カナコと出会ったのは、仕事で派遣社員で来たのが始まりでした。



僕が担当していたコンピューター関連の仕事のデータ打ち込みで3人の女性を雇ったのですが、彼女はその中でもとびきりのいい女でした。






年齢は28歳。



結婚して6年ですが、子供はまだいませんでした。



作らないわけでなく、出来ないんだとその後聞いたのですが。






僕は仕事の最中は真面目で通ってますので、彼女のことは気になっていたんですけど極力態度に表さないようにしていました。



3ヶ月ほどでそのプロジェクトも終了し、彼女ともお別れの時を迎えました。



内心すっごい残念で、もっと仲良くしておけば良かったなぁと悔やまれました。






そんなある日。



その時の派遣社員の1人から打ち上げのお誘いを受けました。



彼女も同席すると言うので僕はすぐにOKの返事をしました。



派遣社員同士で気が合って、その後も付き合いを続けていたんだそうです。






打ち上げには僕の他に男性が3人。



女性が4人。



スナックで盛り上がりました。



僕は、下心いっぱいで彼女の横に座って話をしました。






僕「久しぶりだね。元気だった?」






カナコ「はい。◯◯さんもお元気そうで。是非一緒に飲みたいと思っていたんですよ」






僕「本当?そりゃ嬉しいなぁ。僕も会いたいと思ってたんだ」






僕は、仕事中は見せなかったおちゃらけた部分を出して、カナコの笑いを誘いました。






カナコ「◯◯さんって面白い人なんですねぇ」






僕「そうだよ。知らなかった?」






カナコ「だって仕事中はすっごく真面目で、おっかない印象しかなかったんですもの。なんだか切れ者って感じで、あたしなんか馬鹿だから相手にしてもらえないのかなぁって」






僕「そんなことはないよ。僕はずっとカナコちゃんの事、いいなぁって思っていたんだから」






カナコ「嘘ばっかり!ふふふ」






そのうちに酔いもまわってきて、ふと気が付くとカナコは僕の肩にしなだれかかっていました。






カナコ「ねぇ。カラオケ上手ですね。歌ってもらいたい曲があるんですけど・・・」






カナコのリクエストは松山千春の『恋』でした。



実は僕の得意な曲の1つ。



僕は熱唱しました。



すると急にカナコは泣き出してしまいました。



他の女の子から、「あー、泣かしちゃったぁ!いけないんだぁ!」なんて怒られる始末。






カナコ「ごめんなさい」






僕「どうしたのよ。焦っちゃうよ」






カナコ「だって・・・上手なんだもの」






僕とカナコはますます二人の世界に入っていきますが、同僚の目があるので、それ以上は難しい。






カナコ「今度、また会ってもらえます?」






僕「うん。じゃぁ携帯の番号教えるから、話したくなったら電話してくれる?」






僕は携帯の番号を彼女に渡して、その日は終わりました。






次の日。



電話があるかと思って待っていましたが、とうとう電話は鳴らず。



きっと酔っていて忘れちゃったんだろうなと、ちょっと残念に思いながら仕事に専念しました。






それから2日ほど経って、携帯が鳴りました。



カナコからです。






カナコ「この間はどうもすみませんでした」






僕「いや、こちらこそ泣かしちゃってごめんね」






カナコ「もう!本当になんか私、情緒不安定だったみたいで」






僕「でも、電話してもらって嬉しいよ。また会いたいね」






カナコ「え、会ってくれるんですか?」






僕「もちろん!」






二人で飲みに行く約束をしました。



待ち合わせの夕方。



彼女は少し照れくさそうに僕の車に乗り込みました。



もう一度あの歌が聞きたいというリクエストで、まずはカラオケに。



でも、お酒が入らないと照れくさくてあの夜のようにはうまく歌えません。



1時間ほど歌って、食事へ。



お酒を飲んでいい気分になってドライブに誘いました。



目指すはホテル街。



ただ、出会い系で会ったわけじゃないので、ホテルに行こうと言い出せなくて。






お酒が入ったせいか、彼女は色々と自分の家庭の話をします。



結婚して6年も経つのにまだ子供が出来ない事をずいぶんと姑に言われるらしく、悔しくてしょうがないこと。



お互いに病院で見てもらっても、どちらも問題がないのになんで出来ないのか。



話はどうしてもエッチな方へ向かっていきます。






僕「相性ってあるのかなぁ。欲しくなくても出来ちゃう人もいるのにね。ちゃんと夫婦の営みはやってるの?」






カナコ「うん。人並みにはしてるつもりなんだけど・・・」






僕「そうか。こればっかりは僕が手伝うわけにもいかないからなぁ」






カナコ「そうですよねぇ」






僕「浮気とかしたことないの?」






カナコ「え!なんで?」






僕「いや、昔、本で読んだことあるんだけど、別の男性とやってみるとホルモンのバランスが変わって出来やすくなったりするらしいよ」






カナコ「本当ですかぁ?」






僕「僕が試したわけじゃないからねぇ」






カナコ「そうなんだぁ・・・」






僕「まぁ、浮気したいんだったら僕に電話してね。すぐに駆けつけるから」






カナコ「ふふふ。その時はお願いします」






車はだんだんとホテルのネオンが瞬く場所に進んでいきました。






僕「そろそろ帰らないと旦那さんが心配するよね?」






カナコ「今日は遅くなるって言ってきたから・・・」






僕「そう・・・」






これはOKのサインか!?






