関西の大学を出て就職した頃のことだから、もう5年以上前になる。
高校は男子校、大学も理系、イベントサークルはなじめず大学は武道系の
体育会。
女性と言う生物とは、まったく縁のない学生時代の最後に、内定式で行った東京で、
皆と別れた後勇気を振り絞り吉原に行き、5万円で童貞を捨てた俺。
しかしこれからは違う。なんと行っても東京での新生活。過去の俺を知るものは
殆どいない。眼鏡をコンタクトに変え、合コンとやらに明け暮れる生活、
そんな日々が俺を待っているはずだったのだ。
しかし四月、同期の殆どが東京や九州、そして神戸といったうちの会社の主要な
支店や現場に行くというのに、なぜか俺は京都支社、それ院まで出たバリバリ即戦力
の理系の俺が、なぜか営業職・・・。そんな奴は俺のほか二人くらいしかいない・・。
研修でへまをした憶えもない、落ち込みまくる俺を本社の人事部長が直接部屋に呼んで
こういった。
・・・君はうちに久しぶりに来る○大の××研究室卒業生だ。君にはうちの技術屋が皆期待して、各部署が取り合いになったんだ。
しかし将来この会社を背負ってもらうには、研究職の君たちにも総合職(文系採用
のことです)の連中が何を考え、何をしているのかを肌で感じて欲しい。
京都はうちにしては小さいものしか扱っていないが、元気のある連中や面白い奴らが
不思議と集まっている所だ。3年、いや2年で研究所に配属されるまでモノを売るって
ことを勉強してくれ・・・・
部長の言うことを丸々信じたわけではないが、かといって会社を辞める勇気もなんてからきしない俺は、まさか戻ると思わなかった京都の街へと戻ってきた。
大阪や神戸にある独身寮みたいなものは、規模の小さな京都には当然なく、またこの街でひとり暮らしだ。こんなの格好悪くて研究室にも顔をだせないよな・・。
だがしかし、京都営業所は最高に良い職場だった。俺以外はみな文系採用、それもほぼ100%体力命の体育会軍団。高校からずーっと男汁あふれる世界になじんできた俺
はすんなり溶け込めた。
やりなれたパシリを嬉々としてこなす俺を先輩もかわいがってくれ、なんとか順調に社会人生活を始めることが出来た。
そんな俺に理不尽な先輩の命令が飛んだ。
「この春入ったうちの新人の受付(正確に言えばうちのグループが入っているビルの受付なんですけどね)に、O先輩がお近づきになりたいとおっしゃっている。二等兵のお前のやるべきことはなにか?」
「わからないであります。自分は仕事以外で女性と3分以上しゃべるのは不可能であります」
「馬鹿野郎!そんなことで日本を列強から守れると思うのか!今四条河原町や北山に
徘徊する毛唐どもによって日本人女性の貞操が危機にさらされていると言うのに・・
いいか!お前は今日の昼休み、O先輩の為に彼女とその友達もしくは同僚との飲み会を
セッティングするのだ。わかったか!」
「いやしかし・・。自分は女性が、、特に可愛い女性は非常に苦手で・・」
先輩は俺をにらみ、国体相撲成年男子ベスト8の太い腕で俺の頬を掴んで
「わ・か・り・ま・し・た・か?」
と低い声でゆっくりと俺に告げた。俺は首を縦に振りまくった。
その日の昼休み、なぜか他の先輩方が見守る中、俺は先輩に渡されたセリフの書かれた紙を握り、受付の前に立った。O先輩の好みの新人のこと、横に先輩のような女性が
俺を怪訝な顔で見た。俺は先輩に言われたとおり腰を90度の角度で曲げ、
「押忍!自分はこの四月から日本の将来の為に△△社に入社した森と言います!」
とロビー全体に響き渡る声で叫んだ。先輩方は少し離れたところでで腹を抱えて笑っている。
顔を上げてセリフを続けようとした俺に、新人じゃない方の受付のお姉さんが、
「森君・・だよね?(もちろん仮名です)T中学の・・。眼鏡掛けてないから分からなかった。」
俺は予想外のセリフに激しく動揺し、黙って突っ立っていると、
「憶えてないかなあ・・。中三のT先生のクラスで一緒だったI本・・I本ナルミ(もちろん仮名です)。多分話した事殆どないと思うけど(笑)」
俺の決○の申し込みは、I本さんと俺が偶然にも中学の同級生ということもあり、
見事成功した。先輩方は俺を褒め称えてくれ、俺は10年ぶりに会った同級生の女性、しかもかなり可愛い女性と携帯を教えあうという、空前絶後の偉業を達成した。
I本さんについて、俺は色々思い出し始めた。クラスの中でもかなり人気のあった
彼女だが、俺の属する集団とはまったく違うグループだった。
どちらかと言うと派手なグループで、仲良くしていた男どものグループも、
不良(古いなオイ・・)やサッカー部・バスケ部の連中だった。
どちらかと言うと真面目に授業を聞き、制服のカラーをはずさず、中間・期末を
頑張ってしまう俺からみると、まぶしいがまったく縁のない女の子だった。
なんとか思い出せた彼女との会話は、プリントをまわしてもらうとき、
「森、多分一枚足りないから取ってきてよ」
くらいだった。
中学時代の疎遠さがウソのように、俺とI本さんは親しくなっていった。
俺が一人暮らしをしていることもあり、彼女は気楽に俺の家に電話をしてきた。
彼女もいろいろ懐かしかったのかもしれないが、俺は学生時代からずーっと彼女と親しかったような錯覚に陥るくらいになった。
I本さんは京都の短大を出た後、うちのグループの子会社に入り、それから
4年間ずーっと受付をしているらしい。
受付や警備などを一括して請け負っている子会社なのだが、仕事もそろそろ
飽きてきたと言い、俺の知らない社内情報をグループの垣根を越えて色々教えてくれた。
電話の時間も段々長くなり、俺も綺麗な女性と長電話をしている自分を激しく
褒めてあげたくなっていた。
社会人になって5月のGW,JRで15分で着く実家に帰る気も起こらず、一人旅でも出ようかなあ、大学の合宿でも顔をだすかな、いや、森先輩会社になじめないから大学来てるんだぜ、
とか言われるよな・・
、と久しぶりに貰う長い休暇に戸惑っていた午前中、I本さんから電話が掛かってきた。
「あ、今大丈夫?連休なのに家にいるの?」
「ま、することないですしね。(同級生だが先輩なので敬語・・とうのは建前で、
ヘタレな俺は敬語の方が話しやすいのである)。I本さんこそ、旅行とか行かないんですか?」
「うーん・・。ねえ・・。」
それから暫く会話を続けていたが、さすがの俺も、「これって俺が誘ってもいいんじゃないか?」と思い始めた。
俺は奇妙な身振りで勇気を鼓舞すると、あの、どっか遊び行きたいんですけど、一緒にいくのって嫌ですか?嫌ですよね?そんな暇ないですよね、、と誘っているか愚痴を
こぼしているのか分からないことをつぶやくと、
「行こう行こう!天気もいいし・・六甲とか行こうよ!」
運転に自信がなく、レンタカーを借りるすべも良く分からない俺の心配もむなしく、
京都と大阪の真ん中の街から、京都の北のほうの俺のマンションまで軽自動車でやってきた。
私服の彼女は始めて見るが、小柄だけど出ているところは出てる体に、キャミソールを着てGジャンを羽織り、下はぴっちりとしたジーンズ。
これは可愛い。
顔は当時ビールのポスターが異常に可愛かった井川遥に似ている(と俺は思っていた)し、
髪型は俺の好きなショートではないものの、肩までのセミロング。
こんな美人が俺とドライブをしてくれるというのに、名神高速を走る車の運転席には
彼女が座っていた。
見得を張って運転席に乗り込んだ俺だったが、大学院卒業時に合宿免許を取りに行って以来始めて握るハンドル。京都の細い道を脱出することも叶わず、五条のあたりで
彼女が笑いながら運転を代わってくれた。
激しく落ち込みながら、かいがいしくお茶を渡したりCDを変えたりする情けない俺。
しかし彼女は気にするそぶりもなく、運転好きだから気にしないでねー、私の周りの
男の人って皆車好きな人ばっかりだったからすごい不思議、と笑っていた。
そうですよね、男は車ですよね、とまた落ち込むと、あ、そういう意味じゃなくって、私が運転してても勝手に2速にいれたり、車線かえるタイミングを命令したり
する人もいて、それって違うよねーとか思うし、森君も気にしないでね、
と優しいお言葉を掛けてくださった。
GWなので道は非常に混んでいたが、六甲や摩耶を回り、神戸でご飯を食べ、楽しい一日はあっという間に過ぎていった。
俺とI本さんは色々な話をした。中学を出てからどうしてたか、どの学校に行ったか、会社はどうか・・・彼女が俺を恋愛対象としてみていないことが丸分かりだったので、
不思議と俺は緊張せずに話すことが出来た。まあ、世の中の女性は殆ど俺のことを
恋愛対象にはしてないわけだから、俺の自意識過剰なだけなのだが。
話をまとめると、彼女は就職してから知り合った彼がいて、どうもその彼氏が乱暴で、彼女を殴ったりするらしい。
彼氏は百貨店関係で働いているらしいが、店の女の子とも浮気はするわ、責めたら殴るは、職場でも喧嘩はするは、運転に文句はつけるは、で色々大変らしい。
彼女は今年に入ってから別れたいと何回も何回も頼んでいるのに別れてくれないらしい。
世の中には俺と違う世界にすんでいる男がいるもんだ。こんな綺麗な女性を彼女に
しておいて殴ったり浮気をするのか、浮気どころか付き合ったこともない俺には
宇宙人のエピソードにしか聞こえなかった。
情けないことに、帰りは俺のマンションまで送ってもらうことになった。もちろん俺は必○で断ったのだが、無理につき合わせたし
送らせてよ、何か自分ことばっか喋っちゃってしごめんね、と言い、車は彼女の家を通り過ぎても高速を降りずに、京都まへと向かった。
マンションの前で、ありがとね、久しぶりに楽しかったよ、と車に戻ろうとする彼女に、俺は思い切って、少し休んでいかない?コーヒーでも入れるよ、と今思えばとんでもないことを切り出した。おいおい、俺大丈夫か俺!といってしまってから激しく後悔していると、
じゃ、少しお邪魔しちゃおっかな、と彼女は車を路駐して俺の部屋に入った。
I本さんはベッドに座って、コーヒーを飲んでいる。
「難しい本いっぱいあるねー。ちきん、ってなに?」
「あ、それはやきんっていってさ・・。ま、面白くないよ。えっと、、センベイ食べる?食べないよね」
俺は生まれて始めて自分の部屋に女性と二人っきりという状況に追い込まれ、再び襲ってくる女性に対する自分のダメダメなイメージと戦っていた。
もてないくせに惚れっぽい、だからといってまったく行動に移さない俺。
好きな子と同じ一般教養を選び、なるべく離れた席で遠くから見るのが精一杯だった俺。
五万円でステキなお風呂に入ったものの、どうしていいかわからず勝手に上で腰を動かされて24年間の貞操を捨てた俺・・・。
彼女はそんなことにまったく気付かず、部屋においてある賞状や、仕事のマニュアルや、新人歓迎会の写真を興味深げに見ていた。
俺はなるべく距離をとってベッドの端っこに座り、中学の時に仲良くなりたかったなあ、などとアホなことを話しかけたりしていた。
「森君ってさ、頭良かったし真面目だったから、何か近寄りがたかったんだよねー。すむ世界が違うって感じで・・。高校もI高校行ったでしょ?私なんか大阪の女子高
しかうからなかったもんなー」
「いやいや・・。I本さんは、なんていうか派手なグループでしたよね。AとかSとかと良く話してませんでした?」
「A君かー。懐かしいなあー。少しだけ付き合ってたんだよ。」
彼女は笑って、「あのさ、何で敬語なの?」と鋭いことを聞いてきた。「私怖い?」
俺はいや、怖くは無いけど、ほら、社会人の先輩だし、同じビルで働く人間としては、
と言いかけると
でも同じ年でしょ?それに皆言ってるよ、森は将来本社に帰って偉くなるって、と言うと、仲良く慣れた嬉しいなーとつぶやき、
「I本でいいよ。それかナルミちゃん、とかさ」
と俺の顔を見ながら言った。
「ナルミちゃん、は無理ですよ。」
俺は笑ったが、彼女は、敬語はやめよ、ね?と顔を近づいてきた。
そのとき俺の中で何かがはじけて、俺は彼女の肩を掴んでベッドに押し倒した。彼女は
まったく抵抗せず、押し倒された。
こんな上手くいくわけがない、何かおかしい、と思いつつも俺は彼女のGジャンを脱がし、キャミソールの上から胸を触り、ジーパンに包まれた脚を撫で回した。
彼女は俺のされるがままになって、電気・・とささやいた。
俺は電気を消して、無我夢中で服を脱ぎ、彼女を脱がせ、キスをした。彼女の唇は
柔らかく、体も柔らかく、俺の背中に回った指も柔らかかった。
俺は夢中で彼女の体をまさぐり、彼女はされるがままになっていた。ときおり小さく
あえぐ声が聞こえて、俺はますます興奮した。
ゴムだ!ゴムゴム!!いつか来るはずのチャンスにそなえ、サングラスをして薬局で買ったスキンの箱をテーブルから取り出し、俺は○ぬほどあせりながら封を切った。
彼女は裸の布団に隠して、俺を見ている。
どんどんあせる俺は必○でつけようとするが、これがなかなか付かない。あせって買ったのでサイズがまったく合わない。毛は挟まるし余分なヒフ(そう、俺は火星人なのだ)がひっかかる。あせればあせるほどつかない。
彼女が胸をシーツで隠しながら覗き込み、そのゴム、、なんていうか、、サイズがあってないから無理じゃないかな、、と言った。
俺は真っ赤になって、それでもつけようとしていると、ね、今日は多分大丈夫だから、最後だけちゃんと注意してくれたらいいから、、この格好でまってるの恥ずかしいよ、
と笑うと俺の手をひいて、横になった。
まさに合体直前、彼女は下から俺の目を見つめ、森君・・私のこと好き?といきなり聞いてきた。
好きじゃなきゃこんなことしません、彼氏に悪いかもしれないけど・・と間抜けなことを言うと、彼女は黙って俺に抱きついてきた。
ぬぷ。。というような感じで俺は彼女の中に突っ込んだ。彼女が綺麗な眉を少しひそめ、ゆっくり、、おねがい、、とささやく。
俺はあせって動きを止めたが、大丈夫、でもゆっくり、、ね?とさっきまでとはまったく違うトーンで彼女がささやく。
2回目にしては上手く入ったと思うが、想像以上の気持ちよさに俺は我慢できずに
腰を動かし始めた。自分でするほうが良いって言うやう多いけど、そんなのうそやんか・・
俺は無我夢中で腰を振り、形のいい胸にしゃぶりつき、あえなく5分も持たずに限界に達した。
中学時代には相手にもされなかったこと、今こんなことを・・。
俺は最高に興奮しながら、なんとか彼女の中から抜き、白いおなかにかなり多くのものを出した。
なんともいえないきまずい雰囲気。彼女はシャワーを使って服を着るまでまったく
無言だった。へたくそすぎるのか?なんで俺なんかとって思ってるのかな・・。
あの・・二人の言葉がかぶってしまい、どうぞどうぞ、いえ、じゃ、森君から、
いや、I本さんから、、とおかしな状況になった。
I本さんは吹き出して、あのね、始めて二人であってこんなことになって、その、軽蔑してる?彼氏もいるのにって、と言った。
俺は首を振り、なんていうか、その、と答えに困っていると。
森君と一緒にいると安心するんだよね。とりあえず今日のことは忘れて、これからも時々遊びにいかない?会社で無視しちゃ嫌だよ、と言った。
俺はもちろんうなずき、彼女の車が見えなくなるまで外で送った。
そのGW、彼女から連絡が来ることは無かった。久しぶりに会社に出ると、彼女はいつもと同じように、おはようございます、とブースの中から挨拶した。
もてたことも無く、これといってかっこいいわけではない俺のくせに、俺は彼女とキチンと付き合うかどうかは自分でも分からなかった。
彼氏もいるし、今まで暮らしてきた世界も違う、滅茶苦茶好きなタイプか、といわれればそうでもない。そもそも好きになられた経験が無いので、向こうからああいうふううに好意を示されると、逆に引いてしまう。
100人が聞いたら100人が、「お前が言うな!100万年早い!」
といわれるようなことを俺は考えていた。
次に彼女と会ったのは、それから10日ほどたった後だった。
あれ以来、電話で話す機会も少し減っていたが、それほど大きく関係は変わらず、
何となく映画を見に行くことになった。
京都だと、誰が見ているか分からないので、わざわざ大津まで行きそのあと自然に
俺の部屋に入った。
その日の彼女はグレーのキャミソールに、胸の大きく開いた長袖のセーター、プリーツのスカートにブーツと、これがまた俺には我慢できなくなる感じのいろっぽい
感じだった。
やりたいだけ、とおもわれるのも嫌だ、でも家に来るってことはOKだよな?
