去年の秋、妻に浮気された。



自分たち夫婦は、結婚7年、子供一人、お互い仕事を持ち、浮気もなく円満な夫婦だった。



・・・あの温泉に行くまでは。



10月末、自分の32の誕生日前に、夫婦二人で一泊の旅行に出かける事になった。



妻の実家の義母の提案だ。



このところ、お互い仕事が忙しく、妻も帰ったら育児、自分は残業が続き、少しの事で喧嘩もしてたのを妻が言っていたのだろうと思う。



もしくは、二人目が出来ないのをセックスレスだとでも思っていたのか・・・。






そんなこんなで温泉旅行だ。



遠くに行くつもりがなかったため、車で40分位、宿が10軒程の小さな温泉地、場所はお互い知っていたが、二人とも行ったことが無いから即決。



ネットで宿を探して、せっかくだからちょっと料金が高く雰囲気が良さげな所にした。






当日、妻は黒とグレーのワンピに薄く柄の入った黒のタイツ。



年は29歳、身長が167cmでスリーサイズはよくわからないが、胸はCカップ。



細身のスタイルで胸が際立っていた。



それを見て久々にドキドキしていた。






早目に家を出て宿までのドライブ!



意外に車で盛り上がり、宿まですぐに着いた。



早く着いたがチェックイン出来たので、部屋に案内してもらい、風呂でも入りに行くことになった。



館内案内を見ると、女湯の露天風呂が17時まで混浴。






(チョー行きたい!)






俺「佳奈!露天風呂が混浴だって!ちょっと行こうぜ」






妻「えー!やだよ!男の人いたらやだもん」






俺「4時半まで、あと1時間位だから誰も居ないよ。居たら入らなければいいじゃん!試しに見るだけでも行こうぜ」






妻「えー!見るだけね」






(やった!)心でガッツポーズ。






混浴ってなんか夫婦で入るとエロい感じがするから、その時は、どうしても入ってみたかった。



エレベーターで1Fに行き、男湯の前を過ぎ、女湯を過ぎ、角を曲がり露天風呂の暖簾が目に入ってきた。



まだ妻は嫌がっているので、ひとりで見に行った。



案の定誰もいない、脱衣場は共同だ。






俺「佳奈、誰もいないよ!少しだけ入らない?」






妻「誰も来ないかな?」






俺「平日だし、この時間なら来ないよ!」






妻「・・・ヒロも一緒だから入ってみようかな」






(よっしゃ!)心でガッツポーズ。






誰もいないけど、混浴ってだけで無性に興奮。



自分が先に服を脱ぎ露天風呂へ、妻が少しあとに入って来た。



見慣れた妻の裸。



しかし、ここは混浴露天風呂。



タオルで胸と秘部を隠しながら、ふたりだけなのに恥ずかしそうに入ってくる妻にドキドキした。






話をしながら15分位過ぎたあたりに脱衣場から人の気配!






「ヒロ!誰か来たんじゃない?」






妻が焦りながら言った。






俺「来たっぽいな!上がる?」






妻「でも脱衣場が一緒だから気まずい・・・どうしよう・・・」






俺「もしかすると女の人かも知れないから、入って来たら変に意識しないで出ようぜ」






妻「・・・そうだよね!別に悪い事してる訳じゃないしね・・・」






そうこうしているうちに入って来た。



60前後の男だ。



妻の顔を見ると、一気に赤くなっていたが、すぐに奥さんらしき人も入って来た。



あちらの方は慣れてるようで堂々としている。






湯船からあがるタイミングが掴めずにいると、あちらから会釈をされ話し掛けられた。



社交辞令的な会話。






「どこから来たんですか?」とか「おいくつですか?」とか「宿泊ですか?」など。






あちらも夫婦で二人とも62歳。



温泉が趣味のふたりは、今日は日帰りで立ち寄ったらしい。






4人で話したが、旦那さんの方は会話の途中、ちょくちょく妻の体を見ている。



湯船にタオルを入れていないので、妻の乳首や陰毛は、完全に見えている。



会話が5分程経って、間が空いた。






(ダメだのぼせる!)






そう思って、妻を見ると妻も上がりたそうだ。






「そろそろ上がりますね」






「そうですか。ゆっくりして下さいね」






簡単に挨拶を済ませ、岩の所に置いておいたタオルを取り、前を隠して湯船を歩き始めた。



妻の方をチラッとみると、胸と秘部をタオルで隠して恥ずかしそうに歩いている。



後ろからは妻の背中とお尻が丸見え。



旦那さんの方を見ると、完全に妻の後ろ姿を目で追っている。



自分が見ているのに気付き、軽く会釈をされた。






そそくさと着替えを終え、部屋に向かいながら、妻の裸を他人に見られた事に興奮!!!






俺「あの旦那さん、スゲー佳奈のこと見てたよ!」






妻「・・・うん。話ながら、すごい視線感じたもん!でも、あの状況じゃ隠せないし・・・。もう恥ずかしいから絶対に混浴は入んない!」






俺「でも、あの旦那さんラッキーだな!佳奈の裸見れて。アソコまで見えたよ、きっと!」






妻「もぉ!そんなこと言わないで!」






そんな話をしてる事にまた興奮!!






部屋に着き、玄関でキスした。



濃厚なキス・・・。



我慢出来ない・・・。



その場で立ったまま妻の乳房を浴衣の上から揉み、乳首へ愛撫した。



妻は確実にいつもより感じている。






乳首に触れる度・・・。






「あっ!んっ!ぁっ!」






そのまま妻の秘部へ。



パンツの上からでも分かる!