僕「なんか眠くなってきちゃったなぁ・・・」(あぁ、なんて安易な言葉)






カナコ「大丈夫?」






僕「ちょっと休んでいかない?」






カナコは潤んだ瞳で僕を見つめます。



う!可愛い!!






カナコ「私、◯◯さんのこと好きなんです。でも、私、あなたに好きになってもらえる自信がないの」






僕「僕もカナコちゃんの事、好きだよ。僕こそ好きになられる自信はないさ」






もう僕の心は吹っ飛んでました。






ホテルに入って二人きりになると、熱いキス。



シャワーを浴びたいというカナコは、「絶対に入ってこないでね」と鶴の恩返しみたいなことを言ってバスルームへ。



そう言われると入りたくなるのが人情ってなもんで、これも鶴の恩返しの通りですね。






「いやっ!」






後ろを向くカナコ。



そのプロポーションはとても28歳とは思えないナイスバディでした。



足は長いし、お尻もキュッと上がって。



ただ、胸は小さかった。



どうもこれがコンプレックスのようでした。






僕「すごい、いい身体してるじゃない。引き締まって最高だよ」






カナコ「ダンサーになりたくて、今でもレッスンしてるから・・・」






僕はカナコの背後から抱きつき、優しく耳元に息を吹きかけ、大好きないちゃいちゃプレイを始めました。






「あーん」






なんとも色っぽい声を出してカナコは身悶えます。






「のぼせちゃうぅ」






で、仲良くベッドイン。



キスをすると、僕の顔中べとべとになるほど舐め回します。



胸に口を寄せると、イヤイヤとかぶりを振って嫌がります。






「小さいから恥ずかしい・・・」






「そんなことないよ。可愛い・・・」






乳首を舐め、歯を立てると、「くぅー」と身体をエビ反らせました。



背中が感じるらしく、舌を這わせるとびくっびくっと震えます。



そこからお尻へ移り、女の匂いを漂わせるあそこはもうグチョグチョに濡れ、蜜液が太股まで滴り落ちていました。



指でお尻の穴をくすぐりながらグチョグチョの蜜壷に舌を入れます。






「あぁーーー!いいぃーー!」






カナコの声が部屋に響きました。



カナコも僕の息子を握り、上下にしごき、口に持っていきます。



ジュパジュパと吸い付きながら、お尻を僕の顔に押し付けます。



クリトリスを焦らしながら舐め上げると、「ひぃーー!」と思わず口を離し、またしゃぶりつきます。






「もう、もう、入れてぇ!」






言われなくても僕の息子はもう限界に近づいていました。



さすがにダンサーを目指していただけあって、締まりは最高!



子供のいない、しかし熟れた肉体は身も心もとろけさすものでした。



一戦終わって、僕の腕枕で息を整えているカナコ。






(あ、まずい。惚れたかもしれない)






僕は胸がキュンと疼くのを感じました。






僕「どうだった?」






カナコ「なんか夢みたい。あなたにこうして抱かれるなんて。嬉しい!」






僕「僕も嬉しいよ。また会えるかなぁ」






カナコ「あなたが私を嫌いにならなければ・・・」






僕「嫌いどころか・・・なんか惚れちゃったみたいだ」






カナコ「私は最初から惚れちゃってるわ」






くぅ!男冥利に尽きますね。



その後、カナコとは一緒に温泉旅行に行ったりしてラブラブな関係だったのですが、ある日のこと電話があり、会ってもらいたいとのこと。






僕「どうしたの?元気ないね」






カナコ「うん。実は・・・妊娠したみたいなの・・・」






(ドキ!!まさか僕の子供!?)






カナコ「ううん。あなたのじゃないわ」






僕「そうか・・・でも、良かったじゃない。ようやく出来たんだもの・・・」






カナコ「もう会ってもらえないでしょ・・・」






僕「そんなことはないよ。僕はいつでもカナコの事を思っている。でも子供が生まれるまでは気をつけた方がいいよなぁ」






そんなこんなで毎日電話で話すことになりました。



しかし電話と言ってもそうそう話す話題もありません。



しかも彼女は悪阻がひどく、電話で話していても、なんか辛そうで、自然と電話の回数も減ってきました。



電話の回数が減ると今度は電話もしづらくなってきて、いつの間にか電話もしなくなりました。



その後、彼女は2人目の子供を出産したそうです。






今年、年賀状が届きました。



また電話してみたいなと思っているのですが、なかなか勇気が出ないでいます。