彼氏とは別れてないわけだし、、俺は色々悩んだが、結局本能に負けてしまい、彼女w押し倒した。
されるがままの彼女だったが、俺がセーターをぬがそうとすると、ごめん、今日、だめな日なんだ・・と申し訳なさそうにしたから言った。
俺はなにやら無性に恥ずかしくなり、いや、そういうつもりじゃ、いや、そのですね、ごめんなさい、と良くわからないまま謝っていた。
彼女は少し黙ると、森君ね、もし私が彼と別れたら、付き合う気はある?
といきなり核心にふれる質問をしてきた。
俺は少し迷い、僕は、、まだ半人前だし、ちゃんとI本さんみたいに綺麗な人とつかったりする自信はないです。でも、I本さんのことは好きだから、なんていうか、
と煮え切らない返事をしていると、彼女は起き上がって
「ごめんね、へんなこと聞いちゃって・・。気にしないで、ね?」
というと、でも、、今日、、色々我慢できる?と真面目な顔をして聞いてきた。
我慢、、できないっていたtら、どうします?
俺はおちゃらけた感じで聞くと、部屋まで来た私も悪いし、なんとかしてあげようと思えば、ね・とあくまで真面目な顔で聞いてくる。
I本さん、、俺のこと好きなのかな?
今まで持ったことのない、奢り高ぶった考えが俺の中に浮かび、それじゃ、、その、口、、とか言ったら怒りますよね?いや、冗談ですよ、冗談・・。
ごまかそうとする俺の口に軽く手を当てて、いいよ、上手く出来るかかどうか分からないけど、、と俺の目を見て言った。
下半身だけ裸になって、ベッドに横たわった俺の足元に、服を着たままI本さんがうずくまっている。シャワーも浴びていないのに、彼女は俺のものを、少しふくよかな唇に咥えて、顔を上下させている。
正直気持ちいいかどうかはわからない。動きはAVとかで見るよりひどく単調で、彼女はずーっと目をつぶったまま咥えた唇を同じリズムで上下させている。
すいません、、。まじで。。つかれたらやめてもいいですよ、、見当ハズレなことを
、場が持たないために単発的に言う俺の言葉に時折首を振りながら、彼女は頭を上下させる。
偏見で見るわけではないが、彼女の出た短大は、俺から見たらチャラけた派手な学校で、
これだけ可愛い顔してるわけだし、相当経験あるんだろうな、と思っていた。彼氏も
見せてもらった写真を見る限り、○ぬほど遊んでだったし。
でも、口でするのはそれほど慣れていなさそうだ。俺がAVから得たフェラチオとは
違い、ずいぶんシンプルな動きだった。
なんて余裕をかましていたのも最初の1,2分だけで、時折髪をかきあげる彼女の横顔や、単調だが確実にヒットする唇の感触にすぐに我慢できなくなり、
「あ、ごめんなさい、、I本さん、、もう、、だめです・・」
と情けなくかすれた声をあげてしまい、肩を叩き動きを止めるように頼んだ。
I本さんは少しこっちを見たが、そのまま動きをやめない。
あ、、だめなんですって、、はあんして、、
俺は高く細い情けない声を上げると、彼女の口の中に発射した。彼女は目をつぶったまま、しばらく動きをやめると、ごくり、と飲み込んで恥ずかしそうに笑った。
良く分からないが、なんとなくマナーのように思い、俺は彼女にキスをした。
駅まで歩いて送り、別れる間際に彼女は
「私森君のこと好きになったかも・・。誰にでもあんなことぜったししないんだよ。
でも、彼氏とキチンと別れても、森君はきにしないでね。勝手に好きになってるだけ
だし・・」
と俺にとってもの凄く都合のいいことを言うと、また遊ぼうねーと手を振り電車に乗り込んだ。
1週間後、彼女から電話があって、彼氏と別れた、森君・・どうしよう・・。
と聞いてきた。
俺が返答に困っていると、彼女はすぐに良いって良いって、、これでフリーになったし、コンパでもいこっかなと笑って、また遊ぼうねーと言った。
その2週間後、また彼女から電話があり、実はね、彼氏ができたんだーといきなり言ってきた。そりゃまた突然ですね、、俺は少し動揺して、ふざけたふりをして、結構残念です、と言った。
彼女は、またまたー、だって森君私のこと友達だと思ってるんでしょ?、と言った。
「先輩だと思ってます。俺もまだ仕事もろくに出来ないし、、」
「いいよいいよ。気にしないで。不安定だった時に優しくしてくれて嬉しかったな」
電話が切れると俺は無性に勿体無いことをしたような気になってきた。
これから一生あれだけ可愛くて性格のいい人に好かれることは無いんではなかろうか・・。
俺は何を思いあがってるんだ。タイプじゃない?そんなことをいえる立場なのか?
もしかして、「本社に帰って偉くなるかもしれない俺を彼女が狙った」とか
思ってたのか?
バカバカ俺のバカ・・・・。
6月に入って、偉大な先輩方がセッティングしてくれた、何回かの合コンも
芳しい成果は挙げれなかった。うぬぼれて言うわけではないが、そこそこ感触は良かった。先輩方がふざけて、こいつはえらくなる、買いだぞ~などと言う言葉を
真面目に捉えたわけでもないだろうが、電話番号を聞いたら、殆どの女性が教えてくれた。何回か食事にも言った。
でもそこからが駄目だ。I本さんのように背曲的にいきなり積極的になってくれる女性がそうそういるわけでもなく、かと言って根っこのと所で自分に自信がない俺は、
無理から誘う勇気も無かった。
7月に入って暫く下頃、久しぶりにI本さんから電話があった。
「彼氏とはどうですか?また殴られたりしてないでしょうね?」
「うーん・・。そんなことはしないけど、、なんかねー。あのさ、来週の土曜日、宵々山の日って開いてる?」
「えっと・・。ゴルフは次の週だから、空いてますよ」
「あのさ、短大時代の友達と、その彼氏とさ、四条に行くんだけど、一緒に行ってくれない?」
俺は不思議に思って
「彼氏といったらいいじゃないですか。」と聞くと
「なんかさ、仕事なんだって、、。ね?2対1だったら気まずいんだよね・・」
「俺はいいですけど・・・」
その日彼女の友達のK山さんと彼氏のH本さんが4WDの車で、駅で待つ俺とI本さん
を迎えに来て、そのままK山さんの実家がある京都駅の南に向かった。
二人とも浴衣に着替えるので、男二人はぼーっと待っていた。
H本さんは、車の輸入販売をやっているそうで、一つ年上なのだが大分と大人に見えた。
I本さんとこのカップルは、どうも短大時代からの知り合いらしい。K山さんはI本さんと比べると大柄で、顔立ちは派手な感じでなかなかの美人だった。
美人は美人でつるむんだよなあ・・。
何を話していいかわからないが、無駄に気を使うタイプの俺は、H本さんと頑張って会話をしていた。H本さんはざっくばらんな感じで、ナルミちゃんもいい子なんだけど、前の彼氏がひどい奴で、、とか、俺らもあいつとは早く別れたほうがええよ、って
言ってたんだけどな、でも、森君とはつきおうてるわけではないんやね?、とかなり
突っ込んだことも聞いてきた。
「まあ、そうですね。彼氏いるみたいだし。綺麗なひとやからつりおうてませんもん、俺と」
H本さんはタバコを吸いながら、
「そんなことないで。森君えらいかしこいらしいやん。顔やって男らしいし、なんていうか、ナルミちゃん好きなタイプなんちゃうか?」というと、ビールをぐびぐび飲んで、
「淑子から聞いたんやけどな、今の彼氏も上手くいってへんらしいで、」
「でも、まだ一ヶ月くらいですよね?」
「そうやなあ・・。ナルミちゃんいまいちはっきりせんこやからなあ」
そうかな?俺にはかなりはっきりしたこに思えるけどなあ。
そんなことをダラダラと話していると、女性二人の着替えが終わり、赤の浴衣を着た
I本さんと緑の浴衣のK山さんが出てきた。
どちらかというとスチュワーデスやらエレベーターガールの制服が好きな(かなり限定されたどちらかというと、だけど)俺だったが、髪をアップにして花を飾った
I本さんは、いつもと違った感じでこれもまたとても可愛く思えた。
4人で四条をそぞろ歩き、木屋町の居酒屋に入った。
K山さん(ややこしいので名前を取ってヨシコさんと呼びます)は日本酒をぐびぐび飲み、I本さんはチューハイを、どうもお酒が弱いらしいH本さんは小瓶のビールで
顔が真っ赤になっていた。
H本さんの携帯がなり、どうも仕事の話になったらしく、彼は軽く手をあげて、ごめん、というような格好をして店を出た。
いい感じに目が据わってきたK山さんが、ビールの小瓶をゆっくりさすりながら、俺に向かって
「これくらい?もしかしてもっと?」
とニヤニヤ笑いながら聞いてきた。美人が目を据わらせてニヤニヤ笑うとこういう顔になるのか、と思いつつ、俺は質問の意味がわからず、え?と聞きなおした。
もーー、とK山さんは激しく俺の肩を叩くと。
「わかってるくせに!!聞いてるよ、ナルミから。これくらいあるんでしょ?すごいねー」
I本さんが、これもまた少し赤くなった顔で、ちょっと・・ヨシコ、、やめてよ、と
慌てて話に割って入った。
「いいじゃなーい。いいなあ・・おっきいよねー。ね、森君内緒の話教えてあげようか?」
俺は困り、I本さんはヨシコ!怒るよ!ごめん森君、よしこ酒癖わるいんだよね・・。もうかえろっか?と話をさえぎるが、
「うるさいなあーー。あのね森君、ナルミはね、森君のおーーきなものがわすれられないんだってえ。今まで届かなかったところに届くんだってえ。。自慢しちゃってるよー」
俺は始めて意味がわかったが、リアクションに困り、いやいや、、あのですね・・と
口ごもった。
ヨシコさんは必○で止めるI本さんを無視しながら、
「それでえ、今の彼氏はこーーんだけらしいよ。」
と爪楊枝を持ち上げて豪快に日本酒を飲み干し、高笑いした。
ナルミさんは泣きそうな顔で、ヨシコ、いい加減にして、というが、ヨシコさんの
暴走はH本さんが戻ってきても止まらない。H本さんも、これが中々下世話人間らしく、いきなり話に加わってきた。
「聞いてよヒデ!(H本さんを指差し)もりくんはあーこーーんな(といってビール瓶を持ち上げ)立派なものをお持ちなのよ。ナルミはそれが忘れられないの、わかるう?」
普通彼氏が止めるべきだと思うが、H本はノリノリである。I本さんはもう黙ってしまってチューハイを黙々と飲んでいる。
「ほんまかいな!っていうか、ナルミちゃんがそんな話をするなんて、俺興奮するわ!!」
I本さんは、これも大分酔ってきたみたいだが、バカバカ!ヒデくんまでそんなこと言わないで!!と怒る。俺は話のレベルの高さか低さか分からないが、中々付いていけない。
「それやったらヨシコ、ナルミちゃんはこんな可愛い顔して、大きいのが好きなんか?」
I本さんお絞りを投げ、バカ!!ヒデオいい加減にしろ!と今まで聴いたことのない言葉使いでH本さんに怒った。ヨシコさんはもう止まらず、
「すごいやろー。森君とじゃないと、もうどうにもならへんらしいわ(笑)今の彼氏の
こーんな(と爪楊枝を持ち上げて)チンケなもんはあかんねんて」
H本さんは、うーんうーんと顔を真っ赤にしてうなりながら、森君うらやましいのう・・あかん、俺興奮してきた、、かえろっか、というと勝手に勘定をすませ、通行止めが解除になった道路に飛び出しタクシーを止め、俺とI本さんと、いびきをかいて寝だしたヨシコさんを乗せると、自分は前に乗り、九条まで!と叫んでいびきをかいて
寝だした。
後ろに三人、俺とI本さんはかなり密着している。運転席の後ろの席では、ヨシコさんは大口をあけて寝ている。H本さんも助手席に首をがくんと倒して寝ている。
I本さんは、少し赤くなった顔を俺に向け
「ごめんね・・。二人とも悪気はないんだけど、、、よっぱらうといつもこうなんだ」
「いいですよ。俺も楽しかったし・・。でも、もう電車ないですよね。H本さんもこれじゃ運転無理だし・・」
「どうしようかな・・。ヨシコのとこに泊めてもらおうかな・・」
ぼそぼそと二人で話していたが、I本さんが俺とのことをそういう風にかんがえてたのか、と思うと、何か興奮してきて、ジーパンがきつくなってきた。
タクシーがヨシコさんの実家に着き、三人で彼女を担いで家に入れた。彼女の両親は
結構なれているらしく、いつもごめんなあ、と言いつつ、H本さんに、泊まっていくんやろ?二階に布団ひいといたけど、、ナルミちゃんも泊まっていく?と聞いた。
I本さんは、しばらく考えていたが、あ、私はいいです。着替えだけいただけますか?、といい、バッグをうけとるいと、お休みなさい、といって頭を下げた。H本さんは、ええのう、ええのう、、森君ええのう、、とむにゃむにゃつぶやいていた。
「どうするんですか?」
「・・・・・泊めてていったら怒る?彼氏がいるから、その、普通に何にも出来ないけど」
「いいですよ、、。俺だって動物じゃないんですから(笑)」
残念ながら俺は動物だった。ヨシコさんの意外な話を聞いてすっかり興奮した俺は、
「爪楊枝」しかもってないI本さんの彼氏に意味もなく優越感を感じ、「彼氏がいるI本さん」に対して異常に興奮してしまった。
部屋に入ると、俺はそのままI本さんに抱きつき、浴衣をきたままの彼女と、立ったまま長いキスをした。俺が舌をこじ入れると彼女も舌を絡めてきた。
そのままベッドに押し倒すと、まって、よごれちゃうから、、とI本さんは浴衣を脱ごうとした。俺はだめ、、脱がないでよ・・。といってベッドの横に立ち上がってジーパンを脱いだ。
酒が抜けた後、あの傲慢な俺は一体、と頭を抱えたが、そのときはなんとしてもそのまま口でして欲しかったし、なぜか彼女は俺の言うことを聞くと思い込んでいた。
彼女はまったく嫌がらず、俺のトランクスをおろすと、シャワーも浴びていない俺のものを、自然に咥えた。
俺が下を見下ろすと、彼女の綺麗に整った髪と白い花の飾り、長いまつげと、俺のモノが出入りするぽっちゃりした唇が見える。帯は黄色で、彼女の小柄だけどメリハリのついた体を赤い浴衣が包んでいる。
前に1回味わった彼女の口の中だが、今日は別物だった。彼女も少し酔っていたのか、あの二人の話に変な気分になったのか舌が俺のものに絡みつくように動く。
俺は息を荒くして、I本さんの頬をなでたり、花の飾りをいじたっりする。
これは人の道に反することだと思うが、彼氏がいる女性、それも可愛い女性が自分と
こういう関係をもってくれることが、これだけ興奮するとは思わなかった。
以前より格段に、彼女はよだれを多く出して、そのおかげで唇と俺のものとの間の当たり方が格段に気持ちよい。なんともいえない音が口元から漏れている。
俺は乱暴に彼女の口からモノを抜くと、浴衣を乱暴に脱がせて一気に入れた。
「おくまでとどくんだってえー」
ヨシコさんのヘラヘラ笑った顔とセリフを思い出し、俺はえぐるようにI本さんを
乱暴に突いた。
I本さんは、一回目とはまったく違う、高くて大きな声を断続的に上げながら、
俺にしがみついた。
酔っ払って感覚が鈍ったのか、俺はこの前の何倍も長持ちした。んが、、んが、、と
アホのような声をあげて腰をふり、やばい、、と思った瞬間にはそのまま中に出していた。
あまりの気持ちよさに、動きを止めていると、大丈夫、、今日は大丈夫な日だと思うから・・。と薄目を開けて彼女が言った。
でも、、、といいつつ、俺はちゃんとサイズを確認して買ったスキンを取り出し、大きいままのモノにかぶせてもう1回しようとした。
え、、つづけてするの?彼女は荒い呼吸で少し驚いたように言った。電気をつけたままなので、色白で綺麗な彼女の体が俺の体の下でよく見えた。
ただ、また上手くつけられない。あせっていると、彼女が下から手を伸ばして、
「変な感じだけど、慣れてるわけじゃないんだよ・・。誤解しないで・・」
といいながら、俺のモノにやさしくゴムをかぶせてくれた。
結局そのあと上から1回、酔った勢いで憧れのバックで1回、強引に彼女を上に乗せて1回。
なぜか俺の気持ち良いように腰を動かしてくれる彼女の胸を掴みながら、俺は発射した。
彼女はそのまま俺の上で寝始めた。俺もそのまま寝た。
思い出しながらダラダラかいてすいません。続けようと思えば続けれるんですが、良いですかねえ?
