妻の果穂とは結婚してからの期間よりも、結婚する前の交際期間の方が長い。



果穂と出会ったのは、中2の夏だった。



転向してきて隣の席になった果穂に、一瞬で惚れたことを今でもよく覚えている。



それから15年経つが、晴れて今年夫婦になった。






果穂に出会った時のことを聞くと、「私も一目惚れだったよー」と笑顔で言ってくれる。






でも僕の記憶では、少なくても中学の時は、果穂は僕の友人の山川のことの方が好きだったはずだ。



高校生になり、同じ高校の同じクラスになったことがきっかけで、僕と交際するようになった。



でもあの時、果穂が山川と同じクラスになっていたら、今僕の横に果穂はいなかったはずだ・・・。



そんな事が、僕の心に小さなトゲのように刺さったまま、今に至る。






山川は僕よりもルックスもよく、身長も高いし運動も勉強も出来た。



バレンタインの時とかに、果穂からしかチョコをもらえない僕とは対照的に、山川は5~6個はもらっていたはずだ。



山川は、中学の時はそうでもなかったが、高校大学と常に女が周りに複数いるような感じだった。



でも特定の彼女を作ることもなく、今に至る。



まだ30前なので、まだまだ遊びたいのかもしれない。






僕と果穂にとって幼馴染みみたいな感じの山川は、よくウチに遊びに来る。



僕と果穂が結婚するまでは、僕の部屋で鍋なんかをよく食べたが、最近では僕と果穂の新居にワインなんかを持って遊びに来ることが多くなった。



新居といっても賃貸だが、僕の叔父が住んでた家で、叔父は叔母が亡くなったのを機に、世界中を旅して回っていて、格安で貸してもらうことが出来た。



叔父が日本にいる時用に叔父の部屋はあるのだが、去年は一度も帰ってこなかった。






叔父さんは一言で言うと凄い男で、行動力の塊みたいな人だ。



50代半ばのはずだが、筋力トレーニングやランニングも欠かさない人なので、物凄く若々しい。



ルックルも渋い大人という感じで、まだまだ女性にもモテると思うのだが、亡くなった奥さん以外には興味がないようだ。



世界中を旅しながら写真やブログなどで僕より稼いでいるのも凄いと思う。



彼は昔から僕の中ではスーパーマンみたいなもので、ずっと憧れている。






嫁の果穂は、長い付き合いなのでもう客観的に見る事なんて出来ないが、今だにたまに街でナンパされるので可愛いのだと思う。



芸能人は詳しくないのでよくわからないが、吉高由里子に似ていると言われることがある。



あそこまで可愛いとは思えないが、目元の感じなんかはそっくりだと思う。






そして、嫁の一番の売りというか長所はその美巨乳だ。



Fカップあるのにまったくと言っていいくらい垂れていない胸。



本人は、「水泳をやっていたおかげ」と言うが、それが本当なら凄い効果だと思う。



そして水泳をずっとやっていて、今でもジムに通ってたまに泳いでいるおかげで、体力と筋力が結構ある。



それは夜の生活で凄く僕を喜ばせてくれる。



僕が果てるまで騎乗位をしてくれるし、膣の締まりも強烈だ。






高校の時に初めて結ばれた時には、お互いに処女と童貞だったが、すっかりとセックス好きの二人になった。



セックスが好きでエロい体をしている果穂だが、中身は物凄く古風で、僕に対して一途だ。



浮気なんかはお互いにあり得ないような感じだと思う。






ただ、そんな風にラブラブな日々を過ごしていると刺激が欲しくなってしまう。



満ち足りていて、何も不満がないはずなのに、もっと刺激的な日々を求めてしまう。



顔を変えて記憶をなくし、平凡な生活を送っていても、どうしようもなくスリリングな生活に戻ってみたくなった宇宙海賊みたいなモノなのかもしれない。






今日もいつも通り果穂と遊びに出掛け、久しぶりにボーリングをした。



ボーリングをするつもりではなかったが、たまたま前を通りかかって、やってみたいと果穂が言い出したのでやった。



そんな流れだったので、果穂は結構なミニスカートだった。



