もう20年前のことになります。
中学2年生になったばかりの私は近所の学習塾に通っていましたが、春からカッちゃんという22歳の大学院生が先生として入ってきました。
カッちゃんは山口達也さんに似ていて格好よく、塾の女子生徒は全員、カッちゃんの大ファンになりました。
私もすぐに夢中になり、何かと理由をつけてはカッちゃんに近づこうとしましたが、ライバルが多くてなかなか上手くいきませんでした。
勇気を出してラブレターを出したりしましたが返事も来ません。
地味な服装に眼鏡で三つ編みだった私は、全くカッちゃんの視界に入っていないようでした。
他の子が楽しそうにカッちゃんと話したりしてるのを見かけたりすると、本当に胸が苦しくなったのを覚えています。
カッちゃんのマンションに何人かで遊びに行った子がいると聞いたときなんて、嫉妬で頭がおかしくなりそうなくらいでした。
そんなある日、母から買い物を頼まれた帰りに突然雨が降ってきて、私は自転車で猛ダッシュしていました。
そんな時、すれ違った人が私をジッと凝視しているような気がしたので振り返ったら、カッちゃんが大きな傘を差して立っていました。
雨の中、自転車を停めて挨拶に行きましたが、最初、カッちゃんは私のことが分かってなかったようでした。
でも私が塾の生徒であることに気づくと急にいつもの笑顔になり、少し言いにくそうに、「お前、さっきパンツ見えてたぞ。気をつけないと・・・」と教えてくれました。
私は恥ずかしさで全身が熱くなり、「えー?」と笑って誤魔化しながらも泣きそうになってしまいました。
デニムのミニスカートで自転車に乗り、雨に濡れたルーズソックスが重くて邪魔だったので、股を開き気味に漕いでいたから見えたんでしょう。
(大好きなカッちゃんに・・・)
しょげている私の肩に手を置いてカッちゃんは、「風邪引くぞ」と慰めてくれましたが、その時ほんの一瞬ですが、カッちゃんが私の胸元を見ているような気がしました。
(あれ?)
そう思って自分の服を見ると、白いTシャツが濡れて下着が透けているのが分かりました。
私が恥ずかしさで動けないでいると、カッちゃんは優しく、「その格好じゃあマズいから、ウチに寄っていけよ。ここからすぐだし。乾いた服、貸してやるから」と言ってくれました。
私は耳を疑いました。
(大好きなカッちゃんの家に行ける!)
私は黙ったまま頷きました。
カッちゃんは私の自転車に跨がり、後ろに乗るように言ってくれました。
右手で傘を持ってカッちゃんに差し、左腕を回してカッちゃんのお腹を抱えるような感じで進み始めたのですが、不安定な姿勢のせいで揺れるたびに私の胸がカッちゃんの背中に当たるのが気になっていると、「ちゃんと掴まってないと危ないぞ」と優しく言ってくれました。
私は嬉しくなって、思い切って力いっぱいカッちゃんにしがみ付きました。
私は最高に幸せな気分でした。
マンションに着くとカッちゃんは、「ちょっと掃除するから」と言ってユニットバスの方に行ったので、私は濡れたままの服で台所とテレビのある部屋を行ったり来たりしながら眺めていました。
大好きなカッちゃんの部屋で2人きり!