---
精魂尽き果てた俺がおきると、I本さんは横にいなかった。
浴衣はきちんとたたまれて置いてあるし、バックもあるので帰ったわけではないようだ。
時計を見るともう11時。
しばらくするとスーパーの袋を下げたI本さんが帰ってきた。
「あ。おきたんだ。何か作ろうと思ったんだけど、冷蔵庫空っぽなんだもん(笑)」
「あ。。すいません・・。」
I本さんは、袋からスパゲティやたまねぎや挽き肉やらを取り出しながら、
でもおかしいよね、と笑いながら台所の下の戸棚を空けてエプロンを
取り出した。
「なんでエプロンだけあるの?森君もしかして彼女いるのかなあ(笑)」
「あ、それは、、こっぱずかしいけど学生の時、母親が下宿に来た時
料理を作ってくれたんですけど、そのとき近所で買ってきた奴です」
何か情けないエピソードだったけど、I本さは、ふうんと言って
料理を始めた。
スパゲティミートソースはとても美味しかった。I本さんはお父さんを
高校の時になくして、お母さんは色々忙しいので、お兄さんの食事をずーっと
つくっていたらしい。
「色々忙しい?仕事でですか?」
「うん・・仕事もあるけど、いろいろ、、」
何か言いにくそうだったので、俺はそれ以上聞くのをやめた。
その日は宵山だったので、うちの会社からも夕方から近所の鉾に手伝いを出すことになっている。二等兵の俺は当然出勤だ。
I本さんはエプロンをつけて食器を洗ってくれている。上はノースリーブのキャミソールに白の半袖のボレロカーディガン、薄手のスカートから綺麗な脚が見えている。
俺はシャワーから出て体を拭きながら、I本さんを後ろから見ていると、どんどん
興奮してきた。昨日びっくりするような高い声を出していたI本さんを思い出して、
もうたまらなくなり、後ろから抱きついた。バスタオルを巻いただけなので、
俺のえらい事になっているモノは人目で分かってしまう。
「ちょっと・・。森君・・。会社行かなきゃ行けないんでしょ?・だめだよ・・」
「まだ大丈夫ですよ・・。なんか・・こんなになっちゃって・・。後姿いろっぽい
ですよね・・」
と言うと、、俺は後ろ手にモノを握らせた。昨日の夜から俺も少し大胆になってきている。
「もう・・・。」
俺のモノを握りながら、I本さんは困っている。
「どうしたらいいの?もう服着ちゃったよ・・」
「その、、エプロンって何か。。口とか、、、へんなこといってすいません」
I本さんは少し考えていたが、そのまま俺の脚元に膝まついた。俺の方を見上げ
お願いがあるんだけどな、といった。なんでしょう?と俺が聞くと、
「I本さんっていうのやめない?ナルミでいいよ・・。そっちの方が嬉しいな」
「わかりました・・。じゃあナルミさんで・・」
「さんはいらないんだけど、、まあいいや」
ナルミさんはゆっくり口をあけ、俺のモノを柔らかい唇で咥えてくれた。
ベッドに行かずにここで、ってところが壺をついてるよなあ・・。俺はなんとなく
分かってきたナルミさんの経験豊富さを少し感じた。
昨日からいきなり上手くなったような感じなのだが、ナルミさんの舌が俺のモノに
絡みつく。彼氏にもやってるのかな・・。不規則に動くI本さんのつむじと、エプロンに包まれた大人の体を見下ろしながら、俺はもう限界に達しそうになってきた。
俺はナルミさんを止め、ダッシュでベッドに行きゴムを装着、どうしていいかわからないようなナルミさんをそのまま流しに手をつかせて後ろから突っ込んだ。夢の立ちバックだ。
ナルミさんは少しいやいやをしたが、少し脚をひらき俺を受け入れた。俺はI本さんの細い腰をつかみ腰を振りまくった。断続的にナルミさんは声を上げている。俺が突くたびに髪が揺れる。このシチュエーションに興奮しすぎて、俺は早撃ち気味に終わってしまった。
荒い息をしながら、ナルミさんは、恥ずかしいな、、とつぶやいた。
結局2時半に家を出るまで、ベッドでもう1回ナルミさんの体を喰い散らかした。
その夜の鉾の留守番やお茶の支給は、ぼーっとしてほとんど使い物にならなかった。
罰として上等兵の先輩に終わったあと○ぬほど飲まされ、次の巡行まで鉾の横で寝ることになった。
祇園祭りから一週間後、ナルミさんから電話があって、週末にヨシコさんたちとバーベキューをするからこない?と誘われた。なんとなくなしくずしに付き合ってることになってるような・・
俺はそう思ったが、他に用事もないので、行きますと答えた。俺の方も段々ナルミさんの、酷い言い方だけど、体が好きになっていた。
当日の朝、ナルミさんか電話があって、急に用事が出来たので遅れていきます。ヨシコに携帯教えたから迎えに来てくれると思うけど、それでよかった?といって来た。
俺も遅れていきますよ、というと、なんかね、一杯お肉もビールも買ったから、森君は始めから来ないと駄目!って言ってるの、なるべく急ぐから先に言っててくれない?
と頼まれたので俺はそうすることにした。
京都駅で拾ってもらい、琵琶湖に向かった。車の中で、ナルミさんの用事ってなんですか?と聞くと、H本さんとヨシコさんは顔を見合わせ、うーん、あとで説明するよ、といった。
俺とH本さん、ヨシコさんの他に何人か初めて会う人が来ていた。短大時代の友達や、ヨシコさんやH本さんの地元の友達らしかったが、俺は営業マンの端くれとして
頑張って会話に参加した。
帰りも運転しなければいけないH本さんは、スタートダッシュでビールを飲みまくり、横になって寝てしまった。ヨシコさんが顔を真っ赤にしながら俺の横に座って
話しかけてきた。
今日ね、ナルミ彼氏と会ってるんだよ。
へえ、そうなんですか・・。俺は少し驚いたが、まあ彼氏の方が大事ですもんね、
俺なんて連れてこないで、彼氏連れてきたらいいのに、と言った。
ヨシコさんは俺を小突いて、そーゆーこというかねこの人、といい、ワンカップを
飲み干した。
「なんかね、急に今日休みになったからって電話があったんだって。ナルミもさっさと別れたらいいのに、ぐずぐずしてるからなあ、、あのこ」と
「っていうか、俺が会ったりしていいんですかね?」
「いいんじゃない?台所で立ちバックでやっちゃう人がそういうこと言うかなあ」
俺はキャベツをつまらせそうになり、そんなことまで話してるんですか!と聞いた。
「あ、誤解しないでね、。私がエロ話だーーいすきだから、根掘り葉掘りきくのよ、うん。あのこ聞かれたらなんでも話さなきゃいけないと思ってるし。」
俺も少し酔ってきたので、思い切って聞いてみた。
「なんか言ってました?わがままだとか、強引だとか、彼氏より下手だとか、、」
ヨシコさんは、ニヤニヤ笑いながら、分かってるくせにい、といい、
「始めはなれてなくてかわいいなっておもってたけど、今はいかされちゃうってさ、ほかでも遊んでるんじゃないかなあって言ってたよ」
俺は優越感に浸りながら、でも、彼氏がいる人に、駄目ですよね、と答えた。
「ナルミが彼氏を連れてこないのは、詰まんない人だから合わせたくないんだって。前の彼氏と長かったし、森君は仕事で忙しいみたいだから、合コンで紹介された人に言われて付き合ったけど失敗したかなあって、そればっかり」
というと今度は缶チューハイを飲み始めた。ヨシコさんの携帯が鳴り、あ、ナルミだと言うと、しばらく話した後H本さんを蹴り飛ばして起こして、近くの駅まで迎えに向かわせた。
7時ごろまでバーベキューは続き、その後なぜか俺のマンションまでH本さんとヨシコさん、そしてナルミさんが転がり込んで(俺も結構酔っ払っていた)夜中まで飲んで騒いで、電車の時間が無くなり、ナルミさんを残して二人は帰っていった。
シャワーを浴びて、俺のTシャツを着たナルミさんと二人で寝た。今日はやめておこうと思ったのもつかの間、俺は我慢できずにナルミさんにのしかかった。
されるがままに裸にされたナルミサンだが、俺が胸にしゃぶりついて、ゴムをつけて
ぶち込もうと脚を開くと、体を逃がして、ごめん、、今日は、できない、と謝った。
あ、その、あの日ですか・と俺が聞くと、首を振って、違うけど、、と口ごもる。
俺がモノをおったてたまま動きを止めていると、同じ日に、、二人なんて、、やっぱり・・、
というとシャツを着ようとした。
「あ、、そっか、、琵琶湖に来る前、彼氏と、ですか?」
「ごめん・・・」
「いや、謝ることじゃあないですけど」
俺は段々興奮してきた。この体を今日楽しんだ奴がいるわけだ。まあ彼氏だから当然だけど。
俺は胸を触り続けて、あれですか?彼との方がやっぱりいいんですか?と意地悪なことを聞いてみた。酔ってたってことにしてください、こんなバカなことを聞くのは。
「・・・・べつに・・」
ナルミさんは答えなくなさそうだった。当然といえば当然だけど、俺は畳み掛けて
聞いてみた。
「そういう風にするんですか?俺と違うんですか?上手なんですか?」
「上手じゃないよ、、そういうの良くわからないけど、自分では今まで付き合った
女の子は皆いかせたって自慢してるけど・・」
「ふうーーん。モテル奴なんですね。かっこいいんですか?」
ナルミさんは、もう寝よ?ね?と嫌そうだったが、俺は図に乗って聞き続けた。
「今日は何回したんですか?2回?3回?」
「そんなにしないよ・・。仕事で疲れてるんだって・・。じゃあ家で寝てればいいのに
急に会おうなんて・・」
「じゃあ、1回はしたんですよね?」
俺はもう止まらなくなって、ナルミさんからTシャツをとりあげ、押さえつけた。
ナルミさんはもう抵抗しなかった。俺は今日の昼間、知らない男に突っ込まれている
ナルミさんを想像しながら、彼女の両手を上に上げて押さえつけ、腰をねじ込んで一気にぶち込んだ。いつもより意識して乱暴にしたのかもしれない。
俺のモノが入る瞬間、ナルミさんは短く悲鳴を上げたが、俺の腰がスピードをあげて動き出すと、しだいに高く、甘えたような声で鳴き始めた。
あ、、んん、、
押さえつけた両手の間で、ナルミさんの綺麗な顔がゆがんでいる。俺は無意識に腰を
ねじるように奥まで付くと、彼女は顔をそらせて高い声をあげ、俺の腰を白い脚で挟み、下から細かく腰を動かし始めた。
その動きにますます興奮して、俺はスピードを速めた。彼女は潤んだ目で俺を見つめ、隣に聞こえるんじゃないかと思うような声であえぎ始めた。
1回ゴムの中に大量に出した後、俺は納まらずに再びゴムをつけ、彼女の体を裏返しにすると腰を掴んで後ろから入れた。彼女の細い肩を後ろから掴みながら俺は聞いた。
「彼氏ともバックでするんですか?今日もやったんですか?」
「し・ら・ない・・。」
「教えてくださいよ・・」
「・・好きみたい・・うしろから・・私いやなんだけど・・・」
俺は興奮して、スピードをさらに速めて、最後にゴムをはずして彼女の背中に発射した。
だめだよね。。こういうことって・・・。彼女はうつぶせになって、背中を上下させながらつぶやいた。
それから2週間ほどたった8月の始め、休日出勤が溜まっていた俺に、平日に代休を取るように命令が下った。なにげなくそのことをナルミさんに話すと、その日私も休むから、どこかドライブに行かない?と誘ってきた。
彼氏を持ったナルミさんとダラダラ体の関係を続ける、そういう状況になんとなく
気楽さと優越感を感じていた俺は賛成した。
海に行きたいんだけど、、日焼けしたらばれちゃいそうだし、と言うので、俺たちは岡山まで鍾乳洞を見に行くことになった。
先輩の車などでトレーニングを積ませてもらった俺の運転技術は、驚くべき上達を見せ、その日も中国道に無事乗る、という快挙を成し遂げた。車は彼女のものだが。
その日の彼女は、黄色をベースにした花柄のワンピースで、ノースリーブなので、細くて白い肩が見え、大きく背中が開いている。俺は既におったっていた。
「今度ね・・彼氏が一泊で白浜に行こうって・・。あの人の運転乱暴だから嫌なんだけどな・・」
と彼女が助手席で、魔法瓶からお茶を飲みながら言った。彼女は早く起きてお弁当まで作ってきてくれたのだ。
「いいじゃないですか。俺みたいな高速で90キロでしか走れない奴より」
彼女は、俺にお茶を渡しながら、そのほうがいいよ、別に急ぐわけじゃないし、前の車を煽って走るより全然いいよ、と言った。
俺は彼女から、彼氏の悪口を聞くのが楽しくなっていた。人間としては最低かもしれないが、「寝取っている」という感情はなんとも言えず気持ちよいものだった。
「それに、白浜ってあんまりいい思い出無いんだよなあ」
俺が、どうしてですか?と聞くと、前に付き合っていた人に連れて行かれて、私がサーファーの人に声を掛けられたのを見て、すごく怒って殴られたんだよ、ひどいでしょー、といった。グーで殴るから跡が残って、お母さんには怒られるし、大変だったんだよ、と話した。
前にも話したとおり、俺はこの年になるまで女性と付き合ったことが無く、女の人が
考えていること全てに興味があった。ナルミさんみたいに親しくなった人は初めてだったので、ナルミさんみたいに俺とは明らかに周囲の違った世界で生きてきた女性が、男の人とどういう付き合いをして、どういう経験をしてきたのかが純粋に興味深かった。
「殴るんですか?わからないなあ。」
「結構周りにいたよ、彼氏に殴られてる友達。同じクラスのマスモトさんって覚えてる?」
マスモトさん・・ああ、体操部の?、と俺は後ろから来た車に抜かれながら前をむきつつ返事をした。連れのヤマグチがものすごーく好きだった子だ。髪の長い派手な感じの。
そうそう、あの子と仲良くてね、高校くらいまで良く遊んでたんだけど、4人で遊びに言ってた時、工業にいってるマスモトさんの彼氏がいきなりか彼女をけったりして・・
「ふうん・・。」俺は部活と勉強しかせず、男とばっかりつるんでいた高校時代を思い出して、少しブルーになった。
気を取り直して、白浜に行ったときはもちろん泊まりですよね、と聞いた。
「そうだよ。そこでも旅館の人に怒鳴り散らすし、夜は夜で、、」
「夜は夜で?」
「・・・・・・」
あのこは聞かれたらなんでも話す、ヤスコさんの言葉を思い出して俺は質問を続けた。夜ですか?なんですか?縛られたとかですか?
