始まりは私がまだ12歳の時だった。



私は生まれた時から片親で、生活は豊かではないけど母親と2人で楽しく過ごしてた。






ある日、私が学校から帰って来ると、中年っぽいおじさんと2人の男の子が家にいた。



おじさんが私の顔を見てにこっと笑ってくれた。






「こんにちは。はじめまして」と言われたので、「こんにちは」と返したのを覚えてる。






母に、「この人たちと家族になってもいい?」みたいなことを聞かれた。






しばらく何がなんだか分からなくてぽーっとしていたような気がするけど、私は父の顔も知らなかったのでOKを出した。






その時におじさんの連れ子である兄弟のことも教えてもらった。



兄の方は高1のサッカー部でエースをしていた。



今だから思うけど、顔も格好良かったから相当モテてたと思う。



弟は中2の帰宅部、暗いタイプで眼鏡をかけてた。



後から知ったけど、この2人も母親が違うらしい。



顔もまったく似てなかった。



後で私にいたずらをするのは、この弟の方だ。






知り合ったその日、兄弟と私だけで近くのスーパーに遊びに行った。



2人に慣れさせるための親の計らいだったんだと思う。



そこで私は子供用の小さな鍵のついた日記帳とピカチュウの指人形を買ってもらった。



人から買い与えられることが滅多になかったので、ものすごく喜んでいたらしい。



早速下手くそな絵つきで日記を書いていた。






それから1週間くらいで私と母はおじさんの家に移ることになった。



最低限の物しか持たないで家を出たはずだが、兄たちに貰った日記と指人形はしっかり持って行っていた。



兄と遊ぶのは楽しかったし、弟の方も色々問題はあったらしいけど、私には優しくしてくれていて毎日が楽しかった。






両親は共働きという状態になって、そのことにも慣れてきた頃、夏休みが近づいていた。



夏休みに入って最初の日、兄はまだ学校があったので弟と過ごしていた。



『弟の作ったそうめんを食べた』と日記に書いた後、私はそのままリビングで寝てしまった。



気持ち良く寝ていた私の顔に何かが当たってる気配がして、目を開けると弟が私のほっぺにキスしていた。



でも兄とはふざけてじゃれ合ってるときにキスされたりしたりすることがあったので、特に気にならずにまた寝た。



起きたら兄が帰って来ていて、弟が自分の部屋に戻っていた。



その日はそれ以外何もなかった。






その5日後から兄も夏休みに入ったのだが、すぐに部活の練習に出かけて行った。



その日の昼、私は弟の部屋に遊びに行った。



青が好きな弟の部屋は中2の割に落ち着いていて物が少なかった。



ベッドにダイブしたとき、スプリングが固くて痛かった覚えがある。



その時にそのままベッドから落ちて、右膝を打ってしまった。



痛くて泣いている私に、弟が「膝を見せて」と言った。



その日は私が一番気に入ってた小さめのワンピースを着ていた。



膝を弟に見せると、相手側に思いきりパンツを見せる形になったと思う。



いつもはクールな弟が必★に「痛いの痛いの飛んで行け」をやってるのを見て、私が笑ってしまうと弟の顔が急に冷たくなった。



セリフは詳しく覚えてないけど、確か・・・。






「こっちが真剣になってんのに笑うな。いつもいつもパンツ見せつけてくんな。男を舐めてるのか」だった。






そんな内容を怒鳴りながら言われて訳がわからず、また私は泣いた。






その後、ベッドに押し倒されてワンピースを無理やり捲くられた。



まだスポーツブラだったので、それも同じく上に捲くられた。



訳がわからないし、怖くて怖くてとにかく泣いた。



目をぎゅっと瞑って顔を左右に動かして暴れた。



弟の息が荒くなって、口を手で塞がれた。






(苦しい。なんで?どうしたら?お兄ちゃん助けて)






それしか考えられなかった。






私は小6にしては発育が早くて、胸がみんなより大きめなことに悩んでいた。



腕を頭の上で押さえつけられて、胸を揉まれたり舐められたりしながら弟に罵倒され続けた。






「これが近くにあるから、これがいけないんだ!俺は悪くない!俺は悪くない!全部お前が悪いんだ!」






そんなことを言われながら私は胸を弄られてた。



私を罵倒する中で、兄に対する不満の言葉も見られた。



兄弟仲がいいと思っていたから不思議だったけど、自分の身が危ないことばかり考えていたから、私は泣きながらガタガタと震えていた。






「ただいまー」






下の階から兄の声が聞こえた。






(帰って来た!これで助かる!早く助けて!)