もう私は舞い上がってしまって、他のことは何も考えられなくなっていました。
そのうちトイレに行きたくなったのでカッちゃんにそう言うと、「わかった。もうちょっとだけ待って」と言って、今度はトイレの方でゴソゴソしだしました。
そのときは、(掃除かな?)くらいしか思いませんでした。
それから1分もしないうちにカッちゃんが出てきて、「OK」と言ってくれたので、私はトイレで用を足し、「こっちでテレビを観てるからシャワー浴びてこいよ」と言われるままにカーテンを閉めて、濡れた服を脱いでシャワーを使わせてもらいました。
カッちゃんのボディソープで身体を洗い、シャンプーまで使わせてもらいました。
湯船に浸かって温まっていると、カッちゃんが電話で誰かと話してる声が少しだけ聞こえてきました。
小声でしたが、「スゲーんだよ、本当に」とか「俺が絶対に先で、お前は俺の後な!絶対だぞ!」と楽しそうな声でした。
ただ私はぼんやり聞いているだけでした。
私がシャワーから出て脱衣場で身体を拭いていると、カッちゃんが「適当なシャツを買ってくるから、ちょっとだけテレビでも観ながら待っててくれるか?」と言ってきました。
そのときも私は特に何も考えず、「わかった」と答えてました。
カッちゃんが出て行った後、私は置いてあったダボダボのパジャマを直に着てカッちゃんを待ってましたが、そのうち好奇心が抑えられなくなり、タンスや押入れを開けて中を見だしました。
きれいに整理整頓された衣服や生活道具からはカッちゃんの匂いがして、頬が熱くなるような気がしました。
そして勉強机の引き出しも順番に開けていったのですが、一番下の大きな引き出しを開けて、黒いビニール袋に包まれた段ボール箱の中を見た瞬間、思わず頭の中が真っ白になってしまいました。
まず、10冊くらいのエッチな雑誌が出てきました。
それらは全部投稿写真の雑誌で、女の子の下着や裸を盗撮した写真ばかりが載っている本でした。
カーッとなった私は夢中で雑誌のページを捲り続けましたが、そのうちにページの上に何枚か付箋が張られていることに気づきました。
(カッちゃんのお気に入りのページなのかな?)
そう思いながらよく見ると、その付箋には私が知ってる塾の生徒の名前がそれぞれ書かれていたので開いてみると、同級生でも美人の子ばかりのシャワーを浴びてる写真や、着替えてる写真、トイレを下から撮った写真が載ってました。
写真の下にはそれぞれコメントが書いてあって、『この30分後に美味しく処女をいただいちゃいました』とか『中学生の癖によがり声デカすぎ』とか『キツキツおまんこに中出し気持ちいいー』とか・・・。
その時は半分くらいしか意味が分からなかったけど、最低なことだけは理解できました。
大学ノートも何冊かあって、開けてみると、それぞれの見開きページに女の子の名前や年齢(ほとんど中学生、たまに小学生も)や、それぞれの身体的特徴や感想や記録が几帳面そうな小さな字でビッシリ書いてありました。
なんだか成績表みたいでした。
たとえばこんな感じです。
A田B子、14歳。
顔:100点。
胸:サイズ50点、感触70点。
乳首の色:ピンク。
尻:70点。
性器:締まり60点、匂い強め、外観80点。
感度:95点。
処女→2月9日済。
2回目→2月11日。
3回目→2月15日
ページの下には赤字で『ビデオ1』とか『ビデオ2』とか書いてあったり、青字で『投稿済み』とかって書いてありました。
一緒に置いてあった黒いVHSのビデオテープにも、『ラベル1』とか『ラベル2』とかってペンで書いてあったので、それに収録されているんだろうなということは私にも分かりました。
私は頭痛がして足が震えて動けなくなりましたが、その時になってようやく自分の身に危険が迫っていることに気がつきました。
カッちゃんは変態だったのです。
悲しいけど逃げなくちゃと思い、なぜかパジャマを脱いで脱衣場に戻り、濡れた服を着ようとしましたが、どうしても下着だけが見つからなかったので、仕方なくノーパンノーブラのままミニスカートと白Tシャツを身に着けて、外に出て自転車に乗って家までダッシュしました。
カッちゃんのマンションを出て最初の曲がり角を曲がろうとしたとき、後ろで声がしたので振り向いたら、カッちゃんが塾のK田先生と笑いながら入り口に入っていくのが見えました。
K田先生は太っていてチリチリ頭、塾の生徒の皆から嫌われている人でした。
おまけにスケベで、私も階段の下からスカートの中を覗かれたり、いやらしい目で見られたりしていたので大嫌いでした。
必★で家に帰りましたが、気がついたらびしょ濡れで、乳首も完全に透けている状態だったので、母親にバレないように家に入るのに苦労しました。
自分の部屋に入ってからは、ベッドで何時間も号泣しました。
その後、嫌々塾に行ったとき、何度かカッちゃんに話しかけられましたが、全部適当に流して逃げました。
K田の方はすれ違ったときとかに何度か、「デカパイちゃん」とか「お前、ちょっと乳首もデカくない?」とか嫌がらせを言ってきましたが、これも全部無視して、その後1ヶ月くらいで塾は辞めました。
裸の写真とかを見てしまった同級生たちの顔を見るのも辛かったからです。
あの子たちはきっと何も知らないんだろうなと思うと、本当に苦しかったです。
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