和子「F県ですか。私は東京です。私はここ出身で、遊びで帰って来たんですけど、この町にいる友達と会う約束が、急に法事が入ったとかで会えなくなって。で、台風で帰れないじゃないですかぁ。急いで知り合いに聞いてここに来たんですよ」






聞いてもないのに勝手にしゃべりだす和子。






俺「俺達もです。旅行に来たんですけど帰れなくなって。お互い災難ですね」






和子「ねー。でも良かった。凄く退屈してたんで、良かったら付き合って下さい」






俺「いいですよ。こっちも今日は何もすることないし。これも縁ですね」






そんな感じで、俺と妻が和子は3人で飲み始めた。



和子と俺が主に話をして、妻は和子の子供(『W太』とする)の相手をしていた。



色々話をするうちに和子の過去を知ることが出来た。



旦那の暴力で別れたこと、1人で子供を育てるのは大変なのでスナックで働いていること、夜の仕事をしていると言い寄って来る男は多いが、たいていは遊び半分が多いことなど。






すると、ふいに誰かが階段を下りてくる足音が聞こえた。



若い男だった。






男「おばちゃん、すみません。また氷貰えませんか?」






白のランニングシャツに黒の半ズボンの格好の男は、宿のおばちゃんにそう言った。



鍛えた体はよく焼けていて、いかにも海の男といった感じだった。



そしてこっちに目を向けて和子と妻を見ると、目を開いてちょっと驚いた反応を示したのを俺は見逃さなかった。



男はおばちゃんから氷を受け取ると、また戻る時に妻と和子をチラチラ見ていたのを俺は横目で確認していた。






その時、製氷機の蓋を閉めながらおばちゃんが言った。



そろそろ風も強くなってきたし、停電になる恐れもあるから、ちょっと早いが夕食を出してもいいかということだった。



俺はOKの返事をしながら、おばちゃんに今の男のことをそれとなく聞いてみた。



あの若い男は、この町の港湾工事をしていて、そこの建設会社の社員の1人とのこと。



あの男を入れて6人の男がこの民宿の大部屋を工事期間の住処としており、もう1ヶ月ほど滞在しているとのことだった。






話ついでに、この民宿の主な顧客を聞いてみると、ほとんどが長期期間滞在する工事関係者や漁協関係者で、俺達みたいな民間の宿泊客はほとんど居ないということだった。



なるほど、だからさっきの男は妻や和子を見て驚いた表情をしたのかと思った。



俺も男だから気持ちは理解できる。



いつも寝泊まりしているこんなボロ宿に、突然和子みたいな色っぽい女と妻みたいな若い女がいたら驚くのも無理はない。



まあ、この時はもちろん、この夜に起こる出来事など想像すらしていなかったが・・・。






風呂とトイレと壁が薄いのは少し問題だなとは思った。



風呂もトイレも一つしかなく、共同なのだ。



しかも風呂とトイレの仕切りは薄い壁一枚のみ。



俺は男だから構わないが、妻や和子は非常に気を使うだろう。



それに、その気になれば風呂もトイレも簡単に覗ける間取りだ。



とは言え、今さらどうこうすることも出来ないし、今夜は飲んで声を★してエッチして寝るしかないなと考えていた。






さて、おばちゃん手作りの意外にも美味しい夕食を堪能すると、和子が自分たちの部屋で飲まないかと言って来た。



まだ6時半過ぎだし寝るには早い。



俺は全然かまわない、むしろ話好きな俺は暇潰しにもってこいだと思ったが・・・。






妻「停電になるかもしれないし、今のうちにシャワーを浴びたいわ。それに、W太君も私と一緒に入りたいって言ってるし」






和子に確認すると同意してくれた。



というか和子も結構酔っている感じだったので、子供を風呂に入れる手間が省けて助かるといった雰囲気だった。



じゃあということで、和子親子と妻はシャワーを浴びる準備をして、その旨を俺はおばちゃんに伝えた。



風呂場の利用が男達とブッキングでもしたら大変だ。



おばちゃんにお酒と摘みを頼んで俺は2階に上がった。



階段を上がり、すぐの所にある大部屋のドアをノックする。






「はい、どうぞ」






ドアを開けると先ほどの若い男を含む6人の男達がいた。



結構年配の男が2人と、40代前後の男が2人、そして俺と同じくらいの30代の男に、先ほど氷を取りに来た若い男が1人の計6人だ。



年配2人と中年2人は車座で宴会をしている感じだった。



たぶん昼間からずっと飲んでいるんだろう。






