実家でピアノを教えているという1つ年上の女の子、未来ちゃんとサイト上でメッセージを交換していた。



何気ない会話を続けていると、「よかったら今度の日曜、映画でも見に行きませんか?」と向こうから誘ってきた。



もちろん俺は二つ返事でOKした。



その後はスムーズにアドレス、電話番号を交換し、日曜日の昼、駅前のオーロラビジョンで待ち合わせという運びになった。






本当の名前はYちゃんというらしい。



たしか金曜日のことだった。



俺は、人生初のデートということで胸が高ぶった。



まず、よさげなランチの店をネットで入念に調べ、デートプランを立てた。



とりあえずランチは隠れ家的なグラタンが有名な店に決めた。






決戦の日曜日がやってきた。



俺は精一杯のおしゃれをし、慣れないワックスで髪型を決め、待ち合わせ場所に向かった。



休日ということもあり、オーロラビジョンは待ち合わせの人でごった返していた。



待ち合わせ時間から2、3分過ぎ、Yちゃんから電話がかかってきた。






「着いたけど、どこにいますか?」






「赤いケータイ持ってて黒の上着です」






俺がそう言うと一人の女性と目が合い、その女の子がトコトコとこっちに向かってきた。



やべー、心臓バクバク。






俺「Yちゃんすか?」






Y「あっ、そうです。よろしくお願いします」






向こうも少し緊張気味だった。



なんか小犬みたいで可愛かった。



彼女は身長150センチちょいで体形はまあ普通。



顔はインリンを可愛くした感じだったw



紫のパーカーにジーンズと、シンプルな格好だった。






「インリンに似てるって言われません?」






「あ~、たまに言われますよ。でも、犬に似てるって言われますね、パグとか」






(確かにw)






ランチのあるビルまで歩く間、割りと会話が弾んだ。



女の子とこんなに長く話したことがなかったから、俺もすごい楽しかった。



目的の店に着くと、ここで俺は重大なミスに気づいた。



その店は日曜が定休日だった・・・。



軽くパニクる俺にインリンは、「あ~、休みなのか。しょうがないね。近くに中華の店あるから、そこ行きませんか?」と言ってくれた。



インリンさん、マジ女神w






中華と言っても、しゃぶしゃぶ専門のチェーン店だった。



しゃぶしゃぶをつつきながら、お互いの家族とか兄弟の話をした。



インリンは県外の音大を3月に卒業し、実家に帰ってピアノを教えながら就活をしてるらしい。



俺のほうが1つ年下なのに敬語で話してて、性格の良さがうかがえた。






店を出て、俺たちは映画館へと向かった。



観た映画は『未来予想図』。



ドリカムの名曲を元に作られた映画で、当時は結構話題になっていた。



松下奈緒の主演作で、まあまあの出来だった記憶がある。



映画が終わるとインリンは結構感動した様子で、「いいなー、私も恋がしたいなー」なんてつぶやきつつ、俺をじーと見ていた。



当時の俺は今以上にシャイな男で、そのとき気の利いたセリフひとつ返せなかった。






映画館から出て、ゲーセンで遊ぼうということになり移動中、俺はインリンがとても可愛く見えた。



よく見ると顔立ちは整ってるし、目もパッチリしてて、パーカーの上から見える胸の膨らみにそそられた。



俺は、まじでこの子と付き合いたい、とそのとき思った。






ゲーセンでUFOキャッチャーで遊んで、近くの居酒屋で談笑してたら夜になり、駅の近くの公園のベンチで話した。



30分は話しただろうか、時計を見ると11時を過ぎていた。



電車で4、5駅離れた町に住んでるインリンに終電を聞くと、「あ~、そろそろ終電かも。でも、もうちょっと話しよっ!」ってニコニコしながら俺に言った。



それからまたしばらく話をして、俺は内心、(もう終電ないんじゃね?ってことは・・・)なんて考えてた。






11時半をまわり、二人で駅の時刻表を見に行くと、インリンの乗るべき終電は5分前に出ていた。



俺が「終電なくなっちゃったね・・」と言うと、インリンは寂しげな表情で、「帰りたぁない」と言った。



まじであのときの言葉は4年経った今でも鮮明に覚えている。






俺の自宅は地下鉄の沿線にあり、終電はまだ終わっていなかった。



俺は図らずもインリンのお持ち帰りに成功した。



全く想定していなかったので、部屋を掃除してないのが気がかりだった。



地下鉄に乗ると、わざとかどうか分からないが、インリンは俺の肩に頭を乗せてうとうとしていた。



インリンのいい匂いに俺の心臓は再びバクバク。



うちのマンションは、家賃は相場くらいだが割と最近改装してるので、そこそこ見た目がいい。



インリンはうちのマンションを見上げて、「こんないいとこに住んでるのー!アパートかと思ったー」と驚いていた。






汚い部屋に上げるのは忍びないので、5分ほど部屋のドアの前で待ってもらい、俺は大急ぎで衣類をクローゼットに押し込んだ。



あと、とりあえずベッドメイキングは入念に行なった。






部屋に入るとインリンは、「いい部屋だね~」とか言いながらベッドに倒れこんで、こう言った。






「先、シャワー浴びてきていいよ」






俺はドキドキしながらシャワーを浴びた。






(いよいよか・・・)






