先週、妻を友人に抱かせた。
投稿者:人間逮捕。
願ってもない稀有な体験をしたので此処に告白す。
しばしのお目汚し失礼。
兼ねてから私は寝取られ、寝取らせに対して強い願望/欲望があり、結婚する以前に付き合っていた女をどうにかやり込めて他人や知人に紹介して抱かせる、なんて事も一度や二度、いや本当は結構な数有ったのだが、現在の妻・香菜に出会い、付き合ってからと言うもの、余りにもこの香菜が無垢な娘だった為、俺はもう駄目だって事になり、一切の変態的性癖を封印。真面目一本で妻に接してきたのであった。
が、そう簡単に人間の性癖が変わる訳ではなく、可愛い可愛い妻を眺めては「誰かに犯されないかしら」と一人悶々、勿論妻の事は命よりも大切なので、そんな私の哀れで残念な頭の中身を露出して見せる訳にもいかず、一人虚脱感にまみれながら自分を慰めていた。
私は官能作品に絵を挿すこと仕事にしているのだが、妻が見ず知らない人間に調教される姿を夢想し、そう言ったものを題材に絵を描くような最低な旦那であるが、妻は全く気付かずに「お仕事あまり無理しないでね」などと云うてくる。なめた話である。
そろそろと本題に移る前に妻のディテールを詳細とはいかないが説明したい。
香菜、24歳。身長は150程度、知り合い達には「昔のYUKIに似ている」と言われるそうだ。髪は赤みの掛かったショートボブ、童顔に良く似合う。
中学あがってすぐに胸の成長が止まったと言う彼女は、バストがA+しかない(本人は仕事中Bのブラを愛用している)。凄く痩せている訳ではないため、まあ言わば幼児体型。メイク無しで私の煙草を買いに行かせると必ず断られる。風呂上がりで化粧気の無い香菜を抱くときは、体毛が薄く陰毛もさほど無いため、犯罪を犯しているような感覚に多々陥る。初めての晩は田舎の妹を思い出した。つまり私には勿体無い程理想であったと言おう。
さらに妻、付き合ってから判ったが自分に女の自覚が殆ど無い。
古着のジーンズにタンクトップと言う格好を好んでするため、最初は「男っぽいラフな格好が好きなのか?」と思っていたが、単純に自分の体型の所為で女性らしい格好が似合わないとのことであった。
私はどちらかと言えばスカートやワンピースみたいな少女的なのが好きなため、試しにこれを着せると、どうも股を開けて座り、または階段なんかでさくさく登ったり踊場でスカートの丈が舞ってしまい、結構な頻度で他人に眼福を与えて回る。
ある時、タイトミニのジーンズスカートを自分の店で買ってきたと言うので(妻は古着屋勤務)、試しに履かせて電車に乗る。
向かいの席のおっさんが妻の股のあたりを完全に見ていることが明確だった為、私はわざとおっさんの前に座るよう促したり、さり気なく寄り添うふりをして股をさらに開かせたりと楽しんだものだ。
結婚してから妻の無防備さはエスカレートし(どうやら妻の頭の中では、世の男子は既婚の女に興味がない事になっているそうだ。全ての人妻ファンに私から謝罪しよう)、キャミソールとショーツの上から履くショーツ(何て言うんだあれ?)でゴミ捨てに行ったり、休日は大概ノーブラで上からTシャツやタンクトップ一枚。少し屈めば胸元から無い胸が見えてしまい、私くらいの身長の人間が覗き込めば大体乳首が見える。と言うか、タンクトップの時は横から見える。
私はこれらの一切を指摘しないし、妻も気付いていないので、自分がスーパーやコンビニで他人の目を引いているなんて微塵も考えていないのだ。
もう一度書こう。理想の妻である。
さて、長々と妻の自慢をしてしまいましたが問題の先週の話をします。ついに私にチャンスを齎す神か悪魔の類が耳打ちをしてきました。
「おう、週末遊びに行くぜ」といきなり電話して寄越したのが、成人向け雑誌社の友人。
前々から妻とは面識があり、そして私の薄暗い性癖も承知している影は、家に遊びに来ると有り難いくらいに妻を眼で犯して帰るので、私としてはこれを断る理由がなく承知した。
友人の名は仮称で五十嵐とする。贔屓目に見ても私よりずっと顔が良い男だ。人柄もいいし話も上手い。
そしてかなりの変態で貧乳好き。初めて紹介した時から「なんとか3P出来ないか」と相談されてきた。しかしそんな機会は無かった。
