その後、私達夫婦は何事もなかったように普段通りの生活が続いた。



休日に開催された市民公開講座の受付などをするために休日出勤した妻が、月曜日に振休となった。



事前にそのことを聞いていた私は、妻にも子どもにも内緒で会社に休暇届を出した。






当日、子ども達がそれぞれ小学校、中学校に出かけた後、妻は朝食の後片付けをしていた。






「実は今日、休暇取っちゃった」






「はあ?何で?」






「いや、特に理由はないけど、ママが休みだから、俺も休んじゃおうかと思ってさあ。ママがさあ、出かけるとか、なんか用事があれば、気にしなくてしてもらっていいからね」






「別に何も考えてないけど。どっか行きたい所ある?」






「いや、何もないよ。家でゴロゴロしているだけでもいいよ」






「ひょっとして、なんか期待してない?いやらしいこと」






完全に心の内を読まれていた。






「まあ、ちょっとは期待してないこともないけど・・・」






「あーあ。どうしてパパって、そんなことばっかし考えるのかなあ。仕事はいいの?そんなことで休んじゃっても」






妻は呆れている。






「だめ?」






「ぶりっこしてもダメだよ。しょうがないなあ。この人は。で、どうしたいの?」






「うーん。ママ決めて」






「私が決めるの?何、それ、エッチなことを私が考えるってこと」






怒っているのか当惑しているのか、表情からでは妻の考えが読み取れなかった。






「よし。バカな理由で会社休んで、頭の中はアノことばっかりだし、今日1日、私の下僕にするわ」






ちなみに妻は、京極夏彦のミステリに登場する高慢な異色探偵、榎木津礼二郎のファンだった。



『下僕』というのは彼が部下に対して使用する台詞である。






「わかった」






「わかった、じゃない、『わかりました』と言いなさい」






こんな展開も面白い。



なりきってやろう。



そう思って答えた。






「わかりました。ご主人様」






「よし。そうだ。おい、下僕。洗濯をしなさい。雨が降ったから溜まっているからな。沢山あるぞ」






「はい、かしこまりました。ご主人様」






それから洗濯機に2回かけ、その間に布団を干し、玄関周りの草取りをした。



妻はすっかりご主人様気分になっていて、「おい、新聞」とか「リモコン取ってこい」とか「コーヒーを入れろ」と、次々と命じる。



顔は半分笑っているから愛嬌だが、私は常に真剣な表情で下僕を演じた。



大学時代、下宿の先輩に無理やり酒を飲まされ、見学だけでいいからと演劇部の部室に呼ばれたことを思い出した。






あれこれと家事をやっていると、11時近くになった。






「お腹が空いた。下僕は?」






妻が聞いた。






「私はまだ空いておりませんが、ご主人様がお空きでしたら、なんか用意しましょうか?」






「うーん、そんならまだいい。よくやってくれた。お駄賃やろうか」






「はい。欲しいです」






チャンス到来だ。






「何がいい?」






「ご主人様に奉仕したいです」






この際だ、何でも言ってしまおう。






「お体をお口で奉仕させてください」






妻は予想していたのだろう。



驚く様子もなく、「わかった。好きにしていいぞ」と言った。






「ありがとうございます。ここでは何ですからベッドに行きましょう」






2人で寝室に行くと、妻は黙ってベッドに横になった。



妻のGパンを脱がせると、その下は薄い黄色のパンティーだった。



私は妻の左足首を優しく掴むと、足の親指を口に含んだ。



唾液をたっぷり付けて親指を舐め回す。



親指と人差し指の間から足の裏へと舌を進めると・・・。






「ちょっとくすぐったい」






「我慢してください。お願いします」






そう言うと、土踏まず、かかと、と丹念に舐めていく。



自分でも不思議なくらい興奮しているのがわかる。






「右足もよろしいですか」






答えを待たずに左足と同様に右足を舐めていった。



妻は、じっと目を瞑ってされるがままになっている。



両足を舐め終わると、足首から順に太股まで何度も何度も舌を這わせた。



