いつものようにバイトの休憩中、後輩と出会い系をしていたらメールがヒットした。



女は20歳で隣の県に住んでいる。



俺の住んでいる所は割と県境に近く、他県なら知人バレしにくいだろうという考えのもと、メールのやりとりすることに。



なおこの時、後輩は出会い系モテ期が来ており、1ヶ月で4人とエッチするという荒業を成し遂げたため、後輩を師と仰ぎメールをしていた。






このオンナを仮に『萌』とする。



この萌とは、これまでやっていた出会い系とは違うサイトで出会った。






萌「もう恋人いらない。誰も信じない」






俺「強がんなって、辛い時がない奴はいないんだから。話してみ?」






萌「いやだ、信用しない」






俺「じゃあ俺の話をするから、それで俺が信用出来るかどうか考えなよ。リラックスして」






こんな感じで始まったような気がする。






通過儀式である顔写メ交換をしてみると、なんとも超清純ロリ顔である。



奇跡の1枚かもしれないが、めちゃくちゃ可愛い。



仮に奇跡の1枚だったということを差し引いても相当可愛い。



芸能人で言うと、渡辺麻友をさらにさらに幼くしたような感じである。



どうやら本人も結構ロリ系の顔をコンプレックスに思っているらしく、スーパーへ買い物に行くと、「未成年がお酒を買っちゃダメでしょ」とレジのおばさんに怒られるくらいらしい。



