高2の時の話です。



その年の夏休み、部活の合宿で1週間ほど合宿所に泊まることになりました。



基本的には男女別に合宿をする学校なのですが、部屋の空きの関係で人数の少ない我が部は男女混合に。






何事も無く、普通に合宿は過ぎて行き、最終日前夜。



その日の部活動も終わり、汗を流しにお風呂に。



ここでトラブル発生。



女子風呂が故障したんです。






話を進める前に合宿所の部屋の説明をしておきます。



各お風呂へは廊下からの入口があるのですが、それぞれ男子部屋から男子風呂へ、女子部屋から女子風呂へと、廊下に出なくてもいいように扉があるのです。






そこで男子風呂を最初に女子が使い、その後に男子が使うという事に。



みんな疲れていたので部屋で横になっていたのですが、隣から女子の声が聞こえてきます。



横になっていた男子は、いっせいに壁際に行き、聞き耳を立てます。



しばらくすると、シャワーや水の流れる音が聞こえてきます。






誰かが「裸だよなぁ」と呟くと、隣にいた敏夫が、「沙織先輩もいるんだよな」と、これでもかっていうスケベ顔で俺に言ってきた。






この沙織先輩が、俺の本命だったんです。



たぶん、みんなも好きだったと思う。



で、出てくるのがこの言葉。






「覗いちゃうか!?」






そこで、みんなで浴室に繋がる扉に向かい、少しだけ開けて覗き込んでみると・・・。






「キャーッ」






あっさりバレました。



男子全員、夕飯まで廊下に正座。






みんな思い思いに愚痴を溢していたのですが、弘志が、「最後の夜だし、飯が終わったら酒でも買ってきて飲まないか?」と言ってきた。



もちろん誰も反対などしない。



食事も終わり、風呂にも入ったところで、俺と弘志が買い出しに。



消灯の時間にもなり(10時だよ、早いよね?)、静かになったところで宴会開始!






しばらくすると、入口から“トンットンッ”とノックの音が。






みんなの動きは早かった。



酒を隠し、電気を消して寝たふり。



すると、入口が開いて立っているのは沙織先輩を筆頭に3年女子。



布団から出て、「ビビらせないでくださいよ」と部屋の明かりを点けた。






沙織先輩は、「ねぇ、お酒飲んでたでしょう?」と、お見通しよって感じで覗きこんできた。






反射的に「はい」と言ってしまった俺・・・。



慌てて「先生には言わないでください」と哀願。






すると「言うわけないじゃん。私たちも混ぜてよ」って。






明美先輩から、「今、先生達はいないよ。出掛けたの見たからね」って報告が。






みんなテンションアップ!



どうぞどうぞと、男女が交互になるように円を作って座り、飲み始めた。






そろそろ日が変わりそうな頃に、トイレに行っていた敏夫が慌てて戻ってきた。






「先生が帰ってきたぞ、やばい!」






またもや電気を消し、酒を隠して、布団に潜り込んだ。



不幸中の幸いなのか、俺の布団の中には沙織先輩が潜り込んで隠れた。



沙織先輩のいい香りと温もりに興奮度MAX!!



アレも最大パワーに盛り上がってしまった。






しばらくして、入口に開く音が。



案の定、先生が様子を見に来た。



部屋の状況を窺っている感じがしばらく続いている中で、俺のアレに刺激が!!






