これは大学時代の苦しくもあり、気持ちいい思い出だ。






2年の時、同じサークルで同じ学年の朱美と付き合った。



付き合うようになったきっかけは、俺からの告り。



その時、朱美は「気になる人がいるから」と、1回は付き合うことを断ってきたのだが、俺の強引な押しに渋々ながらもOKの返事をしてくれたという、なんともしっくりこない付き合い始めだった。



そんなわけで、付き合っていると言っても、まだ街中をデートしたりぐらいで、エッチどころかキスもまだしてなかった。






1ヶ月ほど経った頃だった。



昼休みに学園祭の準備をみんなでした後、次の講義の部屋に向かう途中、ペンケースを忘れたことに気付いてサークル部屋に戻ると、まだ鍵が閉まってなかった。



静かなんだけど人の気配を感じて、そっとドアを開けると・・・。






「イヤッ。せ、先輩、だめ~~っ」






「すぐ終わるからさ~」






2人は俺の存在に気付かないみたいで、さらに行為はエスカレート。



で、よく見ると、女は朱美。



男は2つ上の武田先輩だった。






俺は、自分の目に飛び込んできた光景があまりにもショックで呆然としていた。



朱美はソファーに押し倒され、無理やり下着を脱がされ、片足の足首にパンティを引っ掛けたまま先輩は朱美の足をこじ開け、そこに顔を埋めた。



それまでジタバタしていた朱美だったが、先輩が股間に顔を埋めた瞬間、朱美は急に大人しくなり、今度は一転して喘ぎ声に変わった。






「あぁ~~っ、先輩。だ、だめっ~~、あぁあっ~~~~~」






「す、すぐに終わるからね。やっぱり俺、朱美ちゃんのマンコが忘れられなくて。ちょっと待っててよ~」






武田先輩は下を全部脱ぐと、自分で男根をシコシコしてツバを先端に塗りつけ、朱美のマンコにゆっくりと沈めていった。






「あ~~~、やっぱ朱美ちゃんのマンコ、めっちゃ気持ちいい~」






そう言うと最初の2~3回はゆっくりと、次に凄いスピードで武田先輩は腰を動かした。



1分も動かしただろうか・・・。






「あっ、イクっ」






慌てて先輩は朱美のマンコから男根を抜き取り、朱美のマン毛部分に射精した。






「あ~~~~気持ちよかった。朱美ちゃんのマンコ、やっぱ気持ちいい~~。1ヶ月ぶりだっけ?またしようね~」






先輩はズボンを穿き、朱美は自分でマン毛部分に放たれた精子を入念に拭き取っていた。



で、先輩がこちらに向かってきた時、初めて俺に気付いた。






「あっ、山田」






「先輩、これ、どういうことっすか?」






「あっ、俺、今から政経の授業だから、わり~」






先輩は俺を押しのけて部屋を出て行った。






「ま、誠君(俺)・・・」






「朱美ちゃん、どういうこと?『1ヶ月ぶり』とかって先輩言ってたけど、昔からこんな関係なの?」






「・・・」






「朱美ちゃんって、今、俺の彼女だよね。なんで・・・俺、バカみたいじゃん」






「信じて。確かに誠君と付き合う前から武田先輩とは深い関係だった。で、でも、誠君と付き合い始めてからは関係を断ってたの」






「でも、現にさっきしてたじゃん」






「断ったの。最初、断ったの。でも、あまりにもお願いしてくるもんだから・・・」






「じゃさ、朱美ちゃんって、お願いすれば誰とでもエッチするの?」






「そんなんじゃない」






「じゃあ俺もエッチさせてよ」






「・・・」






暫くの沈黙の後、「いいよ」と朱美が答えてくれた。






「ほ、本当に?・・・俺、正直に言うけど・・・童貞なんだ」






「いいよ。私がリードするから」






朱美は俺のズボンを脱がせ、トランクスも下げ、ゆっくりと手コキをしてくれた。



あっという間に俺の男根はビンビンになった。






「上がいい?下がいい?」






「う・・・上」






朱美は自分からソファーに寝転んだ。






「いいよ。来て」






言われるがまま朱美のマンコめがけてビンビンの男根を持っていった。



朱美は自分でマンコを開き、俺の男根を握って角度を修正し、導いてくれた。



最初は窮屈だったが、あっさりとツルンと朱美のマンコに挿入できた。



さっきの武田先輩のように、最初はゆっくり動かし始めた。



オナニーとはまったく違う、初めての快感。






「あ~~~っ、きもちい~~~ぃ」






俺は心の底から気持ちいいと思った。



そして武田先輩と同じように徐々にスピードを上げていこうとした瞬間、急に絶頂のピークが来てしまい・・・。






「あっ・・・あっ、あっ、あっ」






ゆっくり動かしながら快感を味わっていたので1分以上は持ったと思うが、ピストン運動を10回もしないうちに急に絶頂が来て、俺はうかつにも朱美のマンコの中に射精してしまった。



そのまま朱美の上に倒れ込んだ。






「ご、ごめん。中に出して・・・」






「いいよ。たぶん今日は安全日だから」






朱美のマンコから男根を抜き、自分のモノと朱美のマンコから垂れ流れてくる精子を拭き取ってあげた。



途中から朱美は自分でマンコを拭き始めた。



朱美がマンコを拭き取っている姿を見たら、また俺の男根が元気になってしまった。






「朱美ちゃん、もう1回いい?」






「えっ?・・・あと1回だけだよ」






今度はワンワンスタイルになってもらい、バックで突き刺した。



2回目は先ほどと違ってかなり長持ちして、快感を味わうことができた。



それでも4~5分後、また急に絶頂が来てしまい・・・。






「あっ、あっ・・・あ~、イク、イク、また中に出していい?」






「うん。いいよ」






「あっあっ、イクよ、イクよ、あっ、あっ、あっ・・・」






2回目も1滴残らず朱美のマンコの中に中出しした。






その日の夜、武田先輩を居酒屋に呼び、3人で話し合いをした。



結果、先輩は俺と朱美に謝り、今後一切、朱美とはセックスしないことを約束してくれた。



でも次の日、朱美との会話が不自然な感じになって、結局1週間後には別れた。






俺の脱童貞は、たぶんこんな経験をした奴はいないと断言できるくらい衝撃的なものであったが、ある意味、朱美には感謝している。