ロリにはパイパンが合う。



俺はパイパンであることを祈りつつ、徐々にメールをエロ系に持って行った。






俺「てか、そんだけ童顔だったらちゃんと体の方も成長してるのか?」






萌「ひっどーい!こう見えても結構スタイル自信あるんだからね」






俺「でも胸はちっちゃそーじゃね?」






萌「残念でしたーwDくらいありますー」






俺「でかした!」






こんな感じで攻めつつ、相手に「ぎゅーってして」と言わすのが俺の定石である。



俺は会ってからホテルに持ち込むのはあまり得意ではない。



どっちかというとエッチする約束を立ててから会う方が好きだ。



その方がお互い構えて来れるし、それまでの待ち遠しさがたまらないのである。






しかし、あまりにもベッピンな萌にはそんなことも言えなかった。



というか、下ネタも突っ込みすぎるとメールを切ろうとしてくるからである。



当たり障りのないメール内容で、会う約束を取り付けることにした。






そうして、「週末に俺の県まで用があるから、帰りにご飯食べて送ってくれるならいいよ」とのことで会えることになった。






上から目線な態度にイラ立ちを感じながらも、(絶対にハメてやる!)と意気込み出陣。






そして当日、車を停めて待ち合わせのスタバへ。



スタバの前が待ち合わせ場所なのだが、詐欺写メ対策のために2階席で待つことにした。



萌は、約束の時間から30分も遅れてやって来た。



俺は待たされるのが大嫌いなので、ちょっと不機嫌に「遅ェよ」と言ったら、「ごめんね!あんまりこっちに来ないから場所が分からんかったの。ホントにごめん!」と。



あまりに謝られたので逆に俺も申し訳なくなってお互いに詫びつつ、とりあえず車へ。






萌は写メよりちょっと劣っていたが、許容範囲。



肌が綺麗だった。



出会い系の女には多い黒づくめのファッションだったが、ホットパンツに生足だったので何の文句も無いなと思った。



オッパイもぱっと見た感じではDはありそうで、何よりもサラサラで綺麗なセミロングの黒髪が俺をグっとその気にさせた。






そして萌を乗せて俺の車は走り出す。



行く先は萌の家方面だ。



正味の話、萌の家まではここから90分ほどかかる。



ましてや夕方なのでそれ以上にかかるだろう。






俺「萌ちゃんはなんでフリーターなの?」






萌「前までは携帯の店頭販売で働いてたんだけど働くのがイヤになっちゃったwというか今、実は無職w」






俺「そうか、まあ面倒くさいよな。無理に働くより、休みたい時は休んだ方がいい」






萌「だよねーそうだよねー。でもお母さんは『働け』ってうるさいんだよ。誰も萌の気持ちわかってくれないもん」






俺「それは辛いな、それなら元気出すために焼き肉でも食いに行くか」






萌「えー、でも匂いついちゃうよぉ」






俺「俺が今さら萌が焼き肉臭くなったら嫌いになるとか思ってんの?」






萌「そっか。エヘヘw」






ハッキリ言って、働く気がない女も、焼き肉臭い女も大嫌いである。



全ては今夜のセックスのため。






そして帰り道の途中に見つけた焼肉屋で焼き肉を食うことに。



この萌という女は、相当食べることが好きみたいである。



しかし肉付きはいいのだが決してデブでもポチャでもない。



むしろ細み。



どうやらテニスを趣味でやってるらしく、それがダイエットになってるのかもという事らしい。



そしてそのスリムな萌は、あれもこれもとメニューから注文し、確実に二人では食べ切れない量の肉がテーブルの上に並べられた。






俺「残さず食えよ、勿体無いお化けが出るぞ」






萌「大丈夫だよー、お腹空いてるもん」






女の根拠のない大丈夫は大嫌いである。



人の金を何だと思っているのだろうか。



ちなみに萌は前日のメールで、「1000円しかないよん」と言っていた。



1000円しかない奴が俺の県に来て出来ることはあるか?



否、萌は嘘をついている。



イライラしながらも、今夜のお楽しみがあるので我慢して笑顔を作る。






俺「肉食ってしっかり精力つけとこか」






萌「じょーだんうまいwアハハ」






冗談ではない、これは命令である。






そして店を出る。



覚えていないが、二人の食べた金額(ほとんど残しやがった)は、普通のラブホテルの宿泊料金を超えており最悪であった。



絶対このままタダで帰してはいけない。



俺はコンビニで『マカの力』を飲んで意気込んだ。






俺「飯食ったし時間まだあるし、ホテルいこか」






萌「え!?」






俺「野暮なことを言わせんなよ」






萌「ええ!?」






俺「ダメなん?」






萌「だって今日会ったばっかじゃん」






俺「今日会おうと明日会おうと変わらないだろ?」






萌「二回目とかなら分かるけど・・・」






何が分かるのだろうか。



俺には今でもさっぱりである。






俺「だって、萌みたいな可愛い子がいたら抱き締めたくなるもんな」






萌「・・・」






俺「・・・」






萌「・・・」






長い沈黙が続いた。



ハッキリ言って俺は無理やりエッチとかは大嫌いだし、レイプモノのAVなんか観たら女優が可哀想になるくらい優しい男である。



お互いが納得するからエッチは盛り上がる。



だからこんなムードではダメである。



俺は苛立ちながらも帰り道を急いだ。






しばらくすると萌が口を開いた。






萌「・・・分かった」






俺「何が?」






萌「ホテル行こ」






俺「無理やり納得したとかならダメだぜ、俺はそういうエッチは苦手なんだ」






萌「ううん、今日色々ごちそうになったし、何かしてあげられるならエッチしかないけど、それで満足してもらえるなら」






結局、萌は自分の言い訳が作りたかったワケである。



これは出会い系の女によく見られる傾向であり、彼女たちは自分に対して仕方がない状況、もしくは自分が傍から見ても納得せざるを得ない状況を作ることが出来た時にエッチをすることが出来るのである。