男「何でしょうか?」






年配の男の1人が言って来た。



俺が今からシャワーを使う旨を伝えると・・・。






男「いいですよ、どうぞどうぞ。俺達は昼間に浴びたんで構いません」






笑顔で返してくれた。



俺はお礼の返事をしてドアを閉めながら、今の男はだいぶ酔ってるのか随分軽い雰囲気だと思った。



部屋のドアを開けると妻がいない。






(あれ?)と思うと、俺達の部屋と廊下を挟んで反対の部屋から妻とW太が出てきた。






俺「和子さん達はこっちの部屋なのか」






妻「うん、目の前だった」






W太と手を繋ぎながら妻が答える。






俺「じゃあ、W太君と浴びなよ。次が和子さんで、俺は最後でいいから。大部屋の人たちにも伝えておいたから」






妻「そうなの?じゃあW太君いこうか?」






2人で風呂場に向かっていった。



俺は妻達がシャワーを浴びている間に和子さんの部屋に行こうか迷ったが、さすがに2人きりは憚られた。



妻もいるし、やましい気持ちは全然ないが、やはり狭い部屋に男女2人でいるのは状況的にまずいだろう。



俺は自分の部屋で、自分の風呂の準備をしながらおばちゃんが酒を持ってくるのを待つことにした。






部屋に入り、旅行鞄を開けると、すぐにある事に気付いた。



1泊の予定でいたから、2泊目の今日の着替えがないのだ。



駅からタクシーでここに来る途中にコンビニがあったから買っておけば良かったと思ったが今さら遅い。



どうしようか迷ったが、少し抵抗はあったが、今穿いている下着と服を今夜はそのまま着ることにし、妻はどうするのだろうと思った。






おばちゃんがビールに焼酎、漬物の盛り合わせと焼き鳥などの摘みを持って来てくれた5分後くらいにW太の笑い声が聞こえた。



妻達が出てきたなと思った。



今さらながら、一番奥にある風呂場の声が聞こえるのだから、どんだけ壁薄いんだよと思う。



しばらくすると反対側(和子達の部屋)のドアが開いた音がした。



すると俺達の部屋のドアがノックされた。



頬が少し赤くなっている和子だった。






和子「すみません。うちの子も出てきたみたいなので、私も入って来ていいですか?」






俺「ええ、いいですよ。和子さんの後に俺は入ります」






和子「じゃあ、遠慮なくそうさせてもらいます」






和子は風呂場に向かった。



すぐにW太の、「ママ」と言う声が聞こえ、少しして妻とW太が部屋に戻って来た。



W太も妻もやはり着替えがないのか、下はシャワーを浴びる前と一緒。



下はロングスカートだが、上はシャツを脱いでキャミソールという格好。



濡れた髪に湯上がりの色っぽい香りがして、ちょっと欲情しつつ妻に聞いた。






俺「上はそれでいいの?」






妻「だって着替えないし。外に出るわけじゃないから今日はこれでいいよ」






俺「・・・そうだよな。下着はどうした?」






妻「上だけ」






ちょっと恥ずかしそうに妻は答えた。






俺「え?上だけ?じゃあ今、パンツ穿いてないの?」






妻「だって汚いもん」






少し拗ねたように答える。






俺「そうだけど・・・俺は今穿いているのをそのまま着ようかな」






Sな俺はノーパンな妻に興奮しつつ答えた。






妻「うーん・・・しょうがないし、それでいいんじゃない?」






俺「じゃあ俺は和子さんが出てきたら次に入るから、先に3人で飲んでて」






W太とじゃれている妻を見つめた。



とても色っぽいと思った。



子供を1人産んでから胸が張ったせいもあるのか、さらにスタイルは良くなっていた。



もともと細身に小顔で足も長いので、むしろ出産前よりスタイルは良くなった。



濡れた背中までのセミロングの黒髪も色っぽい。



結婚式の2次会で妻を初めて見た俺の女友達が、竹内結子に目鼻立ちが似ていると言い、「あんたも面食いだね」といたずらっぽく言われたのを思い出す。






夜の方も、子供を産んだ影響なのか、感度が明らかに上がった。



付き合っている頃は、嫌いではないが、無いなら無いで別に構わないといった感じだったセックスも、ここ1年は本当に感じているのが抱いていて分かっていた。



ぼーっとそんな事を思っていると、シャワーから上がった和子がドアを開けた。






和子「すみません。上がりました」






俺「じゃあ妻と先に飲んでて下さい。俺も浴びて来ます」