高まる胸の鼓動を抑えきれない。



俺は意気揚々と風呂場を出てベッドへと向かった。



するとインリンは・・・すやすやと眠りについていた。



俺は仕方なくインリンの横に寝た。



明らかに寝ているのだが、俺はずっと匂いを嗅いだり、お尻を触ったりしてた。



気づくと朝になっていた。



しばらくするとインリンも目を覚ました。






「ん~、おはよっ」






微笑む女神。



か、かわええw






「あたし、寝ちゃったのかぁ、ごめんね~」






距離にして約15センチの距離で女神と見つめ合っていた。



だが童貞の俺に仕掛ける勇気はなかった。



女神は俺をじっと見つめていた。



何もしてこない俺にしびれを切らしたのか、女神は自らキスをしてきた。



俺のファーストキスだった。






俺は無心でインリンの唇にしゃぶりついた。



どれくらいの時間キスをしていたのか分からない。



俺はインリンのパイオツを揉み、インリンは俺の息子を弄り始めた。



インリンに「何カップ?」と聞くと、インリンは恥ずかしそうに、「Dカップ」と言った。



俺の息子はガチガチだった。






インリンはシャワー浴びてくると言って体を起こした。



そしてインリンは、「ゴムある?」と聞いてきた。



俺はなぜかそのとき、ゴムのことをコンドームではなく、ヘアゴムのことだと思い、「ないよ」と言った。



実際、コンドームも用意してなかったんだが・・・。



インリンがシャワーに入っている間に俺は近所のローソンに朝飯ととゴムを買いに走った。



きっとハアハアしてたと思う。






家に帰ってしばらくすると、インリンがバスタオルを体に巻いて出てきた。



俺はインリンを抱き寄せてキスをし、パイオツにむしゃぶりついた。






「あん、あんっ」と喘ぎながらインリンは俺の息子をしっかり握り締めていた。






「お返しだからね」






そう言ってインリンは俺の股間に顔を埋めて、俺のサオをしごきながらゴールデンボールを吸い始めた!!






「うおおっ」






俺は未だかつて感じたことのない感覚に襲われた。



正直、少し痛かったけど。






「あたしのも舐めて」






インリンが俺の顔に跨がり、69の体勢になった。



インリンの花壷は鮮紅色で、俺は初めて対峙する秘密の花園に顔をうずめた。



インリンのアソコは無臭で、少ししょっぱい愛液が溢れていた。






「あふぅ、あふぅっ」と叫びながら、インリンは息子にしゃぶりついていた。






「もう入れて・・」






インリンがそう言ったので、俺は買ってきたばかりのゴムを取り出した。



こんなこともあろうかとゴムのつけ方は練習したことがあったので、スムーズに装着し、インリンを仰向けに寝かせ、ノーマルの体勢になった。






俺は挿入を試みた。



が、悲しいかな、うまく入らない。



そんなときも優しいインリンは、「入る?」と言いながら息子を入り口まで誘導してくれた。



俺の息子はインリンのブラックホールに吸い込まれた。






(なんだ、これは?温かい)






というのが俺の感想。



インリンは、「おっっきぃい」と言いながら恍惚の表情を浮かべた。



AVの要領で腰を振ってみると、インリンはキャンキャン叫びながら枕を掴んでいた。



まるで動物、そうパグ犬のように。






「ひゃあっ、イイっ、あうんっ」






本気で喘ぐインリンを見て、俺は感動に震えた。



19年間連れ添ってきた相棒が、ついに力を発揮するときがきたのだと。






「あうっ、あうっ、イッちゃう、イッちゃう!」






その声に俺の中で何かのスイッチが入り、俺は無性に腰を振り続けた。






「はあっ、はあっ、はあっ」






俺も息が切れそうだ。






「ああん、ああん、ひゃっ、ひゃあっっ」






インリンの叫び声は俺の腰のスピードに比例して大きくなっていく。






「あああああっ!」






そう言ってインリンは果てた。



インリンの下半身がビクビク痙攣しているのがわかった。






それから10分ほど腰を振っていただろうか。



気持ちいい、確かに気持ちいいのだが、なぜか射精には至らない。



俺の体に汗が滲んできた。



インリンもさすがに疲れてきたようで、「イキそう?」と聞いてきた。



今思うと、童貞だってバレてただろうな。



隠してたけど。






結局、俺は射精することなく初体験を終えた。



だが童貞を卒業したという事実だけで俺には十分だった。



インリンは、「調子悪かったのかな?気持ちよかったよ、ありがとっ」と言って、キスしてくれた。



ええ子だ~。






その日はうちの近くで昼飯食って、別れた。



その日の部活は、なんか腰が軽いっていうか不思議な感じだった。






インリンとはその後一回会ったが、それきり会うことはなかった。



後に就職が決まったとメールが来た。



その3ヶ月後、今の彼女と出会って3年半経つ。






今思うと、まあいい経験だったかな、と思う。



ただ、初体験でイケなかったのが心配で、彼女と付き合った後、初エッチの前にソープに行って練習したのはまた別の話w