この萌のケースの場合は「迫られたから仕方なしに」だ。



他にも「エッチが好きだから」とか「エッチ前提で会う約束だったから」などあるが割愛させていただく。



どれも腐った考えであるが、こういう茶番は盛り上がるからやはり大好きである。



出会い系の女は形式的で良いから、「仕方なくエッチすることになった」という状況にすれば9割セックスできる。






俺はホテルへと急いだ。



ホテルに入るや否や、萌は布団に入って「お休み」と茶番を繰り出してきた。



あまりにも向こうのペースで腸が煮えくり返ったので、俺もカマを掛けて敢えてソファーの上で煙草を吸って傍観してみた。



すると萌が布団から顔だけを出してこう言ってきた。






萌「しないの?」






俺「気分が変わった」






萌「怒った?」






俺「美人には怒れないよ」






萌「ねえ、こっち来ないの?」






俺「それが人に頼む態度なのか?」






萌「ごめん、来てください」






俺「行くだけでいいのか?ただ寝るだけなら帰ろうぜ」






萌「抱き締めてください」






俺「しょうがないな、ちょっと待って」






その言葉に内心かなりホっとして、俺は上着を脱いでベッドの中へ入る。



照明は全開にする。



照れて頬を赤らめるこの女は、近くで見てもやはりいい女だった。



今でもそう思う。






萌「ちょっと恥ずかしいよぉ」






俺「でもこうしないと萌の顔が見えない」






萌「お願い、電気消して」






俺「じゃあ俺の顔も見たくないわけだな」






萌「ごめん、こっち向いてください」






俺「お利口さん、やっと素直になったな」






そう言って抱き寄せてキスをする。



俺はキスが大好きだし、正常位でキスを挟みながら突くのが大好きである。



だから俺は口臭にはかなり気を使っているし、ガムとブレスケアを持ち歩く男である。



臭いと思われて顔を背けられるのが大嫌だからだ。






あっという間にお互い裸になり、萌を愛撫をする。



肌がプルプルすべすべで、いい香りがする。



おっぱいはマシュマロのようにふわふわの柔らかさ。



俺のモノがどんどん高層化する中で、萌の股間に手を伸ばした。



期待に反してパイパンではなかったのがちょっと残念だった。



まあロリ系フェイスというだけで合格ラインなのだが。



メシを奢ったことや、遅刻してきたことの鬱憤を晴らすため、即フェラ→69へ。



アソコはこれまたぐっちょんぐっちょんで、愛撫不要な感じであった。



シャワーも浴びてないが、無臭だったので69を行うことができた。






で、いざ挿入である。



ゴムを付けずに入れようとしたら。






萌「え?ゴムは?」






俺「いるのか?」






萌「うん」






俺「感度落ちるぞ」






萌「でも子どもが出来たら・・・」






俺「イク時飲んでくれるなら外で出す」






萌「・・・分かった、ちゃんと出してね」






そう言って入れて欲しそうに腰を突き出してくる。



ぶっちゃけ、めちゃくちゃ可愛いかった。



はにかみながら「出せ」と頼まれたら仕方が無い。



これは依頼である。






動かすと非常にアンアンうるさい。



その割には締まりはそれほどでもなかった。



たわわなオッパイを揉みながら騎乗位へ、非常に柔らかく、良い香りがする。






萌「ああぁーーー気持ちいいよぉ!」






俺「もっと動け」






萌「恥ずかしいよぉ、ああああんあん!」






俺「どこがいいんだ?」






萌「もっと奥!胸も触って!んんああ」






俺「どこだ?ここか?あ?」






萌「あっっ・・・そこいい!ああああ!いいいよぉー」






騎乗位の最中、向こうにスイッチが入ったらしく濃厚なキスを迫られた。



俺も可愛いと思うスイッチが入った途端、イキそうになる。



正常位に体を入れ替える。






俺「イキそう」






萌「あああうう!あっ、いこ!一緒にイキっ・・・たい!ああん」






俺「口に出すからしっかり飲めよ、おら!くっ・・・イクぞ!」






そう言って、愛液でテカテカのチンポを萌の口元に持って行って口内へ発射。



おびただしい量の精液がドバドバ出た。



萌は俺のチンポをしごきながら、絞り取るように尿道を吸いまくる。






俺「うわあー、ちょっとタンマタンマ」






萌「えへwもっと吸うぞーw」






イッた後に触られるのはどうも苦手である。



その後しばらく、タマを触らせながら布団の中でイチャイチャ過ごした。






帰り道、萌の家に着くまでの間、萌はずっと俺の手を握ってた。



女って、一度やったら恋人気分になるヤツが多い。



これだからビッチだの言われるんだよと思う。






そうして家まで送って俺も帰宅し、『また今度』とメールを送った。



それから1週間ほどしてムラっときたので、萌に会おうとメールした。






俺『今週会おう』






萌『いいけど、またエッチするの?』






俺『もちろん』






萌『そんなのそっちの都合のいいだけじゃん、悲しくなってきた』






俺『じゃあ別にエッチなくてもいいよ』






萌『そういう問題じゃないの、バカバカ』






俺『てゆーか、「またエッチしようね」って萌も言ってたじゃん』






萌『あーもういい!じゃあね!もう連絡してこないで』






メンヘラは都合の悪いことは聞こえないので羨ましい限りである。






俺はアドレス帳から萌を削除して、また出会い系を始めた。



大学三年生、この年は萌から始まり様々な女とエッチしていくとは、後輩も俺も全く予測すらできなかったのである。






後日談であるが、この萌という女、今は消息不明である。



最後の書き込みで、仕事は『キャバ嬢』と書いてあった。