「・・混浴の大きなお風呂があってね・・夜中に連れて行かれて・・」
彼女はそこで話をやめた。俺は、教えてくださいよ、俺はですね、今ナルミさんのこと
なんでも知りたい年頃なんですよ、と彼氏でもないのに調子のいいことを言った。
「うん・・。おじさんがね、一人入ってるのにお風呂のなかで無理矢理、口でさせたり、、○んじゃいたかったよ、恥ずかしくて・・」
ひどいですね・・俺はそう言いつつも、もうどうしようもなく興奮していた。
平日の鍾乳洞は閑散としていて、俺たち二人のほかに殆ど客はいなかった。段差が結構旧で、降りるときに彼女は俺にしがみつき、俺の腕や腰や足に彼女の体があたり、俺の興奮はピークに達していた。さっき聞いた話もそれを増幅させた。
奥まったところで俺は彼女に抱きつき、立ったままキスをした。彼女は少し驚いたようだが、特に抵抗せずに受け入れた。俺が胸をさわり、脚を触り始めると、だめだよ、人がくるよ・・と体を動かしたが、俺はもう止まらなかった。
大丈夫、こっちからはあっちからくる人はすぐわかるし、誰もこないですよ、と言い、俺はジーパンの上から激しくおったっているものをさわらせた。
「我慢できないの?」
「ここでしたいんです。ナルミさんの今日の服、滅茶苦茶色っぽいし・・」
彼女は黙っていたが、俺はベルトをはずしてトランクスを下げた
「だめだよ・・」
「でも、、」
彼女は、もう、、と少し俺を睨んで、そのまましゃがんで俺のモノを咥えてくれた。
上から見下ろすと、彼女の青のブラがかすかに見える。ナルミさんはすっかり俺のポイントを覚えたようで、よだれを口の中にたくさん溜めながら、括れの部分に舌を這わせてくれる。俺の目の前には、自然の作り上げた地底の神秘がひろがっているが、俺の感覚はモノに集中しているので良く見えない。
彼女は時折俺を見上げながら、柔らかい唇ではさんだ俺のモノを、温かい口の中で
舌を絡めながら頭を小刻みに動かしている。
俺はしばらく楽しんだ後、彼女をたたせ、ポケットのゴムを彼女に渡した。
彼女は黙ってゴムを取り出し、俺のものにかぶせてくれたあと、本当にここでするの?と聞いた。
俺は答えず、彼女を立たせて岩に両手を付かせると。ワンピースを巻くりあげ、下着を降ろしてそのまま後ろから一気に入れた。
あ、と背中をそらせて彼女が声を上げる。以外に声が響いて俺は少しあせった。
彼女も同じように思ったようで、声を上げないように必○で我慢している様子だったが、俺が腰の動きを早めると、我慢できずにだんだん大きな声を上げ始めた。
俺は後ろから彼女の口を左手でふさぎ、腰を出し入れした、彼女は俺の手のひらを
軽くかんで、必○でこらえていた。
彼女の白い背中を見ながら、俺はゴムの中に発射した。ちょうどその時人がくる音が聞こえ、慌てて後始末をして、鍾乳洞を出た。彼女の顔は少しほてっているようで、
ものすごく色っぽかった。
夕方ごろ彼女に家に着いた。そのまま電車で帰ろうとしたが、今日お母さんが泊まりで外に出ているし、少しあがっていかない?といわれたのでお邪魔することになった。
彼女の家はJRと阪急の間にある、古ぼけた団地だった。家に入ると彼女は、お部屋掃除してくるからちょっと待ってて、といい、俺はダイニングの椅子に座って待つことにした。
お父さん亡くなったのに、仏壇がないなあ、と見回していると、関西ではしばしば見かける三色の旗と、良く見る新聞や本が目に入った。
台所のカラーボックスの上に並べている、とても有名な「革命」の本をぱらぱらと
見ていると、彼女がジーパンとキャミソールに着替えて部屋から出てきた。
俺は生まれて始めて、妹以外の女性の部屋に入った。4畳半くらいの部屋にはぬいぐるみがたくさんあり、妹は決して読まない女性雑誌がたくさんあり、俺が心の底から
バカにしている「ハリー○ッター」と「だから、あなたもうんちゃらかんちゃら」
だけが本棚においてあった。
彼女が入れてくれた紅茶を飲みながら、ベタだがアルバムを見せてもらった。ところどころ抜いてあるのは昔の彼氏の写真なのだろうか。
「見たいんですよね・・。昔の彼氏の写真とか」
と俺が言うと、もうほとんど捨てちゃったよ、と言う。一枚くらい見せてくださいよ、
と頼み続けると、彼女は押入れからクッキーの箱のようなものを出して、笑わないでね、と言って見せてくれた。
今より眉毛が太いナルミさんと、茶髪で細身の、黒っぽい服を着た彼氏が写っている
写真が何枚かあった。遊んでそうな奴だなーという印象だった。
「今の彼氏ですか?」
「ううん。前の人。。今の人はこれ」
そいつ以外に、何人か別の男と写ったツーショットの写真が何枚かあった。
どの男を見ても、俺とはまったく毛色の違った連中だった。
中学のアルバムを二人で見ていると、クラスのグループ写真があった。眼鏡を掛けて
ボサボサの頭に、タックの入っていないサージの黒ズボンと、きっちり上までボタンを
上まで締めて、白いカラーをつけた俺が、同じようにイケてない男ども
と写っていた。
彼女は、ルーズソックスに少し改造を加えたようなスカートをはき、中学生のクセに
なぜか茶髪でエリをあけ、タックが2,3本入ったズボンをはいた何人かの男や派手な顔立ちの女子と移っていた。ピースまでしてる。
改めて、あのときの俺と彼女との距離を感じた。
「恥ずかしいねー。でもこのときは全然しゃべったこと無かったんだよね。不思議だよねー」
「そうですね。どっちかっていうと、俺たちのグループバカにしてませんでした?」
彼女は、そんなことないよ、と言うと顔をくっつけ、森君のグループって皆頭良かったし、というと、なつかしいねーといいながらページをめくっていった。
ごはんたべていく?たいしたもの作れないけど、と彼女が俺の方を見た。俺は
うん、といいながら彼女にキスをして、そのままじゅうたんに押し倒した。
さっきしたばっかりなのに、、と抵抗をしないで彼女が押し倒されるがまま少し
笑った。
「自分の部屋だと・・なんかへんなかんじ」
「俺以外にも、、この部屋で、、あるんですか?」
キャミソールを脱がしながら、俺は息を荒くして聞いた。
「なんでそういうことばっかり聞くのかな・・。1回もないよ・・」
「キスとかは?」
「・・・高校のとき・・でもまだおにいちゃんが家にいたし・・それだけ・・」
そうですか・・俺は彼女を裸にして二人でベッドに入った。
ごはんは?と聞く彼女に、あとでいいです、といいながら、彼女に覆いかぶさった。
ベッドが古いのか、俺が腰を打ち付けるたびに、ギシギシ音がする。ナルミさんは俺の背中に腕を回して、時折もう聞きなれた甘い声を上げる。
中学の連れに話したら、うらやましがるかなあ、、俺はそんなことをおもいつつ、腰を振り続けた。
9月に入った土曜日の夜、休日出勤をしたあと先輩のとの激しい打ち上げを終え、、ふらふらになりながら東大路を北に向かって歩いていると、スーツの内ポケットで携帯が鳴った。ヨシコさんだった。
「もしもーし。今どこにいるのー」
酔っ払った声が聞こえてきた。仕事終わって家に帰るところです、と答えると、
もう12時だよー、エリートは遅くまで頑張るんだねー、といい、これからのまなーい?と言い出した。
H本さんも一緒ですか?と聞くと、あんな奴しらなーい、といい、今から森君の
家に行くから酒買っといて、と、とんでもないことを言い出した。
「ちょ、ちょっとまってくださいよ。俺今一人ですよ。」
「そうなんだー。そっかあ。ナルミは彼氏と旅行だもんねー。あ、いっちゃいけなかった?」
「知ってますよ。白浜でしょ?」
「なんだ知ってるんだ。じゃ、あと10分で行くからよろしくー」
というと勝手に電話を切った。
急いで家に帰り、AVなどを押入れに放り込み、酒とつまみをコンビニで買っていると再び携帯が鳴った。
「もりくーん。場所わかんないんだけど」
「今どこですか?」俺は金を払いながら聞いた。
「えっとねえ、この前きたから分かると思ったんだけどなー。あ、、ダム女が見えた・・」
「そこからすぐですよ。とりあえずそこで待っててください。俺行きます」
チャリンコで迎えに行くと、ヨシコさんがタバコを吸いながら自動販売機の前でビールを買おうとしていた。
「あ、もりくーん。こいつ売ってくれへんねん。むかつくやろー」
かなり酔ってらっしゃる。もう11時すぎましたからね、どうしましょ、タクシー呼びましょうか?と俺が聞くと、何言ってるのよ?森君の部屋で飲むっていってるやん、といい、勝手に自転車の後ろの席に乗り込み、ゴー!と叫んだ。
洛北の夜は静かなので、ヨシコさんの声は響き渡る。俺は慌てて自転車をこぎ、マンションに向かった。
背中にヨシコさんが密着して、大きな胸が当たる。
部屋に入ると、ヨシコさんは上に着ていたカーディガンを脱ぎ捨て、赤のキャミソールとくるぶしまである白いパンツスーツだけになると、どっかと床に座り、
俺が買ってきたビールをあけ、かんぱーい、と言うとぐびぐび飲み始めた。
胸元からちらちら黒のブラが見える。髪を切ったヨシコさんは、俺が大学時代に日本橋まで行ってビデオを集めた、黛○キというAV女優に良く似ている。長身でスタイルが外人っぽいのもそっくりだ。
俺は目のやり場に困りながら、ビールをあけて付き合った。
事情を聞くと、H本さんが浮気をしたらしい、それもヨシコさんも知ってる人とだと言うことだ。大喧嘩をして河原町で友達呼んで飲んでいたが、どうにも収まらず、かといって家に帰るのも嫌だったらしい。
「ヨシコさんなら友達多いんだし、他にいなかったんですか?」
と聞くと、なによ、嫌なの・共通の知り合いが多いから、あいつの話をするのもうっとおしいのよ、といい、買ってきたピーナッツをばりばり食べ、タバコを吸った。
禁煙なんだけどな・・。
「それにさ」彼女はあぐらをかきながら「森君やさしーんだもん。聞き上手だし」
というと、声のトーンを変えて、迷惑だった?と色っぽい声で聞いてきた。
いや、明日休みだし大丈夫ですよ、と俺は答えると、テレビをつけた。
「あのさ、ナルミが彼氏と旅行行くの知ってたよね・嫌じゃないの?」
ちょっとペースを落としたらしく、ウーロン茶を飲みながらヨシコさんが聞いた。
「付き合ってるわけじゃないし・・。どうでしょうね」
「でもさ、多分今頃ナルミ彼氏とやっちゃってるよ。なんかさ、おっさんみたいなエッチするんやって。指でいじくりまわして、べちゃべちゃ体中を嘗め回して・・」
エロ話をする時のヨシコさんは本当に嬉しそうだ。
「本当に・・なんでも話すんですね、ナルミさん」
「私がひつこく聞くからねー。でもさ、入ってくるのがほら、」とヨシコさんはタバコを持ち上げて、
「こんなのじゃねー」
と言うとケラケラ笑った。
「この前爪楊枝って言ってませんでした?まあいいや・・。あのですね、変なこと聞きますけど、女の人って、その、大きさって関係あるんですか?」
お、のってきたやん、と彼女は二本目のビールを空けると、大きけりゃいいってもんじゃないけど、森君のものはものすごーくきもちいいってさ、とまたケラケラ笑った。
「そりゃどうも、いたみいります」
俺は二本目のビールを開けた。目の前にヨシコさんの大きな胸の谷間がちらちら見える。
「あのこもねー。昔っからつきまとわれるタイプっていうか、断れないっていうか、弱いって言うか、さっさと彼氏と別れればいいのにね」
とヨシコさんは、缶ビールをぶらぶらさせながら話を続ける。
「なんでナルミと付き合わないの?あのこ森君に言われるの待ってるよ?」
痛いところを突かれたが、彼女との間に感じる微妙な違和感を上手く伝える自信が
なかったので、黙っていた。
「ま、いいけどさ。森君も勝手ってことやんな、あーやだやだ」
というと、黙ってしまった。
俺が困っていると、体がベトベトする、シャワー貸してくれへん?と言い出した。
まじすか?でも、俺着替えないですよ、というと、Tシャツでいいよ、といって
ズボンを脱ぎだした。
ちょ、ちょっと待ってください、俺、H本さん怖いですよ、と止めたが、
「別に変なことせえへんかったらええやん、二人で黙っといたらわからへん」
というと、ユニットバスに入り、シャワーの音が聞こえてきた。
ヨシコさんは背が高いので、俺が貸したTシャツから陽に焼けた脚がほとんど付け根まで
見えてしまう。ジャージもありますよ、といっても、暑いからいい、といってそのまま
またビールを飲みだした。
俺もシャワーを浴びて、こそこそとユニットバスの中で短パンとTシャツに着替えて
出てくると、彼女は頬ずえをついてタバコをすいながらビールを飲んでいた。
「あのさ」
いきなり話しかけられ、はい、なんですか?と答えると、
「つまり森君はフリーなんだよね。私もあのバカとはもう別れるからお互いフリー
なわけやん」
「そうですかね?」
変な沈黙が続いた。
「立ちバック好きなんだって?」
俺が笑ってごまかしていると、口でしてもらうのも好きらしいやん、とエロ話を
やめようとしない。
「私はバックが好きやねん。ベッドの上でお尻を上げてると、動物になったみたいやん?」
俺は当然おったっていた。でもしかし、さすがにまずいだろう。
彼女は笑いながら、ベッドに上がって微妙に脚をひろげ、俺を見ながら、
「あのバカが他の女としてるんだから、私もやって良いってことだよね」
とどう考えても誘っているようなことを言い出した。俺は立ち上がってベッドに上がり、そんなこというと、俺我慢できなくなりますよ、よつんばいになってにじり寄った。ヨシコさんは俺のモノをトランクスの上から軽く握り、
「準備オッケーやん・・・。ホント、、すごく大きいんやね・・」
と口を半開きにしてというと、片手を俺の肩にかけて顔を近づけた。俺はそのままキスをして、押し倒した。少しタバコのにおいがした。
Tシャツを脱がせ、ナルミさんよりかなり大きな胸にしゃぶりついた。指をヨシコさんの黒の下着の中にもぐらせると、そこはびっくりするくらい濡れていた。
「ん、、、」
ヨシコさんは、さっきまでの男っぽい声とはまるっきり違う声をあげ、俺のトランクスを片手で脱がせた。そのまま指を俺のものに回し、マジですごいやん、、とつぶやいた。
「ね・・。ナルミがいってたけど、あんまり経験ないんだって?」
あ、、はい・。俺はヨシコさんの冷たい指が気持ちよくて、少しかすれた声で答えた。
「でも、、ん、、なれてるやん・・あ、、そこ気持ちいいかも、、」
俺はヨシコさんの仲に入れた指を細かく動かしながら、
「その、、最近立て続けに・・」
「そっか、、ん、、ナルミの指導がいいのかな・・・」
ナルミさんとヨシコさんの出た短大は、俺たちバカで女にまったく縁のない
男どもの間で、「床上手の女が多いらしい」というまったく根拠のない噂があった。
現実にはまったく触れ合う機会はなかったが、「床上手」という言葉に異常に興奮
したことを思い出した。どうも、あの噂は事実らしい・・。俺は小刻みに
俺のモノをさするヨシコさんの指を感じながら、そんなバカなことを考えていた。
電気はつけっぱなし、体を起こすとヨシコさんのボリュームのある身体が良く見える。水着の跡がくっきり白く残っている。その間もヨシコさんの指は俺のモノを握って
微妙に動かしたままだ。
ゴム・・俺は立ち上がって取りに行こうとすると、ヨシコさんは踝を握って、コンドームいらへんよ、とかすれた声で言った。
でも、、と俺が言うと、あのバカがね、絶対つけたがらないの、だからリングまで入れてるんやで、それを他の女とやって病気でも移されたらどうすーねんって話やろ?
と生々しいことを言った。
俺が膝立ちのまま動きを止めていると、ヨシコさんは体を起こしてキスをしたあと、
早くさ、このおおきいのを、い・れ・て、とささやいた。
俺は乱暴にヨシコさんの長い脚を開き、ゆっくりと腰をその間に入れていった。
「あ・・ホンマにおおきいやん・・・。やば・・」
ヨシコさんは俺の腰に長い爪を立てた。
久しぶりのゴムなしの挿入はものすごく気持ちよかった。クーラーを入れているのに、俺はもう汗まみれで、夢中で腰を振った。
お酒によっているのか、友達と関係をもっている男としている状況に興奮しているのか、H本さんを裏切っていることに気持ちが高ぶっているのか、ヨシコさんはかなり大きな声を途切れ途切れにあげながら、小麦色の身体をくねらせた。
俺は膝立ちのまま、大きく揺れる胸を乱暴に掴んで、どんどんスピードをあげた。
「あ、、奥、、あたる、、、すご、、」
ヨシコさんの、いつもと全然違う女っぽい声にますます興奮して、俺は一気に限界を迎えた。
彼女が軽く背をそらせて、俺の腰を両足で強くはさんだ瞬間、俺はヨシコさんの
中に思いっきり出した。
ずるずると抜くと、ヨシコさんは右手で顔を覆いながら、上を向いたまま、おなかを
上下にしながら荒く息を吐いていた。
俺がヨシコさんの横に寝転がると、顔を胸に乗せて、
「ホンマに奥まであたるんやね・・・・外人みたい・・・」
と俺の胸を舐めながら言った。そのまま俺のモノを握って、まだできるんやろ?