最初からボーリングをするとわかっていたら、スカートではなくパンツを穿いたと思うが、ミニスカートでのボーリングは想像以上に際どいものになった。



でも結構熱くなる果穂は、チラチラパンツが見えるのも気にせずに、ガチのボーリングを続ける。






「あぁっ!もう!このレーン、傾いてるんじゃない!?」とか無茶苦茶なことを言いながら、結構いいスコアをたたき出している。






でも、微妙に僕の方がスコアがいい。






果穂「また負けた~!もう一回やろ!」






そして3ゲーム目に入った。






果穂「ねぇ、コレで勝ったら何でも言うこと聞いてもらえるって事でいい?」






僕「え?それって、俺が勝ったら果穂が言うこと聞いてくれるって事?」






果穂「もちろん!やる?」






燃えた目で言う果穂。



僕は色々と果穂にしたい事とかあったので、即答でOKした。






より気合いの入った果穂は、投げた時の沈み込みも深くなり、生足が相当際どい所まで見える。



そしてストライクとかを取ると、その場でピョンと飛び跳ねる。



その度にチラッとピンクのショーツが見える。



それだけではなく、ジャンプするたびにその自慢の胸がユサユサと格ゲーみたいに揺れる。



ふと気がつくと、周りの男達に注目されていることに気がついた。



ちょっと離れたレーンの男性グループなどは、果穂を指差したり、勝手にスマホで撮影までしている。






僕は一瞬ムッとして、止めさせようと思った。



でもすぐに自分が強烈に興奮していることに気がついた。



自分の嫁が、他の男達に性的な視線で見られている。



それは僕が今まで感じたことがない感覚だった。



そしてそれがもたらす興奮に、自分自身驚いた。






周りの男達の注目を浴びている果穂。



それに気がついた途端、僕は一気にスコアが崩れだした。



そしてより接戦になったことで、果穂のアクションがより大きくなった。



大きく飛び跳ね、ショーツがモロ見えになり、胸もこぼれそうな程揺れる。



それを写メする男達。



もしかしたら嫁の写真でオナニーするのかもしれない。



そう思うと余計に興奮した。



僕の自分でも知らなかった性癖がどんどん解放されていく感覚だ。






最終フレーム、3ピン差で負けていた僕は、「果穂、パンツ見えてるよ」と一言言ってみた。






「エッ!ウソ!本当に?」と慌て始めた。






まったく自覚なく、ここまで来たんだと思うと、果穂の天然ぶりにちょっと呆れてしまう。



果穂は動揺して、その上ショーツが見えるのを意識し始めてしまい、ガターを出して負けた。






果穂「ズルい!パパ卑怯だよ~!」






頬を膨らませながらすねる果穂。



そんな果穂がたまらなく可愛いと思う。



ちなみにまだ子供はいないのに、僕はパパと呼ばれている。



何となくくすぐったい感じだけど、最近は悪くないと思うようになっていた。






ボーリングが終わった後、果穂と食事をする。






果穂「ねぇ、言うこと聞くって、何がいいの?」






果穂は渋々という感じだけど、そう言ってきた。






僕「え?いいの?卑怯な事したけど・・・」






果穂「だって、負けは負けだし・・・」






果穂は妙に真面目なところがある。






僕「じゃあ、質問に正直に答えるって事でどう?」






果穂「えぇ~?なにそれ。なんか嫌な予感がするw」






そんな事を言いながらも結局承諾した果穂。



家に戻り、軽く飲みながら質問を始めた。






僕「ウソは絶対にダメだからね」






果穂「いいよ。約束だし、別に隠し事もないから」






そう言いながらも、ちょっと緊張気味の果穂。






僕「果穂って、俺とのエッチでちゃんとイケてる?」






ストレートに一番聞きたいことを聞いた。



果穂は僕とのセックスで感じているのは間違いないと思うが、一度も「イク」という言葉を聞いたことがない。