なんと、沙織先輩が触ってきたのだ。






強く握ったり、柔らかく握ったり、形を確認するかのように先から根本までなぞったり。



おそらく1分程度の時間が、スリルと興奮で凄く長く感じていた。



そして、先生が部屋を出て行ったと同時に、アレも爆発した。






状況の変化を察してか、沙織先輩も手を離して布団から頭を出して俺の耳元で、「イッちゃったの?」って聞いてきた。



言葉も出せず、ただ頭を縦に振るだけの俺に、沙織先輩は満面の笑みを見せた。



すると沙織先輩は布団から出て小声で、「先生も戻ってきたし、日も変わったから、お開きにしましょう。ご馳走様でした」と言い、女子全員部屋を出て行った。



俺は股間のシミがばれないよう後片付けをして、電気を消し、「おやすみ」と布団に潜った。






30分ほど経っただろうか、いくつかの寝息が聞こえてきたので、そろそろ大丈夫かなと思い、布団を出てトイレに向かった。



もちろん下着を洗うために。



部屋の近くのトイレではバレてしまうので、外のトイレの洗面で下着を洗っていた。



この時の俺、下半身丸出し。



夢中になり洗っていると、いきなり股間を握られた。



驚いて振り返ると、沙織先輩がいた。






先輩「ごめんね。私の悪戯で汚しちゃって。でも気持ち良かったでしょ」






笑顔でそう言ってきた。



呆然として立ってる俺に沙織先輩は、「健太君は、経験はあるの?」と聞いてきた。



突然の質問に、「えっ、あっ、いや、ないです」と答える俺。



マジ童貞でした。






しばらくの沈黙・・・。



次に何を言われるのか期待にドキドキしてた。






「パンツは洗い終わったの?」って、ちょっとガッカリな内容に、「あっ、後、絞るだけです」と素直に答える俺。






「さっさとしないと、誰かに見られちゃうわよ」と笑いながら沙織先輩は言ってきた。






慌ててパンツを絞ったが、ここで、乾いてないパンツじゃ意味が無い事を悟る俺。






俺「乾かさないといけないので、これで失礼します」






先輩にそう告げ、その場を離れようとしたら・・・。






先輩「部室にドライヤーあるわよ」






沙織先輩の提案に乗り部屋へ。






初めての女子部室。



甘酸っぱい香りに、少し元気になるアレ。



それを見逃さない沙織先輩は、「なに、興奮してんのよ」って、また触ってきた。



この瞬間、何かが切れた。



沙織先輩に抱きつく俺がそこにいました。






俺「沙織先輩、好きです!」






先輩「キャッ」






少し驚いた感じの沙織先輩。






先輩「ちょっと、慌てないの。私と、し・た・い?」






悪戯な目で、俺を覗きこんできた。



ゴクッ。



生唾を飲む音が聞こえたんじゃないかと思うくらい興奮はMAX!!






俺「したいです」






素直に返事をすると、沙織先輩は、「私がリードするから・・・」と唇を重ねてきた。



甘酸っぱい女の子の汗の匂い、沙織先輩から香るシャンプーの匂い、柔らかくて弾力のある唇の感触に、頭の中は真っ白になっていった。



唇が離れると元気になったアレを優しく触って、「元気だね」って立ち膝になった。



しばらく、俺のアレを見つめている。






思わず、「先輩、そんなに見られると恥ずかしいです」と言ってしまった。






沙織先輩は、「可愛い」と言い、また悪戯な笑顔をした。






そしてアレにキスをすると、口の中に含んでいった。



初めは先の方だけを含み、舌で飴玉を舐めるかのように頭の部分を舐めてくれた。



徐々に、口一杯に含んで頭を前後に動かす。



温かく絡みつく舌の感触に我慢できずに暴発するアレ。



沙織先輩の口の中に出してしまった。



驚いた表情をする沙織先輩。






俺は慌てて、「ごめんなさい」と言った。






ティッシュボックスから何枚か出し、そこにカルピスを出しながら、「イクときは言ってよね」と少し怒ってる顔をする沙織先輩。






(その顔もステキです)






