今回の撮影は夫婦仲を高める素晴らしいスパイスになりましたが、それは同時に禁断の果実でした。
この撮影の話には続きがあるんです。
当時は女子大生ブームさながらで、『女子高生』という単語が使えず、『女子校生』って言い換えた言葉が出たりと、時代は低年齢化していました。
しかし“人妻”というジャンルもあって、自分みたいなマニアもいたわけです。
妻は所帯っぽくなく、おばさんモデル(失礼)が多かったその雑誌的には久々のヒットだったようでした。
正直、独身に見えないこともありませんでした。
この雑誌では、人妻感を出すために結婚指輪を必ずさせていて、オールヌードの裸身には左の薬指に指輪が光っているポーズが必ず載っていたんです。
まぁこういう憎い演出が気に入っていたのも買っていた要因でした。
このヌード写真の中で一番興奮したのは、細くて長い手足と長い指の先に銀色の結婚指輪がはめられ、秘部を覆うようなポーズです。
あの結婚指輪をしている手の先には、夫しか知らない領域があるんだと思うとより一層でした。
あ、ついつい自分の世界に入ってしまいすみません。
こんな話はどうでもいいですね。
さて、その続きなんです。
モデル自体はこれで終わったわけではなく、妻はその裸体を披露することになっていくのです。
3ヶ月ほど経った頃、雑誌社の方から再度連絡が入ったんです。
「姉妹誌に妻を載せたいので再び出演して欲しい」とのこと。
人妻シリーズの中で好評だったモデル達を集めて特集を組みたいという企画でした。
このことを妻に言うと、以前はすぐに拒否だったのが、あっさりと「いいわよ」という返事が返ってきたんです。
余程ヌード撮影の写真が気に入ったのか、「選ばれた」というフレーズに満更でもない様子でした。
しかし私は肝心のことを妻に言っていませんでした。
もしそれを言ったら、行かないとなるに決まっているからです。
今回の企画には読者から評判の良かったモデル達を集めるのですが、エッチなシーンも増やしたいと言うんです。
さらに、モデルの許す限り、絡みも含めたシーンも撮影したいということでした。
同じようなヌード撮影程度だと思っている妻には・・・。
「ちょっとエッチな感じで撮影したいって言っていたよ」
としか伝えませんでした。
「え~、でもあの時だって、十分エッチだったのに」
妻は軽く考えているようでした。
私としては妻がどこまでやってくるのか、そっちの方に興味津々でした。
雑誌社の人から「ご主人の方はよろしいですか?」と聞かれ、「構わない」と返事をすると、私以外にも同じように答えた人がいると話してくれました。
私と同じ趣味を持っている夫が結構いるんですね。
さて、その撮影日、妻は前に着ていた超ミニのワンピースで出かけていったんです。
前回の続きとその後、という設定だそうです。
さすがに特集写真集だけあって専属のメイクもいたそうで、写真の妻はまるで別人のようでした。
そしてカメラマンは雑誌社の専属ではなく、仕事単位で契約するカメラマンで、いわゆるフリーカメラマンでした。
そういえば妻の当時の容姿について話していませんでしたね。
学生時代テニスプレイヤーだった妻は、黒いロングヘアーで身長が約165センチと高く、超ミニのワンピースが似合うのはそういうことがあるのかもしれません。
肝心の撮影ですが、雑誌社の狙い通りの展開になったようでした。
エッチ撮影OKの人妻達は、読者を飽きさせないように巻頭、巻末と配置され、妻はその中でも巻末に掲載されました。
その内容は巻末を飾るのにふさわしい出来栄えでした。
『あの撮影から半年』
というタイトルが付いていて、初めて雑誌に掲載された時のワンピース姿と、そのヌードから始まったのです。
妻には元恋人がいて、その元恋人との情交という設定なんです。
キッチンで働いているエプロン姿の妻。
その下はTバック&ヌードというお決まりのシーンで、若妻の仕事ぶりを訴えます。
そしていよいよ本番の情交シーンに入っていくんです。
ページを捲ると、畳敷きの和室でのシーンでした。
その和室にはきっちりと2つの枕を並べた布団が敷かれていました。
元恋人との情交が行なわれる部屋をイメージしているのでしょう。
その布団の上に裸で正座している妻がいて、男性目線で見下ろしている形です。
潤んだ瞳でカメラを見上げている妻が見開きの半ページ全面に載っていました。
次のページからは、いよいよ2人の性交を見せるシーンでした。
下半身しか写っていない元恋人役の男優の前に妻が膝立ちして、男性器を咥えてフェラチオをしていました。
男性の毛深い下半身は、一部モザイク処理を施されているだけで、尻などは丸見えでした。
そのシーンから始まり、布団の上に寝かせられた妻のあらゆるところを、その男優の唇と舌によって蹂躙されていました。
剃り残した髭が残っている男優の口元と妻のグロスを塗った妻の顔半分の写真では、シャドーピンクの妻の口の中に男優の舌が入り込み、男優のザラザラした舌先が妻の口内を蹂躙しているんです。
そして、その男優の舌先は妻の乳首にも進行して、男優の舌先と妻の乳首から唾液の糸が引いているシーンが載っていました。
やがて男優の口は妻の陰部に移動し、クリニングス中の様子を伝えていました。
実際、その行為で妻は何度も昇りつめていました。
クリトリスは男優によってすでに剥かれて無防備状態となり、蛇のような長い舌が妻の性器全体を舐め回していました。
そんな実際の様子を、カメラは妻の長い脚の間に入り、妻の太股の間にやや頭の薄くなった男優の頭を見せることによって男優のクリニングスを伝えようとしていました。
