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【Hな体験】チキンな俺が超当たりのデリ嬢に惚れられた[前編]














残暑が厳しかった8月の終わりのある日、仕事上のミスで俺は上司に怒られた。



あまりの上司の怒りぶりに俺も相当イライラしていたので、これは発散せねばと思い、デリヘルを呼ぶことにした。



ただ、どうしてもやりたかったわけではなく、このイライラしたテンションを嬢にぶつけて罵倒してやりたかった。



無論ただの八つ当たりで、嬢にしてみればクソ最悪な客だが、そんな事どうでもよかった。










『俺のが偉いんだよクソビッチが!黙ってチンコしゃぶれや!!』






こんな勢いだったが、内心はチキンな自分を変えたい、上司に言い返せる度胸をつけたい、ただそれだけだった。






上司の説教後、俺のミスによって迷惑を被った全員に謝罪をし、退社。



職場から3駅先の某駅にて下車。



マックに入り、スマホを駆使して今晩被害者となるビッチを探す。



たまの贅沢、金に糸目はつけん。



気の強そうなビッチを厳選し、1番俺の好みに合った黒木メイサ似の21歳に決定。



早速電話するも、本日は予約でいっぱいとのこと。






俺「いっぱいってなんだよ、俺1人くらいいけんでしょ」






見知らぬ人間にいきなりタメ口きいたったw



俺いけるw



内心ドキドキだった。



マジでチキン。






男「申し訳ありません。なにぶん人気の女の子でございまして。すぐにご案内出来る女の子もいますが、お客様はどういった女の子がお好みでしょうか?」






電話口から聞こえる男の声は明らかに俺より年上で、こんな邪険な態度を取った俺にも超丁寧。






俺「あっ・・・えっと、マジすか・・・じゃあ、色白で可愛らしい感じの子がいいです・・・」






早くも弱気の虫が出てしまった。



結局、電話口の男に勧められるがまま、120分2万8000円のコースを選択。



この時点で電話口の男には大敗を喫していたが、気持ちを切り替えて試合に臨むべく、ホテルへ突入。



余談だが、1人でラブホに入ったことがなかったために相当緊張しました。



誰にもすれ違わないよう祈りながら部屋に入りました。






再度店へ入電し、ホテルと部屋番号を伝達。



もう完璧敬語。



いやいや、ターゲットは嬢であり、店員ではない。



だから当たり散らしたりしなくていいのさ。



この時点で上司への怒りやイライラは全くなかった。



嬢に八つ当たりをかまし、相手のことを考え過ぎる自分を脱却する、というミッションを遂行するだけだった。



ちなみにミッションに対する緊張感で性欲も全くなかった。






電話口の店員によればあと15分ほどで着くとのこと。



決戦が近づくにつれて、押し寄せる緊張でベッドの上で藻掻いた。



オナニーも2回した。



言っておくが風俗デビューは20歳の時で、それから定期的に行ってるのでその面での緊張はない。



好きな業種は手コキ屋さん。






電話してから10分くらい経過した頃からドアに全神経を集中させ、聞き耳を立てる。



程なくしてエレベーターの止まる音がする。



コツコツコツコツと足音が近づいてくる。






(この足音は1人だぞ!ついに来たか!)






緊張が走る。



そして案の定、俺の部屋の前で止まり、ドンドンとノック。






俺「はい」






若干不機嫌を装い、ドアを開ける。



そこに立っていたのはMEGUMIと吉木リサの間のような、ホント惜しい!あともう少しで完璧って感じの可愛い女の子。



白いワンピースを着ていて、またそれが似てること。



このレベルは文句なしの当たり。






リサ「初めまして、リサです。よろしくお願いしまーす」






笑顔がホント可愛らしい。



120分コースを勧めてくれた店員、マジありがとう!



