22歳の時の話なんだけど、バイト先で知り合った女の子がいたのね。



仮にA子とする。



彼女は19歳だったっけな。



芸能人で言うと、北川景子に少し似てるかな。


 





A子は俺に結構懐いていて、いい先輩みたいな感じだったのよ。



俺はその時に頑張って口説いてる女が別にいたんだけど、まぁなかなか上手くいかない。



で、バイト辞めるって時にA子から、LINE教えてくださいって話になって、まぁ教えたわけ。



ちょくちょくLINEが来るようになって、って言っても他愛のない世間話だったんだけど。



で、このあたりで、俺の悪い心が囁くわけよ。






(ちょっと手を出してもいいんじゃないか?もうバイト辞めたんだし・・・)






少し考えた後、LINEで揺さぶりをかけることに決めた。



以下、LINEの内容。






俺「今、彼氏とかいたっけー?」






A子「いませんよー。大学1、2年のうちに彼氏作らないと、もう4年までずっと出来ないってジンクスあるんですから」






俺「へぇ、そんなのあるんだ。じゃあ最近エッチしてないんじゃないの?w」






A子「えー、そんなこと聞かないで下さいよ」






俺「でも、興味ない?」






A子「・・・」






俺「俺としてみる?」






A子「どこまで本気なんですか?」






俺「付き合うとかはできないけど、本気だよ?」






A子「私、あんまり経験ないけど教えてくれる?」






俺「ん。いいよ。初めて?」






A子「そうじゃないけど、数えるくらいしか・・・」






ってわけで会うことになった。



待ち合わせて、とりあえずメシ食いに近くのイタリアンに入る。



席についたんだけど、A子は緊張しての俺の顔も見れてないわけ。



そりゃそうだな。



ついこの間まで単なるバイトの先輩後輩だったのに、急にエッチする前提で会うことになったんだから。






「ちょっと飲んでもいいですか?シラフでは無理かも・・・」






真っ赤になっているA子。



緊張をほぐすために、「今日はどうしてたの?」なんて軽く世間話をしてみた。



で、お互い2杯くらい飲んで店を出た。



とりあえず部屋にって事で俺のマンションに行くことにした。



下を俯きながらついてくるA子。






タクシーでマンションまで向かった。



そのタクシーの中で手を握る。



するとA子も握り返してくる。



髪の毛の方に手をまわして、ちょっと抱き寄せる。



初めは話し掛けてきた陽気なタクシーの運転手も、もう雰囲気を読んで話し掛けてこない。



抱き寄せたあと、もう一度手を握り、家に着くまでずっと握っていた。



その間、A子は恥ずかしがっているような、困ったような表情で俺の指を触っていた。



2人とも、ずっと無言だった。






マンションについて、「とりあえず、どうぞ」と部屋に入れた。



A子は緊張してて無言。



まぁ、とりあえず音楽でもかけて、お茶をいれてあげた。



横から顔を覗き込んでみる。



ちょっと俯いてる。



俺が見てるのを気付いてるけどこっちは向かない、そんな反応だ。






肩に手をまわして、こっちに体を向けさせて、そっと顔を近づける。



その子も目を閉じる。



そっと唇を重ねる。



2、3度軽いキスをしたあと、舌を入れるとA子も応じてきて舌を絡めてくる。



部屋の中は息遣いとBGMだけが聞こえてた。






5分ぐらいキスして、俺は立ち上がって電気を消した。



突然のことにA子は、「えぇ・・・いきなり・・・」とちょっとびっくりしている。



座り直して、またキスをする。



A子も応じてキスをしてくる。



そっと服の上から胸を触る。






「ん・・・」






キスをしながら声にならない声を出す。



ぎゅっと抱き締めて、抱き合ったまま、また激しいキスをする。



スカートの裾から太ももにそっと手を置く。



A子の体が、ちょっとビクッとなった。



そのまま手をスカートの中に入れていく。



キスをやめて、太ももを撫でる。



まだ奥にはいかない。



その時点で、A子の息が荒くなっている。



でもそれは、どっちかっていうと気持ちいいからってよりも、緊張しているからだろう。






