私の妻、マナミ(33歳)の話です。
妻自慢はしません。どんな女かは皆さんのご想像にお任せします。
とある事から共働きの妻が、
時折遅くなる帰宅を残業だと偽っていることに付いたのは昨年の6月だった。
以来疑惑の芽を育てながら妻の動向を探った。
もちろん杞憂に過ぎないと言う確証を得るためであったが、月日が経つにつれて逆に疑惑は深まっていった。
ちょうど1年前の8月のある朝、妻が「今日は遅くなる」と私に告げた。これまでの経験から、
そういう日こそ不審な行動をすることに気づいていた私は、反射的に「俺も今日は遅い。9時は
間違いなく過ぎる」と応じた。もし妻が私が懸念しているようなことを行っているのなら、
今日はまさにチャンスだと思うに違いない、と考えつつ。
午後4時過ぎ、私は早退を告げて退社し妻の職場へ向かった。従業員玄関が見える場所に車を止
めたのが5時直前。やがて次々と出てくる従業員たちを6時30分ころまでチェックし、
妻が出て来ないことを確認した。
(やはり妻はちゃんと残業しているのだ)安堵と後ろめたさを感じつつ、
念のため携帯で目前の妻の職場に電話をかけた。
「・・・さんは4時30分ごろ早退しました」
愕然とした。
私が嘘をついて自分の会社を早退したのと同じころ、妻もあっさりと職場を後にしていたのだ。
もし妻が5時早々に職場から出てきたら後をつけ、証拠を掴んでやろうと思ったがそれも適わない。
今更会社に戻るわけにもいかず、私はどす黒い不信と怒りで満たされた心のまま、家に帰った。
私たちの家はマンションである。帰り着くと、
何と私の駐車スペースに見覚えのないシボレー・アストロが停まっていた。
どう言うことか明白だった。来客用駐車場も埋まっていたので近くの路上に車を停め、家に向かった。
こっそり玄関ノブを捻ると鍵は開いていた。三和土には妻の白いサンダルと私の物ではない
薄汚れた男物のスニーカーが・・・二足。そして、耳を澄ませるまでもなく、奥からはくぐもった
声が聞こえた。妻の声と、明らかに一人ではない男の声。
よりによって複数とは。爆発しそうな感情を押せつつ、そっと台所の横を抜けて居間に入ると、
ソファや床の上に妻や男たちの服が脱ぎ散らかされていた。
居間から続く夫婦の寝室の閉ざされたドア、声はその向こうから聞こえる。
ドアの向こうで繰り広げられているであろう光景を想像して私は気も狂わんばかりになり、
すぐにも飛び込んで妻も相手の男も存分にぶちのめしたいと思ったが・・・。
事ここに到っては離婚は避けられない。
どうせなら妻への未練をきっぱり断ち切るため、他人の腕の中でよがり狂うその姿を見たいと思った。
ドアを離れ、一旦玄関に戻って自分の靴を持ち、暑い日で開け放たれていた居間の窓からベランダに出た。
そしてベランダを辿り、こちらも10センチほど開けられていた寝室の窓から恐る恐る中を覗き込んだ。
私たち夫婦は互いの安眠のため、寝室にシングルベッドを二つ、少し離して並べて置き、
それぞれに寝ていたが、今はその二つのベッドがくっつけられて即席のダブルベッドになっていた。
すでに幾度も媾合が繰り返されたのだろう、ベッドの上や床にはティッシュが散乱し、
パステルカラーのシーツの上には垂れ流された液体が所々に染みを作っていた。
そしてその真ん中に・・・妻に疑いを抱いてから何度も想像し、
そんなことはあるまいと否定し続けてきたそのままの光景が・・・否、それよりももっと破廉恥で絶望的な光景が展開されていた。
全裸で仰向けに寝そべった男の腰の上に背をこちらに向けた妻が座り、何とも厭らしく身体をくねらしていた。