叫びたくても腕は頭の上だし口は塞がれてるし、叫ぶことはできなかった。



弟がぴくっとして、扉を見て固まった。



そして私の方に向き直ると小声で、「誰かに言ったら★す」と言われた。



口から弟の手が離れても怖くて動けず、声も出なかった。






ブラとワンピースを元に戻したあと、兄が弟の部屋に来た。



泣いてる私を見て何があったのか兄が尋ねると、私がベッドにダイブして膝を打ったことを兄に伝えていた。



兄が、「大丈夫?痛かったでしょ?」と顔を覗き込んだとき、何かがぷつんと切れて、「大丈夫!びっくりしただけ!」と笑顔で言った。



弟の顔を見ると驚いた顔をしてた。






その日はそれで終わったと思ってた。



でも真夜中、弟が私の部屋に来た。



また胸を触って、しばらくしたら帰っていった。



私は寝たふりをしてたけど、気づかれてたと思う。






それからは親と兄がいない日は毎日のように性的なことをさせられた。



リビングで洗面器の中に放尿したり、弟のモノをしごいたり、口に含んだり、顔面騎乗、素股・・・。



とにかく本番以外のことはほとんどしてた。



私が抵抗しないのをいいことに弟がエスカレートしているのもなんとなく気づいてた。



けど、大人しくしてれば弟は優しかった。



気持ち悪くても恥ずかしくても常に作り笑いをしながら、私はすべてをこなした。






そんなことをしてたら夏休みが終わった。



もうこんなことしないで済む。



良かった。



心からそう思った。






夏休みが終わってから数ヶ月は何もなく過ごしていた。



もう弟は許してくれたんだ。



苦しいのは終わったんだ。



そう思ってた冬の頃、弟が夏休みのことを謝ってきた。



本当に申し訳なさそうで涙目になっている弟を見ると私まで切なくなった。



私は弟を許した。



でもそれが甘かった。






またしばらくして私は中学生になった。



弟と同じ中学だったけど、もう弟を許してた私は特に気にしてなかった。



私は部活には入らず勉強に励んでいた。



委員会はみんながやりたがらなかった図書委員に入った。



図書委員をしていたときに2年の男の先輩に出会った。



先輩は図書委員の仕事を詳しく教えてくれて、とても優しかった。



好きとかそういう感情じゃなくて単に憧れだったけど、先輩はそうではなかったらしく、1年の6月に先輩から告白された。



先輩への返事を保留にして家に帰ると、弟しかいなかった。






「兄は?」と尋ねると、「部活」と素っ気なく言われた。






「あのさ、もう1回やらない?」






このセリフは今でもしっかり覚えてる。






「なんのこと?」と返すと、「脱げ」と言われた。






血の気がさーっと引いていくのがわかった。






(もうやらないって言ってくれたのに・・・)






そう思うのと同時に、弟が小さな折りたたみナイフを取り出してた。



それを見た瞬間、★されると思った。



早く脱がないとって思っても指が震えてなかなか脱げなかった。



見かねた弟が近づいてきて私の服を脱がした。



私のブラはスポーツブラから普通のものに変わっていた。






「・・・学校でもそうやって誘ってんだろ?なあ?」






そう言われると、顔がかあっと熱くなるのがわかった。



恥ずかしい。



早く終わって欲しい。



そう思ってた。






ブラのホックを外すように言われたのでフロントホックをぷちんと外すと、簡単に胸が全部露わになってしまった。



ソファーの上に座らされて、そのまま弟が私の胸を舐め始めた。



前とは違って、ぢゅっ、ちゅぱっみたいな音を立てて吸うので、恥ずかしくて気持ち悪くて仕方なかった。






もうダメだ。



またあの頃みたいに色々やられるんだ。



抵抗しても★されちゃう。






少し諦め始めた頃、パンツを脱がされて、弟のモノがそこに宛てがわれた。



ゆっくりゆっくり中に弟が入ってくるのがわかって自然と涙が出ていた。



お腹が痛くて苦しくて、前にぷつんと何かが切れたときのように、なんかもうどうでも良くなっていた。



弟が、「はっ・・・うっ・・・」とか言いながら上でゆさゆさと動いているのを見ながら、痛みにひたすら耐えていた。



お腹の上に射精された後、また「ごめん」と謝られた。






「親と兄貴には言わないでくれ。頼む」






今回は土下座までされた。



理由を聞くと、弟のクラスの人に私のことを紹介してくれと言われたと言う。



それが普段弟のことをバカにしていた人で、腹が立って私に当たったのだと言う。






「お前のことを紹介していいか?」と涙目で笑う弟の顔を見ていたら、情けなくて悔しくて、「勝手にすればいい」と言ったのを覚えてる。






次の日は学校を休んで、その次の日に図書委員の先輩の告白を断った。






先輩に「そっか。でも俺まだ勝手に好きでいると思うよ。いい?」と言われたので、「はい」とだけ答えた。