太股を舐めるうちに、「あっ、あっ」と妻が低い声を出し始めた。



パンティーを見ると、気のせいか微かにシミのようなものが見える。



そっとパンティーの両端を掴むと、妻は脱がしやすいように腰を上げた。



私は左のふくらはぎのあたりに片足だけ残してパンティーを脱がした。



妻の両膝を立てさせ、大きく足を開かせてM字開脚状態にして、「オマンコを見せてください」と頼んだ。






「うん。見て」






私は息がかかるくらいに顔を近づけた。






「ご主人様のオマンコを見ています。見せていただき、ありがとうございます。見るだけでも満足ですが、ご主人様、ご奉仕してもいいですか?」






「舐めて」






口を付けた。



舌で舐め上げ、唾液をたっぷり塗りつけ、クリトリスに鼻をつけたまま舌を必★に動かした。



膣内にはたとえ指でも入れてはいけないのが夫婦間の約束だが、舌先を膣に入るくらい尖らせ、舐めて舐めた。






「いい、いい」






妻が気持ちよくなっている。



一旦マンコから離れ、妻を横向きにさせてから尻を舐めた。



両方の丘を行ったり来たりした後、そっと押し開き、アナルの皺の周りに舌を這わせる。






「ああ、そこ。ダメ」






構わずアナルを舐めた。






「ダメ、ダメ」






口には出すが、妻は抵抗しない。



ギュッ、ギュッと力を入れるので、お尻が閉まり、舐めにくくなるが、弛緩したところを何度も舐めるうちに、「ああ、ああ・・・」とされるがままの状態になった。






「ご主人様、どこをご奉仕したらいいですか?」






「お尻はもういい、あそこ」






「どこですか、はっきり指示してくれないと困ります」






立場が逆転したような感じだ。






「オ、オマンコを舐めて」






「わかりました。オマンコに奉仕させていただきます」






指は使わず、唇と舌だけを使ってオマンコを舐めまくると・・・。






「ああ、いい、イクっ」






妻は達した。






しばらく妻は足を大きく開いたまま横になっていたが、やがてゆっくり起きあがると、「よかった。次はお前の番だ」と言った。



妻は私の股間を見て、「興奮しているチンチンを出しなさい」と命じたので、私はゆっくりとトランクスを脱いだ。



もちろんチンポは勃起している。






「イキたい?」






妻が聞くので頷くと、「返事は?」と妻が言った。






「イキたいです」






「じゃあ自分でイキなさい。見ていてあげるから自分でしなさい」






新たな興奮にゾクリとするのがわかった。






「はい。わかりました。ご主人様の身体を見ながらしてもいいですか?」






そう言うと妻は黙ってTシャツを脱ぎ、ゆっくりとブラを外した。



両手を頭の後ろで組み、身体を反らせると両脇を見せた。



黒い点々の他にも、微かに腋毛が伸びているのがわかった。






「脇を見て。見たかったんでしょ」






私は自分のチンポを握り締め、妻の顔、脇の下、乳房を見ながらしごいた。



すぐにイキそうになったので、「イキそうです」と妻に訴えた。






「イキなさい」






「でもご主人様にかかってしまいます」






「じゃあ、やめるのか」






「イキたいです」






すると妻はニヤリと笑って・・・。






「見ていてあげるから出しなさい。私に触ってはダメ。見るだけ。私もチンチンには絶対触らない。いいね。見るだけで後は自分で出しなさい。かかっても後から拭けばいいから沢山出すんだよ」






妻は私にベッドの上で膝立ちになるよう指示すると、舌をペロリと出し、チンポに口を近づけ、舐めるフリをした。



我慢の限界だった。



射精の瞬間、思わず顔にかけてはいけないと思い、チンポを握った手を下に向けたが、妻の喉、胸、腹に大量の精液を浴びせてしまった。



精液の一部は妻が手のひらで受け止めていた。



妻の身体にかかった精液をティッシュで拭き取ると、妻はオマンコを見せ、『ここも拭き取れ』と目で私を促した。






「お互い気持ちよくなって良かったな」






そう言って、「はい。おしまい。これ以上やると、そっちの世界に行ってしまうから。はい、さっさと服を着て、なんか食べに行こ」






そう言って妻は笑った。






<続く>