そっと上着とスカートを脱がせて、ベッドに寝かせる。



A子は下着だけの姿でベッドに横たわっている。



自分も下着だけの姿になる。



そっと布団をかけて、抱き締めてキスをする。



あまりに緊張してるんで、「寒くない?」とか、ちょっとした会話をして緊張をほぐす。






少し話していると緊張もとれてきたみたいなんで、そっとキスしながらブラを外した。



恥ずかしそうに胸を少し腕で隠そうとするけど、腕をずらして胸を触ってみる。



結構大きくて、手には少し余る感じ。



ゆっくり揉んで、首筋とか体にキスしていった。



膝をA子の脚の間に割り込ませて、ゆっくりとあそこに擦りつけてみる。






「ん・・・」






小さい声で反応する。



指をそっと移動させて、下着越しに軽くあそこを触った。



なんか熱くなっている。



最後の下着をゆっくり脱がして、足の付け根に指を近づけていく。



直に触ると、もう濡れていた。



顔を見ると、「や・・・」と、恥ずかしそうに手で顔を隠した。






しばらく愛撫した後、彼女の脚の間に移動して、そっと宛てがった。



触れた瞬間、「ん・・・」なんてめちゃ恥ずかしそうな表情するもんだから、もうたまらない。



ぐっと入って行こうとすると、「痛たた・・・」と本当に痛そうな表情。



どうやら経験があまりないってのは本当らしい。






「大丈夫?じゃあ、ゆっくり入れるから」






って感じで、しばらく止まってたり、ちょっと前進したり。



途中で何度も「痛い」と言われながら、10分ぐらいかかってやっと完全に入った。



ちなみに生。



やっぱり経験少ないだけあって、キツめ。



濡れてて、すごく温かい・・・。



彼女も目を瞑ったまま、腕を俺の首にまわしてくる。



しばらくそのままで慣れるまで待ってから、ゆっくり、本当にゆっくり動かしていく。






「ん・・・あっ・・・はぁ・・・」






声も徐々に出てきた。



その間も、くっくって感じにずっと締めつけてくるの。



だんだん速く動かしていったけど、もう慣れてきたみたいで痛くはないらしい。



恥ずかしいけど気持ちよくて腰が動いてしまう、みたいな感じで自分で腰を少し動かしてるのがやらしい。






「気持ちいいの?腰動いてるよ?」






そう言って煽ってみると、「や・・・」って目をぎゅっと瞑って恥ずかしそうにするんだけど、少しするとまた腰が動く。



すごくやらしい。






今日は安全日だとリサーチ済みだったので、「今日はこのまま中で出すよ」って言うと、「え、でも・・・そんな・・・したことないです」なんて言いながら潤んだ目でこっちを見てくる。






「今日、大丈夫だからいいだろ?」って押すと、恥ずかしそうに、「先輩の気持ち良いようにしてください・・・」だって。






それでスイッチが入っちゃった。



激しく突いて、「あ・・・ああぁ・・・あああぁ・・・」っていうA子の声を聞きながら奥に出した。



すごく長い射精感。



そのまま裸のままで抱き合って朝まで寝た。






結局A子とはそれっきりで、付き合うとか、関係が続くとかはなかった。



たまにメールが来てたけど、基本的にあまり返信しない性分で、どんどん疎遠になっていった。



半年後くらいに、バイトの後輩の飲み会に参加した時に会って、もう一度関係があった。



でも、それ以降は俺がIDを変えてしまったから、もう連絡はなくなった。






最近、昔のバイト仲間から連絡があって、久々に飲みに行った。



男ばっかでの飲み会だったんだけど、A子の話が出た。



みんなは俺との関係は知らないから、俺は素知らぬふりで聞いていたんだけど、どうやら俺との二度目の関係があったちょっと後に彼氏ができたらしい。



そしてその彼と、もうすぐ結婚すると言う。



勝手な話だけど、なんか少し切なくなった。



それまでは忘れていたくせに、その話を聞いて、どうしてるんだろうなんて思ってしまう。






飲み会の帰りに思わず、『結婚おめでとう』なんてLINEを書いてしまった。



送るかどうか考えたあげく送ってみたんだけど、IDが変わってて届かなかった。



届かなかったLINEを読み返して、(今の俺って、かなりかっこ悪いなぁ・・・)って思いながら、一人で帰った。