俺はそう言うと、タオルだけを持って風呂場に向かった。



シャワーを浴びながら先ほどの風呂上がりの和子の姿も思い出す。



和子も化粧を落とすとだいぶ若く見えた。



というか、俺の好みもあるんだろうが、濃い化粧をしていたときよりも薄化粧の方が美しいのではと思った。






簡単に身体を洗い、すぐに出た。



妻の「汚い」という言葉を思い出し、ズボンだし、まずバレることもないだろうと思い、俺もパンツを穿くのをやめた。






妻と和子達は先にささやかな宴会を始めていた。



和子達の室内も俺達のいる部屋と造りは基本的に一緒で、2つあるパイプベッドの1つにW太が横になっている。



そのW太の横に和子は腰掛けて、W太のお腹を軽く叩きながら焼酎を飲んでいるようだった。



俺がいない間に髪を後ろでまとめた妻はコーラを選び、床に座っている。



妻は酒が弱いから普段からあまり飲まない。






妻「W太君、お風呂に入って眠くなったみたい。ウトウトしてる」






和子「今日は昼までバタバタだったし、この子もずっと妻ちゃんとはしゃいでいから疲れたみたいで」






妻にビールを注いでもらい、改めて3人で乾杯した。



会話の内容はよく覚えていないが、お互いの子育てのことや仕事の話、今日の台風の足止めのことなど、他愛もない世間話だった気がする。



そんな話をしながら、俺は和子を観察していた。



やはり妻とは色んな意味で反対の性格のようだ。



和子は水商売をしているだけあって話好きのようで、ずっと話をリードしている。



そんな和子に相槌やたまに質問を交えるのは俺の役目で妻はひたすら聞き役だ。



和子はかなり積極的な性格だった。



静かな妻とは対照的だ。



それに仕事柄なのか、服装も先ほどのミニスカートといい露出がかなり高い。



上は先ほどの白のTシャツだが、下は女性が自宅でリラックスして着るような薄い生地の白い短パン。



はっきり言って目のやり場に困る。



黒ブラが透ける程度ならまだしも、透けパンは刺激が高い。






妻は以前痴漢に遭ったトラウマから、家ではスカートをよく穿くが、外出する時はパンツ系が多い。



たまにスカートを選んでも、絶対にミニスカートやタイトスカートなどの露出が高いタイプや、体のラインが出るような物は選ばない。






俺はふいに、先ほど食堂で、「言い寄って来る男は遊び半分ばかり」と和子が言ったのを思い出した。



ということは男性経験もかなりありそうだ。



まあ夜の女性と聞くと、俺もそうだが結構遊んでいるイメージを持つ。



妻はもちろんとして、男の俺なんかよりも経験豊富そうだな。



とにかく俺の周りにはいないタイプだ。



まあ、こんな偶然でもなければ接点を持つこともなかっただろう。



そんなことを思っていたら・・・。






妻「和子さんって34歳なんだって。全然見えないよね?」






俺「え!・・・そうなんだ、うん、全然見えない。俺と同じ30歳くらいか、もう少し下だと思ってた」






和子「もう~、俺さんも上手いんだから。でもありがと。嬉しいわ」






急に妻に話しかけられて俺はちょっと焦った。



和子の下着や剥き出しの太股をチラチラ見ていたのが妻にバレたかと思ったのだ。






和子「妻ちゃんはいくつなの?」






妻「27歳です」






和子「わ~、妻ちゃんも若いなあ。とても27歳に見えないよ。俺さんは私より上かと思っていたし、妻ちゃんはまだ20歳くらいかと思っていたわ」






それにしても和子もだいぶ酔ってきたようだった。



もう俺達がこの宿に来た時点でビールを飲んでいたから、ほろ酔いのレベルではないだろう。



かく言う俺も結構酔いが回ってきている感じだ・・・。



そんな俺の予想は当たっており、和子との会話は自然と少しずつ過激な方向に向かっていった。






最初は軽いジャブというか、お互いの異性のタイプとか、そういったことだったと思う。






和子「私、強引に迫られると、ちょっと弱いんだよね」






俺「へえ、じゃあタイプじゃなくても、しつこく口説かれたらOKなの?」






和子「まあ・・・ね。それほど私のことが好きなら・・・って考えちゃう。その相手に奥さんとかいたり・・・。もっと極端に言えば同性でもね」






その瞬間、和子は少し妻を意識した気がするが、その時は気のせいだと思った。



(今思えば気のせいじゃなかったわけだが)