果穂「エッ!・・・なんでそんなこと聞くの?」






いきなり表情が曇る果穂。



その表情で、もう答えを聞いたも同然だ。






僕「いや、気になってたから。イケてないってことだよね?」






果穂「・・・うん・・・」






申し訳なさそうな果穂。



でもある程度わかっていたことだ。






僕「オナニーとかだとイケる?」






果穂「うん。イケるよ」






僕「オナニーとかしてるんだwエロいねw」






重くなった空気を変えようと明るく言ってみた。






果穂「そ、そんな事ないもん!なに言わせるんだよぉ~。バカッ!」






顔を真っ赤にして強烈に照れる果穂。



そこから、イケるようにはどうすればいいかということを話し合った。



入れながらクリを刺激すればいいんじゃないかという話になり、ローターとかも試そうかという話をしてみた。






果穂「うん。試してみたい・・・」






僕「興味あったの?」






果穂「うん。ずっと言えなかった。使って欲しいって思ってたよ」






照れながらも正直に言う果穂。



こういう話をして本当に良かったと思う。



お互いに隠し事はなくても、こんな風に小さな要望みたいなモノはあるんだなと思った。






「じゃあ、さっそく買ってくるよ!」と言って、僕は部屋を飛びだした。






そんな僕を止めようとしなかったので、果穂も乗り気なんだと思った。



歩いて10分もしないところにある書店に行き、ローターを買ってみた。



その書店は、いわゆるエロDVD系の書店で、大人のおもちゃもたっぷりある。



部屋に戻ると、果穂はすでにシャワーを浴びて裸でベッドに潜り込んでいた。






僕「やる気満々じゃんw」






果穂「ダメ?すっごく楽しみだよー」






果穂はノリノリだ。






僕「じゃあ、シャワー浴びてくる!」






僕は慌ててシャワーを浴びようとした。



でも裸の果穂が抱きついてきて、「もう待てないもん。すぐ来てー」と言いながら、僕の服を脱がせていく。






「いや、汗かいたし、ちょっと待ってよ、おねえさん」と言っても、「パパのなら平気だよぉ~」と言い、パクッと口で咥えてくれた。






シャワーも浴びていないのに申し訳ないなという気持ちと、果穂を支配してるような感覚になる。






果穂は、凄くフェラが上手くなったと思う。



昔はただ咥えてペロペロしてるだけって感じだったのに、最近では気を抜くとイッてしまいそうになる。



妻や恋人がフェラとかが上手くなると言うのは、エロマンガとかでは浮気のフラグみたいなモノだけど、果穂に関してはそれはないと思う。



女性誌とかのエロ本まがいの特集などで勉強をしたのだと思う。






僕「ダメ、イッちゃう。ほら、交代しよ!」






僕はそう言って、さっき買ってきたローターを取り出す。



スイッチを入れると、ビィーンと唸り始めるローター。



僕も果穂も実物は初めて見る。






果穂「凄いね・・・そんなに激しいんだ」






果穂は、熱っぽい目で言う。



僕は、果穂を仰向けに寝かせると、ローターをクリトリスに近づけた。



果穂が緊張しているのがよくわかる。






クリにローターが当たると、「あぁっーんんっ!凄いぃっ!あ、あぁっ!これ、アァァッ!あーっ!んンフゥッ!パパ凄いよぉっ!」と果穂は真顔で叫んだ。






僕は、こんなちっぽけな器具が、果穂をこんなにもとろけさせるのに驚きながらも、ダイヤルを捻って振動を強くした。






果穂「んんふぅっーっ!パパぁっ!パパっ!凄いぃっ!あっ!あぁーンふぅアッーこれ、ダメ、あぁっ!凄い気持ちいぃっ!パパ気持ちいぃっ!」






僕の腕を強く握りながら絶叫する果穂。



今まで見たことがないリアクションだ。



本当に感じてイキそうになってくると果穂はこんな感じになるんだなと思った。



そして、そのままダイヤルをMAXにしてみた。