とささやいた。
ヨシコさんは四つんばいになって、ボリュームのあるお尻だけを高く突き出している。俺はそれを右手で掴んで、うめきながら後ろから腰を打ち付けていた。
背中に水着の跡が白く残っている。俺はヨシコさんの茶色のショートヘアを左手で軽く掴みながら、鼻息は荒く、タプタプという音にしながら先から根本まで出し入れをしていた。
彼女はときおりくぐもった声でうめき、俺が根本まで突っ込むたびに背中をそらせて
高い声をあげ、限界に近づいた俺が両手でお尻を掴んでスピードをあげて打ち付けると、
俺の動きに身体をそのまま揺らせながら、今まで檻さらに大きな声をあげて、ぐにゃっとなった。俺はそのまま彼女の中に発射した。ふらふらになって俺は寝転び、そのまま二人とも裸で寝てしまった。
翌朝、俺が起きると、ヨシコさんはまだ寝ていた。
まずいかなあ・・・俺は今更ながら反省をして、シャワーを浴びた。
ベッドに戻るとヨシコさんは起き、すぐに後ろを向いて、何か恥ずかしいやん・・と
布団に包まった。
朝ごはん、、買ってきましょうか?というと、後ろを向いたまま、アクエとロールパンが食べたい、と言ったので、俺は着替えてコンビニに向かった。
コンビニにおいてある愛用のエロ雑誌を眺めていると、就職してからの恵まれすぎている今の状況が不思議で仕方がなかった。ナルミさんもヨシコさんも、学生時代の俺が
街中でみかけると、あんな女と付き合ってる奴がいるんだよなあ、おっかしいよな、
なんで俺の周りには男しかいないんだろ。日本に革命が起こったら、あんな女性と付き合ってる奴は、全員電柱に吊るしてやるんだけどな、と思っていたに違いない。
マンションに戻ると、ヨシコさんはシャワーから出たところらしく、バスタオルを巻いたままの姿でテレビを見ていた。
俺が買ってきたロールパンを食べ終わると、メンソールを一本咥えて火をつけて、ゆっくり煙を吐いた。
「すごかった」
はい?コーヒーを沸かしながら俺が答えると、森君凄かった、と俺をじっと見詰めた。
「私さ」
「はい」
「ヒデの前にも結構色々付き合ったんだけど、一番すごかった。なんかむしゃむしゃたべられてるみたいでめちゃめちゃ良かった。ナルミが言うのもわかるわ」
俺はなんと言って良いか分からず黙っていると、やっぱりあれかな、すっごくおなかがすいてた人がご飯を食べると、ものすごくおいしそうに食べるのと一緒なんかな?
と良くわからない例えを出してきた。
「あれじゃないですか。ナルミさんとかヨシコさんとかは、学生の時からずーっとモテるやつと付き合ってきたから、なんていうかな、俺の慣れてないところとかが珍しい
だけじゃないですか?」
慣れてるとか慣れてないとかじゃないと思うやけどなー、とヨシコさんは言いながら
時計を見て、もう9時なんだ、とつぶやいた。
しばらく二人でぼーっとしていると、彼女の携帯がなった。派手にデコレーションされ、じゃらじゃら色々なものがくっついている携帯を持ち上げて画面を確認すると、
彼女はそのまま床に置いた。携帯はしばらくなり続けて止まった。
「H本さんですか?」
ヨシコさんは、そうや、というとペットボトルを咥えて、もうええっちゅうねん、と言った。
すぐにまた電話がなった。うるさいなあ、とヨシコさんは言ったが、おれは出たほうがいいですよ、心配してるんじゃないですか?とお前が言うな的なことを言った。
電話は切れて、またすぐになり始めた。俺は黙って部屋を出て再びコンビニに向かった。
立ち読みしながら時間を潰していると、俺の携帯が鳴った。ナルミさんだった。
コンビニから出て、電話をとった。
「森君?今外なの?家に掛けたんだけど・・」
俺は少しあせったが、コンビニなんです、と答えた。ウソはついてないし、そもそもウソを付く必要もないような気がする。いや、あるか。
「家にすぐつく?掛けなおそうか?」
「いや、大丈夫です。どうしたんですか?まだ白浜でしょ?彼氏は?」
「今お風呂に入ってる。朝もはいらなきゃもったいないって・・。せこいでしょ?」
俺も同じことをしそうなので、はははと笑った。
「あのね、今日ね、夕方には帰るんだけど、ごはんたべない?」
「いいですけど、、、。いいんですか?」
彼女は、あ、帰ってきた、というと、5時ごろ電話するね、というと電話を切った。
部屋に帰ると、ヨシコさんはまだ電話をしていた。俺がまた部屋を出ようとすると、
彼女は手をあげて、わかったわかった、とりあえず夕方まで頭冷やさせてくれへん?、
東福寺のお好みでまっといてや、というと電話を切った。
ヨシコさんは、ふーーっと息を吐くと、電話なってたよ、ナルミの携帯の番号やったけど出たほうが良かった?と笑いながら言った。
「いやいや、、。携帯にかかってきました。」
「なんやって?」
「いや別に、、。なんか夕ご飯たべないかって・・」
ヨシコさんは携帯をこねくり回しながら、あのこもどうしたいんやろね、とつぶやいた。
「仲直りしたんですか?」俺は向かい合わせに座って言うと、してへんよ、でも、もう1回だけ話を聞いてくれ、ってひつこいねん・・と新しいタバコを吸い始めた。
何を話していいかわからず、ボーっと波乱万丈をみていると、ヨシコさんがタバコを消して、よかった?と聞いてきた。
「え?何がですか?」
「私の身体。ナルミとどっちが良かった?」
「そんなの、、わかりませんって。」
そーだよねー、とヨシコさんは言い、今日もナルミとやっちゃうの?とニヤニヤ
しながら言った。
「いやそれは、、、」
「やっちゃうでしょ?」
「ナルミさんが嫌がるでしょ?」
「なんで?」
ヨシコさんは俺の隣にきて、身体を密着させながら話をやめない。
「なんでって・・。彼氏と帰ったばかりじゃないですか」
「でもさ」というと、ヨシコさんは俺のモノを短パンの上から軽くさわって、
「やっぱり森君のほうがええやん・・って思ったんじゃない?じゃないと電話かけて
きいへんって」
ヨシコさんの体から石鹸の匂いがする。ああ、俺はなんてサルなんだ・・。軽く触られただけでまた復活してきたよ。
「ヨシコさんも、、今からH本さんと会うんですよね?支度とかないんですか?大丈夫ですか?」
ヨシコさんは俺の首筋にキスをしながら、夕方やん、まだ昼前やで、といって俺の目を
見た。でも、、仲直り、、と俺がいいかけると、まだしてへんから、私も森君も
フリーやろ?違う?と身体をさらに密着してくれた。
俺はキスをして、ヨシコさんの体をタオルの上からまさぐった。朝からなんてひさしぶりやわ、、といい、ヨシコさんは俺のTシャツを脱がせた。
「そのまま立ってくれへん?」
鼻息の荒くなった俺が言われるがまま立ち上がると、ナルミがようせえへんことしてあげる、といい、俺のトランクスを降ろして、バスタオルをはずし、大きな胸で俺のモノを座ったまま挟んだ。
これは、、、二次元でしか確認したことのない、、あのパイズリって奴か・・。
もし私がヒデと仲直りしたら、もう森君とこんなことできへんやろ?と言うと、ヨシコさんは俺のモノを胸で挟んで、見上げながらゆっくりこすりあげる。
「ヒデのやったら先っぽまで隠れてしまうのに、森君さすがだねー」
と笑うと、俺のモノの先に舌を伸ばして舐め始めた。
朝の光が四階の俺の部屋のも差し込んでくる。テレビではカンペイちゃんが何か話している。俺は部屋の真ん中に突っ立って、俺の足元にはヨシコさんが立ち膝になりながら、その部分だけ白い胸で俺のモノを挟んでゆっくりとさすりあげている。時々首を伸ばして先を咥えて、舌で嘗め回す。
「もしな・・・ん・・」
「あ、、はい、、なんです・・か?」
「森君とナルミが付き合うようになったら、絶対こんなんせえへんからな・・ん。。」
「あ・・たり・・まえじゃないです・・か・・」
「ま、ん、、、ん、、森君はそんな無茶いうタイプちゃうよね・・。」
こすりあげる動きが段々早くなってきた。ヨシコさんは俺の目を見て視線をそらさない。軽く俺のモノの先にキスをして、胸を持ち上げていた手下ろし、、右手は俺のももに、左手は俺の玉の部分を軽くつつみこんで、そのまま口を開け、俺のモノを咥えこんで大きく顔を動かし始めた。
時々口をはずすと、横に咥えながら舌を這わせて、括れを丁寧に舐める。
こういうのを比べるのは駄目だと思うが、ナルミさんより気持ちいい。かなり気持ちいい。
「すきやねん私、男の人がそういう顔するの。ヒデ以外にするのなんて久しぶりやから、森君の気持ちいいところはようわからへんけど・・」
ヨシコさんは括れに舌を当てながら俺の目を見て言った。
「たまりません・・・。めちゃくちゃ気持ちいいです・・」
「誤解せんといてな、別にフーゾクとかでバイトとかしてへんよ。色んな人にああせえこうせえっていわれたままやってるだけやで」
ああせえこおせえっていう奴もいるのか、、俺にはそこまで思ったが、ヨシコさんに
色々指導した男の人に感謝したくなった。これはものすごく気持ちがいい。
ヨシコさんは俺の太ももに両方の手を置くと、ゆっくり頭をふり、時々先だけ咥えて小刻みにスピードを早くして首を振り、またゆっくり根本まで俺のモノを咥えた。
その動きを3ターンする頃には、もう我慢が聞かなくなった。
「あかん、、。駄目です・・。もう駄目ですって・・」
森君も関西弁話せるやん、、それと敬語やなくてええよ、、と笑うと、ヨシコさんは
また俺のモノを咥えて顔を振り出した。
出る出る・・俺がうめくと、ヨシコさんは俺のモノを握り、口をはずして先をちろちろ舐めながら根本をしごいた。
ああ、、俺はヨシコさんの口元に思いっきり出した。形の良い鼻や、頬に俺が出したものが散らばった。うそみたいだ、、本当にこういうことってするんだ・・。
指に付いた俺の出したものを伸ばしながら、あったかいなー、味もちょっとちゃうから面白いわ、といい、舌を伸ばして口の周りの俺が出したものを舐めた。
ヨシコさんが顔を洗い、ユニットバスから出てきても、俺はベッドに座り込んで
動けなかった。
「気持ちよかった?」
ヨシコさんは裸のままで俺の横に座った。
「はい・・・。やばいですね・・」
新鮮なリアクションうれしーわー、と笑い、これが当たり前だと思うからしょーもない女と浮気するんやわ、といい、俺のモノを軽く握った。まだどうしようもなく立ったままの俺のモノを。
「男の人って風俗いくやん?」
「まあ、、俺は行かないですけど」少しウソをついた。
「彼女がおって風俗行くなんて信じられへんわ、彼女がもっと勉強したらええのに」
彼女の指の動きの心地よさを感じながら、でも、H本さんも浮気したわけじゃないですか、とも思ったが黙っていた。
俺のものは完全復活してしまい、どのタイミングで服を着たらいいかわからなくなってきた。
「私も森君ともう1回したいんやけど、今したら広がってしまうかもしれへんやん、
もしヒデと仲直りしたらばれるかもしれへんし・・」
といいつつ、ヨシコさんは指を動かすのを止めない。
「ま、いっか。今日は冷たくしたったほうがええもんな・・。そのほうが懲りるやんね、ね?」
俺はそうですよ、そのほうがいいかもしれませんよ、ともうやりたい一心でうなずいた。
森君も言うようになったんやね、と笑い、彼女はそのまま座っている俺の膝にまたがり、ゆっくりと腰を沈めた。
「あ、、こっちのやり方だと、奥まであたりすぎるやん、、、」
彼女は途中まで俺のモノをいれてやめようとしたが、俺は強引に腰を掴んで彼女を
引きおろした。
「あかんって!!」
彼女は腰を浮かせようとしたが、もう我慢がきかない俺はヨシコさんの腰を掴んで、
よく分からないまま腰を突き上げた。
「あ・・・すご、、、」
俺は目の前の大きな胸にむしゃぶりついて、両手と腰でヨシコさんの体を上下に
動かした。
昨日の夜より大きな声を上げて、彼女は俺の腕と腰の動きに身を任せていた。
身体が時折のけぞって、落ちそうになるので俺は必○で支えた。
さすがに1回出しているので、まだ持ちそうだ。俺はそのま身体をベッドの方に
ひっくり返して、彼女にのしかかり、思いっきり上から付いた。なんとなく見た事が
あったので、彼女の両脚を肩に掛けて、スピードを上げて腰を打ちつけた。
「あかんあかん、、、はいりすぎるやん、、あ、、あ、、、」
彼女は俺の肩に爪を立てて、殆ど絶叫に近い声を上げた。
俺はそのままスパートして、今日二回目の発射を彼女の体の奥のほうに出した。
ヨシコさんとはもうできないかも知れない、と思うと、俺の性欲は収まらなかった。
横になったまま後ろから入れて、大きな胸を思い切り掴みながら、耳を舐めて
腰を打ちつけた。あれだけ普段偉そうな彼女が、されるがままになっていた。
25年間に培われた行き場のない妄想を、ヨシコさんにぶつけているみたいだった。
みたいだったって自分の話だろ・・。
最後に高く突き上げた丸いヒップを掴んで、俺はヨシコさんの一番奥に3回目の
発射をした。
3時過ぎまでヨシコさんは眠り込んでいた。
起き上がってシャワーをあび、どことなくふらふらしながら着替えをして、家に
帰っていった。
「森君・・さすがに今日はナルミとはしないんやろ?私は無理」
俺も疲れきっていたので、当たり前じゃないですか、と答え、彼女が帰ったあと
眠り込んだ。
家の電話が鳴り、俺はおきた。もう5時半だった。
電話はナルミさんだった。
「途中で降ろしてもらって、今梅田なの。今から京都まで行ったほうがいい?
