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「痴行媾悦②‥異人館Ⅰ」









女房とは 一度だけ、遠距離恋愛風の出会いを したことがあります。私が彦根で仕事があり 翌々日に姫路から播但線で少し入った処で仕事があって、その間の1日を使って 神戸で出会って遊ぼうと云うのです。前日の仕事の後 神戸のポートタワー近くのホテルに一泊し、翌日の朝 新幹線の新神戸に女房を迎えに行きます。初夏で 爽やかな日でした。予定通り出会うことが出来て そのまま歩いて北野の異人館通りに入ります。まだ阪神淡路大震災の大分前で 折から人出も多く、色々のタイプの異人館の中も這入りました。異人館は 外観や中の造りの違いが面白く、看板の説明にある 所有者の遍歴にも歴史を偲ばせるものがあります。




 異人館通りのシモタ屋のようなお店では お土産に息子のシャツを買い、女房には 琥珀のイヤリングを、私は小さなブーツ型のガラスのぐい呑みを買いました。北野天神にお参りし トアロードで古道具屋を冷やかし、途中の骨董ランプの博物館を見学し 生田神社に参詣し能の「箙」にも出てくる箙の梅を見ます。お昼は 三宮で神戸のお肉です。お昼からはフラワーロードの入り口を見て元町へ入り 海岸通りへ出て海沿いの道を通ってポートタワー近くのホテルに入ります。時間があったので荷物を置いて 付属の海洋博物館を見学しましたが、タワーへ上るのは 夜景を見たいので夕食後にしました。夕食後に上ったタワーからの夜景は素晴らしく 「函館よりは 景色が近いね」などと話合いました。




 風呂へ入った後 浴衣の寝巻に着替えた女房と私は、ベッドに入ると お互いに黙って寝巻を脱ぎ捨てます。私がベッドで手を差し伸べると 女房は飛び付いて来て、お互いに口を求め合い 舌を絡めます。縺れるように私が仰向けに横になると 女房は上に乗り足を伸ばします。女房は舌を絡めたまま 私の上を向いたペニスの付け根におマメをコスリ付け腰を使い始めます。私の ペニスは直ぐ勃ち切り、私が眼をつむり 両方の乳房を揉み乳首を摘んで転がすようにすると、乳首が固く立つのがいい気持ちです。女房の尻の間から右手の指を入れ 肛門から会陰ヴァギナを探るともうそこまでヌルヌルになっています。女房の身体を抱き締め 左へひねって身体を横たえると、今度は 私が上になります。




 右手で自分のペニスの先に触ると そこももう充分ヌルが出ています。前に手を回しオマメを剥くようにすると そこももう少し大きく膨れています。女房も腰を突き出し股を緩めて欲しがるソブリなので そのまま探りながらペニスをヴァギナに宛行うと、ペニスはズブリと ヴァギナに沈み込みます。何とも云えぬ満足感があり 私は女房の首を抱きこむと直ぐ腰を使い始めます。女房もそれを受けて息を合わせ 二人の腰は大波のように揺らぎます。しかし 暫らくそれを続けていると、何か少し いつもと違うのです。乗らないと云うか燃えないと云うか 女房もセッセと動いては呉れるのですが、肉体的には応じながら 感覚的になのか精神的なのか、とにかく 空しいのです。




 もっと若いときなら そのまま私が射精して終わりになる処ですが、そろそろお互いに 相手の満足が自分の悦びになって来ていましたから、一旦動きを止めて 「どうか したの?」と聞きます。アノ最中に女房がものを云うのは珍しいのですが 「イヤ なの!」と云います。「なに…? が…!」「明日… 私一人で帰るんでしょう…?」‥ (そのことか!)。「しようが ないじゃ…」「でも… イヤなの…」 ‥‥‥ふと思い付いて「じゃ 明日、姫路まで一緒に行って お城でも見ようか?」、「… 良いの?」‥ 「午前中は空いているから 行くんならそうしても良いよ、そう する…?」「ウン…」で 動きの再開です。




 ところが今度は 一度気が逸れてしまったので、ペニスは挿入したまま勃っているのですが お互いにガンバッても気が乗りません。仕方が無いのでこれも思い付きで 「Hなビデオを 見てみようか?」と云うと、「見てみたい…!」と 興味津々です。ホテルのビデオはコイン式なので 一旦ペニスを抜こうとすると、女房は 「抜いちゃ イヤ!」と云います。こう云う制約条件が付くと 途端に燃えるのが我々夫婦で、「じゃ そのまま抱き付いて!」と云うと 女房は足を私の腰の後ろで組み、手を首に回して かじり付いてきます。私はその尻を左手で支え そろそろと身体を起こし、一旦ベッドに腰掛けてから カバンを探り 小銭入れを出してビデオをセットします。(Ⅱへ 続く)(「茫々録・鶏肋抄」より)














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