果穂「はう゛っ!イクっ!パパぁっ!イクっ!んくぅっっう゛っ!」






果穂は見たことがないくらいの喘ぎ方をして、身体を一度ビクンと跳ねさせるようにした。



初めて見た果穂のオルガズム。



今まで長いこと果穂とエッチをしてきたが、ここまで連れて行ってあげられなかったことを申し訳ないと思った。






果穂「すっごいね・・・癖になりそうだよー」






果穂はとろけた雌の顔で甘えてきた。



そしてそのままキスをして、コンドームを付けて挿入した。



いつもより感じてくれているようだったが、やっぱり僕のペニスの刺激だけではイカせることは出来なかった。



挿入しながらクリを指で触ってみたが、すぐにずれてしまうし、なかなか上手く出来なかった。






僕「果穂、自分でクリに当ててみて」






僕は自分の指での愛撫を諦めて、果穂にローターを渡した。



すると、すぐにローターをクリに当て、スイッチを入れる果穂。



膣がキュゥッと締まるのを感じた。



そして、もっと感じさせようと必★で腰を振る。






果穂「んンーっ!あ、あぁっ!はぅぅう゛っ!凄いぃっ!パパっ!イクっ!イッちゃうぅっ!一緒にイッてっ!あぁぁあ゛ぁーっ!」






果穂は見たことがないくらいのエロい顔で叫ぶ。



僕は果穂にキスをしながら思いきり射精をした。



ほぼ同時に、果穂も身体をビクンとさせて一緒にイケたようだった。



オモチャの力を借りたとは言え、セックスで果穂がイッた・・・。



言葉に出来ないくらい嬉しかった。



それは果穂も同じだったようで、終わった後に凄く甘えてきた。






僕「果穂って、他の男としてみたいって思ったことある?」






僕はムードもなにもなく、ストレートにもう一つの聞いてみたいことを聞いた。






果穂「なっ、あ、あるわけないでしょ!なに言ってんの!?」






イッた後の余韻も一瞬で消え、ビックリした顔で言う。






僕「本当に?ウソはダメだよ。一度も考えたことない?想像もない?」






僕は、一気にたたみかけた。






果穂「そ、それは・・・想像くらいなら・・・」






僕「どんな風に?」






果穂「そ、そんなの、言えないよ!」






かなり慌てた感じだ。






僕「隠し事するんだ・・・悲しいな・・・」






大袈裟に悲しい素振りをする。






果穂「違う!隠し事なんかないよ!うぅ・・・嫌いにならない?」






果穂は追い詰められたような感じだ。



僕が嫌いにならないと言うと渋々と話し始めた。






話の内容は想像以上だった。



まとめると、果穂は二人の男に抱かれるのを想像してオナニーをしたことがある。



一人は僕の叔父さんで、もう一人は山川だった。



真っ赤な顔で、途切れ途切れにカミングアウトする果穂。



僕はそれを聞いてもう限界だった。



荒々しく果穂に覆いかぶさり、初めてコンドームを付けずに挿入した。






果穂「あっ!あぁっ!パパぁっ!ダメぇ!」






コンドームを着けずに挿入したためか、こんなリアクションになった。






でも興奮しきっていた僕は、「こうやって入れてもらいたいのか!山川に、生で入れられたいのか!」と、叫びながら腰を振った。






果穂「違うぅっ!あぁっ!そんなの、あぁっ!イヤァぁっ!ちがうぅっ!パパダメぇ・・・」






果穂は、泣きそうな声で言う。



でも喘ぎ声が凄く大きい。



明らかにいつもよりも感じているのがわかる。






僕「遊びに来たアイツに、やられたいって思ってたのか!こんな風にか!」






僕は荒々しい言葉遣いになるのを抑えられなかった。



山川に生挿入されている果穂・・・。



想像しただけで興奮しすぎてイキそうな感じになってしまう。






果穂「ゴ、ゴメンなさいぃっ!想像してましたぁっ!山川君が来た日、パパが寝た後、オナニーしてましたぁっ!イィクッ!パパ、イッちゃうッ!ゴメンなさいぃ!山川君のこと、想像しちゃってるよぉっ!あぁっ!」