明日仕事だよね?」
一瞬状況がつかめなかったが、まだヨシコさんの雰囲気が残っている部屋に気付き、
ナルミさんも仕事じゃないですか、ナルミさんの家の近くまで行ってもいいですよ、
嫌じゃなかったらですけど、と答えると。
「ありがとう。森君やっぱり優しいよね、阪急でくるんだよね?着く前にメール
してくれる?」
とナルミさんは言った。
俺はシャワーを浴び、一応ヨシコさんの匂いが残っていないかを気にしながら、自転車で地下鉄の駅に向かった。
---
俺は久しぶりに昔住んでいた街の、昔使っていた駅に降りた。
この前ナルミさんの家に行った時も近くまで来たのだが、結局阪急の
最終に間に合わない時間だったので、JRまで送ってもらったからだ。
妹の大学入学を機に、俺の両親の永遠の夢である一軒家を京阪沿線に
たて引っ越したので、こちらのほうに来る機会は少なくなった。
院に入ってからは一度も来てないかも知らない。
大分雰囲気の変わった駅前を眺めながら、ボーっとナルミさんを待っていると、
小太りの眼鏡を掛けた男が俺の方をちらちら見ている。
どこかで見たことある奴だな、だれだったっけ、と考えていると、小太りの
男は近づいてきて、
「森やんな?俺や俺、ミョウジンや」
中学三年の時に同じクラスだった、ミョウジンカナメ君だった。彼と俺は
非常に仲がよく、よく一緒にゲーセンやカラオケボックスに行ったことを
思い出した。もちろん男だけで。
「うわ、、久しぶりやなあ。お前大分太ったんちゃうか?」
「森もかわったなあ。眼鏡かけてへんからえらいかっこようなったんちゃうか?」
ひさしぶりに他人と関西弁で話をしたような気がした。敬語で話すと関西弁にならないもんなあ。
よく考えれば、会社でも一番下っ端、ナルミさんやヨシコさん、もちろんH本さんにも敬語。大学や院の連れともお互い忙しくって会えてないなあ、と思った。
太ったミョウジンは、顔に汗を浮かべて懐かしそうにしている。俺たちは何人かの
昔の仲の良かった友達の消息を聞きあったり、最近の様子を話したりした。
「森ってK大やんな?仕事は大阪なんか?」
「いや京都や。カナメちゃんは何してんねん、最近。」
「こっちで普通にやってるよ。新大阪で医薬品売ってんねん」
二人で立ち話をしていると、ナルミさんの車がハザードを出し止まるのが見えた。
ミョウジンと話している俺を不思議そうに眺めている。
「あ、ナルミさん。こいつ憶えてません?中三の時同じクラスやったミョウジン、ミョウジンカナメ」
ナルミさんは少し考えるような顔をしている。無理もないよな。俺らなんて彼女の中学時代は空気以下の存在だったんだろうし。
ナルミさんは思い出したように、あ、いつもマスクしてた・・、と言った。
ミョウジンの表情が一瞬曇った。中学二年のときに口が臭い、と不良にしばかれて以来
かたくなにマスクをはずさなかった時期があったのだ。
ミョウジンとあまりかわらない自分自身のブルーな中学時代を思い出して、少し暗い気持ちになった。
俺が紹介するまでもなく、ミョウジンはナルミさんを覚えていた。彼女は可愛かったし、クラスでも派手なグループにいたのだから。可愛い子や美人な子、モテる奴や派手な奴、ちょっと悪い奴のことは、目立たない集団の人間はかなりの確率で覚えている。
うらやましいからだろう。その逆は絶対にないけれど。
ナルミさんがきた途端、ミョウジンは話がしどろもどろになり、じゃ、またな、メールするからまたのみにでもいこうや、といってその場を離れていった。
ナルミさんの車の助手席にのり、箕面の方のレストランへ向かった。彼女が関西○ーカーで見つけて、一度行きたいと思っていたところらしい。
俺は車の中で、彼女の白浜でのグチを聞きながら、ミョウジンのことを考えていた。
あいつはまだ女性と縁のなさそうな様子だよな。いや、俺だってナルミさんやヨシコさんと親しくなっているのもたまたまだよな。俺の中学や高校時代を見れば、ナルミさんもヨシコさんも仲良くなろうとは思わないだろう、ましてやモノを咥えようなんて絶対考えないに違いない、でも俺自身は全然かわってないし、話を合わせているだけじゃないか、
そんなことを考えていると、彼女の話への返事も少し上の空になっていた。
「疲れてる?ごめんね・・。グチばっかり言って・・・。せっかくこっちまで来てくれたのに・・」
「え?いや、すいません。滅茶苦茶ひさしぶりに会った友達だったんで、色々思い出して。全然疲れてないですよ」
よく考えたら、三時前までヤスコさんの身体にむしゃぶりついていたわけだし、本当は少し疲れていた。
「森君の家って引っ越したんだよね。私なんかずーっと同じところだからよく会うんだけどな」
と彼女は言って、今日はうちにお母さんの友達が一杯来てて、ゆっくりできなくてごめんね、とまた謝っていた。
こじゃれたスパゲティを食べ、彼女の話を聞いた。一緒に旅行すると、いろいろ
嫌なところばっかり目に付いて堪らなかったらしい。
食事のあと、五月山公園に向かう車の中で、もう無理かな、と彼女がいい、もし私が別れたら、一杯遊びに行こうね、お互いフリーになるわけだし、と彼女は言った。
フリーかあ、、昨日からよく聞く言葉だなあ。
頂上に着き車を降りて、大阪の夜景を見た。黒の半袖のセーターに、白の薄い素材のスカートの彼女が、ベンチに座る俺の横で、きれいだねーとつぶやいている。胸元にはネックレスがあって、またちらっとピンクのブラが見えた。パンプスをブラブラさせている足元を
よく見ると、アンクレットをしている。これは色っぽい。
もし俺が、女性に恵まれた半生をおくっていたのなら、こんなすぐに興奮するような
男に育たなかったのだろうか。
俺は自分が嫌になりながら、彼女の腰に手を回して身体を密着させた。ここまでここまで、と思いつつも、俺を見る彼女の潤んだ目を見ると、辛抱たまらんようになり、そのままキスをした。
キスをして胸をまさぐっているともう止まらない。俺はさらに深い接触を図るため、車に帰り運転席の方に座って、助手席の彼女と激しく舌を絡めた。
俺はジーパンをつっぱらせている脚の間を彼女に触らせ、自分の手はスカートの中から下着の中へと進めた。
「だめだよ。。ここは人がいっぱいいるよ・・」
「人のいないところ・・・・近くにないかな・・・・」
「よく分からないけど、ここから少し降りたところに細い道があるよ・・・」
俺は車を動かした。彼女に言うとおり、北道と反対側の道路の途中に細い道があり、
少し進むとスペースが広がって、道路からは離れているので人も通らない。
あらためて彼女の経験値を確信しながら、俺とナルミさんは後部座席に移って、キスを続けた。車の中はクーラーをつけているのにどんどん暑くなる。俺はジーパンを下ろして、嫌じゃないなら、、してほしいんだけど、、と言うと、嫌じゃないよ、といい、
彼女は上半身を俺の膝の上に預けるような格好になり、そのままモノを咥えてくれた。
狭い車内に、彼女の唇が俺のモノを上下する音が聞こえる。
「しないっていったやん・・。」
ヨシコさんの声が聞こえたような気がした。
彼女のネックレスが時々俺のうち腿にあたり、柔らかい胸がももの外側に当たる。
ヨシコさんよりおとなしい動きだったけど、車の中で、それも服を着たままというシチュエーションに俺は興奮して、彼女の小さい頭に手を置いて続けてもらった。
俺は一応もってきた(なんでやねん)ゴムを取り出し、彼女に渡してかぶせてもらった。そのまま俺に乗るように言い、彼女はスカートと下着だけをとって俺の膝の上から乗っかってきた。
セーターの下から手を入れて、ブラをずらし、ヨシコさんより小ぶりの胸をもみながら俺は下からゆっくりとした動きで突き上げた。彼女は恥ずかしそうに目をつぶって、俺の方に両手をおき、身を預けている。
「きのうは・・・彼とも・・したんですよね・・」
殆ど定番トークになりつつあるセリフを、今日も言ってしまった。
彼女は答えず、首を振るだけだ。
「俺と・・・彼氏と・・どっちがいいですか・・・」
なんて陳腐かつ最低なセリフなんだろう。彼女はいやいやをするように首を振った。
これで嫌われるようならそれはそれでいいや、何故だか俺はそんな気持ちになっていた。
ミョウジンと久しぶりに会って、俺が彼女に感じている違和感が増幅したような気がしていたからかもしれない。じゃあ、するなって話もあるけど。
俺は体勢を入れ替え、頭をルーフにぶつけながら、彼女を後部座席に押さえつけ、
膝は車の床についたまま、正上位で彼女の中に入った。彼女の脚は助手席と運転席の背もたれに掛けさえた。彼女は自分の格好を恥ずかしがって、脚をおろそうとしたが、
俺は脚を掴んで動かさなかった。
大きく動くと、クラッチレバーが裸のお尻に当たって変な感じがした。俺はどんどんスピードを上げて腰を振った。彼女は断続的に声をあげ、俺を潤んだ目で見つめて、
「好き・・・森君・・・好きなの」
と言った。
俺は黙ったままスピードをあげてそのままゴムに発射した。当然いつもより少ない感じがした。
彼女の家につき、車から降りて俺は駅にむかおうとした。ナルミさんは、ごめんね疲れてるのに、と言ったあと、あのね、、彼氏より森君の方が気持ちいいよ、なんかね、今日はいつもより乱暴って言うか、、激しかったけど、、何かあったの?
と手を握って聞いてきた。
俺は自分でもよく分からなかったので、
「なんでだろ、彼氏と旅行行ったから、ちょっとやきもち焼いたのかもしれませんね」
と適当なことを言った。
彼女は嬉しそうに、本当だったらうれしいな、と笑い、俺が角を曲がるまで手を振っていた。
帰りの電車の中で、ヨシコさんからメールがあった。
「仲直りしました(^.^)また飲もうねー」
俺はそれを見て、何故だが少し安心して寝てしまった。
秋になってはじめてのボーナスを貰う頃、俺の指導係の先輩からまた指令が下った。
「おい森、5階のシバタって知ってるか?はい、いいえだけで答えろ」
シバタさんは、会社は違うがグループ内でもかなり近い業種の、俺より4つくらい
上の先輩だった。
「はい、知ってます。」
「知ってますはイラン。あいつが俺の空手部の後輩だってことは知ってるな?」
「はい。先輩がシバタ先輩に会うたびに、ローキックを食らわせるのも知っております」
「余計なことはいい。それに他の会社の奴を先輩と呼ばなくてもいい。お前の先輩はわが○○社京都支社の人間しか存在しない、わかるな?」
「はい。」
こんな感じでいつも居酒屋で話しているのだが、これでは話が前に進まないので省略すると、シバタさんがナルミさんのことをお気に入りらしい、ただ、昔から不器用な奴なのでとても誘うことが出来ない、だから中学の時の同級生だったというお前がなんとかして
セッティングしてくれないか、受付はうちに来ているだけで4人はいるんだから、出来るだけ人数を集めろ。ちなみにこっちは俺とお前とシバタと副支社長だ。
この話をすると、以外にもナルミさんはいいよ、と言ってくれた。
しばらく後の金曜日、俺と先輩とシバタさんと副支社長、相手はナルミさんと他の受付嬢二人だった。
ナルミさんは当然シバタさんの横の席になり、俺は注文やらお皿を提げたりで大忙しで、殆ど他の女性とも話せなかった。ナルミさんをちらちらみていると、以外に楽しそうに話しているので、少し複雑な気持ちになった。
9時半ごろ会は終わり、シバタさんは二次会に行きたそうだったが、先輩がもう終わり!女性をそんな遅くまで引っ張ることは、わが社の社風にあわん!と一括し、
解散した。副支社長は嬉しそうに受付上二人とタクシーにのり、駅へと送っていった。
シバタさんを無理矢理帰した先輩は、俺にもうちょっと付き合え!と睨み、以外にも
ナルミさんに、責任をもってこいつが送りますから、もう少しつきあってもらえませんか、I本さん、と頭を下げた。
先輩がこんなところを、、と俺も驚くような先斗町のバーで、俺たち三人は奥まった個室っぽいテーブルに座った。
飲み物が揃うと、先輩はいきなりナルミさんに頭を下げ、今日はありがとうございました。シバタは俺の可愛い後輩なんで、一度だけでも話をさせたかったんです、こいつに無理を言ったのは俺です、と謝った。
俺と話すときとは口調も態度も違う先輩に俺は固まり、ナルミさんは大きく手を振って、とんでもないです、私も楽しかったですよ、よろしく伝えておいてください、と笑った。
先輩は少し黙り、ジェイムソンをぐびぐび飲むと俺の方を向いて、
「なあ森・・。俺はお前が好きだ。ガキ臭いこと言うようだけど、お前とは会社だけでのつきあいじゃないと思っている」
と言った。
俺は固まってしまい、俺も先輩は好きです、なんでそんなこと言うんですか、と聞いた。
先輩は俺とナルミさんを交互に見て、少しためらってから
「お前・・・I本さんと付き合ってるんだろ?俺が会社中に話すとでも思ってるのか?
俺が言う前にお前から聞きたかったんだよ・・。いや、これは勝手な言い分だけどな」
俺は固まった。ナルミさんも驚いて俺を見て困っている。私は何も話していない、というように首を振った。
「先週の日曜日、お前のマンションの近くまで仕事で来たから、酒でも飲むかとよってみたんだよ。そうしたら、お前とI本さんが部屋に入っていくのが遠くから見えて・・」
確かにその日、ナルミさんは家に来ていた。
先輩は俺を見ながら、話を続けた。
「I本さんごめんなさい。うっとおしい先輩ってことは分かってます。ただ。俺はこいつを、技術系のクセにうちみたいなところに配属になって、それでも毎日必○こいて頑張ってるこいつを、早く一人前の営業マンにしてあげたいんです。」
そこで先輩はおかわりを頼んだ。俺とナルミさんは固まったままだ。
「こんな不器用な奴が、I本産みたいに綺麗な女の人とつきあってる、それが俺は嬉しかった、その反面、なんで俺に言ってくれないんだ、と淋しくなったんです。ホンマに勝手なこと言ってすいません、忘れてください。おい森も今日のことは忘れろ」
俺は自分でもびっくりするようだが、泣いていた。そして思いもしないことがくちから出てきてしまった。
「すいませんでした。実はI本さんには最近まで彼氏がいたので、すっきりするまでは先輩に報告できなかったんです。でも、、、俺、I本さんと付き合ってます。仕事も出来ないくせにすいません!」
と頭を下げた。俺もびっくりしたが、ナルミさんもびっくりしていた。
その晩、俺と先輩とナルミさんは1時まで飲んだ。もう一軒いきましょうよお、とすっかり酔って絡む俺を先輩はカバンで殴り、
「俺は帰る、いいか、今日はI本さんをちゃんと家まで送れよ。結婚前の女性を家に泊めるなんて、わが○○社の人間として恥ずべきことだ!」
と、夜の先斗町で叫び、タクシーを拾って帰ってしまった。
先輩の言うことは絶対だが、ナルミさんは俺のマンションに泊まって行った。その日は
俺がぐでんぐでんだったので、何もせずに寝ただけだったけれど。
長くなってますよね・・。もう少しで終わると思うので続けたいんですが良いでしょうか?
---
目が覚めたらまだ6時だった
一瞬自分の置かれている状況が把握できなかったが、横で静かな
寝息を立てているナルミさんを見て、だんだん昨日のことを思い出してきた。
付き合ってるって、俺、言ったよなあ・・。
久しぶりに泥酔したので眠りが深かったのか、寝起きだというのに妙に
頭がクリアーだ。
俺はナルミさんの気持ちをわかった上で、こういう中途半端な状況
を楽しんでいるんだよな。ナルミさんに彼氏がいる状況で、彼氏の不満を
聞いたり優越感に浸ったりするのが楽しいわけで、
ナルミさんを滅茶苦茶好きになっているわけではないよな。
小学校・中学・高校・大学に渡って、ずっと好きな人はいたよな、俺。
全部片思い、というか相手に気持ち伝えたことすらないけど、今ナルミ
さんに対してもっている感情は、その時とはまったく違うよなあ・・。
でもそんな贅沢なこと言えた立場か?
