お互いに自分のパートナーに不満があった。



最初は愚痴のメールからはじまり、すぐにメル友からテレ友になる。



その日以降、朝昼晩と電話で頻繁に喋り、顔は知らずともお互い惹かれ始めた。



出会うことなど有り得ないと考えていたが、冗談まじりに、「今から千葉まで会いに行くわ!」などと言っているうちに、相手に3日間の休みがとれた。






「その日は仕事があるから、行きたいけど行かれへんわ~」






「じゃあ私が行くよ」






って話になった。



メル友からここまで約2週間。



冗談だと思ってたが、当日彼女から、「今から行くよ」との電話。






(マジかよ?)と思いつつ、仕事中にソワソワしだす俺。






夜6時頃、JR新大阪駅に到着したらしく、会社の最寄り駅まで来てもらう。



ドキドキしながら仕事帰り、車で迎えに行った。



約束した場所はコンビニの前。



ちょこんと立っている小柄な女の子を発見!



モー娘。の辻ちゃん似のロリ顔で、思いっきりタイプだった。



(以下、辻)






もうドキドキは止まらず、お互い緊張しながらファミレスに向かった。



移動中の車の中、自然と緊張も解け、顔に似合わずベラベラ喋りだす辻。



堂々とした関東弁、やはり28歳だ。



グレープ味のガムの香りが車に漂う。



ファミレスではお互いの彼氏彼女の話で盛り上がり、なんとも言えない心地良さに笑顔が溢れ、俺は幸せに浸っていた。






夜9時半くらいだったかな、辻は自分の寝床を確保してないらしく、困った様子で「どうしようかな?」と俺に尋ねてきた。



俺の自宅に泊まるのはちょっと・・・と言うので、俺は難波のカプセルホテルを勧めた。



が、どうやら1人は寂しいらしく、ラブホに一緒に泊まって欲しいと言い出した。



もちろん何もしない約束で。



俺は戸惑いながらも、何もしないつもりでOKした。






コンビニでお菓子と替えの下着とシャツを買って難波のホテルへ。



風呂へ入り、俺はソファで辻と2人、まったりした時間を過ごしていた。



辻は大阪に友達がいるらしく、明日遊ぶ約束をしているとか。



11時くらいだったかな、俺も明日は仕事があるから、軽くプレステで遊んだあと早々と2人でベッドに入り、照明を落とした。



しかし、ソワソワしてなかなか寝られない。



約束を守ろうと我慢するが、辻の寝顔が可愛すぎる。



そして俺は、ついに辻の手に触れてしまった。



するとすぐに辻は手を握り返してきて、閉じてた目を開けた。



じっとこちらを見る辻。



俺は耐え切れずに優しく抱き締めた。






「このまま寝ようか・・・?」






俺は辻に言った。



すると辻は、こちらを向いて目を閉じた。



パジャマから見える鎖骨が美しすぎる。



俺は鎖骨にキスをして、次に唇にキスをした。



ディープなキスにお互い吐息も荒くなってくる。



そしてパジャマを脱がせ、辻の胸の脇、そして乳首にキスをした。



パンツ越しに手を当てるとグッショリ濡れている。



優しく撫でると可愛い声が漏れる。



唇にキスをしながら指でパンツ越しに性器を撫で、時折パンツの隙間から指を入れて膣に挿入したりした。






辻と目が合った。



『早く』って感じで見つめるので、パンツをゆっくりと脱がせた。



俺も前開きのパジャマを羽織ったまま速攻でパンツを脱ぎ、ゴムを装着した。



しかしすぐには入れず、ペニスを膣に当てたままキスを繰り返した。



しばらくキスをしているとお互いに興奮もマックスになり、「入れるよ」と言ってゆっくり挿入した。



辻は、「はぁ~っぁぁ・・・」という声とともに、ぎゅっと俺を抱き締めてきた。



愛おしすぎて俺もぎゅっと抱き締めた。



最初はゆっくり正常位で、次に辻が上になり、激しく腰を動かした。



心地良さそうな辻がとても可愛くて、愛おしく感じた。



辻は1人でイッたようで、すぐに静かになった。






また辻を抱き締めてキスをし、正常位で辻の膣を突いた。



俺は次第に激しく動かす、辻の体は熱くなり汗でビッショリとなった。



よがる辻、白目を剥くほど我を失っている。



激しく揺れる小さな胸、声は小さいが、我慢するような高い声で喘ぎ続ける。



そして俺が力尽きる寸前に辻は・・・。






「ぁあ~っ!ぁああん!・・・はんぁ~ん・・・ぁぁ~ん・・・ぁ~」






の声とともにイッた。



直後に俺もイッた。



入れたまま萎えるまでの3分ほどはぎゅっと抱き締めたままだった。






2人お風呂でさっと流し、ソファーでまた語った。



冗談混じりに「2人が結婚したらどうなるやろ?」って話で時間が過ぎる。



そのとき俺は、これは単なる遊びではないと感じた。



彼女が本気かどうかはわからない。



でも、少なくとも俺は本気で彼女を愛していた。



そしてその夜は彼女と手を繋いで寝た。






朝一番、俺は仕事へ向かった。



彼女は特別に10時までホテルに滞在させてもらい、その後は大阪の友達と遊んだ。



そして、この日も俺は彼女と夜を過ごすことになる。



梅田で遊び疲れた彼女と夜8時に待ち合わせ。



仕事が終わった俺は梅田へ向かった。






仕事帰りの俺は待ち合わせ場所のJR大阪駅に到着。



電話で場所を確認しながら辺りを見回すと、歩道の上でちょこんと立っている辻を見つけた。



昨日と同じ服装だ。



すぐに辻は車に乗り込み、早速今日あったことを楽しそうに話しだした。



友達とは楽しく過ごせたようで、車の中はその友達の話で盛り上がった。



昨日と同じパターンであるが、この日もまた別のファミレスに向かい、俺達はまるで恋人のように楽しい時間を過ごした。



(ムードのない俺はファミレス以外に思いつく場所がなかった・・・今思えばちょっと情けない)