その上体には朱の縄が幾重にも食い込み、両手も肩甲骨の下辺りで後ろ手に縛り合わされていた。
妻の豊満な尻が持ち上がると、そのあわいに突き刺さった怒張がちらちらとぬめり輝き、
妻はそれに擦り付けるように腰を前後左右に振る。
結合部分は溢れ出した妻の淫汁で濡れそぼっていた。
妻の破廉恥な行為はそればかりではない。
妻の横にはもう一人の男が、これも全裸でベッドの上に仁王立ちしていた。妻は上半身を捩って
目の前の男の腰に顔を寄せ、卑猥な音を立てながらすでに隆々と屹立した怒張の先端を口に含み、
舐め回していた。時折ぐっと根元近くまで深く咥え込む、濃厚なフェラチオ。
きつく縛められたまま上下の口を蹂躙される妻の姿は暴力的に卑猥だった。
犯しながら、男たちは妻に猥褻で屈辱的な言葉を投げかけ、妻も咥えているものから口を放し、
破廉恥な単語を恥ずかしげもなく使って応えた。
男たちは二人とも顔にまだあどけなさの残る、20歳を幾つも出ていないであろう若者なのに、
妻は彼らに口汚く侮辱され嘲笑されながら貪欲に怒張を貪っていた。
「そんなに熱心にしゃぶって、まだ飲み足りない?もう2回も飲んだじゃん」
「もっとぉ・・・欲しいのです」
「何が欲しいか、はっきり言ってみ?」
「精液・・・濃い精液をいっぱい飲ませてください」
その姿を見、声を聞き、私は怒りと絶望でブルブルと体が震えた。「止めろ」と叫び、窓を開
けて飛び込みたいのに、ショックのあまり身体が動かなかった。
やがて妻は押し倒されるようにベッドに仰向けにされ、
寝そべっていた男が身を起こして圧し掛かかるように再び結合した。
「あああっーー!」
後ろ手に拘束されたままでは苦しいだろうに、その苦しさも自覚できないほどの快感なのか、
妻は辺り憚らぬ嬌声を上げながら刺し貫かれた。男は妻の両足を脇に抱え、腰に体重を乗せて
奥深く挿入し、更に腰をグリグリと揺すった。
「ほぅら、奥まで届いてる」
「いやあぁ・・・駄目ぇええ」
最奥部に加えられる刺激に、妻は髪を振り乱して悶えた。
もう一人の男は、この体勢では咥えさせる事ができず、
怒張を手に持たせようとしたが、妻はとうにそれどころではなくなっていた。
挿入していた男は妻を押し潰すように更に圧し掛かり、腰を動かし始めた。
腰を叩きつけるようなピストンの連続。
パンパンと激しく肉がぶつかり合う音が狭い寝室に響き、それに妻の浅ましい淫声が重なった。
「もっとお・・・突いてぇ、奥が・・・いいのお」
「奥さんの中、絡み付いてくる。奥が下がってきて・・・」
「いやぁ・・・あああぁ・・・だぁあめぇぇ・・・いいいっ」
体位を変え、本格的に犯されてから数分と経たず、妻は限界を迎えた。
「も・・・だめ、いくぅ・・・いくうぅっ!」
「もう逝くのか・・・。これで何度目だ?ほら――逝っちまえ!」
「ひいいいああああああぁぁっ――!!」
いっそう男の動きが早まると、男の身体の下で妻が泣き叫びつつ絶頂を極めた。
ガクガクと身体を震わせ、見開かれた目に涙を浮かべながら。
妻がぐったりと逝き果てても男は許さず、激しく腰を振りつづけたが、
ようやく獣じみた唸り声を上げながら怒張を引き抜き、妻の顔の上に跨った。
「こっち向いて口開けろ!」
叫びながら妻の髪の毛を掴んで、その顔に濡れそぼった自分の怒張を突き付け、大量に放った。
男が手を離すと、横向きに倒れたためにようやく見えた妻の顔の、
下半分は余すところなく白く汚れ、半開きの口からも大量の精液が溢れ出ていた。
「こぼすなよ、飲み干すんだ」
妻の口が閉じ、こくりと咽喉が動いた。
あまりに酷い光景に、もうこれ以上見ていられないと思ったとき、
さすがに肩で息をしていた男が妻に話しかけた。
