いつものように公衆電話ボックスに入ると、ピンクチラシが目に留まった。



ここのところ携帯電話ばかりで、公衆電話もピンクチラシもとんとご無沙汰であった。



性欲を煽る様な写真と文章は相変わらずだな、と笑いながら受話器を上げ、そのうちの1枚を手に取り、書かれていた番号をコールする。






「外国人の子は居ますか?」






「たくさん居ますよ、どこの国の女の子です?」






「タイの女の子をお願いします」






どこのお店でもタイの娘を指名する客は少ないらしく、歓迎されている。



好みもあるのだが、タイの女の子はきれいで優しい子が多い。



いつもは同じ店で同じ子を指名するのだが、馴染みの子は店を辞めており、しかもこの日は携帯を忘れてしまっていた。



新しい店をあたってみようと電話ボックスを覗いたのだった。



近くのラブホテルに入り、部屋から電話を入れると15分との事。



近くで終わり時間の子がいるようだ。






来た女の子は幼さの残る、可愛らしい子だった。



リカちゃん(23歳)と名乗った。



日本に来て1年ちょっとだと言う。



礼儀としてチェンジは今までにしたことはないが、この子なら何の不足もない!



すぐにOKして一緒にシャワーを浴び、ベッドへ入る。



タイ人特有の張りの強いおっぱいに、キスすると心地よい。






それにしても23歳には見えないので、「20才より前でしょう?」と訊くと、「ホントは18歳」と恥ずかしそうに答えた。



日本に来たときは16歳だったので、20歳以上にサバ読んだらしい。






タイの女の子は経験的に恥毛の薄い子が多く、やはりリカちゃんもそうであった。



痩せ型で脚は細く、腿の間に指を差し入れて割れ目をなぞると、小さく喘ぎ声があがり、既にヌルリと滴らせている。



声は演技くさいが感じやすい性質のようだ。






バストと下腹部へ舌を交互に這わせると、感じるのか腕を絡めてくる。



脚を拡げさせてクリを舐めあげると一際高い声をあげる。



しばらく舌で舐め上げた後、体を重ねて入れようとすると、「ゴムは?」と訊いてきた。






「リカちゃんは病気じゃないでしょ?」






そう言うと笑って頷いたので、そのまま少しずつ腰を進め、分身をリカちゃんの胎内深くへ沈めて合体した。



近頃スキンを使わない客は殆どいないらしいし、検査もしっかりしているのでスキンを使う事は少ない。



相手が嫌がったときに使うくらいか。






アソコに自分の分身が刺さっている光景は、何度見てもいやらしくて好きだ。



ましてリカちゃんのように無毛と変わらないツルツルでは、ロリータ趣味ではない私も舞い上がってしまった。



一気に突っ込み、あっという間にリカちゃんの膣深くにナマ出ししてしまった。



キスしてしばらくそのまま抱き締める。






数分後、ティッシュをあてがいながら体を離し、膣口から溢れ出てくる精液を受け止める。



この瞬間、会ったばかりの女の子がとても愛おしく感じられる。



自分の放った精子を受け入れてくれた満足感、であろうか?