俺「へえー、それって過去に不倫とか浮気とかしたことがあるんですか?」






和子「まあ、ちょっとね」






俺「なるほど。昔からよくある話ですけどね。愛した人にたまたま奥さんがいたとか」






和子「違うわよ。好きになるのと愛するのは全く別。私が愛しているのは、今はW太であって、好きとはちょっと違うのよ。だから好きな人とは付き合う期間が短いときもあるの」






俺「じゃあ好きな人でも、すぐに別れることもあるんですか?」






和子「あるわよ。相性が合わなければね」






俺「相性?好きなのと合うのは別という意味ですね?」






俺の質問には答えずに、和子はパイプベッドから下りてペタンと床に腰を下ろした。



さて、少し気になる妻の機嫌を読み取ろうと顔を見るが・・・妻は和子がいきなり床に腰を下ろしたものだから、密着した2人の間隔を空けようと、両手で少し身体を後ろにずらしていた。






和子「ねえ、妻ちゃんはずっとジュースばかりだけど、お酒は飲まないの?」






和子が今度は妻に質問する。



俺が気にかけたように、和子なりに妻を気遣ってくれてるのか・・・。






妻「私、お酒自体は嫌いじゃないんですけど、あまり強くないんですよ」






予想通りの答えを返す妻。






和子「この焼酎、飲みやすいよ?」






和子が妻に酒を勧めている頃合いだったと思う。



ふいにパッと電気が落ち、辺りが真っ暗になった。



懐中電灯がそれぞれの部屋に1本ずつあったので、それを使ってまた飲み始めた。



和子は「なんだか秘密基地みたい」と言っていた。






で、酔った和子がまた妻に酒を勧めた。



押しに弱い妻は結局飲んで、案の定すぐに眠くなってきてしまって、必★で眠そうなのを堪えながら起きていた。



そんな妻が心配になったのと、俺自身もだいぶ酔ってたので、もう部屋に戻って寝ようと思ったんだが、酔った和子は許してくれなかった。



で、頑張っていた妻がついにウトウトし始めて、それを見た和子が、「眠気覚ましのいい薬がある」と言って来た。






それが問題の媚薬だった。



懐中電灯の薄暗さで色までは分からなかったが、細長い黒の小瓶にスポイトが付いている奴だった。



薬の色は茶系だった気がする。






俺が、何の薬か聞いたら、「眠気は吹っ飛ぶし、楽しいよ」と。



続けて、「セックスも凄く気持ちいいし、イク時は天国みたいな快感になって止まらなくなるよ」と言った。



そして、「せっかくの夫婦水入らずの旅行なんだから、今晩は楽しんだら?」と。






この時の和子の顔はよく覚えている。



よく言う意味ありげな表情だった。



妻は顔を真っ赤にしていた。



それで、俺も酔った勢いもあって俄然興味が湧いて、眠そうな妻も驚いたように目を覚ました。






男ならこの気持ち、分かってくれるよな?



勘違いしないで欲しいんだが、この時は、(和子とやれるかも?)とかそういった気持ちはなかった。



だって正直、和子は俺のタイプじゃなかったから。



断然、妻がセックスで乱れる姿に興味が湧いた。



これも男なら分かってくれるよな?



自分の彼女や妻がセックスの時にエロくなるのは嬉しだろ?



正直、普段の俺なら、もうちょっと配慮が利いたと思う。



あえて言い訳をさせてもらえれば、結構な酔いと「セックスが良くなる」という初めて目にするアイテムに心を揺さぶられていた。






でも、その時の俺の興味はただそれだけだった。



まさかその後、妻が俺以外に6人の男を相手にした乱交をするなんて、これっぽっちも想像していなかった。






<続く>