ナルミさんは間違えなく美人だし、身体も(いやらしい言い方だが)大好きだ。
おしゃれだし、優しいし、料理も上手いし、人付き合いもいいし、なぜか俺に従順だし・・。
「もし、おまえでもいいからよめになってやるという人がいたら、ありがたくきていただくべきだぞ、女でさえあれば」
と言う骨川氏の言葉を思い出した。
一時間ほど横になって考えていると、また知らないうちに寝てしまった。
目が覚めると、ナルミさんが流しに立っていた。この前の日曜日(先輩に見られたひだ)の買い物の残りがあったっけ・・。
卵とベーコンが焼ける匂いがした。
「あ、おきた?大丈夫?昨日珍しく酔っ払ってたよ(笑)先輩には甘えるんだねー」
「まじすか・・なんか断片的にしか憶えてなくて・・」
ボサボサの頭のままベッドを降りると、エプロンをつけたナルミさんが、ベーコンエッグとご飯、みそ汁までもってきて並べてくれた。
「ごはん?ナルミさんそんなに早く起きたんですか?」
「ううん・・。やっぱり憶えてないんだ(笑)昨日、朝は白いご飯が食べたいんだー
って叫んでたよ」
「え、、そんなこと言いました?」
全然憶えていなかった。記憶が飛ぶまで酔ったことは殆どなかったのだが、俺は昨日
何をどこまでナルミさんに言ったんだろう、と少し不安になった。
向かい合って朝ごはんを食べた。
「森君・・きのうってどこまで覚えてるの?」
「ええっと・・。先斗町の店入ったのは憶えてます。店の外で俺が先輩に絡んだのも
なんとなく・・・。俺、そのあと迷惑掛けました?」
ナルミさんはおみそ汁を飲んで、少し辛かったかな。といった後
「ううん。タクシー乗ったらすぐ寝ちゃってたよ。お部屋に入っても、ご飯が食べたい、くらいかな(笑)、あ、あと、先輩一生ついていきますって言ってた(笑)」
あ、とナルミさんは声を上げ、だからね、森君のスーツと靴下を脱がすのに精一杯で、シャツとパンツはそのままなの、ごめんね、と言った。
いやいや、、本当にスイマセン、そういえばベタベタしますねと俺は笑った。
朝ごはんを食べ終わり、片づけくらいはしようと食器を片付け始めたが、ナルミさんは、いいよいいよ、シャワー浴びてきたら?といって流しの前に立った。
シャワーから出てくると、ナルミさんは食器を拭いていた。
ベッドに座って頭を拭き、テレビをつけると、ナルミさんがお皿を持ちながら、
「あのさ、バーで話したことは憶えてるんだよね?」
と聞いてきた。
「あ。。はい。。もちろん・・。俺勝手なこと言ってましたよね、すいません」
ナルミさんはエプロンをはずして、俺の横に座り、なんで謝るの?嬉しかったけど、
あれは本気なのかな?と俺を見て話した。いつもと違ってごまかせない表情をしている。
「本気・・・ですよもちろん。でも、、前から言ってるけど、自分に、というか、仕事も半人前、いや殆ど何も出来ないのに、それ以外のことをする余裕っていうか・・」
俺はいい訳臭いなあ、と自分でも思った、でも、この理由はまるっきりウソではない俺の本心でもある。
「そんなの関係ないって、先輩は言ってたよ?」
「先輩は仕事が出来るからですよ。俺とは全然違います・・」
ナルミさんは、森君真面目すぎるよ、と少し笑って、でも昨日は嬉しかったなー
と俺の肩に小さな顔を置いた。
私のほうも、いろいろちゃんとしなきゃ駄目だね、うん、どっちかっていうとそっちの方が先だよね、とつぶやくと、ナルミさんはまた潤んだ目で俺を見た。
俺の両耳に、ナルミさんの白い太ももが当たる。ナルミさんは俺の顔を跨いで、
四つんばいになり、ぽっちゃりした唇は俺の情けないほど立ったモノを咥えているが、時々我慢できないような息を漏らす。
恥ずかしがるナルミさんを説得して、ほとんど強引にこの体勢をとらせた。とはいっても、
この体勢になってすぐ、俺のモノを咥えたのだから、この体勢が何を意味するかは分かっていたようだけど。
俺は女性のこの部分を、口でいろいろするのは初めてだ。
「どこらへんを、その、したらいいんですか・・・・」
ナルミさんはこっちを向いてくれず、そんなんわからへん、、恥ずかしいよ・・と
珍しく関西弁で答え、俺のモノの先を咥えた。こういう角度からナルミさんを見るの
は新鮮で、垂れ下がった髪と、お尻から腰、肩のラインが凄く色っぽかった。
俺はとりあえず、彼女の小ぶりのお尻を下から両手で掴んで、彼女のその部分を
満遍なく舐めることにした。しょっぱいなあ・・。それにあまり楽しいもんじゃないよな、鼻もくすぐったいし、と思いつつ、舌を伸ばして中に入れてみたりした。
上の方に舌を伸ばした時、一瞬ナルミさんの体が震えて、彼女の口の動きが止まった。ここらへんにポイントがあるのか?俺は舌を伸ばして何か基点になるようなものを
探してみた。
ナルミさんは俺の舌の動きを止めたいのか、ぽっちゃりとした唇ではさんだモノを
いつもより激しく頭を上下させて気持ちよくしてくれている。口の中で舌が絡むのが
分かる。
ナルミさんも、色々な人に、ああせえこうせえって言われてきたんだろうな・・
俺はいつもより上手なナルミさんの唇の動きを楽しんでいた。ヨシコさんの時は
余裕なかったなあ・・。
彼女のからだが震えるポイントが分かった。なにやら上の方にフリスクくらいの大きさの出っ張りのようなものがある。これだな。分かりやすいものでよかった。
俺がこれを集中して舐めるようにすると、ナルミさんの口の動きはまったく止まってしまった。
「だめ、、森君、、お願い、、、普通にしよう、、ね?」
とかすれた声でナルミさんがあえいで、脚を動かそうとする。せっかく見つけた
ポイントを見失っては嫌なので、俺は両手でがっちりナルミさんのお尻を下から
掴んで動かさなかった。
俺がべろべろ舐め始めると、ナルミさんはのどの奥のほうから声をだして、完全に突っ伏してしまった。
「やめて・・・・・あかんよ・・・・あ、、、」
こういう状態で関西弁を話すということは、普段は俺には気を遣ってるのだろうか?
そんな変なことを考えながら、俺は舌の動きを早めた。ついでに指を中に入れても見た。中のナルミさんのポイントは、何となく分かっていたからだ。
とにかく、ナルミさんは口の動きをすっかりやめてしまって、俺の右ももに顔を
伏せて、身体を震わせて高い声を短い間隔であげるだけになったので、俺の方には
だいぶ余裕がある。
中のポイントと外での舌の動きを早めていくと、突然ナルミさんが強い力で
俺から逃げようとした。
「だめだめだめ・・・ほんとにあかん、、、やめてやめて・・・・」
やめるわけがない。痛いわけではないのは俺だってわかる。
突然、水のようなものが顔にかかった。1回、少し間を置いて2回、3回
なにやらしょっぱいけど、結構量はあった。顔が水浸しになったみたいだ。
ナルミさんはぐったりして動かない。予想外の出来事に、あの、、と話しかけると、
彼女は突然立ち上がって、ユニットバスに入り中から鍵を掛けてしまった。シャワーの音がして、トイレを流す音がした。しばらくしたらシャワーは止まったが、
ナルミさんは出てこない。
ベッドのシーツにはCDくらいの大きさのシミがついている。
「ナルミさん?、、大丈夫ですか?」
返事がない。中で倒れたりしてないだろうか?俺は少し不安になって
少し強くドアを叩き、ナルミさーんと何回か呼んだ
「・・聞こえてる・・・・」
中から声がした。怒ったような声だ。
しばらく待ってると、裸のナルミさんが出てきた。目が赤くなっている。俺がバスタオルを渡すと少し
睨んで受け取り、身体に巻くと、ごろんと横になって向こうを向き、タオルケットに包まってしまった
「えっと。。」
「やめてってゆうたやん・・・。キライや森君・・・」
突然解禁されたようなナルミさんの関西弁は面白かったが、これほど怒る理由が
今ひとつ分からなかった。
「痛かったですか?」
「痛くなんかない・・・・。恥ずかしい・・・赤ちゃんみたいやん・・・・」
俺は彼女の体をなでながら、返事に困っていると、ナルミさんはタオルケットに包まったままこっちを向いて、キライになったりしない?いやらしいとか思わない?昔付き合ってた人とか気にならない?、と涙目で聞いてきた。
まったくないです、と答え、それより今の彼氏は、、と言いかけてがやめた。
俺は何をどう謝ったらいいのか分からないので、そのままキスをして覆いかぶさり、ごくごく普通に身体をあわせた。いつもと違うのはゴムをつけなかったことくらいだ。
この状況で流れを中断するのが怖かったのだが、そのままだとあったかいよね、という ナルミさんのセリフに少し興奮した。
ナルミさんのおなかに出した後、横になってボーっとしていた。
身体をくっつけたナルミさんが、ね、正直に答えてくれる?と聞いてきた。
また標準語に戻ったようだ。何をですか?答えると
「森君・・・私の知らない人と、こういうことしてるんでしょ?」
「え?」
「なんか、、上手くなりすぎてる・・。えっと、私もこういうのの上手下手とか良く
分からないけど、始めそんなに慣れてなかったよね?」
「慣れてなさそうでした?実際慣れてなかったですけど・」
「えっと、それが嫌だったわけじゃないよ。でも、最近、いつも、なんていうか、
上手っていうか・・」
俺は身体を起こして、ナルミさんの目を見て言った。
「正直に言いましょうか?」
「え・・うん・・」
「ナルミさんの知らない人となんて、まったくこういうことはしていません。
絶対していません。信じてくれませんか?」
ナルミさんは笑って、ううん、よく考えたら私が森君にこんなこと言えないよね、
ごめんね、でもありがとう、といってキスをしてくれた。それをきっかけに俺は
もう一度彼女の体にのしかかった。
月曜日に出社すると、ナルミさんは髪を切っていた。俺は少し驚いたが先輩はもっと
驚いたようだった。
二人で取引先を回った後、喫茶店に入りハンバーグ定食を食べていると、先輩は
周りを見回した後、妙に小声で、おい森、あの後なんかあったのか?、と聞いてきた。
「え?いや別になにもありませんが」
「じゃあ、なんで髪切ってるんだ。もしかして俺が余計なことしたから、お前ら気まずくなったのか?」
先輩は心配そうに俺の顔を見た。
「いや、大丈夫です。自分も少しびっくりしましたが関係ないと思います。実は、
あのあと、俺、I本さんを泊めてしまいました。ベロベロだったんで家まで遅れなかったんです。言いつけを守れずスイマセンでした」
俺は頭を下げた。先輩は、ちっとは我慢せんか、と俺の頭をはたいたが、まあ、それなら良かった。とコーヒーを飲んで、「ON対決!松井VSニエベス」の記事を読みながら、報知は巨人ばっかりやんけ、とつぶやいた
「でも、あれだな」
「はいなんでしょう」
「I本さんはショートにするとますます可愛いな。」
「ハイ」
何がハイじゃぼけ、と先輩はまた俺の頭をはたいた後、実はな、俺はI本さんがうちに来た頃からファンやったんや、絶対言うなよ、と記事に目を落としたまま言った。
「だから」先輩は伝票を掴んで立ち上がり、「ちゃんとしろよ。」と言った。
その週末、ナルミさんが彼氏と会って話をするといい、俺は何となく落ち着かない気分で京都の街をぶらぶらしていた。
コンビニ弁当と焼酎を買ってマンションに戻ると、ポストに何やら名刺のような紙
が入っていた。聞いたことのない名前と電話番号が書いてあり、すぐに連絡しろ、と汚い字で書きなぐってあった。
なんだこれ?と思いつつ、少し気味悪かったので机にほおって置き、「金属精錬技術の歴史」を読みながら、少し早いかな、と思いつつ、焼酎を飲み、弁当を食べた。
ナルミさんから何か連絡あるのかな、と思いつつ飲んでいると止まらなくなり、いい感じに酔ってきた。
ふとさっき見たへんな紙が気になり、少し酔った勢いで、書かれてある電話番号を、非通知にしてから携帯で掛けてみた。あ、俺って気が小さいよなあ。
ワンコールで男が出た。とげのある声で、はいN、と言った。
少しびびった俺が、あのですね、実は私の家のポストにこの番号が、、といいかけると、お前か、モリか?モリユウタやな?と野太い声がした。
「はい、、そうですけど、、。なんでしょうか?」
「なんでしょうかやと(笑)俺知らんか?Nや、N。ナルミから聞いてるんやろ?I本ナルミや、お前がハメたおしてる女や」
俺は酔いが醒め、もしかして今の彼氏か?何かトラブルでも?と怖くなった。
「すいません、よく分からないんですけど」
「なにゆっとんねんボケ!俺はナルミの前の男や、あいつは勝手に春に別れたつもりらしいけど、俺は別れたつもりはないんや。お前人の彼女になにさらしとんねん」
そうか、これは前の彼氏か。それなら別に引け目を感じることはないよな。
「何で俺のこと知ってるんですか?ナル・・I本さんが何か言いましたか?」
「そんなことどうでもええやろ、お前今どこやねん?家か?京都やろ?大阪まで出て来い」
さすがに俺も少し腹が立ってきて、なんでやねん、と言うと、
「わかったわかった。じゃ、俺が京都にいったるわ。それとも家まで行った方がええんか?え?」
じゃあ出てこいや、と俺は時計を見て、6時に、いや6時半に河原町にこれるか?
というと、おう、じゃあ、○×ってとこで待っとけ、俺もそっちは詳しいねん、と男は言い、ええもんみせたるわ、と嫌な笑い方をして電話を切った。
男が指定した喫茶店は、木屋町を少し下がったところにある、薄暗い場所だった。
風俗帰りの客が何人かいるだけで、恐ろしく無愛想なマスターはまずいコーヒーを出すと、カウンターで常連らしいおっさんと競馬の話をしていた。
カラン、とドアがあき、前にナルミさんの家で見た写真の男が現れた。男は店内を見回して、マスターに、ビールくれや、といい、俺を見つけてにやっと笑いながら前に座った。
「すぐわかったわ、報告書の写真と同じ服やんけ、お前服持ってへんのか?」
といい、中瓶を手酌でコップに入れ、飲み干した。
「報告書?」
おお、と男はいい、書類袋みたいなものから何枚かの紙を取り出すと、
「モリユウタ、K大工学部卒業、25歳、○○社京都支社勤務、住所は左京区・・」
俺は驚いて、ちょっと、何ですかそれ、と紙を取り上げようとした。
男は俺の手を払い、お前探偵雇うのいくらかかるか知ってるか?5日で20万やぞ、ま、連れの紹介やから半額近くにしてもらったけどな、と言い、
ビールを注ぎだした。
「探偵?どういうことですか?あんたが俺を?」
男は以外に小柄な身体を乗り出して、俺の顔に眉毛の薄い顔を近づけて、人の女を
ハメてる奴を調べて何がおかしいんや、と毒づいた。
「人の女って・・・。I本さんはあんたとは別れたんだろ?それに、俺とI本さんはまだ付き合ってるわけじゃない」
ほおほお、と男はいい、それもわかっとる、ただ、あいつは今の男とは別れるゆうとった、もっと優しくてしっかりした男とちゃんとつきあうゆうとったわ、と舌で唇を舐めながら話した。
「なる・・I本さんと連絡取ってるんですか?」
「あいつ、、電話してもすぐ切りよる。しゃあないからちょっと前に家まで行って○ぬほどクラクション鳴らしたったんや、ほんだら会社の人間ゆうやないか、今のしょぼい
男やったら、俺のところにもどってきよるやろ、とおもっとたが、お前とこみたいなええ会社の奴やったらちょっとまずいしな。あの女も今更収まろうなんてこと考えよったかって思ってな。」
男は言葉を切って、おっさん、ビールもう一本や、といい、お前も飲むけ?と聞いてきた。
俺は首を横にふり黙っていた。
「あいつ、どんだけ脅してもお前の名前も家もいいよらへん、それで調べさせてもらったんや、あいつの素行調査ってわけやな。ほんだら・・」
と男は中指をこぶしから出して、ニヤニヤと笑いながら俺に突き出した。
「一週間もたたんうちに、お前の家にしけこんどんのや、おさかんやのー」
男は二本目のビールをコップに継ぎ足した。
「俺とI本さんがどうしようと、あんたには関係ないでしょ?彼女は別れたって言ってるんだから。あんたがやってることは、いわゆるストーカーじゃないか」
俺は男を睨んで言った。
「あんた、、法律出来たの知ってるんですか?捕まりますよ?」
男は俺を睨んだ。カタギの目じゃない、百貨店関係にこんな男が勤めれるのか?
「ナルミは俺のことなんていってた?ん?」
「百貨店に勤めていて、乱暴だって、、。あんた殴るんだろ?」
男は薄笑いで、百貨店ねえ、ま、間違ってるわけやないけど、、言うと、胸のポケットから何やらバッチを出して俺に見せた。
「わかるかこれ?△△会や、俺はこのバッチをどう使ってもええって言われてるんやで。法律やなんやってしょーもないこと言ったら、お前のマンション、俺らの仲間の
店の商品で生臭くしてまうど、わかるか?」
俺は何となく、Nの生業がわかってきたが、何を言っていいかわからず黙って睨んでいた。
「どうしろっていうんですか」
「別れろ」
「まだ付き合ってもいない」
「じゃあもう会うな」
「断る。あんたに言われる筋合いはない。」
男は俺を睨むと、以外に骨あるやんけ、坊っちゃん坊っちゃんした奴やと思っとったけどな、というと、おっさんポン酒くれや、と怒鳴った。
もう帰る、話すことはない、と俺が立ち上がろうとすると、まあ、まてやまてや、といい、俺の腕を掴んだ。小柄な身体からは想像できない強い力だった。
「あいつええ声出すやろ?ん?俺の女になる前はしょぼい男のチ○ポしか入れてなかったみたいやが、俺がだいぶ仕込んだからな」
「知らん」
「まあ怒るなや。俺があいつと知りおうたのは、まだあいつが短大の頃や。あいつの高校の連れと俺の連れが付きあっとってな、まあ、8人くらいで飲み会する、合コンみたいな感じや」
合コン・・こいつの口からそんなセリフが出るか?