僕「あぁ、果穂、山川に入れてもらいたいのか!?そうなのか!?」






果穂「入れて欲しいぃっ!山川君に入れてもらいたいぃっ!ンヒィッ!イクっ!イクっ!アァァッ!パパ、ゴメンなさいぃっ!」






果穂はそんな事を言いながら仰け反るようにして果てた。



僕はそれを見てもう限界で、慌ててペニスを抜いて果穂のお腹に射精した。



立て続けに2回もしたのは初めてのことだった。






果穂「パパ、すっごく興奮してたねwどうして?イヤじゃなかったの?」






僕「い、いや、それは・・・」






口ごもる僕に、「隠し事って有りなの?」とイタズラっぽく聞く果穂。



僕は正直に興奮した告白した。






果穂「パパ、変態なんだねw」






果穂が、からかうように言う。






僕「果穂だって、叔父さんにまで抱かれたいって思ってんでしょ?変態じゃんw」






果穂「違うよ。想像だけだもん。実際に抱かれたいなんて思わないよ。私はパパのお嫁さんだもん」






真面目な顔で言う果穂。



その言葉は凄く嬉しかった。



でも、僕の心はもう決まってしまった。






山川が遊びに来ると言った日、昼間に山川を呼び寄せて話をした。



気心の知れた山川なのでストレートに自分の寝取られ願望を打ち明けた。






山川「マジかwオマエとは昔から気が合うよな。俺も最近ハマってるんだわw」






山川が驚いた顔で言う。



話を聞くと、山川も最近寝取られに興味を持っていて、よくサイトを見ているそうだ。



と言っても山川は寝取り側の方に興味があるようで、僕とは正反対だが、色々と教えてくれた。






山川「マジで果穂ちゃんを?俺は大歓迎だけど、後悔しない?」






興味有りという感じだが、さすがに近い関係すぎるためか、色々気を遣ってくれる。



僕は大丈夫だと答え、「行けるところまで行ってくれ」と頼んだ。






「なんか、スゲぇ興奮するわwじゃあ、今晩なw」と言って、山川は去って行った。






僕は、後悔と期待と不安とで、ちょっと気持ちの整理が付かなかった。



そして、緊張したまま帰宅した。



当然、そんな事情を知らない果穂は、いつも通り出迎えてくれた。






僕「いい匂いだね。今日はなに鍋?」






果穂「カキだよ。おじやも作るからね!」






果穂は楽しそうだ。



古くからの馴染みの山川との食事は果穂も楽しみにしている。



そして、山川がやって来た。



いつもと全く変わらない果穂。



山川も表面上はいつも通りだ。



でも僕と目が合ったとき、意味ありげにウィンクした。






僕はウノをしようと提案した。



子供じみた提案だが、山川は僕の意図を察してノリノリで賛成した。



果穂も、初めは少し子供っぽいなという感じで苦笑いだったが、始めてみると一番熱くなっていた。



飲みながら楽しく遊んでいたが、僕は切り出した。






僕「じゃあ、3位が1位の言うこと聞くってのはどう?」






少し声が震えた。






「お、いいね。俺、アイス食べたかったんだよね。勝ったらコンビニ行ってもらお!」と山川が言う。






「私も食べたい!絶対に負けないよ!」と果穂も乗った。






山川は、負けた人がアイスを買いに行くという感じに上手く誤解させたが、そんな約束はしていない。






そして、勝負が始まる。



当然だが、僕が山川をフォローするので果穂には最初から勝ち目なんてなかった。






果穂「ちょっとぉ!パパ!なんで味方してくれないの!もう!」






少しすねる果穂。



山川は、一瞬僕に目配せをしたあと、「じゃあ、上着脱いでw」と言った。






果穂「えっ?上着?」






果穂は意味がわからないという顔をしている。



鳩が豆鉄砲を食ったような顔っていうのは、こういう顔なのかもしれない。






山川「言うこと聞くんでしょ?ほら、早くw」






山川はきっちりと役目を果たそうとする。






果穂「な、なんで、アイスでしょ?買ってくるよ!」






慌てる果穂。






<続く>