そして、精液まみれのあそこにキスし、丁寧に拭ってあげる。



せめてもの感謝の印である。






シャワーで洗ってあげた後、腕枕に乗ってきたリカちゃんが不思議そうに尋ねてきた。






「どうしてタイの女の子をわざわざ指名したの?」






「タイの女の子は優しくて親切だから」






もちろん本心である。






「なんでお口でしろって言わないの?」






「嫌いじゃないけど、リカちゃん、するの好きじゃないでしょう?」






ここあたりで大体残り時間30分であるが、初めての子の時は必ず延長している。



延長を頼むと、リカちゃんは喜んでお店に連絡し、了解を得た。



2回目をすることもあるが、大抵はベッドで話をして過ごすことが多い。



タイの家族のこと、日本のこと、その他色々な事を聞いたり話したり。



婚約者がタイにいることや、家族への仕送りの事も話してくれた。






帰りがけに、携帯の番号をくれた。



次は直接会ってという意味であろうか。



お返しに1万円を渡す。






「これで同じでしょう?指名が多い方が社長からも誉められるよ」






そう言うと嬉しそうに微笑んでキスしてきた。



別にご機嫌とりでははないのだが、タイの女の子の前ではつい、こう振舞ってしまう。



日本人や他の国の女の子のときには、こういった展開にならない。



やはり私は、タイの女の子が好きなのである。






次の週末。



同じ電話番号に電話をしてリカちゃんを指名すると50分待ち。



この50分が、とても待ち遠しく感じた。



35分経ったころ、お店から確認の電話があって、今度は男性に付き添われてリカちゃんがやってきた。



凄みのある付き添いで、前金払いだった。






部屋に入ってきたリカちゃんは、少し不安げな表情だったが、私を見て思い出したのか、すぐに笑顔を取り戻し、抱きついてきた。






不安の訳は、2日前の客から受けた暴行であった。



インポ男でセックスはなかったらしいが、有無を言わせず服のまま縛られたらしい。



そして服を破かれてオッパイと下半身を剥き出しにされ、洗濯バサミやバイブ、蝋燭で散々責められた様子。



凌辱の後、リカちゃんを縛ったまま料金不払いの上、ハンドバック持ち逃げを図ったがラブホテルのドアロックが男性が先出では開かず、結局捕まったとのこと。



50分待ち焦らしも確認の電話も付き添いも、そういった事件から執った予防策らしい。



見ると手首の擦り傷が痛々しい。



益々リカちゃんを愛おしく思えるようになり、通う回数も増えていった。






8ヶ月も経ったころ、リカを呼ぶ時の“ちゃん”がいつの間にか取れ、店でもリカの馴染みという事で、声だけで判るほど覚えてもらえた。



セックスは、お店を通さず内緒で会ったのは2回だけ。



あとは全て店での指名である。



リカに対する、せめてもの感謝の印である。






婚約者が居るのに、恋人のように接してくれるリカとセックスするのに若干の後ろめたさを感じつつ、また電話指名してしまうのであった。



もっとも、最初の頃とは変わり、リカの人気が高くなり、指名してもなかなか空きが回ってこない事も多くなった。



リカをはじめとする数人の同期の女の子が、若くて(18歳だから本当に若いが)サービスも良くリターン客の指名が多いせいらしい。



ただし、韓国と国籍を偽っているらしいが・・・。






指名の回数が減った埋め合わせは、事前予約と2回転(時間2倍)で埋め合わせをした。



同じ頃に、リカは連休を店からもらい、私はリカのアパートへ招かれた。



土曜日の午後、リカの住むアパートに着いた。






そこは他の友人2人と共同で借りている4部屋のアパートで、リカは14歳の妹・ミカちゃんと一緒だった。



机の上に家族の写真と、婚約者とであろうか2ショットの写真が飾ってあった。






2度目のセックスから、「彼氏に悪いからゴムつけようか?」と訊ねたのだが、「貴方が他の女の子とセックスしなければ病気は感染りようがないから」と、あっさりゴムを断られた。






元々ゴムが大嫌いで、中出しされて精液が溢れ出る感触が大好きらしい。



また、セックスの後でアソコにキスされたり丁寧に体を洗ってもらった事は初めての経験だったとか。



そう言われれば、私もタイの女の子以外にそういった事をしたことがない。



以来、中出しは続いている。






リカが同居している妹の事で悩んでいるのは少し前から聞いていた。



招かれたお礼と気分転換を兼ねて、翌日は私とリカ姉妹でディズニーランドへ行く事を提案したら、リカはとても喜んでいた。



実際に、アパートを訪ねてリカの妹に会った際の最初の言葉が、「ホントに明日ディズニーランドに連れてってくれるの?」であった。






同居の友人2人は、今週末は旅行で留守。






「この週末なら相談に乗って貰いやすいからアパートに来て」とリカが言ったのは、友人の事のようだ。






色々話を聞くと、どうも同居している友人の彼氏が、あまり良くないらしい。



リカと友人同士は3人とも同じ村の出身で幼な馴染み。



仲もよいのだが、そのうち1人に出来た彼氏(というかヒモ)が、リカや、もう一人の友人、さらにはリカの妹ミカちゃんにまで、よからぬ事を考えているフシがあるというのだ。



リカの友人が彼氏を強く窘め、今のところは納まっているらしい。



その彼氏と知り合いは、リカたちが日本に来た際の世話人でもあり、無碍なことは出来ないと言う。






「リカは友人たちといつも一緒の店で問題ないけど、一人残るミカが襲われないか心配」






そう言うと急に正座をして、「お願いだからミカをしばらくあなたのアパートでかくまって!」と頭を床まで下げてしまった。






確かに私はアパートに1人暮らしで、建て替えで1週間前に引っ越したばかりである。



同居人を禁止するきまりはないし、近所付き合いもなく、ひとり預かっても問題はない。



しかし、犬を預かるような訳にはいかない。






「妹さんだって知らない男といきなり一緒に住むのは嫌でしょう?」とやんわり断ったら、「だからウチに来てもらったの。今日と明日一緒にいて、問題なければ妹をお願いします」と姉妹揃って頭を下げられてしまった。






<続く>