「どうだった、よかったかい奥さん」
「・・・もう○にそうなくらいよかったです」
「旦那とどっちがいい?」
「比べ物にならないくらい、○○さんのほうがいいです」
一瞬の躊躇もない妻の返答に、私は足元が崩れ落ちるような絶望を感じた。
そしてもう怒りすら沸かず、ただ呆然と眼前の光景を眺めていた。
「次は俺の番だな」
途中から観客になっていた男が妻の下半身ににじり寄った。
「ああ・・・ちょっと休ませて」
妻の哀願を男は無視し、縛められて不自由な妻の身体を強引に裏返してうつ伏せにした。
「膝を立てろ」
年端も行かぬ男の命令に従って高々と持ち上げられた尻を、男はいきなり何度も平手打ちした。
精液に汚れたままの顔を歪ませて妻は哀願した。
「お許しください!お許しください!」
見かねて先の男が「許してやれよ」と言うと、ようやく連打が終わった。
「わかったか、お前は俺たちの肉便器なんだ。便器が『休ませろ』何て言うか?」
妻は顔をシーツに押し付け、嗚咽を漏らしながら謝った。
「すいません・・・ごめんなさい・・・すいません・・・」
「本当にすまないと思っているのか?じゃあお前が何なのか言ってみろ」
この後の妻の言葉の大意は今でもしっかり記憶しているがさすがにタイプすることができない。
自分が人間であることを否定し、不特定多数の男性に性欲処理に使われる道具であること、
そのように扱われることが無上の喜びであること、
そして全身すべての器官を使って男たちに奉仕することを宣言するものであった。
恐らく何度も言わされているのであろう、
妻は耳を覆いたくなるその短くはないセリフを淀みなく唱えた。
「わかってりゃいいんだ。でも自分が言ったとおりに行動しないとな」
男はぎらつく視線を、眼前に持ち上げ曝されている妻の尻の間に注ぎながら言うと、
勢いよくむしゃぶりついた。
ぴちゃぴちゃと粘質な音が響き、苦痛と屈辱に歪んでいた妻の顔がたちまち淫猥に蕩けだした。
すぐにその唇から熱い吐息が漏れ出し、嬲られる尻がもどかしげにじりじりと揺れだした。
男がいったん口を離した。
「今日はこっちはまだだったからな。寂しかっただろう、こっちは」
妻は無言で上気した顔を縦に動かした。
角度的に私にはその部分は見えなかったが、どこを舐められていたのか明白だった。
男はさらに自分の人差指と中指を舐めて湿らすと、無造作にそこに突き入れた。
「あひぃ!」
瞬間、妻は獣じみた悲鳴を上げたが、男は構わずにぐりぐりと手を捻りってそこを掻き回した。
更にゆっくりと抜き差しし、時折りぎゅうっと奥深く差し込んだ。
「駄目・・・駄目ぇ・・・狂っちゃう」
白目を剥いてよがり狂う妻の姿。私はその姿に完全に魅入られていた。
「俺の指はどこに入っている?」
「肛門です!・・・うんちの穴に入ってます!」
「お前はうんちの穴を穿られて感じるのか?どうしようもない淫乱肉便器だな。このうんちの
穴を便器として使って欲しいのか?」
「ああ・・・マナミのうんちの穴を使ってください。うんちの穴に××さんのちんぽを入れて
ください!精液をたっぷり注いでください!!」
男はもう無言で怒張を妻の尻にあてがうと、ゆっくりとめり込ませた。
妻は、恐らく軽く逝ったのだろう、口を大きく開け、声もなく身体をぶるぶるとわななかせた。
「・・・締まる!」
男は短く叫んでいったん動きを止めたが、すぐに挿入を再開した。
程なく、根元まで埋没させると、ゆっくりと抽送を開始した。
もう一人の男もこの光景に刺激されたのか、傍らに放り出されていたローターを妻の下腹部にあてがい、その敏感な肉芽を嬲り始めた。
尻を犯す男は、時折り唾を結合部に垂らして潤滑性を補いながら次第に動きを早めていった。