そして、「ちょっと待ってて、うがいしてくる」と部屋を出ていった。






呆然と立ち尽くす俺。



少しずつ今起きていることを考え、ドキドキしながら余韻に浸っていると、沙織先輩が戻ってきた。






先輩「今度は、私を気持ち良くして」






服を脱ぎ始め、下着姿になった沙織先輩。



それを見て俺のアレは、またもや元気に。






先輩「すごーぃ。イッたばかりなのに、もう元気だね」






ニコッと微笑む沙織先輩。



我慢できずに抱き寄せ、キスをした。



口の中に舌を入れてくる先輩。



柔らかい舌が俺の舌に絡まってくる。



その感触に酔い長い時間キスを続けた。






しばらくして沙織先輩の唇が離れ、「キスだけなの?」って言われ、「ごめんなさい」と謝る俺。






笑いながら絨毯に腰を下ろし、横になる沙織先輩。



俺はその上に覆いかぶさるようにし、ブラジャーの上から胸を揉んだ。



柔らかい感触が手のひらに広がる。






俺「先輩、外してもいいですか?」






そう言うと微笑みながら背中を向けてくれた。



しかしブラジャーの外し方など知るわけもなく、無造作に紐を引っ張る俺。






見兼ねたのか、「少し引っ張って、上下にずらしてみて」と外し方のレクチャーを受けてしまった。






やっとの思いでブラジャーが外れ、目の前には大きくはないが形のよい2つの膨らみと、その頂上付近には透明感のある薄い赤色の、まだ小さい乳首が見えた。



興奮度MAXの俺は、右手で乳房を揉みながら、もう一方に吸いついた。






先輩「ちょっと待って!そんなに強く触られたら痛いよ」






沙織先輩にまたしても怒られ、「ごめんなさい」する俺。






落ち込んでいる俺の手を取り、沙織先輩は自分の胸に宛てがい、「こういう感じで、優しく触って」と笑顔をしてくれる。



言われたように沙織先輩の胸を優しく愛撫する。



しばらくして沙織先輩が、「あっ、はぁ、あっあん」と喘ぎ始めた。



この可愛い声に、またもや頭が真っ白になっていく。






俺の興味は沙織先輩の下半身に移っていった。



まだ見たことのない女性の神秘。



徐々に体を下半身に位置に動かし、パンティの上から人差し指で触れてみる。






「あんっ」と喘ぐ沙織先輩。






指にはパンティ越しの柔らかい弾力感と少し湿った感じがした。



俺は沙織先輩の喘ぎ声を聞きながら、しばらくパンティの上からなぞり続けた。



指に感じる湿り感が強くなったのを感じ、なぞるのを止め、覗きこむとパンティのその部分は濡れていた。



覗いていると沙織先輩の両手が、その部分を隠した。






先輩「もう、見ないでよ。恥ずかしい」






そこには頬を赤らめた沙織先輩が。



その表情の愛おしさは今でも忘れません。



また、先輩の上半身に覆いかぶさり、抱き締め、キスをした。






「先輩、パンティ脱がすよ」と声をかけると、「ちょっと、待って」と立ち上がり、入口の方へ。






部屋の明かりを消した。



部屋の中は、窓から入り込む月明かりだけとなった。






沙織先輩は、さらにロッカーからポーチのようなものを一緒に持って来た。



俺の前に立つ沙織先輩。






「脱がして、いいょ」と小声で言ってきた。






ゆっくりとパンティに手をかける俺。



少し震えていたように思う。






パンティを脱がせ終わると沙織先輩が抱きついてきて、「優しくね」と耳元でつぶやいた。






俺は、声には出さず頭だけ縦に振ると、下半身へ顔を近づけた。



残念ながら薄明かりの中なので、神秘の色までは確認できなかった。



微かに匂う女性特有の香り。



その匂いで興奮度は増していく。



欲求のまま、神秘の泉へ舌を這わせる。



少ししょっぱい味がした。



俺は夢中で舌を這わせ続けた。



沙織先輩の泉は溢れ出していた。



泉を指でなぞってみる。



ヌルッという感触の蜜が指に絡みつき、糸を引いている。



蜜の溢れる泉へ、指を優しく置き、上下に動かした。



泉の暖かさと蜜によってヌルッと感じる肌触り。



沙織先輩の発する喘ぎ声。



全てが新鮮で不思議な感覚に落ちていた。



何度か指でなぞっていると、指は泉の奥へと潜ってしまった。






先輩「あんっ」






今までよりも大きな喘ぎ声が部室に響いた。



その中は、凄く熱く、柔らかく、締め付けられ心地よかった。






(これが沙織先輩の・・・)