と、普通にプレイを楽しんでしまおうかと思ったが、新たな自分に生まれ変わる為にここは涙を飲んでミッションを遂行を決断。






俺「あ、うん。てか座れば」






先制パンチを繰り出す。






リサ「あっ、ハイ、失礼しまーす、お隣いいですか?」






俺「まだ隣とかはいいや」






リサ「すみません」






リサはちょっと離れて座る。



俺はもうこの時点で申し訳なさ過ぎてリサの顔を見れない。






リサ「今日、お仕事だったんですか?」






先程とは少し変わり、遠慮がちに聞いてくる。






俺「うん、そう」






気弱なモヤシ野郎の俺は居た堪れなくなり、スマホで2ちゃんを開く。



いつもと変わらずクズなお前らが俺のライフを回復してくれる。






俺「キミいくつ?」






こちらから攻撃をしかけてみる。






リサ「21歳です。よく下に見られるんですよね~」






俺「なんだ、俺、中学生くらいがよかったのに」






リサ「あはは、犯罪ですよー」






ヤバい、ボケたと思われてしまった。



ニコニコしてこっちを見ている。






俺「マジなんだけど」






キッと睨む・・・まではいかないが、俺的には鋭い目でリサを見る。






リサ「今の中学生って大人っぽいですよねー」






中学生のくだりが相手にチャンスを与える結果に。






リサ「俺さん若いですよね~、おいくつですか?」






俺「24」






リサ「3つ差、近いですねー」






俺「そう?全然違くね?」






リサ「近いですよー、うちのお客さんは年齢層高めだから」






俺「ふーん」






リサ「おうちはこの辺ですか?」






俺「いや、違うけど」






リサ「じゃあ会社が近いんですか?」






俺「うん」






無愛想なクズな俺にも一生懸命に話し掛けてくれるリサ。



ここでは省略するが約15分間、リサが話し掛ける→俺が単発の答え、またリサが話し掛ける・・・の流れ。



リサが健気に思えて、もうベッコベコに心が折れる。



しかし、固い決意をもってして臨んだ俺。



ミッションを遂行すべく、禁句を解き放つ。






俺「ねぇ、何でこんな仕事してんの?普通嫌でしょ、見ず知らずの男相手にしてさぁ」






勇気を振り絞り、弱い自分と決別すべく俺は言ってやった。



ただ顔は見れない。



絶対見れない。



スマホを持つ手が震えていた。



この瞬間の世界一のクソ野郎のチキンは俺だったはず。






リサは、「うーん」と曖昧な声を発する。



罪悪感半分ともうどうにでもなれ半分で・・・。






「やっぱり金?」






畳みかけてやったわw



マジクズな俺w



払った金はいらんからもう帰ってくれ。



でも怖い人出てきたらマジ勘弁。






するとリサは、「やっぱりお金ですかねー」と普通に答えた。






なんかもう俺はチキンなままでいいやと思った。



今まで通り相手の顔色を窺って、相手にとって不快な態度を取らないようにしよう。



俺は心に決めた。



そして謝罪と、事の顛末を全て話した。






リサ「あははは、なんか不機嫌な人だなーって思ったんですけど、そういう人いっぱいいますし、いちいち気にしてられないですよ。『なんで風俗やってるの?』って質問は多いからなんとも思わないです。私も人のこととか気にし過ぎて損してきたことが多いんですけど、これ治んないですよねー、分かります」






