
当時自分も処女で学生時代はモテもせず興味もなく男性は割と苦手な方で
まぁぎこちなく一つずつ段階を追って付き合っていければいいと思ってたんだ。
ちょっとまいあがってたのもある。
だって好きだって言ってくれる人なんてそんなにいないわけだし、
経験がとにかくなかったので穴に対して好きだと言われてるとは思わなかったし。
20歳も十分越してからその処女厨と付き合い始めたわけなんだが、
彼はほんとに処女?とかなりうるさかった。
童貞だってことは何度も言われてたし、自分も何となく怖いという気持ちがあったのと
お互いに一つずつステップアップしていればいいかなぁというのんきなことを考えてたので
そうだよーと普通に答えてた。
キスするところまでは楽しかったんだ。問題はセックスのほう。
もうほんとひどかった。自分は血が出なかったんだがまずそこで疑われた。
ほんとは処女じゃないんでしょ?ってしつこく言われて泣きそうだった。
○ぬほど痛くて泣いてたのにだましてんじゃないの?ほんとに処女?
ってそればっかり聞かれてやさしくもされない。穴がゆるいともいわれた。
なんで気持ち良くないのと怒られたりもした。さらにはマグロとののしられた。
初めてなんだからやり方わかるわけないじゃん。
しかも自分はかなり興味がない方でエロコンテンツとかもほとんど見たことないし、
見たらうわっと目をそむけてしまうようなタイプだったんだ。
演技もできない。あそこの洗い方だってよく知らなかった。
もう毛が、とかくさいとか汚いとか言われまくったよ。
当時は相当ガリガリだったのにちょっとでもつまめる肉があったらつまんでにやにやするし。
三次元の女のからだは汚いって平気で言うし。
昔ちょっとピザだったから余計にショックで自信がなくなった。
しかも彼はオナりすぎて極度の遅漏でそのうえ、仮性包茎でそのコンプレックスももってた。
こっちはそんな言葉さえも知らない。
なんかエロいこと言わせようとしてたけどそういうのも全くわからなかった。
いろんな体位をさせようとするけど体が硬くてきついし気持ち良くないししんどいし
なんかいつももういやだって泣いてばっかりだったけどそれを言うと怒るし。
いやだっていっても本当は云々とかいうし。
ありとあらゆるところで体触ろうとするし。しまいには浮気するし。
男ってそういうもんなのかと我慢してたけど(野外と人前と複数だけは拒否しつづけたが)
結局別の原因で亀裂が入って別れてしまった。
んでその後何年も男性不審だった。もういっそずっと一人でもいいやと思った。
男嫌い童貞きもいってずっとおもってた。
もしかしたら彼だけがおかしかったのかもしれないと今なら思うけど当時はそんな余裕なかった。
もし、もう一度何かの間違いがあって男性と付き合うことになっても
童貞だったら絶対にやめようと思った。処女かどうか聞く人もやめようと思った。
近づいてくる人が怖かったし、好意を示してくる人も気持ち悪くてどうしようもなかった。
まぁとにかくセックスという単語を聞くのすら嫌だったんだ。
不思議なことにもう一度だけ間違いは起きて、また男性と付き合うことになった。
その人は非童貞で、処女厨ではなかった。でも別にヤリチンではない。
自分が男性不審でとにかく性にまつわることに拒否反応を示すってことは付き合う前から知ってたので
特に説明はせずにゆっくりゆっくりと近づいた。怖いと言ったらちゃんと待っててくれた。
そういう余裕のある人だった。手をつなぐのだけで3カ月かかった。
だけど体に関しても性に関しても侮辱や否定をしない。
怖いと言ったりわからないと言ったらそれに応じて待ったり手助けをしてくれたりする。
優しさとか安心とか、そういうもので満たしてくれる人がいるんだってなんだかすごく感動する。
今も。いつも。感謝してる。時々彼の昔の彼女に嫉妬したりする自分が悲しいけど。
自分だってあいつと同じ穴のむじなじゃんって言う悲しさ。
童貞でもきっと普通の人の方が多いんだろうけど、でも自分にはもう賭けをする気にはなれないんだ。
それくらい最初の人がひどかった。
それでも好きだった自分を消したいと思ったころもあったけど、
あの経験がなければこんなに慎重にはならなかったかもしれないから
良い方向へたまたまさいころが転がってくれたのかもしれない。それはわからない。
でもやっぱりあの経験はつらかったし苦しかったし、できるものなら味わいたくなかった。
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