すごい濡れてる!



さらに激しく、割れ目に沿って愛撫した。






いつもなら、「お布団行こう!電気消して!」と言うような妻が、「もっと触って!乳首気持ちいい!」と言いながら、パンツをずらして挿入した指の動きに合わせながら、腰を動かし、乳房を舐めている俺の頭を撫でていた。






妻の喘ぎ声が一層激しくなり、腰を激しく動かす、自分も激しく指を動かした。






「あっぁっ!ダメぇ!んっ!」






妻が果ててその場に膝をついた。



妻はそのまま、私の固くなったモノにしゃぶりついた。



いつも以上に激しく、丁寧に本当に美味しそうに舐められた。






(ダメだ!もう入れたい!)






妻を立たせて後ろから挿入。



ヌルヌルの妻の秘部が私のモノに絡みつく。



妻も壁に手をつき一層喘ぎ声をあげている!






妻「あっぁっ!気持ちいい!んっ!ぁっぁっぁっ!」






俺「ダメだもうイキそうだよ!!」






妻「いいよ、イッていいよ!ヒロの私の中にいっぱいちょうだい!んっっ!あっぁっ!んっっ!」






いつも以上に激しく気持ちが良かった。



妻も同じだと言っていた。






6時過ぎ、売店にふたりでビールを買いに行った。



瓶ビール3本、缶の梅酒を1本、摘みを買った。



部屋に戻ると、すぐに部屋の電話が鳴った。



フロントからだ。






「夕食のお時間ですが、お持ちしてよろしいですか?」






「お願いします」






お互いにお酒を飲みながら夕食を食べた。



8時前に食べ終えた。



妻は珍しくビールを飲んでいて、「お腹いっぱい」だと言い、半分位残していた。



フロントに電話して、食事を下げてもらった。



すぐに仲居さんが来て下げ膳と布団の準備をしてくれた。



仲居さんが帰るとふたりで窓際の椅子に座り、持ち込んだワインのボトルを開け、また飲み始めた。



酔った妻が可愛く、夜にまた抱きたくなっていた。



その時はもっと乱れて欲しいと言う衝動にかられ、混浴の話をした。






妻「恥ずかしいからやめてよ!」






俺「でも、見られてスゲー濡れてたじゃん!」






妻「・・・(照)」






俺「佳奈は乳首も敏感だからなぁ!」






妻「もぉ!エッチ!!」






夫婦で下ネタも意外にありかも。






いつの間にか寝ていた。



テレビをつける。



夜中のスポーツニュース。






(ん?妻が居ない?)






少しボーッとして、ケータイを見ると12時半。



メールを受信している。



妻からだ。






『起こしても起きないから、お風呂行ってくるね!飲み過ぎ注意!(笑)』






(9時55分に受信。はぁ?いつまで風呂入ってんの?)






妻のケータイに電話した。



呼び出したが、留守電・・・。



もう一度掛けたが、呼び出し→留守電。



不安がよぎる。






(倒れた?レイプ?)






頭がガンガンする中、妻を探しにケータイと財布を持って部屋を出た。



部屋を出て真っ直ぐ、風呂へ向かった。



旅館の電気も最小限に落とされていて、薄暗いオレンジ色の明かりの中、風呂へ向かい歩いた。



静かな館内、静かな宴会場、男湯の前・・・もう暗い。



奥の女湯も灯りが消されているのが目に入ってきた。






(旅館前にあったコンビニでも、行ってるのか?)






来た廊下を戻り、フロント前を過ぎ、旅館の入り口からコンビニへ向かう。



道路を挟んで向かい側だ。



・・・客は、誰もいない。



何も買わないのは変かと思い、コーラとタバコを買って旅館に戻った。






(部屋に戻ってるかも!)






フロント前を通りエレベーターに乗り部屋の前に・・・。






(鍵が開かない・・・!)






当たり前だ、鍵は妻が持って出ている。



オートロックだから開くわけがない・・・。






妻に電話。






プルルル、プルルル→留守電。






同じだ。頭が痛い。



色々考えてしまい不安が消えない。



コーラを一口飲み、また歩きだした。






(館内にある居酒屋か?)






今度は居酒屋に向かい、今きた逆側のエレベーターに乗り居酒屋へ。



居酒屋の灯りはついていたが入り口の、鍵が閉まっている。



奥に人の気配があったが、そのまま売店の方へ歩きだし、またさっきと同じ風景。



入り口→フロント。



妻にまた電話したがさっきと同じ。



歩きすぎて少し気持ち悪い。






(もう一度風呂を確認していなかったらフロントに聞こう)






宴会場→男湯。



女湯の入り口が見えたがやっぱり灯りは消えている。






(露天風呂は?)






そう思い、女湯の角を曲がり露天風呂の暖簾が見えたが、やはり真っ暗・・・。






(ダメだ気持ち悪い・・・)






しかしこんな所で吐く訳にはいかない。



館内の暖かさが余計気持ち悪くさせている。






ふと見ると露天風呂の入り口脇に中庭に出れる非常口が・・・。



夜風に当たりたい一心で、そっと鍵を開け中庭に出た。



腰を庭石に下ろし、コーラを一口。






(よし、フロントに行こう)






そう思った時、微かに声がする。



そっと壁に沿って声がする方へ・・・。






<続く>