「ああっ・・・壊れちゃう・・・お尻、いいっ・・」
「すっごい締まる。・・・お前はまんこといい、口といい、ケツといい、すっごく気持ちよくて
感度もいい。――まさに肉便器になるために生まれたような女だな」
「ああ・・・いいです。もっとぉ犯してえ・・・」
「こんな・・・こんないい玩具を・・・放っておくなんて・・・旦那は馬鹿だ」
「もう駄目ぇ・・・××さん・・・来てぇ。一緒に――」
「逝くぞマナミ、逝くぞぉ――・・・!!」
ラスト数ストローク、男は大きな動作で腰を妻の尻に叩き付けると、
最後に怒張をめり込ませるように妻の尻を引き寄せながら射精した。
僅かに遅れて遅れて妻も、
「来てる・・・ああああぁぁぁ・・・!!」
限界まで首を仰け反らせ、浅ましく涎をたらしながら逝き果てていた。
しばらくして、直腸の奥にたっぷりとに精を放った怒張が引き抜かれると、
まるでそれに支えられていたかのように、ぱたりと横に転がった。
「もうそろそろじゃない?」
先の男がゆるゆると妻の縄を解きながら言うと、肛門を犯した男がおっくそうに答えた。
「もうか・・・意外に短いな。仕方ないけど。ほら、奥さん大丈夫?旦那さん帰ってくるんだろ」
先程までの様子とは打って変わり、男たちは放心した妻を優しく介抱した。
そればかりかティッシュを取り、精液に汚れた顔や股間を拭ってやったりさえした。
私は今まで見ている間、ひょっとして妻が何らかの弱みを握られ、
無理やり関係を強いられているのではないのかと言う思いを抱いていた。
それはせめてそうあって欲しいという願望でもあったのだが、このときやはりそうでないことを悟った。
先程までの暴力的な輪姦は、あくまでプレイであったのだ。
「ああ・・・もうそんな時間?」
ようやく妻は身体を起こすと、時計を見て残念そうに言った。
「とっても気持ちよかった・・・。ありがとうございます」
「今日は△△と□□は来れなかったからね、その分頑張ったよ」
一瞬わけがわからなかったが、すぐに悟った。
妻の相手はこの二人だけじゃなく、少なくとももう二人いると言うことを。
「よかったけど、でももうちょっとしたいな」
言いつつ妻は両手を伸ばすと、二人の性器を陰嚢ごと掴み、愛しげに揉んだ。
「――そんなことされたら」
「もう一回づつしない?シャワーしなくてもいいなら時間は大丈夫」
「シャワーなんかしなくてもいいけど」
「嬉しい・・・じゃ、しよ」
若い性器を奮い立てさせつつ淫蕩な笑みを浮かべる妻の顔を見たのが、
この日の最大の衝撃だった。
私はもうそれ以上見続けることができず、
妻に操られて再び野獣と化した男たちが妻の身体にむしゃぶりつく光景に背を向け、窓の下で膝を抱えてうずくまった。
しばらくして、私に取って煉獄とも思える妻と男たちの饗宴がようやく終わった。
男たちを玄関まで見送った妻がそのままシャワーを浴びるために風呂場に入ると、私はそっと家を出た。
このときまで漠然と住所などを調べるために男たちの後をつけるつもりだったが、エレベーターの中で気が変わった。
家に戻り、今度は音に気遣うことなくドアを開け、居間を横切って寝室に入ると、
気配に気付いた妻が慌ててシャワーから出てきた。顔は驚愕に引きつり、蒼白だった。
「あなた!」
言い逃れできぬ乱交の痕跡が残る寝室に立ち、私は冷たく言い放った。
「離婚だ」
それしかない、とっくに決意していた。
にもかかわらず、私たちは別れていない。それどころか・・・。
長文、お付き合いありがとうございました。
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