匂いと音が聞こえてきそうな写真でした。
何度も妻のその頂に登らせ、息も絶え絶えになってしまった頃、ようやく男優は妻の上に乗り、真っ黒な男性器は私の妻の膣に侵入を果たしました。
男性自身を最小限のモザイクで隠すことによって形と大きさがわかるようにしているため、逆に腹まで陰毛と繋がるくらいに毛深い男優の様子がわかりました。
さらにしっかりと奥まで差し込まれている様子を伝えるために、男優の陰毛の濃い股間と妻の薄い陰毛とが一体化しているんです。
抽送中のシーンでは、妻の広げた太股の間から、モザイク越しに黒い棒が妻の膣から抜き挿しされている様子でした。
喘いでいるのか口を開いたまま目を瞑っていて、妻の長い黒髪がベッドの上にクネクネと散乱した様子で、何度もイカされたことが容易に想像できました。
そして最後は、妻のくびれたウエストに白い液体がいっぱい撒かれていました。
男優の精液が妻のヘソや薄めの陰毛にかかり、男優が妻の膣を楽しみ、蹂躙した証拠を残していました。
まぁ写真ばかりじゃなく、コメントみたいなことも書いてあって、京子の締め上げてくる名器に危うく中出しするところだった・・・とか。
他にも色々と猥褻な表現がありましたが、このコメントは特に印象に残っています。
妻の相手をした男優は若くはないのですが、相性は良かったようでした。
実際、コンドームは付けずに生でしていて、撮影終了後、立てない妻を抱きかかえてシャワーを浴びに行ったのですが、そのバスルーム内で男優と妻はもう一度、プライベートなセックスをしていたのです。
以前、仮にという前提で私の知り合いに話をしたら、「嘘だろ~」と言われました。
誰だって、そう思うのは無理もないことだと思います。
ここまでの話で省略した部分のことを書かせてもらいたいと思います。
まずは私達の馴れ初めですが、新入社員として入社した妻と知り合い、数ヶ月の交際の経た後、お互いの体を確かめ合いました。
例外なく妻も処女ではありませんでしたが、お互いに体の相性が良く、快楽のツボが一致したとでも言うんでしょうか。
初めての時でも猫を被ったようなセックスではなく、妻は乱れに乱れて男心(征服心)を満足させてくれました。
そんな妻を手放したくなくて、交際1年未満で結婚しました。
私以外にも妻を狙っているライバルがいたことも、結婚を後押しした要因です。
初撮影から3ヶ月ほど経って姉妹誌の写真集に選ばれ、雑誌社からエッチな内容もあると伝えられていました。
しかし、いきなり現場で妻がOKなどするはずはありません。
そんな折、妻をステップアップさせる出来事が別の雑誌社から舞い込んできました。
雑誌社と同系列の別会社に女性向けの雑誌があるんです。
その雑誌を置いてあるのは本屋の女性誌コーナーなので、あまり男性の目には触れないかも知れません。
この私だって言われて初めて知ったくらいですから。
女性誌の特徴として、女性視点の記事が多いんです。
AVでも、男優と女優のセックスシーンを第三者として見るのが男性とすれば、女性の方は自分参加型なんですね。
読者のバイブ体験コーナーとか、オナニーの方法やセックス体験談などで、そういう意味からすると女性と男性では性的趣向が少し違うようです。
また話が逸れてしまいました。
妻はその雑誌のことは前から知っていたようで、読者モデルとして出演しないかと、妻に出演交渉があったのです。
妻は午前中の撮影でバイブのモニターをやらされたそうで、午後は男優も交えた撮影でした。
男優と絡むのは別の人妻女優で、妻はその奥さんと男優のセックスを見る役なんです。
想像だけのバイブオナニーと、実物のオカズありのバイブオナニーの違いを検証する的な企画でした。
その撮影はこれで終わったのですが、撮影終了後、スタッフが関係者を慰労ということで飲みに連れて行ってくれたそうです。
もちろん午後に出演した男優も一緒でした。
夕方ちょっと前から町に繰り出した妻と男優、そしてスタッフ達は居酒屋に行き、その最中に男優から別の場所で飲み直さないかと妻は誘われました。
男優という職業に興味があった妻はその誘いに乗って、2人で居酒屋を抜け出しました。
バーに行き、そこで妻は読者モデルになった経緯や、今やっていることなどを話しました。
しかし、昼間の余韻も醒めやらぬ男女がそんな会話をしていれば、その後の展開は見えてきますよね。
私が男優の立場でも同じことをしていたはずです。
店を出た時は2人が向かった先はホテルでした。
そして妻は、結婚以来初めて、夫以外の男性を受け入れたんです。
ここからは想像しかできませんが、男優の腕の下で喘いでいた妻は、さぞかし可愛かったと思います。
男優はとても優しく、そして時には乱暴で、妻は思いっきり感じてしまい、気がついた時には日付が変わっていたと言います。
このことは、あまりに帰りが遅かった妻に私が聞いて事実を知ったのですが、そもそものきっかけを作った張本人が私なので怒るわけにもいかず・・・。
というより、実際は興奮の方が上回っていました。
また、こうしたことを正直に話してくれた妻を手放したくないとも思ったのです。
浮気と言えばその通りかも知れませんが、妻は男優に特別な感情はなく、午後に撮影した奥さんがどんな風に感じていたのか、純粋な好奇心として知りたかったのだと思うのです。
<続く>
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