<登場人物>



吉沢:男友達。



輝子:吉沢の彼女。



美幸:女友達。



※今は、全員25歳。






吉沢と輝子が大学に入ってから付き合い始めた頃だった。



4人は会計学の講義で近くの席に座っていて仲良くなった。



しばらくして4人で車で出掛けたり、夜、家で飲み明かすような仲になった。






暑い夏、その時4人は大学1年生。



その夜も集まって飲んでた。



会場は俺の部屋。



みんなもういい感じに酔っぱらってきて。



俺の6畳の部屋に雑魚寝することになった。



ちなみに広めのロフトもあるんだけど、寝たがりの吉沢は寝る方向性が決まった瞬間にロフトに上がっていった。






俺は少し後片付けをしたくてキッチンと部屋を行ったりきたりしてた。



その間もガールズトークをしている女2人とワイワイ話してた。



その間もそれぞれ飲んでたんだけど、しばらくして眠ることになった。



その時は下心もなんもなく、雑魚寝っていうのが当たり前だったから、眠くなったら横になって話し始めて、誰とはなしに適当に眠り始めた。








俺、輝子、美幸って感じで川の字で寝てたんだ。



今考えると、輝子は吉沢が寝てるロフトに行っても良かったんだけど、そのときはガールズトークもあったからロフトには行かなかったんだろうなぁ。



そのまま眠りに入ってたし。



吉沢の方からは豪快ないびきが聞こえてたし。






眠っててちょっと俺が動いた拍子に手が輝子の指に触れた。



びっくりした。



それまでは全然気にしてなかったのに、他人の彼女が隣に寝てるってこと、輝子がすぐ近くで普通に寝ていることをすごく意識し始めた。






指がパシッと当たるくらいの接触だったんだけど、俺は完全に目が覚めた。



酔っ払ってたのと、輝子の夏っぽい格好にもやられたのかな。



ショートパンツとTシャッツだったような気がする。



タオルケット掛けてたけど脚が肌蹴て見えてた。






ややこしい葛藤は聞きたくないだろうから省く!



友情とか信頼とか色々考えたけど、俺は結局輝子に手を出し始めた。






まずは偶然を装って手がくっつきぱなしになる所に持っていった。



最初は指一本くらい。



離れてく気配はない。



で、だんだんエスカレートして指に指を絡めたり、指をなぞったり、手の甲に指を這わせたり、手のひらに指を這わせたり。



手をぎゅって握ったり。






輝子は今、上を向いて寝ている状態。



手首から腕も行ったり来たりして触ってたから、さすがに起きてるはず。



でも抵抗無し。



むしろ腕を触りやすく、こっちに預けてくるくらい。



で、俺は嫌われてはないなって思ってしばらく触ってたんだけど、嬉しかったから一旦触るのはやめたんだ。



なんかこれ以上はどこまでいいのか分からなくなったのと、ちょっと時間経って冷静な自分も出てきたんだ。






手は離して、手と手の距離は5センチ位でお互いの近くにはある状態。



手を触っても嫌がられないんだーっていう事が知れただけで俺は十分で、今日はもう寝るかって思っていた。






それから5分もしないうち、彼女は俺の方に寝返りを打って向かい合う形に。



それで思いっきり手を握られた。



ぎゅって。






(マジすか?)






俺、調子に乗る。



でも、あくまで彼女は目を瞑って寝たフリしてる。



それからはさっきよりもっと愛撫に近い形で腕撫でたり、耳に触れたり、首筋に触れたり。



酒も入って敏感になってたのかも。



腕をさわさわとしてる時からちょっと息が上がってた。



首筋とか触りだしたときには服をぎゅって掴んできたりして、だいぶ感じてるのを我慢してた。






脚にも手を伸ばし始めた。



ショートパンツだから太ももの際どいとこまで十分触れるし、隙間から輝子の気持ちのいい部分も触れる。



俺は焦らし好きだから脚は際どい部分しか触れてあげなくて、輝子は腕とか、首を触れれてる時よりもっと声を押し★してる感じになってた。



太ももの内側を指でなぞったり、膝の裏の方からお尻の方に手を滑らせたり。






おっきくため息を漏らしたり、たまにビクッてなるんだけど、目は閉じて寝たフリはやめない。



すごい声我慢してるのがわかる。



それがまた俺のS心に火をつける。






輝子の向こう側には美幸もいるし、いくら我慢してる声って言っても、薄っすら「んっ」とかいう声は出てる。



みんな寝てる部屋だから俺にはめちゃめちゃデカく聞こえて心臓ドキドキバクバク!



美幸の方もロフトの方もチラチラ見ながら愛撫してた。






で、長いこと焦らして触って、輝子も声の我慢の限界っぽかったから、耳元で・・・。






俺「声出したらバレちゃうよ?」






そしたら輝子は枕に顔埋めるみたいに俺の胸のところに潜って、なんとか声が出にくいように頑張ってた。



そこからショートパンツの中に手を入れて、パンツ越しに彼女の気持ちいい部分を本格的に触りだした。






輝子「んっん」






本気で我慢してるけど我慢し切れてない声が出てた。



俺は反対の左手で彼女の口を押さえた。



鼻でしか息できないから苦しそうだけど、俺は右手の動きも気持ちいい部分を的確に捉えるように動かして、刺激も強くした。






輝子が俺の手で感じてるっていう事がめちゃめちゃ興奮できて、びっくりするぐらい支配欲ってのが出てきた。



俺の指が輝子の理性を奪ってるんだって思うと、もっと感じさせたくなった。






見るからにM要素ばっちりな輝子だから、口を押さえられながら気持ちのいい部分を思いっきり刺激されるのに相当感じてたんだと思う。



俺の肩とか強くギュってしてくるし、ビクビクしてた。



1分もしないうちに彼女が小さくギュって縮まって、力が抜けていった。



輝子の口から手を離したら息は荒いし、俺の手は彼女の唾液で濡れてた。






俺は一回強くギュって抱き締めてから、輝子と抱き合ってる体勢から少し離れた。



二人のタオルケットを少し重ねて、その下で手を繋いだ。



そのまま朝まで寝た。