俺はゆっくりと指を出し入れさせた。



動かすたびに、「はぅっ、あっ、あぁ」と息が荒くなる沙織先輩に、「先輩、もう我慢できません。入れるよ」と声をかけた。






先輩「あっ、待って」






上半身を起こし、ポーチから何かを取り出した。






先輩「はい、これ着けてね」






渡されたのはコンドームだった。






(準備が良すぎるよね?とは当時は思わなかった)






友人と脹らまして遊んだことはあるものの、自分が装着するのは初めての経験だった。



袋を破り、コンドームを取り出し、アレに宛てがい被せてみるが、うまく入らない。



様子を窺っていた沙織先輩が、「仕方ないわね」と、コンドームを装着してくれた。






付け終わると・・・。






先輩「健太君、横になって。私が上になってあげる」






言われた通り横になる。



横になっている俺の腹の辺りに沙織先輩が跨いで腰を下ろした。



お腹に感じる熱い体温。



今、沙織先輩の泉がお腹に触れている。



その感触に集中する俺。






そして、「入れるね」と沙織先輩は言うと、少し腰を上げ、俺のアレを握り泉に宛てがい、ゆっくりと腰を下ろしていった。






(すごく熱い!)






最初に感じた正直な感想だ。



やがて、これが沙織先輩の体温なんだと思うと、今、一つになってるという喜びに包まれた。






沙織先輩が前屈みになり俺の耳元で、「健太君のすごく熱いよ。奥まで入ってるのがわかる」と囁いてきた。






やがて、ゆっくりと腰を動かし始める沙織先輩。



泉の中で何かに包まれる感触が気持ちよい。



徐々に腰の動きが早くなる。



そして喘ぎ始める沙織先輩。






意識せずに行動していた。



沙織先輩の上半身を抱き締め、俺の上に覆いかぶさるように引き寄せていた。



全身の温もりを感じる。



すべすべな肌の感触。



耳元で聞こえる息遣い。



自然に俺は腰を動かし始めていた。



下から突き上げる動きを、ゆっくりから、徐々に加速していく。



突き上げるたびに、「あんっ、あんっ」と喘ぐ沙織先輩。



そのまま一気に果てるまで腰を動かし続けた。



もっと、もっと・・・できる限り長く、永遠に・・・この感触を味わっていたかった。



でも、その思いは叶わず、アレは爆発した。






抱き合ったまま、しばらく余韻にしたっていた。



沙織先輩が顔を上げ、「気持ちよかった?」と聞いてきたので、「はい」と答えた。






「よかった」と言い、軽くキスをしてくれた。






そして上半身を起こし、ゆっくりと腰をあげ、一つだったものは二つに別れてしまった。






「ちょっと、待ってね」と言い、ティッシュを取り、コンドームを外してくれた。






沙織先輩は外したコンドームを窓明かりにかざし、「たくさん出たね」って笑った。



そして、「さぁ、部屋に戻って寝よう」って続けた。



起き上がり服を着始める沙織先輩。



俺も起き上がりパンツを穿いた。






俺「冷たっ!」






まだ、パンツは乾いていなかった。






先輩「アハハ、乾かすの忘れていたね」






無邪気な笑顔の沙織先輩がいた。






その後、俺が高校を卒業するまで付き合ったが、大学進学で地元を離れたため、会える機会が減るとともに自然と別れた。






あとがき。



自分の童貞卒業を書いてみました。



事実に多少味付けしてますが、夏合宿で先輩と初エッチをしました。



最近、セフレと初エッチの話で盛り上がり、懐かしさついでに執筆してみました。






最後までお付き合い頂いた方、ありがとうございました。