隣のベッドに入った少女。



今日、空いていた隣のベッドに、中学に上がったばかりという女の子が入ることになった。



男の患者と一緒の相部屋になっていいものかと思ったが、担当の看護婦さんは、「間違いなんて、なさそうだし」と茶化した。



確かに入院してくるのは、つい最近まで小学生だったという中学生だ。



それに、ひょっとすると間違いをやらかすかもしれない肝心の僕は、通勤途中にやったバイク事故で大ケガを負っていた。



右足粉砕骨折、しかも左腕にもヒビが入っていた。



情けないことに、間違いが起きるどころか、身動きさえとれなかった。



下の世話まで看護婦さん頼みなのだ。






彼女は入って来るなり、元気な声で僕に挨拶した。






「週末だけの入院ですけど、お世話になりまーす!」






とってもハツラツとした元気な女の子だった。



名前は、『真衣』と言った。



真衣ちゃんとは可愛い名前だ。



刈り上げに近い感じのヘアスタイルからかもしれないが、顔の小ささがかなり強調されていた。



目もクリッとして、顔立ちがはっきりしているので、少女なのにボーイッシュな雰囲気が漂っていた。



ちょうど少女と大人の間で足踏みしているくらいの成長途中の女の子なのだ。






(あと何年かすれば、絶対にいい女になるな)