ご飯を食べ終わり、俺達は大阪南港へと向かった。



コスモタワーの見える広い道路脇に車を停めて、「次に会った時はあそこに上ろう」と約束をした。



それから、「旅行に行こう」っていう約束もした。



その時の俺は、お互いに彼氏彼女がいることなんて完全に忘れていた。



2人の会話の中に、お互いの彼氏彼女の話題などは全く出てこなかった。



というか避けていた。



居ないことにしたかったんだ。






しばらく時間が経った後、俺達は昨日とは違う難波のホテルへ向かった。



コンビニでシャツと下着と食べ物を買って、当たり前のように部屋に入った。



荷物を置き、嬉しそうに部屋を確認している辻。



(可愛いなー)と思いながら、ちょろちょろ動く姿を見ていたら、ふと目が合った。



すると辻は何も言わずこちらへ駆け寄り、俺にキスをした。






俺の目を見つめて、「好きだよ」と。






「俺もやで」と、俺は答えた。






彼女の潤んだ目を見つめてたら、たまらなく愛おしくなり、思わず抱き締めた。



すると辻はなぜだか泣いてしまい、そして俺もつられて泣いた。






そのまま2、3分ほど経ったかな、2人は離れ、「お風呂入るね」って言って俺が先に入った。



続いて辻も入り、長い風呂の後、2人はまたソファーで話を始めた。



フリードリンクを飲みながら、お互いの好きな曲や食べ物、学生の頃の話などで和む。



しばらく話を続けたが、お互い疲れてきたのか話が途切れると少し無言の時間が続いた。



有線の洋楽バラードが流れる中、俺はそっと彼女の手をとり、キスをして、ゆっくりと抱き締めた。






「愛してるよ」と俺は言った。






「愛してる」というのは重みのある言葉だが、その時の俺はもう他には何もいらないと思うくらい彼女を好きになっていた。



ただ恋をしていただけなのかも知れない。



しかし、その時の俺は、その言葉の重みなどは全く考えていなかった。



今思えば、2人の情況を考えると非常に無責任な言葉だった。






俺達は手を繋いで寄り添い、ソファーに座ったまましばし無言の時間を過ごした。



辻は明日、千葉に帰らなければならない。



そして俺もいつも通りの現実の朝を迎えることになる。



このまま朝が来なければいいのにと、俺は思った。



時計を見るとすでに夜1時を過ぎており、俺達はベッドに入ると同時にBGMと照明を最小限まで落とした。



さすがに俺も2日連続で性行為に及ぼうとは考えておらず、そのまま眠りに就くつもりで目を閉じた。






意識も薄れ、このまま寝てしまおうかと思ったが、昨日とは違い、今度は辻の方から手を繋いできた。



ドキっとした俺は、さっと辻の方に目を向けた。



辻はこちらをじっと見ていた。



虚ろな目が可愛くてたまらず、俺は「大好きだよ」と言った。



すると辻は恥ずかしそうに俺の胸に顔をうずめてきた。



俺はたまらず彼女を抱き締め、「可愛い可愛い」と言いながら髪にキスをした。



辻は俺の勃起を察知したらしく、そんなつもりで勃起したわけでははなかったんだが、「我慢できないんでしょ?いいよ」と言って俺の腰の上に乗ってきた。






自分から服を脱いで裸になる辻を抑えた。



照明に照らされる上半身がより美しく見えた。



じっと笑顔でこちらを見ている。



たまらず俺は起き上がり、ぎゅっと抱き締めた。



2人は裸のまま抱き合い、キスを繰り返した。



そして俺は仰向けに寝そべり、オレンジ色の辻の体を下から眺めていた。



辻は笑顔でこちらを見ている。



俺は彼女に征服されたような気持ちになり、何か変な心境だった。



辻は俺のパンツを脱がし、自分のアソコに俺のモノを挿入した。



そのとき気付いたのだが、辻は初めからパンツを穿いていなかった。






お互いにアソコは濡れていたので挿入はスムーズに行なえた。



初めはゆっくり、そして徐々に強く乱れていく辻。



オレンジの明かりに照らされて、自分の腹の上で激しく腰を動かす辻がとても美しく見える。



照明やBGMの効果はあったにせよ、その動物的な姿に俺はとても感動した。



彼女の心地良さそうな顔を見られて本当に幸せだった。






辻の体の動きはだんだん激しさを増していき、体中から汗が滲み出る。



抑えるような高い声がとてもセクシーだ。



そして辻は、高く弱い声と共に俺の上でイッた。



イッた瞬間は腰をガクガクさせ、あとは脈動を伴いながら徐々に静かになっていった。






辻は横向けに倒れ込み、今度は俺が上になった。



ゴムを付け、俺は仰向けの辻の足を開き、アソコにゆっくりとペニスを入れた。



最後は超高速ストロークでイッた。



辻の性器を拭いてあげて俺はゴムを外し、すぐに横になった。



意識が薄れかける中、上着だけ羽織り、風呂に入らずそのまま眠りに就いた。






朝は7時起き。



手を繋いだまま寝てたので、手は汗でびっしょりになっていた。



ホテルの朝食を食べ、余った時間で写メを撮り合った。



風呂には結局入らず、辻は昨日買ったという長袖Tシャツに着替えた。



そして8時過ぎ、俺達はホテルを出て、再会を約束して別れた。