めっちゃ良い子やん。



なんて優良店なんだココは。






ふと時計に目をやると残りは約80分。



リサとの今までを埋めるかのように会話に興じたかったが、フル勃起してしまった。



カラダをリサに密着させ、推定Cカップの胸に手を伸ばす。



リサは俺のチンコをズボンの上から軽く撫で・・・。






リサ「シャワー行きますか?!」






リサはテクニックもあり、フェラと素股で2回イキました。



天女はこちらにいらっしゃったんですね。



こんな感じで新しい自分に生まれ変わるミッションには失敗しました。



が、リサは、「俺さんはめっちゃいい人なんで、そのままでいいんですよ」って言ってくれたのでいいんです。



マジで恋しそうです。






そしてプレイ後、連絡先を交換してバイバイ。



それから、俺はリサとちょこちょこメールのやりとりをしていた。



少ない時で1日3通くらい、多くとも10通くらいのやり取りだった。



内容は取り留めのない話ばかり。



リサの昼間のバイトであった出来事、今日はこんなご飯作った、これから友達とどこどこへ遊びに行くなど。



もらったメールには全て返信した。



長文には長文で。



我ながら律儀な奴だ。






そして1度だけ電話がかかってきた。



なんだろと思って出てみると、いつも話し掛けてくれる側のリサが(いつもと言ってもプレイの時とメールでだけだが)、こちらから話すのを待っている状態である。



仕方ないので、無い引き出しをひっくり返して話題をたくさん出してみたが、反応は薄い。



辛くなってきたのと様子がちょっと変だったので・・・。






俺「今日元気ない?何かあった?いや、話したくなかったらいいんだけどスッキリするなら聞くよ」






リサ「話したくなかったらって、そしたら電話しないよー」






俺「そうだけどさ、あんまよく知らない俺には話にくいことあるよ、絶対」






リサ「あはは、ネガティブだなぁ。ねぇ、明日の夜、暇?飲みに行こっか!」






俺「えっ!?いきなりどうしたの?金曜に飲みに行くって話だったけど?」






リサ「ダメ?」






俺「仕事終わったら暇だけど」






リサ「じゃ、決定ね」






俺「てか金曜のこともそうだけど、飲みに行くのって店を通した方がいいのかな?」






リサ「プライベートだからいいの」






そう言った途端、はぁーと大きく溜め息をつかれた。



俺はチキン症であり、チキンが故に相手の反応に敏感で、プライベートな誘いなのにムッとさせてしまったのかぁと激しく後悔した。






そんなこんなで当日も合間合間でメールは続けていた。



以前と変わらずリサが主導権を持ち、俺が質問に答えたり話に乗ったりするスタイルだった。



電話で19時に待ち合わせしていたのだが、残務等やっていたら若干遅れそうだった。



メールで、『ゴメン、仕事が長引いて1時間くらい遅れそう、どっかで時間潰しててもらっていい?』と送信。



すると速攻で電話が掛かってきた。






リサ「もしもし?ねぇ、来るよね?来ないとかはないよね?」






俺「いや、行くよ。ただゴメン、遅刻しちゃう」






リサ「よかった。なら待ってる」






俺「どこで待っててくれる?」






リサ「駅前で待ってるよ」






待ち合わせしたのは駅前のバスロータリー付近。






(あれ?立って1時間も待つ気?)






俺「どっかのお店で時間潰しててよ」






リサ「平気。待つの嫌いじゃないから」






ホント健気だなぁなんて思ってキュンとしてしまったが、その半面で「来るよね?」の確認や、「待ってるから」の強調には一抹の不安感があった。






(メンヘラか!?)と。






ただ、俺はメンヘラの奴と付き合うのはおろか、出会ったこともないので判断がつかなかった。



まぁいかんせんチキンな俺は、人を待たせているプレッシャーによりいつもより早く仕事を終わらせ、待ち合わせ場所へタクシーで向かった。



駅前のロータリーで降りるとリサはホントに立って待っていた。



遅刻は約30分。






俺「ゴメン!!お待たせ!!マジでゴメン!!」






リサ「お疲れー!意外に早かったね!」






俺「タクシー乗っちゃったから」






リサ「そんな、いいのにー。勿体無いよ。でもありがとう」






俺「いやいや、マジでごめんね」






という、付き合いたてのカップルにありがちな、傍から聞けば鬱陶しい会話をして店へ。



服装は、前回お相手して頂いた時と同系統。



フワッとした白ワンピースにサンダル。



普通に抱き締めたくなる可愛さだった。






<続く>


































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