そして先週末。昼には来ると言う話だったが、夕方になっても五十嵐は来ず。
「どうしちゃったんだろうね」なんて話をしながら、妻は普段禁止されている酒を飲める絶好の機会がお流れになる可能性にふてくされ始める。
妻は酒が恐ろしく好きだ。そして恐ろしく飲み方が下手。ペースを考えずガブガブ飲んでは潰れ、大学時代に急性アルコール中毒になっているので私は滅多に飲ませない。
「先にあけるか、仕方ない」と私は妻に低アルコールの酎ハイを渡す。実は五十嵐は晩まで来ない。それまでに妻を酔わせてしまおうと言う、悪童じみた作成だ。
実際どの程度まで酔うかは賭だったが、普段飲ませていないこともあり、二缶で妻はべろんべろんだった。早すぎる。
仕方ないのでさっさと五十嵐をメールで呼び出す。
待ってる間、試しに妻を脱がせてみる。
その時は人が来ると言うことで、ちゃんと化粧もし、勿論ブラもし、フレアのスカートの下にレギンス、上はゆったりとしたシャツにカーディガンと、休日らしからぬ格好をしていた。これではせっかく来た五十嵐が悲しむ。可哀想だ。
私は「メイナードのハイトーンボーカルはマジで神だ」とかなんかお気に入りのバンドの話を独りでに語り熱く盛り上がる妻のカーディガンを脱がしてみた。何も言わない。続いてシャツのボタンをひとつづつ外す。何も言わない。お気に入りのバンドの曲を熱唱している間に、私はシャツを脱がし終えてしまった。
「なにしてんの?」
ブラまで外すか逡巡した刹那、突然妻が歌うのを止めてブスッとした口調で私に訪ねてきた。やばいか。
「香菜、暑くないか?」
「暑い」
「ブラ外すか?涼しいよ」
「外す」
こくこく、と頷き、私が外しやすいような腕を開く格好をしてきた。すごいことになってきたぞ…。私はゆっくりとホックを外す。小粒で薄い茶色の乳首が、胸板の上にちょこんと立っている。私は悩んだ。このままにするか。どうか。
「涼しい?カーディガンやっぱ着る?」
「着ない。暑い。下脱ぐ」
少し舌足らずな口調でレギンスまで脱ぎ始め、ついにはスカートも下ろし、なんと香菜は淡いピンクにアメコミタッチのキャラクターがプリントされたショーツ一枚になってしまった。すごいぞこれは。化粧をした中○生の女の子にしか見えないショーツ一枚の妻が、グラス片手にToolのAENEMAを振り付きで熱唱している。半端い。
「……。お前と友達で良かった」
部屋に入るなり五十嵐の第一声がそれであった。こいつに感謝を伝えられたのは多分初めてだ。
「五十嵐うっす」
呼び捨てで妻が、ショーツ一枚の妻が、ドアで立ち尽くす五十嵐を出迎えて抱きついた。これは五十嵐がくる前に私が仕込んだが、酔って完全に自我を失った妻は仕込み通り五十嵐にぎゅうと抱きついて暫く離れなかった。
私はとりあえず五十嵐を座らせると、五十嵐は予想してなかった光景に眼を白黒させ、逆に全く妻を見れなくなってしまい、恐縮仕切ってちびちび酒を飲み始めてしまった。これはあかん。
「五十嵐さん楽しんでますか」
「正直帰りたいかも。それかトイレ貸して、新鮮なうちに抜きたい」
「香菜、五十嵐の隣に行って接待しなさい」
香菜は我関せずとグラスと話したり、仰向けに寝転がったりと好き放題していたが、私が促すと「接待了解」と五十嵐の横に座った。
私はビデオカメラを用意し、彼女等に向け、あとよろしく。五十嵐に合図した。
五十嵐は居心地悪そうに俯いてしまった。
「や、どうしたらいいんさ」
「抱いていいよ」
「はあ!?」
「ほら、香菜ちゃん五十嵐が暑いそうだよ。上着脱がしてあげて」
「上着了解」
完全な酔っ払いの妻はぐだぐだと五十嵐に絡みながら、ぐいぐいと無い胸を顔や頭に押し付けながら、なんとか上着を脱がす。つーか剥がす。その上着を放る。怖ず怖ずとされるがままだった五十嵐も吹っ切れたのか、香菜を自分の膝の上に座らし、後ろから抱きついて香菜の頭の匂いを嗅いでいる。
「暑苦しい!」と香菜がむずがるが、私が「接待接待」と言うとブスッとしながら納得する。待っていた。これを。
(続く)
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