まさか年端もいかない女の子に欲情する僕ではないが、長い入院生活で欲望は溜まりに溜まっていた。



女の匂いをほのかに嗅いだだけで、僕の股間へ熱き血潮が流入した。






なぜ、彼女が整形外科病棟に来たのか分からない。



おそらく今の時期、この大学病院は慢性的にベッドが不足している。



しかも彼女は週末検査をするための短期入院である。



無害化している僕のことを説明して、「まあ我慢してよ」と、女の子やその両親をどうにか説得したのかもしれなかった。






それにしても・・・だ。



中学生になったばかりとはいっても、最近の女の子の成長ぶりは早い。



衣服越しには、ほんのりと膨らむ彼女の胸があった。



もちろん、別に相部屋になったからといって、彼女の裸を拝めるわけではないのだ。



着替えだって、ベッドに設置されたカーテンが引かれるだろうし、なんたって僕はベッドに縛り付けられている。






ただ妄想しただけ。



そう・・・ただ妄想しただけだった。



だからこそ、そのときまで僕は、彼女のヌードを拝むことになろうとは全く想像もしていなかったのである。






性に興味が出てくるお年頃の真衣は、以前に大病を患い、今はもう完治したが、術後の定期的な精密検査を受けるために入院してきたという。



血液の病気と聞いたが、それ以上は知らなかった。



基本的に病気は治っているはずなので、一応はパジャマ姿になったが、元気そうにベッドでゴロゴロしながら本を読んだり、備え付けのテレビを観たりしていた。



しかし突然、看護婦が来て言われた。






「あれ?まだ検査着に着替えていなかったの?」






彼女はベッドから飛び跳ねた。



ベッド脇に置いてあった検査着を慌てて手に取った。






「もう時間?」






「そうよ、早く着替えてね。もうMRIの予約を入れちゃったんだから」






看護婦は慌ただしく出て行った。



真衣は、ぺろりと舌を出して、僕に笑いかけた。






「着替えます」






そう宣言すると、検査着を取って、ベッドの上で立ち上がった。



ベッドを取り囲むようにレールが敷いてあるカーテンを閉めようとした。



しかし、カーテンレールの一部で、滑車が引っかかってしまったようだ。






「あっ・・・」と彼女が声を出したので、僕はベッドの方を見た。






さっきまで明るくしていた彼女が、少し焦った表情で、カーテンを必★に引っ張っていた。



だが、ガチャガチャと音を立てるだけでビクともしなかった。



先程の看護婦がパタパタと走ってきて、また病室を覗いた。






「早くしてね!」






そのとき真衣はカーテンのことを言おうとしたが、看護婦さんは忙しいのか、とっとと別の場所へパタパタと走って行った。






「あ、ま、待って・・・」






慌てて呼び止めたがもう遅かった。



さらに真衣は焦った。






「もういいや」






カーテンを引っ張ることを諦めた彼女は僕の方を見て言った。






「あの・・・ここで着替えますけど、カーテンが壊れちゃったみたいなんで、見ないでくださいね」






「ああ、もちろん。どうぞ」






まさか、このような嬉しい展開になるとは。



検査着は、素っ裸になってから、1枚の浴衣のようなものを着用する。



ということは、今着ているパジャマも下着も、すぐ隣で脱ぎ始めることになる。



要は一旦、フルヌードになるということだ。



やはり少女とは言っても、あの胸の膨らみ・・・興味がないわけではなかった。






僕は、まるで物分かりのいい大人のフリをして、本当は彼女の着替えにドキドキした。



一応「見ない」と約束した以上、首を壁の方へ捻って逸した。



身体ごと彼女から背を向けてやりたいところだが、骨折した足は吊られている状態なので無理である。






カサコソと音がし始めた。



彼女が慌てて着替えている様子が伝わってくる。



これは願ってもないチャンス。



僕は首を背けつつも枕元に隠してあるデジタルカメラを取り出して、動く方の手で、こっそりと彼女の方へ向けた。



たまに看護婦さんを撮ったりして楽しんでいる入院中のお慰みアイテムが、こんなところで役立つとは思ってもいなかった。



こういうときデジカメはシャッター音が消せるので重宝する。



適当な間隔を見計らって、何度もシャッターを押した。






その後、どうしても我慢できなくなって、一度だけチラリと彼女の方を見た。



彼女はちょうど上半身裸で、僕に背を向け、まさにパンティーを下ろそうとする瞬間だった。



真っ白いスベスベした背中にドキッとした。






彼女は僕の目の前で、一気にパンティーを脱ぎ去った。



そのとき、プリッとしたお尻が飛び出した。



彼女はまだ中学生だというのに、なかなかのスタイルの持ち主だった。



キュッと締まったウェストはもちろんだが、ヒップの形も良かった。






そのままじっと彼女の着替えを観察したかったが、約束した以上、覗いていることがバレたら大変だ。



ちらりと胸の膨らみも見えそうだったが、それ以上はやめておいた。



あとは、デジカメの画像がうまく撮れていることを祈って、再び壁の方を向いた。






真衣が検査に行った後、デジカメ画像を確認してみた。



手ブレした画像もだいぶあったが、軒並み綺麗に彼女のお尻を捉えていた。



さらにラッキーなことに、彼女がサッと横を向いたとき、小さなバストを捉えた画像が1枚あった。






思っていたよりも彼女のバストは大きくなかった。



小さくツンと上を向いた感じは、まだまだ子供だというのに、まるで無理に大人ぶって胸の膨らみを見せようと努力しているかのようだった。



わずかな膨らみの上に乗る小さな蕾は淡い色をしていた。



ピンと勃っているわけでもなく、膨らみと境目なく張り付いているかのような乳輪が、幼さを強調していた。






僕はうまく撮れたたった1枚の画像に大興奮だった。



さっそく何週間ぶりに、ベッドの上でこっそりとオナニーに耽った。



気持ちよかった。






だが、大興奮な出来事は、これだけでは終わらなかった。






その夜、隣のベッドで真衣は検査を終え、休んでいるはずだったが、いやらしい声が小さく聞こえてきた。



最初、僕は寝入りばなだったので、入眠時の空耳かと思った。






しかし断続的に、「あっ・・・」とか「うふ・・・」とか、気の抜けた声が鳴り響いてきた。






ウトウトしていた僕の意識は一気に覚醒した。



間違いない。



カーテン越しに昼間に聞いた元気な彼女の声だった。



真衣はベッドの上で、昼間の僕と同様に自慰に耽っていたのだ。



今日の検査は、単なる磁気共鳴装置による検査だけでなく、様々な薬剤を投与され、かなりの体力を消耗する検査もあったと聞いたが、さすが若い娘は違う。






そういえば男だって、寝不足のときや、疲れているとき、妙に性的な興奮が高まることがよくある。



オナニーに耽ってみたくなる、妙な疲れのときがあるものだ。



それに彼女にしてみれば、まさにそういった性的な興味が芽生えるお年頃だ。



無理もないことだろう。



こりゃ、久しぶりに大興奮だ。






次第に真衣の自慰に耽る声は大きくなっていった。



このまま大きくなると、夜に巡回する看護婦の耳に届くのではないかと思うくらいだった。



僕はまた昼間に続いて、彼女の若くて艶めかしい声を聞きながら、自分のムスコを擦り上げた。






<続く>