「そのときに一目ぼれや。ええ女やしな。でもあいつはそん時彼氏がいよったんや。ああみえて男切らせへんやっちゃからのお」
「聞きたくない」
「まあええやんけ、ほんでな、俺が何回も何回も誘ったのに全部断りよった。それがやな、なんかええ会社はいったと思ったら、向こうから電話してきよったんや。」
俺はそっぽをむいて目の前の麻雀ゲームの画面を見ていた。
「Nさんドライブいかへん?ゆうてな(笑)話聞いたら男とうまくいってへんらしいやんけ、その日に即ハメ、どや?お前もそうやったんちゃうか?」
俺は黙っていた。情けないことに、この男の話をもっと聞きたくなっていた。
「3年や3年、もう○ぬほどオメコしたで。あいつも上手になりよってな。ん?ええ反応するやろ?潮まで吹きよるしな、ぜーんぶ俺がしこんだんや、感謝せんかい」
俺は目の前のコーヒーを飲もうとしたがカラだった。男は勝手にコップを頼み、俺の前において、ビールを注いだ。
「まあ飲めや。賢い学校でとっても酒くらい飲めるやろ?」
といい、自分はそのまま出されたカップ酒をぐびっと飲んだ。
「あいつチョーセンやぞ」
え?と俺が視線をあげると、やっぱり知らんかったんか、あいつの○んだ親父はチョーセンや、オカンは○○やしな、お前何にも知らんやんけ、といい、タバコの灰をテーブルに直接落とした。
「あいつの友達知ってるか?チョーセンばっかりやぞ、お前みたいなボンボンが責任
取れるんか?え?」
俺はかなりショックだったが、表情を変えないように努力して、そんなことは関係ない、そういう言い方をするあんたの方がおかしい、と言った。
格好ええのお、と男はいい、バッグからテープを取り出し俺の方に投げた。
「あいつとのハメ撮りや、それを見てからよーく考えろや」
といい、おっさん勘定はこのにーちゃんやぞ、といい立ち上がった。
「それを見てからよく考えろや。あいつはお前なんかとつきあうような女ちゃうんや。
ボンボンはボンボンの世界でやっとけや、ボケ」
というと、店から出て行った。
マンションに帰ると、何件も留守電が入っていた。全部ナルミさんからだった。男と話しているときにも何回か携帯がかかっていたが、俺は出る勇気がなかった。
俺は電話の着信音を0にし、携帯を切った。
机の上にビデオがある。これは絶対見てはいけない。そのまま捨ててしまおう。
あの男がナルミさんに何を言っても、俺は知らないと言い張ろう、と俺は思った。
寝てしまおう、、おれは焼酎を急ピッチで飲み、布団に包まった。
二時間後、俺は男から渡されたビデオをデッキに入れ再生した。
画面が粗い上にカメラがぶれて、おまけに暗い。始めは何が写っているのかわからなかった。
なんやこれ、ササの奴ヤスモン渡しよった、という男の声と、画面の外から、ちょっと、何よそれ?やめてや、という声が聞こえる。ナルミさんの声だ。
ラブホテルの部屋だろうか、テレビの音もうるさい。男がカメラを手に持ったようで、画面に下着姿のナルミさんが映った。今よりだいぶ髪が長い。
I本ナルミ、本名リ・ナルミ、今からヤラれるところです。
男のナレーションが入る。ふざけんといて!ちょっと、とナルミさんがカメラを
奪おうとするが、男はナルミさんのほっぺたを掴んで、黙っとけ、といいベッドに押さえつけた。
ホンマにいややねん、やめてや・・と顔を撮られるのを避けようと、必○で横を向く
ナルミさん、いきなり画面が明るくざらついたものになった。このスイッチか、と男の声が入る。
片手でビデオを持っているのに、力が強いのだろうか、夏美さんは逃げれないようだ。男はおそらくナルミさんに馬乗りになっていて、ブラジャーを剥ぎ取り、胸を揉む。
やめてっていってるやろ!!○すぞ!
聞いたことのないトーンでナルミさんが叫ぶ。男はうるさいんじゃ、と言うとナルミさんを殴った。
ナルミさんが鼻をすすって泣き出した。もうやめよう、ビデオを止めろ、俺は自分に言い聞かせたが、リモコンを握り締めたまま動けない。
男はナルミさんの脚の間を撮り始めた。
これがナルミのオメコです・・。つかいこまれています・・。チ○ポを今から入れます・・
黙れ。。俺は画面に向かってつぶやいた。
男は自分のモノを移し始めた。見たこともない出っ張りが、何個もの括れの部分に
埋め込んである。こいつ、、なんやねん・・。
画面は男のモノがナルミさんの中に入っていくところを移し続けた。
ナルミさんのすすりなく声が薄く聞こえてくる。
男は膝立ちになったようで、ナルミさんの体が画面に映る。男が動くたびに
画面が揺れ酔いそうになる。
ナルミさん啜り泣きが、段々聞き覚えのある甘い声に変わってきた。
よがっております・・綺麗な顔をしてますが、ナルミはオメコ大好きです・・
男の声が入る。動きが激しくなり、画面が激しく揺れ、ナルミさんの声が高くなる。
男はうめくと、モノを抜いて、ナルミさんの顔にかけ、むりやり口に汚いものを
突っ込んだ。
画面が途切れ、今度は違う場所になった。作業着のようなものがちらりと移り、車やバイクの雑誌が時々見える。こいつの部屋だろうか。
カメラがぐるぐる部屋をまわったあと、下を向く。ナルミさん顔が映った。俺も見覚えのある角度からのナルミさんの顔だった。男はたっているのだろう、ナルミさんは目をつぶって膝まづき、男のモノをぽっちゃりとした唇に咥えこんでいる。
ナルミでーす、京都の○○社で受付をしてまーす、コウジのチンポが大好きでーす
と頭の悪そうな声が入る。ナルミさんは動きを止め、やっぱりこんなん嫌や、もう帰る、と怒鳴る。カメラが転がり横になって、ガタゴト音がする。男の下半身が写り、ナルミさんの脚が見える、蹴り上げてるようだ。
いうとおりせんかい!嫌やっていってるやろ!キチガイ!うるさいボケ!と怒号が飛び交い、男の足がちらちらと画面に映る。
再び始めと同じ画面になる。ナルミさんは泣きながら男のモノを咥えて頭を動かしている。
これは、、制服やんか、、受付の・・・
ナルミさんは、受付の制服のまま、男のモノを咥えて頭を動かしている。暫くすると
男はナルミさんの顔を片手で掴み、激しく腰を振った。ナルミさんのうめき声が聞こえる。うう、、と男がうめくと動きを止め、ナルミさんは激しく咳き込みながら男が口に出したものを床に吐き出した。
のめやアホ・・声が入っている
男はバックでナルミさんを責めている。水着の跡がよく分かる。ほりゃ、うりゃ、と身体の割りに太い腕でナルミさんの腰を掴んだり、お尻を叩いたり、髪を掴んで顔を
起こしたりしている。ナルミさんは時折高い声を上げ、嫌がっているようにはどうしても見えない。
そのまま中に出すで・・アホ、やめてや・・お前俺が連れに頼んでもらったピル飲んでるやろ?・・・・でもいやや・・生がええんやろ?お・あ?
男は腰を激しく打ちつけ、そのままうめいた。
リモコンを握り締めた手が汗まみれになった。画面がいきなり変わり、ダウンタウンが写った。こいつ、、黒板テープにダビングしてるのかよ・・・。
俺はビデオを繰り返し繰り返し見た。一睡もできず朝になっていた。
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朝までビデオを見たあと、俺は知らないうちにそのまま眠り込んでいた。
リモコンを握って座り込んだまま寝ていたので、目が覚めたときには
テレビには青い画面が写っていた。
ふと家の電話をみると、留守電が15件入っていた。再生するとすべてナルミさん
からだった。ゴゼンゴジサンジュップンデス、という声で終わっていた。
時計を見るとまだ8時だった。ほとんど寝てないな、と俺は思い、少し
ためらったが、ナルミさんの携帯に電話をかけた。
彼女はすぐに出た。
「もしもし・・」
「森君!?昨日・・・何かあったんじゃないかって・・・もう・何で?
携帯も切ってたでしょ?私・・・」
ナルミさんは鳴き声だった。
「ごめんなさい・・。昨日の夕方くらいからすごい熱が出て、病院行ってたんです」
下手なウソだ、自分でも情けなかった。
「熱?大丈夫?病院にいくほどなの?そのまま寝てて、すぐ行くから」
「もう引いたから大丈夫ですよ・・。それに来ちゃダメです。絶対うつります」
「でも・・ごめん・・全然知らなかった」
俺は少し咳き込む真似をして、そりゃ知らないでしょと、と笑い、いいですか、
絶対来ちゃダメですよ。もし心配だったら何回か電話してください。今日は
どうせ一日中家にいますから、といい、でも、、と言いかけるナルミさんに謝って
電話を切った。
あの男は、今日俺に会ったことを言うだろうか?言うな、そうなったら会ってないって
言い張ればいいさ。
寝不足で頭が痛くなってきたので、俺は考えるのをやめて布団に包まった。
電話の音で目が覚めた。時計を見ると11時だった。受話器をとるとナルミさんだった。
「大丈夫?」
「あ、、だいぶ楽になりました。熱も引きましたよ。なんだったんですかね?」
俺は笑ったふりをした。
「あのね・・・今京都なんだ」
え?来ちゃったんですか?うつりますよ!ダメですって!と俺は言ったが、
でも、、家にいても心配だし、、と少し泣き声になったナルミさんが言った。
「すいません。ありがとうございます・・。部屋にきてくれますか?」
ナルミさんは嬉しそうに、少し買い物してから行くね、といって電話を切った。
俺はとりあえずビデオをデッキから出し、押入れのダンボールのそこの方に入れた。
男の名前が書かれた紙は、番号を「イギリスの船舶建造の歴史」の真ん中のあたりのページに写して本棚の戻し、細かくちぎってコンビニの袋に入れ、ゴミ箱の底に押し込み、上から他のゴミをかぶせた。
窓を開け酒の匂いを外に出し、わざとらしく保険証を机の上においてナルミさんを待った。
30分くらい立った後、インタフォンがなった。ナルミさんは大きな袋をぶら下げ、
部屋に入ってきた。
ベッドで横になる俺に近づくと、いきなりぽろぽろ泣き出した。
「心配したんだから・・。交通事故とか、、」
俺は心の底から申し訳ない気持ちになって、ごめんなさい、でも、彼氏と話をするって
言ってたし、邪魔しちゃあれかな、と思いまして、と俺が言うと、
そんなこと考えなくていいよ、でも、生きてて良かった、と笑った。
何か食べれる?と彼女が聞いたので、実は滅茶苦茶すいてます、というと、ちょっと待っててね、というとおかゆだったら食べれるよね?といい、流しに立った。
横になりながらナルミさんのエプロン姿を見ていると、ビデオの男との様子が浮かんできて仕方がなかった。徹夜だったので、油断するとすぐ寝てしまったが、目が覚めると
ナルミさんはことこと音を立てておかゆを作っていた。
ナルミさんが作ってくれたおかゆを食べ、また横になった。彼女は俺の枕元に座って
心配そうに俺にお顔を見ている。時々俺のおでこに自分のおでこをくっつけ、熱は下がったみたいだね、でも明日は会社休んだ方がいいよ、ううん、休みなさい、といった。
中学生の時以来の仮病だったが、ナルミさんはまったく疑っていないようだ。
「昨日・・」
俺は切り出した。
「彼氏と話せたんですか?」
ナルミさんは笑って、今日はその話はやめよ、ゆっくり寝ないと、といった。
俺は起き上がって、大丈夫です、教えてください、と彼女に頼んだ。
うん・・。じゃあ、、と彼女は口ごもり、横になっててね、といい、床に膝まつくと
ベッドに頬杖を付くような格好で俺の顔に自分の顔を近づけた。
「昨日ね・・ちゃんと話したんだ。やっぱり別れようって」
「そうですか・・。」
「そしたらさ、泣き出しちゃって・・。店のなかでだよ。とりあえず店を出て、どこか
誰もいないところに行こうっていったら、車を運転してインターのホテルに入れられて・・」
「ホテル・・ですか・・」
俺はまた、昨日のビデオのナルミさんを思い出した。
「もちろん変なことはしないよ。それでね、他に好きな奴がいるのかってきくから、うん、って。そいつとはもう付き合ってるのか、って聞くから、まだだけどそうなりたいって言ったの」
「・・・・・」
「そうしたらね、わかった、、って。安心してじゃあっていったら」
彼女が笑って、
「最後に・・もう1回しないかだって、最低でしょ・」
ははは、と俺は笑った。したんですか?と少しふざけて聞くと彼女は、ばか、と言って
「送るっていうけど断ってホテルを出たんだけど、タクシー捕まらなくて結局駅まで
歩いちゃった。遠かったよ」
何回も電話したのに、出てくれないんだもんと彼女は笑った。
すいません、と俺は言い、もうこれは、付き合ってくれと言わなきゃまずいだろ、と思った。
昨日の男になんか言われて引っ込んだように思われるのも嫌だ、俺は彼女の目を見たまま暫く黙っていた。でも消えない。あんな男に突かれて声をあげていた彼女の
姿が頭から消えてくれない。チョーセンだろうが○○だろうが、そんなことは関係がない、いや、確かに色々あるかもしれないが、大きな問題じゃないだろ、でも、
この口であのむかつく奴のモノを咥えていたんだ・・
黙ったままの時間が殆ど限界になりそうなとき、彼女が俺の頬をなで、
「大丈夫・・。森君仕事一生懸命だもんね。もう簡単にほかの人とつきあう気はないし、しばらくフリーも楽しいかなって思うんだ、へへ」
と言った。ああ、俺はダメ人間だ。少しホッとしている自分を、殴ってやりたかった。いや、それも甘えだよな。
「いっぱい聞いて疲れたよね、こんな話。ごめんね」
白のハイネックで、半袖のセーターの上からジャケットをはおり、彼女は帰ろうとした。
「明日会社休んでね。もしよかったら帰りによってもいい?」
と言う彼女を引き寄せ、キスをして、そのままベッドに押し倒した。黒のレース地のスカートを巻くりあげ、同じ色のストッキングを脱がせた。
「だめだよ。。つかれちゃうよ・・。ぶりかえすよ・・」
彼女は俺を止めようとしたが、俺は言うことを聞かず、トランクスをおろしヘソにつくくらいになっているモノを、そのまま横になった彼女の口元に近づけた。
これだけだよ、、と言うと、彼女は俺のモノに顔を近づけ、柔らかい唇で先を咥えた。
俺はベッドの上に正座するような格好になり、ナルミさんの身体をセーターの上から撫で回しながら、顔を横にして俺のモノを咥えている彼女の顔を見下ろした。
ナルミさんは目をつぶり、ゆっくりと顔を右手で俺のモノを軽く握って、顔を小刻みに動かす。俺の手がスカートの中に入ろうとすると、左手で止め、薄く目を開け、
今日はだめ、つかれちゃうでしょ、といってまた目をつぶって顔を動かす。
昨日から続いている妙な興奮が、溜まっていたのか俺はすぐに限界になった。
彼女のショートカットの髪をなでたり、耳をさわったりして我慢しようとしたが、
いよいよやばくなってきた。
「ナルミさん。。ストップ。。」
彼女は目を開けて、首を横に振ると、少し身体を起こして頭の動きを早くした。
俺は軽くうめいて、彼女の口の中に出した。ナルミさんは動きを止めると俺のモノを口から抜いて、右手で唇を押さえ、そのまま、ごくり、と飲み込んだ。
そのままにっこり笑うと、今日は本当にこれだけ、ちゃんと寝なきゃダメ、ね、というと俺に布団をかぶせて部屋を出て行った。
次の日出社した俺を見て、ブースの向こうからナルミさんが少し睨んだ。俺はトイレから、「治りました。ありがとうございました」とメールを打つと、11時過ぎ、休憩に入ったナルミさんから、「無理しないで(>_
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